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Re:move「KILLER SONGS」

2018.09.03
独自の活動でシーンにオリジナリティを確立してきたアーティスト、Rimoによるソロプロジェクト「Re:move」がViSULOG初登場!
これまでのキャリアのイメージを大きく覆す、ヘヴィ&ラウドかつ人の心の闇に切り込んだ2nd Mini Album『KILLER SONGS』は必聴の一枚!
本作への狙いと思いを、Rimoに存分に語ってもらったインタビューをご覧頂こう。

インタビュー・文:二階堂晃
――様々なバンドやプロジェクトを経てシーンで長く活動して来られたRimoさんですが、改めてRe:moveとしての自己紹介をお願いいたします。
Rimo:初めまして。Re:moveのVo.Rimoです。人生初のソロプロジェクトってことで右も左もわからずやってきましたが、もうかれこれ1年半くらい活動してるのでそろそろ板についてきた、と信じたい所です(笑)。過去の活動などで知ってくれてる人もいるかと思いますが、結構、毛色の違うこと、新しい分野に踏み入れたので気づいてくれてない人もいるみたいですね。自分でもまさかこういう感じのV系をやるとは思ってなかったです(笑)。
――Rimoさんのこれまでの活動とRe:moveとで変わった部分、変わらない部分を教えて下さい。
Rimo:変わった部分はなんといっても、「闇」の部分を表現するようになったことですかね。Rimoといえば明るいカラー、みたいなのが定番だったので、ソロになってからは「闇」とか「怒り」そんなものを表現するプロジェクトになりました。これ実は自分の中には無かったテイストなので結構刺激的なんですよ。まだまだ表現するには浅い部分もあったりして試行錯誤しながらやっている、そんな感じです。だから最高に今が楽しいです。逆に変わらない部分…そうですね、やっぱり根本には前向きなメッセージが流れてると思います。歌詞などでネガティブな表現があったとしても、作品通して聴いてもらえれば最終的に「乗り越えような」っていうメッセージを感じてもらえるかなと。やっぱりどこかに「光」を最終的には感じてもらいたいかな。心底ネガティブにはなれないですね。僕は。
――そんなRe:moveが9月5日に2nd Mini Album『KILLER SONGS』をリリースします。今作を制作するにあたってのコンセプトを聞かせて下さい。
Rimo:ソロプロジェクト2発目の作品なんでどういう展開にしようかなと考えていたんですが…正直コンセプト以前の問題で「なるべくしてなった」アルバムな気がします。僕らはまだライヴハウス規模での活動がメインになってるのでどうしても「ライヴ映え」する楽曲が欲しくて。そこを追求して楽曲を順次作っていったんですが…最終的にバランスはすごくいいアルバムになったと思います。なので作品に対するコンセプトってものはあまり無いかなぁ…。「個々の楽曲」をまとめたモノという印象が強いのでアルバムタイトルもすごく迷ったんですよね(笑)。だから「KILLER SONGS」っていうタイトルになった気がします。ただそんな中にも「Deadman」繋がりでオープニングとエンディングを締めてるのは少し意味深な感じにしてたりもしますがね(笑)。
――「Hello,F××kin’ Mr.Deadman」の歌詞とタイトルに込めた思いを聞かせて下さい。
Rimo:これは歌詞的に「二重人格」をテーマに歌いました。とはいえ、ガチの二重人格のことを歌うというよりも、人間誰しも持ってる「善」と「悪」の部分ってあるじゃないですか。そこを取り上げた曲ですね。作中の「Mr.Deadman」っていうのは自分の中のもう一人の人格のことを指してます。「善」の人間でありたいのに外的要因によって「悪」の自分が出てくる時ってどうしてもあると思います。そこに抗いながら、でも抑えきれない衝動みたいなものを表現したくて作りました。
――全編を通じて自分自身を責める詞の内容が突き刺さります。これまでの人生で何か深く後悔していることがあるのでしょうか?
Rimo:あ! わかりますか? 嬉しいです(笑)。これまでの人生なんてもう後悔しかないです(笑)。というかそもそもRe:moveのコンセプト自体が「断罪」っていうところから来てるんですよ。自分が表現できる「闇」っていうのは今までの人生の中で悔いてきた部分をさらけ出すことかな、と思ってまして。ずっと「ハッピー!いぇー!」みたいなキャラで音楽活動を続けてきたもので、いきなり「自殺したい…」みたいな歌詞を自分が歌っても説得力ないですからね(笑)。だからRe:moveではずっと自分を責めていきたいと思います。ドMなんですかね(笑)。
――「泥-Peep show-沼」というタイトルの意味を聞かせて下さい。
Rimo:これはもうそのまま、人生泥沼、ってことを歌ってます。ただ「Peepshow」ってのはのぞき部屋、って意味でして。簡単に言うと「お前のやってること全部見えてるよ、ばれてるよ」っていうメッセージを込めてます。なんか自分は結構見た目のせいか「チャラい男」みたいに思われることが多くて。それはそれで全然好きでやってることなんでいいんですけど。最近、真面目そうに見えるやつの方が裏で酷いことやってることが多く見えるというか。そういう奴らに対して「全部バレてるよ」ってのを伝えたかった曲です(笑)。
――「泥-Peep show-沼」のMusic Videoの見どころや収録時のエピソードを聞かせて下さい。
Rimo:そうですね。登場人物にストーカーされる女の子とストーカー役の男の子がいるんですけどどちらも撮影日の前日に急遽やってくれることが決まった感じです(笑)。だいぶ無理を言ってお願いさせてもらいました。あとはやっぱり今更ですが、自分以外のバンドメンバーというものがいないのでコマ割りって言うんですかね。そういう尺をキッチリ撮るのが難しくてカメラマンさんと相談しながら作っていきました。今回は衣装もちょっとこの曲に寄せて攻撃的な感じにしたんですが…よく考えたらライヴで他の優しめの曲を歌う時とかはどうしたらいいんですかね?(笑)
――疾走感と切ないメロディが絡み合う「insomnia」の聴きどころを教えて下さい。
Rimo:この曲は単純に「良い曲」を目指して作りました。結果、すごく聴きやすくてスッキリした曲になったんじゃないですかね。ただ、単純に良い曲、だけになっちゃうのもなんなんで、タイトルに即したラップをBメロに入れたんですが、insomniaの正体は「夢魔」「インキュバス」様がイケイケでイタズラをしてた、みたいな設定になったんで面白い部分も入れられたと思ってます。
――“insomnia”とは“不眠症”という意味ですが、何故“「眠れねぇ。」”のでしょうか?
Rimo:僕、結構前からプチ不眠症なんですよ。寝付きも悪いし、寝れたとしても1、2時間で目が覚めてまたそのまま目が冴えちゃう、とかしょっちゅうです。自分が基本ビビリなんで、気になり出したら止まらない性格なんですよ。そうなるとベッドに入っててもドキドキして全然眠れない。考えちゃう。これを不眠症と呼ぶのかどうかわからないですけど最近は眠れない人も多いのかな?って思って。そういう人の気持ちを自分なりに噛み砕いて解釈したのがこの曲の歌詞ですね。
――冒頭から重厚なビートが叩きつけられる「error world」の聴きどころを教えて下さい。
Rimo:これはRe:moveが活動を開始して、最初はダークで重い部分を突き詰めてて、一旦それが飽きた時に作った曲ですね(笑)。この曲だけちょっとRe:moveの中で浮いてる、というか。普通のロックサウンドで、なおかつサビは爽やかで聴きやすい曲です。メッセージも全体的に前向きなのでたまにはそういう曲もいいかなって。だからこの曲はMVも発表してるんですが、THEバンド!っていうイメージで見せたかったんでサポートメンバーにも登場してもらってバンド感を出してますね。
――Rimoさんにとって最も“この世の不条理”を感じるのはどんな時ですか?
Rimo:うーん、言葉にするのが結構難しいんですけど。最近特に感じるのは「強者に優しくない世界」ですかね。何かと「弱者」の味方を正義とする社会。もちろんそれは当たり前でいいことなんですけど、最近は度が過ぎてるかなぁと。何事も「正義」って度がすぎると「悪」になりがちですよね。これは永遠のテーマな気がします。
――ミニアルバムを締めくくる「Deadman’s March」で描かれている物語を解説して下さい。
Rimo:文字通り「死者の葬列」に並ぶ人を哀れむ曲です。ここで言う「死者」っていうのは…そうだなぁ、「目が死んでる人」っていうか。何をやるにしてもスレて生気のない人っているじゃないですか。特に現代の若者に(笑)。で、この列は本当は並んじゃいけないよってわかってるのにあえてそれを選ぶ人が非常に多いイメージ。もちろん自分もある部分ではそういうところもあるので歌ってる訳なんですけども。「これは悪いことだ」ってわかってるけどやってしまう時ってありますよね。人間は「善」であると信じたいけど実は全然そんなことはない。むしろ「悪」の存在であることがデフォルトであって。ただそれでも「善」に憧れていたい、っていうこの気持ち、伝わりますかね(笑)。
――「Hello,F××kin’ Mr.Deadman」と「Deadman’s March」にストーリーの繋がりはありますか?
Rimo:「Hello,~」の方があとに出来た曲なんですけど。一応自分的にはタイトルに同じワードの「Deadman」っていうのが入る以上、ある程度は意識して作りました。具体的にどこがつながっている、ってのはないかもしれないですがあくまでも自分の中の「善ん」と「悪」の対比って意味で繋がってますね。そしてアルバムの最初と最後に配置することでより、聴いてくれてる人にメッセージとして伝わりやすくなったかなとは思ってます。
――“「何かを得るには何かを失う。」”とあります。Rimoさんはこれまでの人生で何を得て、何を失い今があるのでしょうか?
Rimo:深い質問ですねぇ(笑)。得たものは「大人の感覚」といいますか、もうあまり何に対しても怒らなくなりましたね。もちろんカッとなる時もあるんですが「あぁ、またこれか、もういいや別の方向でいこう」ってなります。これって自分ではあまり良くないと思うんですけどね。逆に失ったものは「純粋な気持ち」ですね。つまり得たものも失ったものもどっちもあまり良くないです(笑)。ただそういう全てを受け入れた上で、人に優しくなれたんじゃないですかね。ドライな部分もありつつ、俯瞰で自分を見れるようになって、「人」の本質が少しずつ見えるようになったというか。きっとおじいちゃんになって死ぬ時にはもう「仏様」になってるんじゃないですかね(笑)。
――『KILLER SONGS』はRe:moveにとってどんな作品になりましたか?
Rimo:世に出す2枚目、としては最高にイカしたロックンロールなアルバムになりました。よく、1枚目は名刺的な作品っていうじゃないですか。今回の2枚目も強烈に名刺的な作品ですね。1枚目の名刺を覆す強烈なインパクトを持った2枚目の名刺。よくよく考えると自分が思春期の時に好きだった洋楽アーティストなんかも同じ感覚なんですよね。1枚目で鮮烈デビュー、2枚目でそれを越える名作が出る、って結構セオリーだった気がします。3枚目で方向性が変わって、そこで明暗分かれるっていうのも定番ですよね。…次作でRe:moveがどうなってるか乞うご期待です(笑)。
――今後のRe:moveの目標や展望を教えて下さい。
Rimo:最初の1年間は正直、あまり目標っていうのが無かったんですよ。土台を固めるってのが目標だったもので。で、ようやくここに来てある程度攻めの姿勢に出る土台が固まったと思うので今期は攻めていきます。徐々にワンマン会場もステップアップしていって、ライヴ以外でもRe:moveを広める活動をしていきたいと思ってますね。結構プロモーションに消極的な自分ですがこうやって今回、ViSULOGさんにも取り上げてもらってますし。いろんな人にお世話になりつつ、少しでも名を広めていけたらと思ってます。
――『KILLER SONGS』リリース後にたくさんのライヴが決まっていますね。これから新しく足を運ぶ皆さんへ向けてRe:moveのライヴの魅力を教えて下さい。
Rimo:そうですね。なんだかんだ色々試行錯誤した上で気づいたのは結局、俺ができることは「病んだ演技」でもなければ「ネガティブな発言」でもない。ただただシンプルに「ロックンロール」でした。ステージでの衝動や暴力性、カリスマ性(まで言うとちょっとアレだけども)、皆が日常を忘れられるような魅力的な存在でありたいと思ってます。そのために必要な楽曲たちは揃ったし、自信もある。日常に退屈してるのは俺も同じ。お互い顔を合わせることで開かれる道もあると思います。ロックンロールしようぜ!
――最後に、ViSULOG読者へメッセージをお願いします。
Rimo:初めましての人も多いと思います。アーティストとしてCDを聴いてもらって曲を理解した上でライヴで暴れてもらえたらこれ以上のエクスタシーは無いですよ。これを見て興味持ってくれて、そういう人が増えたらもう何も言うことはないです。どんどん皆の目に触れる機会を増やしていくつもりなので見かけたら要注目してください。よろしくね。

パーソナルQ&A

Rimo
好きなアーティスト、影響を受けたアーティストは? SKID ROW、L'Arc~en~Cielなど。
音楽をはじめたきっかけは? 最初は小室哲哉さんに憧れて(笑)。
初めて買ったCDは? すいません、覚えてないです。
初めて行ったライヴは? BON JOVI。
自分の性格を一言で表すと? 優男。
最近のマイブームは? プリンですかね。
子供の頃の夢は? 昆虫博士。
2018年夏の思い出は? ずっとライヴハウスにいたこと。
どうしてもこれだけは譲れないものは? 漢気。
アナタにとって“Re:move”とは? 最初は本当におためしと思ってやってたんですが今では生活の基盤ですね。
これが無かったら俺、もう廃人かもしれないです(笑)。

RELEASE

Re:move 2nd Mini Album『KILLER SONGS』
2018年09月05日 Release!!
VTED-0015 / ¥2,000 (税込)
[CD]
01. Hello,Fxxkin' Mr.Deadman
02. 泥-Peep show-沼
03. insomnia
04. error world
05. Deadman's March
[発売元]
VIS☆UNITED RECORDS
[販売元]
株式会社タイムリーレコーズ

LIVE INFORMATION

Re:move Ba.ko-ji聖誕祭『赤い彗星の再来』

2018年09月11日(火) 新宿RUIDO K4


2018年09月13日(木) 新宿RUIDO K4
2018年09月19日(水) 新宿RUIDO K4
2018年09月21日(金) 都内某所
2018年09月22日(土) HOLIDAY SHINJUKU
2018年09月26日(水) 新宿RUIDO K4
2018年09月30日(日) TSUTAYA O-WEST
2018年10月03日(水) 新宿RUIDO K4
2018年10月08日(月) 浦和ナルシス
2018年10月17日(水) 新宿RUIDO K4
2018年10月19日(金) 新宿club SCIENCE
2018年10月20日(土) 池袋EDGE
2018年10月30日(火) 新宿RUIDO K4
2018年11月02日(金) HOLIDAY SHINJUKU

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