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2018.07.12 18:00

『GALLOLUDE N°2』敢行中のギャロから最新インタビューが到着!


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リード文前作から3ヶ月にも関わらず新音源『PLUTO』をリリース!
そして現在はツアー『GALLOLUDE N°2』敢行中のギャロから最新インタビューが到着!
『PLUTO』の世界を紐解く。


――新しいシングルを作るにあたって、テーマやコンセプトなどはありましたか?
ジョジョ:2018年の活動予定をたてたときに、今年は3枚シングルを作ろうということになったんですね。その3作は連動したテーマとして、“地獄”でいくことにしようと決めたんです。そこからスタートして「KERBEROS」(2018.3.14)ができて、今回もその流れを汲んでいます。そもそもタイトル曲の「PLUTO」は、「KERBEROS」の制作時からあったんですよ。最初に聴いたときはカップリングかなという印象を受けたけど、「KERBEROS」の収録曲を並べたときに、「PLUTO」は次のシングルにしたいなと思ったんです。というのは、「PLUTO」はノヴが作ったんですけど、原曲を作る前にノヴと打ち合わせをしたんです。僕が思い描いているギャロのイメージをノヴに伝えたくて2人で話をして、それを踏まえてノヴが作ったのが「PLUTO」の原曲だったんですよ。伝え方とか、伝わり方は人それぞれだと思うけど、「PLUTO」を聴いたときにノヴにはちゃんと僕の思いが伝わったことを感じたんです。それで、そこから僕とノヴだったり、ノヴとカエデだったりで何度か手を入れて、今の形にもっていきました。
ノヴ:ジョジョさんからギャロのイメージとか、そのうえで今こういう曲がほしいんだよねという話を聞いたうえで、僕の中にあるギャロをイメージして作ったのが「PLUTO」の最初の形でした。ジョジョさんが話したように、そこから手を加えていって、結果的に僕の個性とギャロらしさが融合された曲になったんじゃないかなと思います。
――「PLUTO」は王道的なハードロック・テイストとギャロらしさがミックスされて、新たなギャロの魅力を味わえます。「PLUTO」の歌詞についても話していただけますか。
ジョジョ:この曲の歌詞は、僕的にはライトめです。
――えっ? 使っている言葉はそうかもしれませんが、内容はおぞましくないですか?
ジョジョ:テーマが地獄ですから(笑)。「PLUTO」の歌詞は、「KERBEROS」の後日談にも見えるように書きました。地獄をテーマにした歌詞を書くにあたって勉強したんですけど、地獄というのは地上から地下に向けて階層になっているらしくて。深いほうが苛烈な世界だけど、宗教的な観点や中世の道徳観がもとになっているから、現代人が思う罪の重さと送り込まれる階層の深さは違っているんですよ。たとえば、現代では約束を破ってもそれほど大きな罪にはならないけど、昔はそれがすごく大きな罪だったりしたから。そういうところで現代とはちょっと感覚が違うと思うけど、「KERBEROS」は上から3つめくらいの階層の話なんです。現代社会とリンクさせた歌詞だから、絶対そこだよということはないんですけど。で、「PLUTO」は、もうちょっと下の階層が舞台なんです。地獄の中ほどに“ディーテ”という城塞都市があって、特に悪いことをした人間はディーテに立っている城の中の牢獄に入れられるらしいんですよ。“ディーテ”という名前には“冥府の神ハーデス”という意味があって、“PLUTO”も冥王のことなんです。調べていくうちにそういうことがわかって、ノヴが書いた曲のタイトルを“PLUTO”にしようと決めました。“PLUTO”にはかわいいイメージがあると思うんですよ、ディズニーのプルートを思い浮かべる人もいるだろうし。でも、実は冥王という意味があるんです。ディズニーのプルートも冥王星が発見された年にプルートと名づけられたらしいし、今年は戌年だし、いいかなと思って(笑)。それで、「PLUTO」でいくことにしました。
――地獄をテーマにした歌詞を書くために、いろいろなことを調べる辺りはジョジョさんらしいです。それに、先ほどおっしゃったように、地獄を描きつつ現実社会とリンクさせているんですね?
ジョジョ:させています。僕が描きたいのは現実社会における地獄なので。「KERBEROS」にしても「PLUTO」にしても地獄を題材にしつつ、そこには今の自分の気持ちが込められているんですよね。僕はちょっと遠回しに書くスタイルで、それをはね退けようとはしているけど、こういう形になってしまうというのがあって。ザックリいうと、「PLUTO」は失恋の歌なんですよ。
一同:ええっ! マジで?
ジョジョ:うん。実は、失恋ソング。「KERBEROS」もそう。
一同:ザワザワザワ……。
ジョジョ:失恋がテーマで“悲しい”とか“また逢いたい”とか言ってるいい曲は、もういっぱいあるじゃないですか。僕が、それを歌う必要はないから。僕の中には、自分なりの失恋を歌いたいという気持ちがあるんですよ。「KERBEROS」にしても「PLUTO」にしても、パーッと読めば失恋の曲だということはわかってもらえると思うし。
一同:わかるかな……。
――失恋ソングだということを踏まえて、あらためて歌詞を読ませていただきます。では、この曲のレコーディングは、いかがでしたか?
カエデ:さっき話が出たように、「PLUTO」は僕もノヴと一緒に結構手を加えたんですよ。みんながより着地点がわかるようにするというか、ここに落とし込もうよということが明確に伝わるように調整していった。なので、ドラム自体はもう迷うことなく、いつものギャロという感じになっています。ただ、サビで頭打ちをしているじゃないですか。ギャロは頭打ちが多いけど、こういうコードの符割で頭打ちというのは珍しくて。プリプロの段階で、「これ頭打ちいけるけど、普通やるかな?」ということを、結構みんなと相談したんですよ。ベース録りをしているときに、これで大丈夫だという結論にいきついたけど、それはひとつの挑戦ではありましたね。
――サビのドラムは切迫感を増幅しています。それに、間奏のフロア・タムを使ったパターンにフィルを入れ込んでいるアプローチもカッコいいです。
カエデ:そこはノヴがデモでやっていたのが面白いなと思って活かしたんですけど、ベースが4/4拍子でいっていて、ドラムは6/8拍子なんですよ。だから、ちょっと玄人っぽい感じというか、パット・トーピー(Mr.ビッグ)とかがやりそうな感じというか(笑)。洋楽アーティストのドラム・ソロみたいなイメージではありますね。それに、間奏はリズム隊のコーナーとギターの2人のコーナーみたいな感じになっているじゃないですか。ジョジョがそういうことを気にするようになったのをきっかけに、曲中でメンバーそれぞれが映像で抜かれる場所を想定するようになったというのがあって。そのことをノヴと話をしながら、こういう構成にしました。
アンディ:ベースは、みんなの邪魔にならないようにやっていこうかな…みたいな感じでした。それくらいで、特に話すことはないです。
――いやいやっ(笑)。イントロやBメロはユニゾン・リフの合間にフレーズを入れ込んでいますし、サビのルート弾きとリフの中間的なフレージングなどにも耳を惹かれましたよ。
アンディ:本当ですか? 僕的には、みんなの邪魔をしないようにしただけです。それが耳を惹くベースになっているなら良かったです。
――なっています。それに、太さと輪郭を併せ持った良質なベースの音もポイントです。
アンディ:それは……録った場所と、エンジニアさんが良かったんだと思います(笑)。今回、今までと特になにかを変えたりはしていないんですよ。だから、たまたまじゃないですか。
――アンディさんのベースの音はいいなと、あらためて思いました。
アンディ:ありがとうございます。でも、自分ではよくわからないです(笑)。
ワジョウ:奥ゆかしい(笑)。ギターに関しては、僕もわりと邪魔しないというか、“ノヴ感”みたいなものを活かすことを意識しました。
――とはいえ決してシンプルではなくて、結構いろいろなことをされていませんか?
ワジョウ:そう……ですかね。それは、空耳かもしれないです(笑)。
一同:ハハハッ!
ワジョウ:いや、リードギター的なことをノヴがやるかなと思っていたら、やらなかったんですよ。
ノヴ:……やらなかったですね。やると思いますよね、普通に(笑)。この曲はできあがるまでにすごく紆余曲折があったので、そっちに意識がいっていて、ギターまで気がまわらなかったんです。それで、上物はワジョウさんにお願いしました。
ワジョウ:僕は、本当は極力シンプルにいきたいんですけど、そうさせてもらえなかった(笑)。
――すごくいい形で、楽曲の色づけや場面作りをされているなと感じましたよ。
ワジョウ:いい感じに収まっていると感じてもらえたなら良かったです。あと、この曲はチューニングが“ドロップD(レギュラー・チューニングから6弦だけ1音下げるパターン)なんですよ。重心を下におく曲というのは絶対にローが必要になってくるので、そこの維持との兼ね合いを考えつつフレーズを考えていきました。
ノヴ:僕は今回シングル1枚の中で、いろんなギターを使おうと思っていたんです。そうやって曲に合わせたギターの鳴りだったり、質感を出すことを意識しました。フレーズとかよりも、そういうところに気を遣いましたね。その結果、それぞれの曲のカラーをより際立たせることができたんじゃないかなと思います。
ジョジョ:歌は前回の「KERBEROS」で、今までになかったハイトーンを使ったというのがあって。今回はメロディー・ライン的に無理しない程度にハイトーンを使おうと思っていました。なんていうんだろう……サーカスみたいな派手な抑揚ではない、バランスのよさを出したいなと。そうするためにはメロディーもそうだし、歌のニュアンスにも気を遣う必要があって。そこはエンジニアとミーティングしたんですけど、軽く歌ったほうが高い音域までスムーズにいくんですよ。でも、そのエンジニアとはもう長いこと一緒に作業をしていて、彼は僕のアタックを効かせた歌のほうが好きなんです。それがジョジョ君だよと言ってくれる。なので、自分がイメージしている歌と彼がいいよと言ってくれるところをどう両立させるかを話し合って、今回の3曲は録りました。そういう意味では、「PLUTO」は“彼ありき”みたいなところはありましたね。自分1人で録ったら、こんなふうに、いい感じにバチバチ音があたっているようには歌わなかったと思うから。だから、すごくいいボーカル録りになったなという印象があります。
――「PLUTO」は楽曲の完成度の高さと皆さんの的を得たアプローチが相まって、魅力的な1曲に仕上がりましたね。では、続いてカップリングの話をしましょう。2曲目の「大帝都秘密倶楽部-極楽-」は、ややレトロな味わいのミディアム・チューンです。
アンディ:この曲を作ったのは、去年の11月とかだった気がします。携帯を見ながら、楽しい感じの曲にしたいなと思って作りました。携帯で作ったんですよ、この曲(笑)。
――前作の「神鯨型潜水艦・黒鯨」も携帯で作ったと言っていませんでしたか?
アンディ:そう(笑)。でも、「神鯨型潜水艦・黒鯨」は元々あった曲を、携帯でデモにしたんです。データが入っていたパソコンがなくなってしまったので。今回は最初からちゃんと携帯で作ったんです。携帯で“ちゃんと”というのも変ですけど(笑)。携帯でオケを作って、メロもほぼほぼ自分で考えて、サビだけジョジョさんに変えてもらって完成させました。
ジョジョ:「大帝都秘密倶楽部-極楽-」の歌詞は、地獄がテーマではないです。前作の「KERBEROS」もそうでしたけど、タイトル曲とカップリングは別ものと捉えているので。だから、この曲は地獄の歌ではないし、失恋歌でもありません(笑)。ただ、今回は3曲通して淋しさを書いていますね。たぶん、当時は淋しかったんだと思います(笑)。
カエデ:「大帝都秘密倶楽部-極楽-」は、ハプニングバーの歌だよね(笑)。
ジョジョ:そう(笑)。3曲の原曲を聴かせてもらって、タイトルをどうしようかなと考えたんですけど、そういうときは大体カエデ君がそばにいるんですよ。それで、カエデ君の曲はこうしよう、アンディの曲はこうしようみたいな話をしていて。その中でモチーフになるものとしてハプニングバーであったりとか、カップル喫茶だったりとかが出てきて、“秘密倶楽部”という言葉を使いたいねという話になったんです。それで、「大帝都秘密倶楽部-極楽-」というタイトルでいくことにして歌詞を書きました。孤独感だったり、自由だったり、地位とか立場に関係なく……それこそ聖者や聖女だとしても人間の根本には欲望があって、それを隠しているだけだろうということを歌っています。
――大きな目線で人間の愚かさを描いているように見えて、実は生々しい歌詞なんですね。
ジョジョ:そう。ただ、ファンタジーというか、物語のように捉えてもらっても構わないです。それに、ハプニングバーというのは現実にあるけど、非現実に見えるというところがあって、そこに面白みを感じるんですよ。そういう場所が東京に存在しているということは、考えようによっては不思議なことだから。
カエデ:俺も、そう思う。この曲のドラムは、曲調的に尖っているけどキャッチーさがあって、そこは殺したくないという気持ちがあって。それに、楽曲を“バーン!”と聴かせるというよりは、ライヴで演奏している絵が浮かんでくるタイプの楽曲だなという印象を受けたんですよ。だから、ほぼほぼデモと同じ感じのドラムを叩くことにしました。そのうえで、ちょっと軽快さを出したいなと思ったので、13インチのピッコロ・スネア(一般的なスネアドラムよりも胴が浅いタイプ)を久々に持ち出したんです。ただ、カンカンし過ぎたのでミックスのときにEQとかをして、ちょうどいいところに落ち着かせました。だから、楽曲にマッチしたミニマム感みたいなものは出ているんじゃないかなと思います。
――Aメロのロックンロールっぽいビートもいいですね。古臭いロックンロール・パターンではなくて、“いまどき感”のあるビートになっています。
カエデ:ちょっとシェイクさせるというかね。デモのドラムがああいうパターンで、ずっと裏拍でいってるベースとのマッチングがよかったから、これはそのまま活かしたいなと思ったんです。自分だったら、たぶん考えつかなかった気がしますね。ドラマーじゃない人が打ち込んだ、いい例だと思います。
アンディ:Aメロはベースがずっと裏でいったらどうなるのかなと思って、やってみたんです。あまりないアプローチで面白いものになって、自分でもよかったなと思いますね。全体的なベースとしては……みんなの邪魔にならないようにという(笑)。この曲もボトムを支えつつ、そこに自分の個性を香らせるというベースになっています。
ワジョウ:この曲はデモに近いギターを、自分なりに弾くようにしました。イントロのレトロなフレーズとかも、デモの段階から入っていたんです。あとは、隙間を活かすようにして、サビとかはノヴとうまくアンサンブルできましたね。最初にノヴにギターを入れてもらって、空いているところを僕が攻めたんですよ。そうやって、ツインギターならではの強みを活かせたかなと思います。
ノヴ:この曲のサビは聴いていても、弾いていてもいいなと思います。サビ以外はデモの段階からベースとかが動いていたので、ギターはボトムを押さえる感じにしたほうがいいなと思って。自分のギターで、楽曲に1本心を通すイメージというか。だから、この曲に関しては僕はあまり遊んでいなくて、そこにワジョウさんが色をつけてくれました。
――エモーショナルなギター・ソロは、どちらが弾かれているのでしょう?
ノヴ:僕です。ソロはサビの歌からメロディーを引き継ぐという意識で弾いたので、超メロウな感じになっています。僕はいろんな音楽が好きで、メタルとかも聴くんですね。この曲のソロは、メタルの“泣き感”みたいなものが自然と出たような気がします。
――同感です。それに、イントロをワジョウさんが弾かれて、ソロはノヴさんということで、お二人のエモーショナルなプレイを味わえますね。
ノヴ:それは、アンディさんの指定だったんです。こういう曲は1人のギタリストが1曲を通してエモーショナルなリード・プレイをするというイメージがあるから、2人が弾くのは面白いんじゃないかなと思って。できあがったトラックを聴いて、あらためてアンディさんのセンスのよさを感じました。
アンディ:……なんか、恥ずかしい(笑)。
一同:やっぱり、奥ゆかしい(笑)。
ジョジョ:この曲はアンディも言ったようにAメロ、Bメロはアンディが考えたメロディーで、サビが僕のメロディーなんですよ。最近は自分でメロディーをつけることかが多いけど、この曲は作曲者のメロディーを歌わせてもらいました。前作はハイトーンを“バーン!”と使ったので、今回はロートーンも使いたいなという気持ちがあって、この曲のAメロは低い音域だったから、そのまま歌わせてもらうことにしたんです。その結果、「PLUTO」とはまた違う響き方の歌にできたかなと思います。それに、サビで“バチィーン!”とハジけるんですけど、そこは自分のメロディー感が出ているので、バランスはいいかなという気がしますね。僕はサビもアンディのメロディーでいいんじゃないかなと思っていたけど、それぞれの持ち味が活きて、いいところに着地させられたことを感じています。
――みんなで作っていることも楽曲の深みの要因になっているこがわかります。続く3曲目の「極東恋時雨・櫻」は、ギャロならではの昭和テイストを活かしたナンバー。
カエデ:これはもう得意分野なので、アコギの弾き語りでスルスルッとできちゃいました。作ったときは、ギャロがやしきたかじんをやったらどうなるか…みたいなイメージでしたね(笑)。もしかしたらジョジョが“極東恋時雨”シリーズでくるかなという予想もあったんですよ。なので、次のアルバムに入れてもいいかなと思ってストックしていたんですけど、このタイミングのほうがいいんじゃないかという意見があったし、僕自身もそう感じたので、今回のシングルに入れることにしました。
ジョジョ:歌詞は自分の得意分野です。この曲は、新宿が舞台じゃないですか。僕は、新宿が好きなんです。僕が思い描いている東京が詰まっていて、“東京=新宿”みたいな印象があるから。で、ギャロは“極東恋時雨シリーズ”というのがあって、今回は4曲目なんですよね。久しぶりに、この手の曲を書きました。“極東恋時雨シリーズ”は男性同士の恋愛を歌わないといけないという縛りがあるんです。
――えっ、そうなんですか? 今回の「極東恋時雨・櫻」も、そうですか?
ジョジョ:はい(笑)。“極東恋時雨シリーズ”は一番最初のアルバムを出したときから始まっているんですけど、グロテスクと美しさの融合ということが歌詞のテーマとしてあって。すごくきれいな世界を描いているのに、実は男性同士の恋だとわかった瞬間エグみが出るじゃないですか。それがいいなと思って、ずっと続けています。「極東恋時雨・櫻」の歌詞も今回のシングルの他の2曲と同じように、愛情であったり、淋しさであったり、歯がゆさだったりがありますね。この曲の歌詞で一番いいのは、“貴方の香気を感じる度に 花蕾が熱く疼き出す”というところです。“蕾”というのは、お尻の穴のことなんですよ。そこが一番こだわったところです(笑)。
一同:ハハハッ!!
アンディ:この曲を聴いていて“花蕾が熱く疼き出す”というところの歌が、やけにはっきり聴こえるなと思ったんだ(笑)。そこだけ妙に艶っぽい(笑)。
ジョジョ:それ、エンジニアも同じことを言ってた。歌録りのときに、「ジョジョ君、ここの歌、艶っぽくていいね」って言われたんだ(笑)。
一同:ハハハッ!!(爆笑)
ジョジョ:僕も大人になってきたので、お尻の穴というのは背徳感があるなと思って。
カエデ:それは、そういうことを調べている自分に対する背徳感だろう?(笑)
ジョジョ:アハハ(笑)。ファミレスのカウンターとかで、パソコンでお尻の穴のことを調べていると画像とかが出てきちゃって、周りにいる人とかに見えるんですよ(笑)。だから、画像を隠して文章だけを読むようにするという(笑)。
一同:ファミレスは、やめろよ(笑)。
――同感です(笑)。皆さん、この曲のアプローチなどについても話していただけますか。
カエデ:この曲はロックドラムというふうに捉えたときに、どれくらいの温度感で録れるかということに関して出たとこ勝負みたいなところがあったんですよ。デモのドラムは打ち込みだから、すごくおとなしくて、これは明らかに違うよなというのがあって。なので、温度感の調節に気を遣いました。この曲はプリプロをしなかったし、僕らにしてみればデモを聴いて、すぐに落としどころがわかるタイプの曲なので、「これはこれでいいから、それよりも「PLUTO」を触ろうぜ」みたいな感じになったんですよ。だから、実際に録るまで、どういう温度感になるかわからなかった。そういう状態で録に臨んだところ、思い描いていたよりもいいグルーブが出て、結果よかったなという感じです。あと、ギターの話になりますけど、サビのワジョウ・パートが気に入っています。ミックスするときに聴いて、“これは、キタな!”と思いました。
――わかります。サビもそうですが、この曲のツインギターの絡みは絶妙です。一見それぞれ好きなように弾いているようで、2本のギターが重なり合ってウネりを出していますね。
ワジョウ:へぇ……。
一同:“へぇ”って、他人事かよ!(笑)
ノヴ:アハハ(笑)。この曲も僕が先に自分のギターを録って、それに対してワジョウさんがカウンター・パートを考えるというやり方でした。僕はもう好き勝手弾かせてもらったんです。
ワジョウ:お互いが好き勝手弾いてしまうと、たぶんぶつかってしまうので、先にノヴにやってもらったほうがやりやすいんですよ。いつもそうだけど、ノヴが入れてきたものを聴いて、これをやられちゃったら、俺はやることねぇよ…みたいになることはなくて。この曲も、うまく収まった感はありますね。
――1人が考えてアンサンブルさせているのではないというのは、さすがです。それに、「極東恋時雨・櫻」はイントロなどのアコースティック・ギターもいい味を出していますね。
ノヴ:カエデさんに、アコギみたいな感じの音を入れてほしいなと言われまして。そうですかということで、アコギを弾きました。僕はテクニックを重視するタイプではなくて、メロを奏でたいんですよ。だから、こういうメロウなリード・プレイは大好きだし、録るのも楽しかったです。
アンディ:この曲のベースは、ほぼほぼデモのままです。あとは、なにかあったかな……。
――この曲のベースは、セクシーだなと思います。
アンディ:本当ですか? ありがとうございます。セクシーなベースはなかなか弾けないと思うので、そう言ってもらえると嬉しいです。セクシーなベースを弾こうという意識はなかった……というか、この曲を録ったときは結構必死でした(笑)。
カエデ:レコーディングが押して、ベース録りの時間がほとんどなかったんだよね?
アンディ:そう。だから余裕がなくて、急いで録ったんです(笑)。そういう状態で録ったトラックが、色気があると感じてもらえるなら良かった。ライヴでも色気を出せるように、がんばります。
ジョジョ:この曲の歌は、ほぼほぼカエデ・メロディーです。前回の「蛔蟲」もそうだったけど、カエデ・メロディーは難しいんですよ。でも、それもギャロの色だし、大事にしたいなという思いもあって、そのまま歌わせてもらうことにしました。ギャロのファンの人は、あまり抑揚をつけずに歌っているのが好きな人と、バッチバチに歌っているのが好きな人に分かれるんですよね。この曲もエンジニアと話をして、「Aメロは、バチバチあてたくないので」といってAメロはあまり抑揚をつけずに歌って。あとは、バランスを見て、「ここは上げていったほうがいいですかね?」みたいな話をしながら録っていきました。今回のレコーディングは自分の低い声とか高い声、抑揚のつけ方といった、いろんな面のバランスのいいところを探していって王道パターンみたいなものを見つけようというレコーディングだったかなという気がする。だから、次はもっと良くなると思います。
――歌も含めて、バンドとしてのエモーショナルさに一層の磨きがかかったことを感じます。さて、「PLUTO」は聴き応えのある一作になりました。シングル・リリースに伴って、7月10日から始まる全国ツアーも楽しみです。
カエデ:前作のツアーと一緒で、今回も2バンドがヘッドライナーという形態のツアーになります。熊本と福岡にいくので、九州にゆかりがあるバンドを招きたいなと思って、ビバラッシュと一緒にまわることにしました。前回が良かったので、今回もいいツアーにしたいですね。それに、「PLUTO」が出たばかりだけど、僕らはもう次の作品に取りかかっているんですよ。なので、ツアーで納得のいく結果を出して、いい流れでその後の動きにつなげたい。機嫌よくツアーを終わらせたいなと思っています(笑)。
アンディ:ビバラッシュとは、まだ面識がないんですよね。会ったことがない人たちと同じステージに立つので、どんなライヴになるのかなと思って。それを楽しみにしているし、来てくれる人も楽しみにしていてほしいですね。ギャロに関していうと、今回の「PLUTO」は前作の「KERBEROS」とはまたテイストの違う3曲が入っていて、さらにカエデ君も言ったように、もう次に向けて動き始めていて。そういう勢いがライヴにも自然と出ると思うので、ぜひそれを体感しに来てほしいです。
ワジョウ:今回のツアーは、まず熊本に初めていくので、それが楽しみです。ビバラッシュは向こうが無視してこない限りは否が応でも仲良くなると思うので、その経過が楽しみかな。楽曲に関しては今作もそうですけど、自分にしてはちょっと弾きすぎたというのがあって(笑)。だから、ライヴはちょっと忙しくなるかなと思っています。ライヴというのはCDとかで音を聴くのとは違って、視覚的な面も大事じゃないですか。手元ばっかり見て弾いているのは違うなというのがあるから、プレイと魅せる面を両立できるようにがんばります。
ノヴ:「PLUTO」の曲を初めて披露するツアーということで少し不安がありますけど、ファイナルの高田馬場クラブフェイズまでに、必ずものにしたいなと思っています。あと、「PLUTO」のMVでワジョウさんがギターをバイオリンふうに持っていて、それがライヴでも出るのかなと思って(笑)。
ワジョウ:……どうでしょう?(笑)
ノヴ:楽しみにしているので、やってくださいよ。
ワジョウ:熊本ではできないかもしれないけど、高田馬場ではできるかもしれない。そこも楽しみにしていてもらえればと思います。
カエデ:これ、もう“やんなきゃいけないパターン”じゃん(笑)。
ワジョウ:……がんばります(笑)。
ジョジョ:期待しているよ(笑)。今度のツアーは、僕はビバラッシュのボーカルの人と会ったことがあるんですけど、すごくいいヤツだったんですよ。僕はあまり対バンと仲良くしたくないけど、いいヤツだっただけに、ここからあいつに冷たくするのかというのがあって。でも、僕は仲良くならないほうが、いいライヴができるんです。仲のいいバンドとライヴをすると“楽しい部活感”みたいなものが出てしまって、殺しにいく気になれないから。僕は戦場に出ていくような気持ちでライヴに臨みたいんですよ。ビバラッシュはギャロとは色味が違うバンドなので、逆に仲良くやったほうがいいのかなという気もするけど、自分のスタイルとして、それは違う。だから、あまりビバラッシュとは話さないようにして、ファイナルが終わったら打ち解けようかなと思っています。そういうスタンスで臨んでガチの真剣勝負をするので、期待していてください。


◆リリース情報
平成30年06月27日発売
ギャロ新音源『PLUTO』
EMR-017 / ¥1,500 (税込)
[CD]
01. PLUTO
02. 大帝都秘密倶楽部-極楽-
03. 極東恋時雨・櫻
04. PLUTO(オリジナルカラオケ)
[発売元]
ヱンペラーレコード
[販売元]
ONG DISTRIBUTION



◆『PLUTO』MV



◆ギャロ オフィシャルサイト
http://9allo.jp/


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