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DAMY「感傷的公約数」

2017.07.18
DAMYの1st MINI ALBUM「感傷的公約数」が2017年8月2日(水)にリリースされる。
DAMYの今が詰まった最高傑作と言っても過言ではない、どれもがリード曲になりうる楽曲が揃った作品となっている。
10月8日には高田馬場AREAで「反抗全書-序論-」と題したワンマンが控えるDAMYの4人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
「その時の椋のパフォーマンスを見て、僕は「バンドやめたいな」って思ったんですよね」

――まずはDAMY結成の経緯から教えてください。 颯熾:初めて椋のライヴを観た時にカッコよくて声をかけたんですけど、最初はDMで普通に断られました……(笑)。 ――どうして断ったんですか? :別の人とバンドやる予定だったのもあるんですけど、最初に颯熾のライヴを見た時にセッションバンドでおにぎりを被って全身白タイツだったので……(笑)。 颯熾:普段からそうじゃなくて、たまたま椋が観た日がそういう日だったんですけどね。

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:さすがにおにぎりとはバンドやれないなって(笑)。その後、僕がやる予定だったバンドの話がなくなって颯熾とやることになりました。それぐらいのタイミングに僕が海青と知り合って、颯熾が空を連れてきた感じです。 颯熾:空とは元々セッションバンドを一緒にやってたんです。 ――颯熾さんが椋さんどんなところに魅力を感じたんですか? 颯熾:セッションの時に一度対バンしたことがあるんですけど、ライヴパフォーマンスも圧倒的だし、その日の総動員の半分ぐらいが椋のファンだったので、このヴォーカルはすげえなと思って誘いました。 :あの時が僕のピークでした(笑)。その会場にたまたま海青もいたんですよ。 海青:後日知ったのでその時は何も知らずに見てたんですけど、その時の椋のパフォーマンスを見て、僕は「バンドやめたいな」って思ったんですよね。 ――どうして? 海青:太刀打ちできないぐらいの圧倒的なパフォーマンスで、「この人には敵わない」と思ったんです。そのヴォーカルと一緒にやってるって何か不思議な感じです。 ――颯熾さんと空さんはどういう経緯で? 颯熾:最初の接点は僕が初めてヴィジュアル系をやろうと思って都心に出てきた時に、バンドメンバー募集の掲示板で知りあったヴォーカルがいたんですけど、その人の知り合いが空だったんです。 :それで知り合って、最初はサポートで弾いてたんですけど、1年目の僕の誕生日の時に正式加入しました。 ――バンドを結成した時に今後の方向性とか話し合いました? :その時は何もなかったですね。 颯熾:というか何も分からなかったんですよね。「タイムテーブルって何?」みたいな(笑)。 :それ以外は初めてのバンドだったので、「何からやればいいんだろう?」みたいな(笑)。ノウハウが全くなかったので、とりあえず誘われたイベントは全部出ようって(笑)。ライヴハウスの借り方もわからなかったし、とりあえず見よう見まねでやりながら方向性が定まっていった感じですね。 ――バンド名のDAMYにはどんな意味合いがあるんですか? 海青:付けたのは僕なんですけど、特に意味合いとかはないですね……。 颯熾:渋谷のジョナサンに集まって話してて、僕が「絶対に濁点が入る名前にしたい」ってところから、濁点がつくカッコいい名前を探そうってところから。 :その後にDがついてるバンドは売れるみたいなことを勝手に言い出して、濁点とDがついたら売れるんじゃないかって(笑)。それで決まりました。 「自分たちがイメージするヴィジュアル系の王道かな」
――8月2日に1st Mini Album『感傷的公約数』がリリースされますが、制作にあたってのコンセプトはありましたか? 颯熾:コンセプトとまではいかないんですけど、少しだけ枝を広げたいねって話をしていて、新しい曲調も取り入れていきました。空がメインコンポーザーなんですけど、持ってきた曲にも振り幅があったので、新たな一面がみれる作品になりました。 :僕は3ヶ月に1回ぐらいしか曲ができないんですけどね……(笑)。 ――椋さんと空さんが作詞を担当されていますが、割り振りはどうやって決まるんですか? :曲を作る時に歌詞とメロディを椋に投げるんですけど、椋がちょっと違うなって思ったら歌詞とメロディは任せちゃいます。 ――どういうことを書くことが多いですか? :僕が書く歌詞は大体が抽象的な感じなので、自分が気になったことがあったらそれを題材にして書く感じですね。 ――今作の中で「虚言癖」をリード曲に選んだ理由を教えてください。 颯熾:今までのリード曲はアングラな感じのものが多かったので、今回はもう少し分かりやすいというか、ストレートなロックチューンがいいよねってことで選びました。自分たちがイメージするヴィジュアル系の王道かなと思います。 :個人的な話しになっちゃうんですけど、いろんな曲をやりたいんですよね。だから新しい一面というか、「今回はこういうのをやってみました」っていう方が強いですね。悪い言い方をすると丸くなったなって思う人も中にはいるかもしれないけど、そういうわけではないですね。 颯熾:曲調がいつもと少し違ったとしても、このメンバーで演奏したものがDAMYなので、変な先入観を持たずに聴いてほしいですね。 海青:ドラムに関しては、Aメロのロールからサビに繋がるところが自分的にも上手くやれたかなって思います。 ――この曲は空さんの作詞ですが、自分が書く詞と別の人が書く詞では何か違いはありますか? :全然違いますね。「そういう考え方もあるんだ」っていう発見が結構あって、一度自分で飲み込まないといけないので、自分のものにするまでに時間がかったりするんですけど、「虚言癖」に関してはライヴでよくやっているし、すでに馴染んでいたのでレコーディングは楽でした。 ――今作の中から1人ずつオススメの1曲を紹介してください。 海青:「君に幸あれ」ですね。単純に曲として好きだし、今までのDAMYの歌詞って分かる人にしか分からない部分もあったと思うんですけど、この曲はパッと聴いてすぐ分かる印象だったので最初からグッときました。 :僕もこの曲が一番好きで、さっき空が「作詞の時は抽象的に書く」って言ってましたけど、僕の歌詞は自分の内面的な部分を悲観的に書いちゃうことが多かったんです。でもこの曲に関しては、初めてファンに向けて歌った歌なんですね。 ――何か思うところがあったんですか? :4月にファン感謝祭があって、そこでお客さんのありがたさみたいなものをすごく感じたので、恩返しというわけじゃないですけど、自分たちが少しでも皆の居場所になって幸せになれるような場所を作れるようになりたいなと思って作り始めました。最終的には自分のメッセージも詰め込んじゃったんですけど、自分の中での新しいものだったので、自分の中でも発見があったし、こういうのも書けるんだなって気づきもあって、新しい扉をあけられました。もう1曲僕が書いてる「空白」に関しては、いつもの自分というか、自分の内なるものを表に出しています。 ――颯熾さんはいかがでしょうか? 颯熾:全部好きなんですけど、あえてあげるなら「世界は回る」ですね。DAMYが正式リリースした曲の中で初めてのシャッフル曲で、シャッフルなんだけどルーズみたいな感じです。歌メロに沿ったベースを弾いたり、ベースソロもあるし独特の緊張感のある1曲になりました。 :女性コーラスを入れることで曲の印象がガラッと変わって、そこは狙い通りになりました。 :「世界は回る」が好きですね。メンバーがこれまで通ってこなかったタイプの曲なので、新しい挑戦にはなりました。5曲目の「蕣」は個人的に一番頑張った曲で、詰め込むだけ詰め込んだ感じで、複雑なんだけど1つにまとまった曲がほしくて作りました。大変だったけど結果的にすごく満足できる曲に仕上がりました。 ――これで“アサガオ”って読むんですね。 :僕も読めませんでした(笑)。 :メンバーにも言ってないんですけど、僕が音楽をはじめたきっかけが僕の母の兄で、その人が先日亡くなってしまって、やるせないというか気持ち的によく分からなくなっちゃったんです。それがあって、自分が音楽をやる上で伝えたいこととその気持ちを歌詞と曲にのせました。 :初耳だけど全員が察してはいましたね。 :そうなの!? 海青:きっとそうなんだろうなとは思ってました。 :えー! すっげえ恥ずかしい……。 一同:(笑)。 :だからレコーディングの時もそういう感情を意識して歌いました。 ――タイトルの『感傷的公約数』というのは? :「●●的公約数」ってタイトルにしたくて、“公約数”というのは僕らメンバーとお客さんをあらわしていて、僕達の曲を通して共有できたらいいなって。そういう強い思いを“感傷的”という言葉に置き換えました。 颯熾:“感傷”って、感情の中でもかなり強い意味合いがあって、空が言ったように強い気持ちを共有しようという意味合いでつけました。 :“感傷的”って言葉がすごく好きになりました。 「背伸びしてるつもりは全くなくて、今の僕らに適してると言ったら変ですけど、だからこそいつものDAMYをより深く1人1人が出せるようなライヴにしたい」
――10月8日には高田馬場AREAでDAMY ワンマンライヴ 「反抗全書 -序論-」があります。“序論”ということは今後も続いていくんですか? 颯熾:そこはご想像にお任せします。今回のワンマンで自分達的に思うのは、高田馬場AREAという会場への思いがすごく強くて、いわゆる聖地みたいなところでワンマンができるっていう喜びもあるので、いい景色を作りたいなと思います。 ――DAMYはどんなライヴを? 颯熾:イベントとワンマンではガラッと違います。イベントはどうしても静と動の“動”の部分しか出しにくいんですけど、ワンマンでは“静”の部分も全面的に出してます。イベントしか見たことない人からすると結構ギャップがあると思いますね。 ――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。 :最近はイベントも長尺が多くなってきて、地方にも行く機会が増えているので、僕たちのいろんな面を見てほしいですね。『感傷的公約数』をたくさん聴いてほしいし、一度は最初から最後まで通して聴いてほしいですね。 颯熾:曲順にも意味があるから最初から聴いてほしいよね。やっぱり一番は10月8日のワンマンなんですけど、夏は長尺のイベントも多いので、まずはここで普段のDAMYとはまた違うDAMYが観れると思います。地方にも行かせてもらうんですけど、それと平行してインストアイベントもたくさんあるのでそちらにも来てほしいですね。インストアでは以外な一面も観れるので遊びに来てほしいですね。 海青:地方も回れるようになって、長いステージもやれるようになってきているのはすごくありがたいですね。その中でも10月8日のワンマンは今までで一番広い会場だし、経過段階ではあるんですけど、ある意味挑戦でもあるのでそこは絶対に観に来てほしいです。 :今回アルバムを出してツアーを回って、最後の大舞台が10月8日のワンマンなので、そこで自分達の最大の魅力を出していきたいと思っているんですけど、海青はチャレンジっていいましたけど、僕は背伸びしてるつもりは全くなくて、今の僕らに適してると言ったら変ですけど、だからこそいつものDAMYをより深く1人1人が出せるようなライヴにしたいですね。100%後悔させないライヴにします。


DAMY パーソナルQ&A

◆椋
好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは? 有村竜太朗さん
音楽をはじめたきっかけは? 中学生の頃NHKホールにてライヴを見た時の衝動でギャ男になったことが始まりの始まり 。
初めて買ったCDは? なんだっけな。
初めて行ったライヴは? NHKホール V系夏の宴
あなたの長所は? 優柔不断なところ。
あなたの短所は? 優柔不断なところ。
マイブームは? 対バンさんの音源を聴きまくる。
生活必需品は? 全自動卵割り機
最近「感傷的」になった出来事は? 常に。
アナタにとって“DAMY”とは? 解剖家族

◆空
好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは? 沢山いらっしゃるのですが、強いて言えばサザンオールスターズです。
音楽をはじめたきっかけは? 3歳の時、興味本位で習い始めたピアノですかね。
初めて買ったCDは? ORANGE RANGEの1st CONTACTだった気がします。
初めて行ったライヴは? アンティック-珈琲店-さんの活休前の武道館ですね。
あなたの長所は? 陽気
あなたの短所は? 我儘
マイブームは? なんの前触れもなく海青に逆ギレする事です(笑)。
生活必需品は? iPhoneのメモ、ボイスレコーダー。
歌詞とフレーズはいきなり降ってくるんで(笑)。
最近「感傷的」になった出来事は? 魂の証明とか、生物の始まりとか、いつも答えが出ない事を考えていて、いつも最終的に迷走して人間の儚さに辿り着きます(笑)。
アナタにとって“DAMY”とは? 仲間であり、家族であり、居場所です。

◆颯熾
好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは? ベーシストではIKUOさんです。
音楽をはじめたきっかけは? 高校時代の文化祭で軽音部のライヴを見てから。
そこから暫くして、ベースという楽器の存在を知りました。
初めて買ったCDは? READY STEADY GO / L’Arc〜en〜Ciel
初めて行ったライヴは? インディーズだと、友人のライヴ。
メジャーだと、Bass Ball Bearの武道館公演。
あなたの長所は? 怖くないところ
あなたの短所は? 財布めっちゃ落とすところ
生活必需品は? 財布
最近「感傷的」になった出来事は? 財布を落とした。
アナタにとって“DAMY”とは? 友人のような、家族のような、俺の落とした財布を見つけてくれる仲間達。

◆海青
好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは? SlipknoT / Joey Jordison
音楽をはじめたきっかけは? 多分母親のせい。
初めて買ったCDは? musiQ / ORANGE RANGE
初めて行ったライヴは? サザンのなんかのライヴ。
あなたの長所は? 笑顔
あなたの短所は? 笑顔
マイブームは? youtube
生活必需品は? 携帯
最近「感傷的」になった出来事は? 色々ありすぎる。
アナタにとって“DAMY”とは? 生活



COMMENT MOVIE

RELEASE

1st Mini Album「感傷的公約数」
2017.08.02 RELEASE!!
DMD-008 / ¥3,000(税抜)
[CD]
01. 永久にパペット
02. 空白
03. 世界は回る
04. 虚言癖
05. 蕣
06. 君に幸あれ
[DVD]
01.「虚言癖」(MUSIC VIDEO)
02.「汚物」(LIVE※)
03.「撲殺サマンサ」(LIVE※)
※2017年1月池袋EDGEワンマンLIVE「飴と無知」より)
発売元/販売元:ONG/ONG DISTRIBUTION

LIVE INFORMATION

反抗全書 -序論 -

2017年10月08日(日) 高田馬AREA


2017年07月21日(金) 道頓堀SHRIMP
2017年07月22日(土) 名古屋栄R.A.D
2017年07月29日(土) 東高円寺 二万電圧
2017年08月11日(金・祝) 新栄R.A.D SEVEN
2017年08月12日(土) 心斎橋FANJ
2017年08月20日(日) 池袋EDGE
2017年08月24日(木) 新横浜New Side Beach
2017年08月30日(水) 高田馬場AREA
2017年09月03日(日) 金沢AZ
2017年09月05日(火) 仙台MACANA
2017年09月09日(土) 大阪RUIDO
2017年09月10日(日) 名古屋ell.FITS ALL
2017年09月18日(月・祝) 福岡DRUM SON
2017年09月20日(水) 岡山IMAGE
2017年09月23日(土) 高田馬場AREA
2017年11月04(土) EDGE IKEBUKURO
2017年11月09(木) 仙台MACANA
2017年11月17日(金) 名古屋 ell.FITS ALL
2017年11月18日(土) OSAKA RUIDO
2017年11月20日(月) 博多DRUM Be-1
2017年11月21日(火) 博多DRUM Be-1
2017年11月27日(月) TSUTAYA O-WEST


DAMY PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vo:

    Birth:
    06.18
    Blood:
    B

  • Gu:

    Birth:
    12.24
    Blood:
    AB

  • Ba:
    颯熾
    Birth:
    06.20
    Blood:
    B

  • Dr:
    海青
    Birth:
    12.30
    Blood:
    B



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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