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1曲を1つの物語のように捉えた短編集のようなプチアルヴァムVol.1『奇書』を4月3日に発売するレインディアがViSULOG初登場!
5月8日には新宿Marbleにて単独GIG『菜食主義』も控えており、これから目の離せない存在になりそうだ。
そんなレインディアの5人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「人間だったり、生命だったりが生きている中で感じる感情を表現したい」
レインディア
――活動開始はいつからですか?
三好健(以下、三好):2014年8月からです。
――バンド結成のいきさつを教えてください。
三好:僕と孝浩が中学の同級生で、よくギターをいじりに彼の家に遊びに行ってたんです。そこから仲良くなって、高校も卒業し、どこからともなく連れてきた人たちとバンドをやることになりました。
S:僕と翼も専門学校の同級生だったんです。
:僕はローディをやっていて、別のバンドのローディーをやっていた孝浩と知り合いました。
:僕も少しだけローディをやってました。
――みんなローディー経験者なんですか?
S:僕以外はみんな経験者ですね。
――レインディアのバンドコンセプトを教えてください。
三好:バンドとしては特にないです。自分としては、生命のクライマックスを音楽というもので表現できたらいいなというところから始まり、あくまでも人間だったり、生命だったりが生きている中で感じる感情を表現したいというだけですね。
――レインディアというバンド名の由来は?
三好:孝浩が中学生の頃に欲しがっていたギターの名前がレインディアだったんです。
孝浩:「響きよくない?」って僕が言いだしたのがきっかけです。意味を調べたら“トナカイ”という意味だったので、後づけで、雨がどうたらって言ってたんですけど忘れました(笑)。
三好:感性の赴くままにという感じです。
――プチアルヴァムVol.1『奇書』リリースされます。作品をVol.1と表現するのはどうして?
三好:1曲1曲が1つの作品を通して繋がっているといいますか、今作は1曲1曲で完結していきたいというイメージがあって。
――タイトルの『奇書』というのは?
孝浩:1曲を1つの物語のように捉えた短編集のようなイメージだったので。
レインディア
――「壊死懐生」から教えてください。
S:基本的に曲って4分の4拍子の曲が多いと思うんですけど、ちょっと変わった拍子を入れたくて8分の6拍子を入れて作ってみました。1曲目だったので、そこまで凝ったものというよりは、スムーズに作品に入れるように意識しました。
――サビの部分の拍子が違うので一瞬ずれているのかと思いました。
S:普通のリズムだと面白くないと思って、疾走感やスピード感を残したくてこういうアプローチにしました。
――歌詞はどんなことを?
三好:これはとある人物のことを唄った詩なのですが、その人が、「どういう生き方をしてきたのかな?」って思ったときに、今こうして1人になってしまって、世の中に非難の目を向けられているのかもしれないけど、全てを失ったときの自分を懐かしむようなことがあるのかなっていう歌になっています。
――三好さんの中でのその人の想像ということ?
三好:はい。
――「残虐的狂死曲」はいかがでしょうか。
:すでにライヴの定番曲で、“キチ●イ”というワードが耳に残るから、お客さんからもうちらの定番になっている曲です。こういう耳に残る曲を作りたいねって一番最初に話していて作った曲です。
三好:ワードのイメージがつきやすいから。
:もちろん狙いがあって作ったんですけど、僕らの予想以上に広がった曲です。
孝浩:最初はすごく雑な曲だったんですけど、GIGでやったら「あ、この曲なんだ」という感じでした。
:本当に予想以上だったね。
――“キチ●イ”というワードは最初からあった?
孝浩:三好が、「キチ●イアナーキスト」って言ってたので、僕の中での仮タイトルが「キチガイアナーキスト」だったんです。
三好:自分の中で流行り廃りのワードだったんですね。歌詞は本当に酷くて“キチ●イ”の部分だけ特に激しくて、その他は報われないラブソングっていう分かりづらい歌詞なんですけど、そのよく分からない感情を歌にしました。これはこれでLIVE感もあって良かったかなって。タイトルも二転三転して、一昨日ぐらいにまた変わりました。
「100人いたら95人に対してじゃなく、残りの5人に対しての歌なんです」
レインディア
――「左手首とカッターナイフ」はいかがでしょうか。
三好:自分自身に対して素直になれない気持ちと、だけどこうありたいっていう自分の気持ちとが交錯する瞬間ってあると思うんですけど、自分の歌って、100人いたら95人に対してじゃなく、残りの5人に対しての歌なんですね。そういう当たり前に生きていけない、普通に生きていけない、そういう自分と葛藤しながら、でも、そんな自分でありたい、自分の志は曲げたくない、もうちょっと素直になりたい自分がいてっていう瞬間があると思うんですけど、そういう時に人間って苦しくなってしまうのかなって。そういう苦悩と葛藤を、本当は自分も人の中になじんで愛されて生きていきたいっていう気持ちとは裏腹に、「俺は違うんだぜ!」ってとがっていたい自分との葛藤の歌です。曲を聞いた時に、気持ち的には前向きではないけど、前に進みたいっていう気持ちを表せる曲かなと思ったのでこういう詞にしました。
――イントロのギターがキャッチーですね。
孝浩:そうですね。ちょっと哀愁系というか、そういう要素を入れたかったので、そこはSさんに、「お願いします!」って。
:すごくPOPな曲なので、最初GIGでやった時はどんな顔して弾けばいいのか分からなかった。
三好:キャッチーな曲はあっても、ここまでサビでメジャーキーになる曲はなかったので。
孝浩:僕の中でこだわりがあって、Bメロは速いフレーズなんですけど、そういう速いフレーズがある中でもシャウトとデスボイスが一切ないっていう。デスボイスとかシャウトをあんまり入れたくなかったんですよね。
三好:いや、「ここはデスボイスで」って言われたところに僕が勝手にデスボイスしなかっただけです。
孝浩:基本的にはあんまりシャウトとかは入れたくないんですよ。
三好:本来はいらないものですから。
――「NEO PHYCHO」はいかがでしょうか。
S:これはデスボイスごりごりですね……。
孝浩:もうデスボイスしか入ってないくらい……。
――さっき言ってたことは……?
一同:(笑)。
孝浩:これは例外なんです(笑)。煽り曲なんですけど、お客さんとうちらが一番楽しめ合える曲ですね。
:始動した時に「暗い日曜日」っていう煽り曲があったんですけど、それに変わる煽り曲が欲しかったんです。最近のノリ方じゃないですけど、モッシュをしたり、逆ダイしたり、拳ヘドバンしたり、頭振ったり、「ここはこうしたい」っていうのをスタジオでメンバーで決めて、それによってドラムフレーズとかも変わってくるので、そういうのを考えてやりました。
――GIG曲なんですね。
:そうですね。少しずつ浸透してきて良い曲になってきました。
孝浩:忙しい曲ですね。
――歌詞はどんなことを?
三好:さぁ、謎ですね。ここは大事なことなんですけど、ちゃんと音楽を聴きに来てない人用の音楽です。
――ちゃんと音楽を聴きにきてない人用の音楽?
三好:自分なりの皮肉です。
レインディア
――皮肉というのは?
三好:音楽というものがどんどんファッション化されているし、着せ替えのものだなって思うんです。自分なんかは一つの音楽にすごく助けられたし、歌詞にも共鳴したし、救われたりもしたから、「自分もこうなりたい」っていう所から始まったんです。けど、今の音楽シーンを見ていると、歌ってることもそんなに面白くないし、響かないし、誰にでも歌えるような言葉を並べてるだけで、結局そういうものの方が世の中にウケているし、そういう時代なんだろうなって思うんですけど、じゃあ自分がこういう曲やったらどうなるのかなってイメージしながら自分なりに考えないでやってみました。
――「Remenbarance In Blue」は、バラードと捉えて良いのでしょうか?
孝浩:バラードですね。こういう曲がなかったので作りました。
:ワンマンで、「緩急つけたいよね」っていうところからね。
孝浩:昔からこういう曲を作るのが好きで、バラードというか、綺麗だけどちょっと暗いみたいな歌モノの延長線上という感じです。自分のストックの中には、こういう曲がまだまだたくさんあります。
三好:孝浩はこういう曲の方がいいんですよ。
――歌詞はどんなことを?
三好:最初に曲を聴いた時のイメージが“青”で、夜中に目が覚めた時に霞んで見えた空の青さなのかなって。ふと夜中に目が覚めたりすると、自分のことを考えてしまったりするじゃないですか。そんな自分を懐かしむ反面、悔しさとか、悲しさとか、そういう昔の思い出や出会った人のことを考えて書きました。
――今後もこういう歌モノが出てくるかもしれない?
孝浩:もちろんガンガン出していきます。
三好:最終的には、テンポ100以下の曲だけでアルバム作れるバンドになりたいです。
――「紅いモノクローム」はいかがでしょうか。
三好:これは、ある人との想い出がきっかけで、昨年のツアーで名古屋でGIGをした時に生まれた詩なのですが、暗くてもそこに一筋の光りがあるかどうかが大事だなって思って、そこにすごくこだわって、別れの歌なんだけど、本当の自分になってまた会いに行くよっていう気持ちを込めて。
――すごく悲しげな曲だなと思いました。
三好:ハッピーエンドではないです。これまで100曲くらい作ってきたけど、1番思い入れの深い曲です。
――全体を通して演奏面のこだわりなどがあれば教えてください。
:今回は、フレーズ的にもアレンジ的にもらしくないというか、自分が弾かないようなフレーズをあえて弾いてみました。
:ドラムに関しても、前作は引き算で作っていたったんですけど、今回はその逆で、あえて音数を増やして足し算で作っていきました。
――『奇書』はレインディアにとってどんな1枚になりましたか?
三好:皮肉もありつつなんですけど、自分なりの人間という生き物への祈りを込めた1枚ですね。
:見た目とかは気にせず、まずは聴いてほしいですね。食わず嫌いせずに騙されたと思ってちょっと聞いてみれば変わるじゃないかな。
三好:これもすごく大事なことなんですけど、今の見世物まがいのプロトタイプの連中って、そこまで自分たちの作ったものがどういう風にカッコよくて、どれだけカッコいいものなのかっていうのが分かってない人が多いんじゃないかなと思っていて、出さないといけない作品は意味がないし、MVを撮らないのも必要ないから撮らないわけだし、そういう必要なものや表現したいものを純粋に作ってきた結果が今回のプチアルヴァムなので、そういう意味では自信を持って作れた作品になりました。
「気持ち的には情熱的なGIGにしたいので、激しさにこだわっていきたい」
レインディア
――3月21日の主催GIG『販売品』はどんなイベントになりそうですか?
三好:今回は、様々な色を持つバンドが出てくれるので、身の引き締まるイベントになりそうです。
――そして、5月8日には新宿Marbleにて単独GIG『菜食主義』が行われます。
三好:前回は初めての単独GIGだったので、手探りというか正解を狙いに行き過ぎてしまったという反省点があるんですけど、そういう意味では今回はキャパも狭く、人数も限られてくるので根本的にはより熱く、より激しく、気持ち的には情熱的なGIGにしたいので、感情の解放にこだわってゆきたいです。
S:その日は、会場限定のリリース記念と翼の生誕記念も含めているので来てほしいです。
――生誕記念ならではの何かはあるんですか?
:特には……(笑)。
孝浩:タイトルが『菜食主義』なんですけど、翼は肉が食えないからこういうタイトルになってるんです。
:肉を食わないんですよ。でも、当日は肉食でいきます。
――ViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。
:いつも応援ありがとうございます。みたいな。
:GIGに来てもらって、俺よりGIGを楽しめるかどうか挑戦してみてください。
S:これを読んでるってことは見てくれてるわけだし、せっかく俺らのこういう中身を知れる機会を目の前にしたのに、写真だけ見て分かった気になってないでGIGに来いよ。
孝浩:ゆるーくいきましょう。意外といいヤツだし、本当にいいヤツなんですよ。この前うどんとかおごったし(笑)。
三好:いざとなったらいいヤツです。映画モードのジャイアンです。
孝浩:歌が上手いジャイアンだと思ってもらえれば。
:いつでも待ってますんで。かかってきてください。
三好:GIGという儚い時間の中ですけど、その時間を共鳴し合って、共存しましょう。なんて言わねぇーよバーカ!
RELEASE
プチアルヴァムVol.1
『奇 書』

2016.04.03 Release!!

レインディア
CD
TR-02
¥2,500(税込)

[CD]
01.「壊死懐生」
02.「左手首とカッターナイフ」
03.「Remembrance In Blue」
04.「残虐的狂死曲」
05.「NEO PSYCHO」
06.「紅いモノクローム」

※ライカエジソン名古屋店、大阪店。ZEAL LINK名古屋店、大阪店。littleHEARTS.仙台店、大阪店は発送次第の発売となります。
SCHEDULE
会場限定Single発売記念&翼生誕記念単独GIG『菜食主義』
05.08(日)新宿Marble



04.02(土)池袋BlackHole
04.18(月)高田馬場AREA
04.18(月)池袋CYBER
04.28(木)渋谷REX
05.02(月)池袋CYBER
05.06(金) 池袋EDGE

PROFILE
レインディア

レインディア Vo:三好健
Birthday: 10.05
Blood type: O
レインディア Gu:孝浩
Birthday: 08.04
Blood type: O
レインディア Gu:S
Birthday: 09.01
Blood type: B
レインディア Ba:龍
Birthday: 08.14
Blood type: O
レインディア Dr:翼
Birthday: 05.09
Blood type: O

オフィシャルサイト


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◆レインディア パーソナルQ&A
三好 健
音楽をはじめたきっかけは? ご想像にお任せします。
影響を受けたアーティストは? 灰野敬二さん、久石譲さん
初めて観たライヴは? X JAPAN 創造の夜
自分の性格を一言であらわすと? ブロークンヘッド
自分のチャームポイントは? 胆嚢、もしくは 顋
マイブームは? 言えません。
あなたの宝物は? 仲間 と 怒り と 想い出 と 憎しみ
幸せを感じる瞬間は? 言えません。
明日、世界が終わるとしたら何をしますか? とてもですが言えません。
今の夢は? 一刻も早い地球の静止

孝浩
音楽をはじめたきっかけは? 姉貴
影響を受けたアーティストは? ピカソ
初めて観たライヴは? KinKi Kids 「青の時代」これ名曲。
自分の性格を一言であらわすと? のび太
自分のチャームポイントは? 皮ノビル
マイブームは? 右ハンドル
あなたの宝物は? 小3の時にタイで母に買って貰った木彫りのカブトムシですね。
幸せを感じる瞬間は? 寝る事ダイスキ
明日、世界が終わるとしたら何をしますか? ベター
今の夢は? バター

S
音楽をはじめたきっかけは? 中学生のときに聞いたASIAN KUNG-FU GENERATION
影響を受けたアーティストは? ASIAN KUNG-FU GENERATION
初めて観たライヴは? ASIAN KUNG-FU GENERATION
自分の性格を一言であらわすと? ゴッチ
自分のチャームポイントは? お尻
マイブームは? ASIAN KUNG-FU GENERATIONを感じること。
あなたの宝物は? ASIAN KUNG-FU GENERATIONのソルファ
幸せを感じる瞬間は? ご飯食べる。
明日、世界が終わるとしたら何をしますか? 朝から夜までASIAN KUNG-FU GENERATION
今の夢は? ASIAN KUNG-FU GENERATIONと握手

音楽をはじめたきっかけは? 中学校の時の親友
影響を受けたアーティストは? 強いて言うなら奥村愛子さん
初めて観たライヴは? GLAYさん
自分の性格を一言であらわすと? 無難
自分のチャームポイントは? キューティクル
マイブームは? 大泉洋。ひたすら『水曜どうでしょう』見てます。
あなたの宝物は? 親友からもらったネックレス
幸せを感じる瞬間は? 青春感じちゃった時
明日、世界が終わるとしたら何をしますか? 沖縄いきます。
今の夢は? いい意味で現状維持。

音楽をはじめたきっかけは? 6歳の誕生日に通い初めたピアノ教室。
影響を受けたアーティストは? YOSHIKIさん。yukihiroさん。
初めて観たライヴは? L'Arc~en~Ciel THEATER OF KISS 代々木公演
自分の性格を一言であらわすと? ロールキャベツ (笑)
自分のチャームポイントは? 菜食主義。
マイブームは? 最近はGoose house観ること。
あなたの宝物は? 内緒です。
幸せを感じる瞬間は? 寝る前に布団に入ったとき。
明日、世界が終わるとしたら何をしますか? 肉、いや菜食主義で過ごします。
今の夢は? 5月8日。生誕記念単独GIGの大成功。

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