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2016.01.21 19:31

【ライヴレポ】Kra、ファンとの温かい絆の見えた2015年最後のワンマンライヴ!


今年で結成14周年を迎えたKraが、新宿ReNYにて約2時間半にわたり2015年最後のワンマンライヴを行った。

この日のライヴは、10月にリリースされたニューアルバム「次の物語」を引っ提げ行われたKra TOUR 2015[ツギノモノガタリ]のツアーファイナル公演。 9月に渋谷公会堂で行ったただいまライヴを受け、Kraとして一皮剥けた状態でツアーが出来たのが今年1番良かったことと語ったVo.景夕の言葉の通り、ツアーファイナルとしてだけでなく、2015年のKraを総括するにふさわしいライヴを魅せてくれた。

会場には虹色の照明が差し込み、フロアを囲む電光掲示板には“Kra”の文字が。そして客電が落ち、映写機のような音が鳴り響いたかと思えば、順にメンバーが登場。 Vo.景夕の「さあファイナルReNY行こうかー!」の高らかな声に、Kra TOUR 2015「ツギノモノガタリ」の幕が上がった。

ライヴは「サイレントサーカス」からスタート。あっという間にフロアがカラフルなルミカライトで染まる光景に変わったかと思えば、Gt.タイゾのジャジーなギターから始まる「フュージョン」、続く「エクストラキングダム」は、サビで一気に光りの差すような壮大な一曲。 迫真のステージがとても印象的だった「麻酔」に、そのムーディな音色に、秘め事のような感覚さえ覚える「愛舞屋」、そして「強がりのような色褪せた僕の独り言」では、景夕の1人1人に真っ直ぐに伝えていくような歌声に、思わず涙ぐむファンの姿も見られた。

MCでは、景夕がマイペース過ぎる他メンバーと軽快なトークを繰り広げながら、フロアのお客さんとも掛け合いを楽しんだりと、そのスキルの高さに思わず脱帽。常時、会場に笑いを巻き起こしていた。

「バンドってさ、メンバーの浮き沈みあるわけですよ。かみ合わせというか。うちはね、ずっとちぐはぐなわけです。こんな感じで。それでもね、14年やれてるんですから。こっからね、もう少しで歯車がちょうどうこうなる(かみ合う)わけですよ。年越ししたらがっちりなるわけですよ。(中略)もうお前ら手離したら終わりだよ?そんぐらいのスピードでKraって離れて行っちゃうから、意地でも掴んでおいて。掴んでれば大丈夫だから。君たち引っ張れるだけの力はあるからさ」と、景夕。これからもKraという4人で、更なる勢力的な活動をしていくことを、景夕らしい言葉で語った。

そして再び熱狂のステージの再開。「年末楽しもうぜ!何もかも投げ出していこうじゃないか!」と、「覚醒ディストーション」。 MCでの景夕の言葉通り、力強く会場ごと引っ張っていくようなステージを魅せたあとは、「LOAD MY HEART」、「クロックラビット」とバンドコンセプトにもある“メルヘンロック”がしっかりと感じられるアルバム曲が続き、どこか懐かしいメロディが心地よい「無拓と無択と」、アグレッシブな演奏を受け、フロアが大きな歓声とともにステージに咲き乱れた「SMLT」。 「楽しんだか?雌豚ども!!この嘘つきが!!!」と吐き捨て始まった「嘘つき」や、ステージの上の景夕と同じ振りつけでますますの一体感を魅せた「ロック~兵定法~」など、くるくる回ったり、飛び跳ねたりとフロアも大はしゃぎ。 メンバーコールが織り交ぜられた「ショータイム」では、「何もかもここに置いてけ!ここに置いとけば全部捨てといてやるぞ!!」と景夕。その言葉に煽られ、頭を振り拳を上げの大騒ぎを見せたフロア。文字通り何もかも忘れ、ただただ目の前の熱狂に身を預ける会場の熱はどんどんヒートアップしていった。

「良いことも悪いことも人生長ければ繰り返すこともあるでしょう。みんなに良い時間が訪れるように、代わりにこの歌で悲しい時間を埋めましょう。」 そう、ゆっくりと景夕の口から紡がれた言葉がスッと心に入ってくる。ラストを飾ったのは「輪廻の箱庭」。 しとしとと降る雨音に時計の針が進む音が溶け合い、雲間から光りが差し込むようなサビに流れてゆく。そんな幻想的な一曲で本編の最後を飾った。

そして、止まないアンコールに応え再びメンバーが登場。間髪入れずに「カウントダウン」がスタートし、まるで第2幕の始まりを告げるようなメロディに、思わず身体が揺れる。

アンコールでは、「私、個人的にメンバーに今年一年どうだった?」って聞きたいんです。と景夕。 トップバッターで話し始めたBa.結良を始め、メンバー全員がライヴに明け暮れた1年になったことを語った。そんな中でもタイゾは、初海外となった台湾のホテルのテレビが印象に残っていたようす。 景夕は「いっぱいありましたね」と話しつつも、Kraメンバーが別名義として活動をしている“テキーラ東京”での思い出が強いと話し、「私。とてもつらかったです(笑)」とはにかみながら打ち明けた。 最後には、Dr.靖乃がライヴが多かったという1年に対し、「俺自身、ライヴが大好きなので本当に幸せな一年を過ごさせてもらってます」と語った。 「色んな人の思いを背負って2016年頑張って行きますので宜しくお願いします!」と締めた景夕。

「今年ラストのワンマン、行こうぜ!!」の言葉と共に、タイゾの軽やかなギターから始まった「例え」、ファンと共に歌った「雨に唄えば」や、景夕がステージで華麗に飛び跳ねる姿が可愛らしい「空中ブランコ」など、一曲一曲の中で様々な表情の見えるのが嬉しい楽曲達を続けて披露。 また、「artman」では景夕の軽快なラップで一気にテンションも上がり、結良はアグレッシブなベースプレイを魅せたりと、一層に客席を煽っていく。客席ではあちらこちらでモッシュが巻き起こるなど、自由に思う存分楽しむ様子が印象的だった。

最後は、「色んな年があるけれど、雨降る年も。でも来年は絶対大丈夫!晴れるから。そんな曲で終わりましょうか!」と高らかに告げ、「もし明日晴れたなら」を披露。 お立ち台に上がった景夕が、後ろに高く飛ぶも着地に失敗・・・しかし、そんな場面もご愛嬌。ライヴならではの嬉しいハプニングに、会場からは思わず笑みがこぼれた。

最後の最後まで、会場中に笑顔の溢れるライヴを届けてくれたKra。どんなドラミングもしっかりとした安定感がありながら、魅せることを忘れない靖乃、その表情はマイペースながらも、疾走感のあるフレーズから包み込むような音色まで軽やかに奏でるタイゾ、MCでは不思議なオーラが垣間見えるも、余裕のあるベースプレイで心地よい低音を響かせる結良、そして、フロントマンとしてのスキルの高さももちろん、楽曲ごとにその物語の主人公に成り代わるような表現力は圧巻とも言えた景夕。 1曲目からラストまで、曲ごとに様々な表情に変わるステージを追いかけるうちに、思わず時を忘れ夢中になってしまうステージだったのと共に、ファンとの温かい絆も終始感じられたのが嬉しかった。

すでに、イベントツアーなどのスケジュールが多数決まっているKraだが、2016年、この4人まだまだやらかしてくれそうである。そんな風に今後の展開をますます楽しみにさせてくれた1日となった。

◆ライヴ情報
[ワンマンライヴ]
2016年4月10日(土)新宿BLAZE

[2マンライヴ]
2016年1月28日(木) 池袋EDGE
2016年2月1日(月) 新宿LOFT
2016年2月7日(日) TAKE OFF 7(渋谷)

[イベントライヴ]
PS COMPANY PRESENTS 『攻撃ハ最大ノ防御ナリ。』 TOUR 2016
2016年2月21日(日) 高田馬場AREA
2016年2月27日(土) 柏PALOOZA
2016年3月05日(土) 札幌KRAPS HALL
2016年3月06日(日) 札幌KRAPS HAL
2016年3月11日(金) 仙台darwin
2016年3月12日(土) 郡山CLUB #9
2016年3月13日(日) HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2 ※Kra出演なし
2016年3月18日(金) 熊本DRUM Be-9 V1
2016年3月19日(土) 長崎DRUM Be-7 ※Kra出演なし
2016年3月20日(日) 福岡DRUM Be-1
2016年3月25日(金) ESAKA MUSE
2016年3月26日(土) 京都FANJ
2016年3月28日(月) 名古屋ElectricLadyLand
2016年3月29日(火) 金沢AZ
2016年4月02日(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心

PS COMPANY PRESENTS『PEACE & SMILE PARADE DREAM LIVE -OFFENSE IS THE BEST DEFENSE 2016-』
2016年4月30日(土) 舞浜アンフィシアター

◆Kra オフィシャルサイト
http://www.pscompany.co.jp/kra/

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