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2020.07.07 15:00

NICOLAS、新宿BLAZEを舞台に「無観客ライブ生配信」でツアーのファイナル公演を開催!!


本当なら、最新アルバム「UMBRA」を手に47都道府県ワンマンツアー「UMBRA TOUR -47 Pref.-」を行ない、7月4日の活動一周年記念日に新宿BLAZEで華々しくツアーのファイナル公演を行うはずだったNICOLAS。しかし、ご存じのように、コロナ禍の影響によって全国ツアーはすべて中止に。

その間、NICOLASは「無観客ライブ生配信」を3本実施。本当なら観客たちの前へ示すはずだった「UMBRA TOUR -47 Pref.-」の内容を、毎回角度を変え伝えてきた。


今回、NICOLASは新宿BLAZEを舞台に、同ツアーのファイナル公演「UMBRA TOUR -47 Pref.-」FINALをこれまで同様「無観客ライブ生配信」という形を取りながら行った。

無人の場内へ猛々しく流れだすSE。そして、SAKUの登場に合わせ、ライブはNICOLASの始まりを告げた「真昼の蜃気楼」から幕を開けた。

身体を射抜くような攻撃的な音を突きつけ走り出す楽曲。気持ち馳せる演奏に乗せ、SAKUが挑む姿で歌声を、沸きだす感情をぶつけだす。抑揚を抱いた熱情的でメロディアスな曲調だ。その楽曲は爆音に乗せ生を授かったとたん、心を射抜く魅力と破壊力を持って胸に突き刺さった。

演奏は、そのまま重く鋭い音を突きつけるように「INSANITY NIGHTMARE」へ。とてもアグレッシブでパンキッシュな楽曲だ。重厚な音の牙を観ている人たちへ突きつけるメンバーたち。モニターに足を乗せ、カメラの向こうにいる連中を煽るSAKU。そこがどんな空間だろうと、どんなシチュエーションであろうが、何時だって彼らは心を野獣に塗り替え、相手を狩るように挑みかかる。攻撃的な姿を具現化した音の塊が、腹の奥底へズンズン染み渡る。

勢いは止まらない。NICOLASが叩きつけたのはモッシュナンバーの「VITAL SIGNS」。デジタルな要素を活かし華やかさを醸しながらも、本質的にラウド&パンキッシュな楽曲のように、その音は、観ている側の騒ぎたい欲求を煽り続ける。SAKUの瞳には、目の前で声を張り上げ、頭を振り乱す観客たちの姿が映っていたに違いない。メンバーそれぞれに煽る姿も、想像の中、目の前で暴れ狂う連中に向けられていた。

不協和音がフロアに流れだす。その音を煽るように響くZEROのベース。楽曲はミドルヘヴィな「因果応報」へ。黒い音の波が次々と押し寄せる中、呪詛を唱えるように言葉を吐きだすSAKU。感情の内側を鈍い金槌で打ちつけるような楽曲だ。重いその衝撃が、今はとても痛く心地好い。

「頭、振れ!!」、SAKUの声を合図に楽曲は一気にバースト。「MURDER IMPULSE」が凄まじい速さで駆けだした。ここで一気に攻めたて、そのままKOしてやろうと言わんばかりの姿勢と勢いを持って、メンバーたちはどす黒い音を次々と重ねだす。彼らの勢いに煽られ、身体が大きく波打ちだす。気持ちを煽情する演奏に、沸き立つ闘争心が収まらない。

MCのたびに声を張り上げるSAKUとRITSU。この螺子の壊れたコンビの騒ぎっぷりは最狂だ。ただ、どこか緩いトークも加えてゆくところが、意外と「いい人」さを隠せない2人の良さ。ここではあえて書かないが、どーしようもないギャクも加えてゆくトークは、ぜひ生で体感していただきたい。

披露したのが、新曲の「銃声が消えたこの街で」。ピアノ演奏も折り込み、緩急巧みに折り込みながら、楽曲は高揚したドラマを描くように進んでいく。とても情感豊かな楽曲だ。激しい演奏の中から見え隠れする刹那な表情へ振れるたび、胸がキュッと疼く感覚を覚えていた。

続けて突きつけたのが、NICOLASの…というよりも、このメンバーの根源となる意志を歌に投影した「クソッタレ イズ バック」。荒ぶるパンキッシュな楽曲だ。理屈も屁理屈も関係ない。無礼講万歳な姿勢のままに、彼らはサイコパンクな楽曲を「クソッタレ!!」と叫びながらぶつけてきた。

これまでの狂気じみた表情から、一変。悲哀を覚える切ない旋律に乗せ、NICOLASはアルバムのタイトル曲「UMBRA」を演奏。とても内省的な楽曲だ。黒く濁った感情を抉り出しては、それを目の前へ差し出すように、彼らは歌を、演奏を届けてきた。体感的な叫びだけがNICOLASの音楽ではない。むしろ、心の奥底に隠していた痛い本音へ寄り添い、共に切なさを共有してゆく姿こそ、NICOLASだからこそ持てる絶対的な強さと魅力。暴れるだけが正義じゃない、こういう姿勢にこそ、耳を、心を傾けたい。

NICOLAS流昭和歌謡ナンバー「罠」の登場だ。華やかなブラスの音色が、極彩な色を場内へ濃密に描きながらスウィングしてゆく。場末のダンスホールで彼らと淫らに絡み合う、そんな妖しい風景さえ見えてきそうだ。途中、ZEROとSAKUが舞台上で実際に絡み合う場面も。

「あ・た・ま!!」の言葉を受け、ふたたび豪快で重厚な音が舞台上からあふれだす。猛々しい音を響かせ、NICOLASは「死考回路」を突きつけた。本当なら、目の前にいる観客たちと絶叫のやり取りをしながら騒ぎ狂っていたのかも知れない。でも、どんな環境だろうと、彼らの思考回路には騒ぐ観客たちの姿が映し出されていた。だからこそSAKUが、メンバーらが声を張り上げ、カメラへ向かって煽り続けていたわけだ。

ライブの後半は、切々とした音色に心が打ち震えるバラードの「Begonia」から。静謐とした音色の上で、語り部となり雄々しく歌うSAKU。悲哀を抱いた壮大なドラマを嘆くように歌うその姿に、何時しか心が引き寄せられていた。楽曲が進むたびに昂る感情。

そして、演奏は、ふたたび熱を生み出しながら、ゆっくりと感情のベダルを踏み出した。愛しき想いを紡ぐように「モザイク」を歌うSAKU。その揺れる心模様を、演奏陣が優しく、でもしっかり前へ押し上げるように支えていた。胸にチクチクと痛心地好く刺さるSATSUKIのギターの旋律が、心に嬉しい高揚を与える。SAKUの歌声も次第に抑揚を増してゆく。その歌に、心がずっと捉えられていた。

RITSUの叩き出すドラムビートに乗せ、SAKUがカメラの先の人たちを煽りだす。SAKUの煽りに呼応し、叫ぶメンバーたち。勢いを加速させるように演奏は「ブリリアントワールド」へ。彼らは、一緒に心を開放し、共に心の翼を広げ飛び立とうと呼びかけてきた。魂を無条件に開放するサビ歌に触れ、解き放たれた気持ちのまま心は跳ね続けていた。

「ここから先の未来を照らします」の言葉を受け、彼らが解き放ったのが「ネオン」。その楽曲は大きな二つの翼を持っていた。その翼を大きく羽ばたかせ、歌に触れた人たちの気持ちを、彼らは彼方の世界へグイグイと引っ張ってゆく。どんな感情を抱いてようと、この歌に振れたとたん、心は自由になれる。きっと誰もが無邪気な気持ちのまま、笑顔を浮かべ、心の両翼を広げ、開放された気持ちのまま自由にその場を舞っていたに違いない。

「本当はここにいるみんなに聞かせたかった。でも、何もしないわけにはいなかった。こうして画面越しでも作れるものは絶対にある。みんなに残せるものがあると思ってここに立っています」(SAKU)

「熱くなりましょう!!ラストまでかかってこい!!」。ふたたび空気を塗り替えるように、AKANEのギターが轟音を掻き鳴らす。勢いを取り戻すように、演奏は「SACRIFICE」へ。凛々しく、雄々しい様で歌をぶつけるSAKU。メンバーたちも、挑みゆく姿勢のもと全身全霊で楽器を掻き鳴らしていた。荒れ狂う感情がどんどん興奮を重ねていく。

「画面叩き割っちまえ」「死んでくれ!!」。昂った感情のまま、最後にNICOLASは「遮断」を叩きつけた。カメラの向こうにいる連中を熱く、激しく煽るSAKU。その声や演奏を受け取った人たちは、きっと画面の先で思いきり頭を振り、現実を遮断し、NICOLASのライブが生み出す熱狂と快楽に浸りながら心を壊していたに違いない。彼らの視線は間違いなく追い掛けていた。目の前で「オイオイ!!」と声を張り上げ、化粧の落ちたクシャクシャの笑顔で騒ぐ仲間たちの姿を…。たとえ目の前に求める人がいなくとも、自分たちが心の手を伸ばせば何時だって求めあえる。だから、心を遮断することなく、これからも5人を求めて欲しい。

アンコールは「パラノイアドフィロソフィ」からスタート。ハードコアでパンキッシュな楽曲を突きつけ、NICOLASはふたたび熱を巻き起こす。マイクスタンドを突きつけ、モニターの先の人たちを煽るSAKU。SATSUKIが、AKANEが、ZEROがお立ち台へ次々と上がり、観客たちを煽り続ける。ライブでよく観る一体化を導き出す光景だ。

「この時期、ライブで伝えられることが当たり前じゃないからこそ、今、とても大切にしたいものをみんなからもらっています。俺たちは、みんながいなかったら活動出来なかった。自分たちを奮い立たせる理由、ここに立つ理由、これからもやり続ける理由、それは応援してくれるみんながいるからです。お互い無くちゃならない存在だということを理解しながら、これからも突き進んでいきましょう。かならずちゃんとしたライブで、もう一度この景色を観ましょう!!」(SAKU)

この瞬間、この喜びを味わえている想いをここで一緒に分かち合おうと、愛しさをたっぷり詰め込みながら、NICOLASはバラードの「ECHO OF SILENCE」を届けてくれた。SAKUは、今のNICOLASとして抱く想いをしっかり伝えようと、この歌に触れた人たちの心の扉の隙間から、気持ちの奥底へこの歌をじっくり染み渡らせていった。終盤に生まれた合唱。きっと誰もが、SAKUと一緒に「ラララ」と歌っていたと思いたい。

「全員の声を聞かせてくれ!!、声ー!!」の言葉を合図にフロア中に銀テープが舞い飛んだ。その演出が小憎らしいじゃない。何より、「セピア」がふたたび観ている人たちの心を解き放ってくれた。舞台上では一緒に自転車に乗るような姿を見せるなど、メンバーたちもこの場で歌い演奏することに喜びを覚えながら、気持ちを無邪気に開放していた。

「これからもNICOLASは突き進んでいきます。楽しんでいきたいです。かならずまた逢えます。その日を目指していきましょう」(SAKU)。

最後にNICOLASは、ミニアルバムにも収録した新曲の「終末時計」を演奏。今、この時期だからこそ伝えたい想いをたっぷりと詰め込んだ、聴く者の琴線に触れ、心に潤いを湛える楽曲だ。言葉のひと言ひと言に込めた想いは、ぜひ作品を通して受け止めてもらいたい。彼らが春先以降胸に抱えてきた感情が。そして、これからも抱えてゆく想いが、ここには深く刻まれている。この歌に触れ、あなたは何を思うだろうか。その言葉を、ぜひNICOLASのメンバーらへ伝えて欲しい。彼らは、そして僕らも、けっして終わりになど向かっていない。

NICOLASは、7月15日より通販限定ミニアルバム「銃声が消えたこの街で」を発売する。全国各地の人たちの手元へ確実に届ける術として、彼らは通販という形を選択した。中には、2万字を超える超ロングインタヴューも記されている。8月以降は、観客を入れたライブも徐々にだが再開する予定でいる。そこは、今後の状況を観つつなので、逐次、NICOLASの情報を追いかけていただきたい。


◆リリース情報
2nd Mini Album「銃声が消えたこの街で」
2020年07月15日(水) リリース
NC-007 / ¥2,420(税込)
[CD]
01. 銃声が消えたこの街で
02. VIRTUAL EGO
03. クソッタレ イズ バック
04. 奇想天外ブラインドラブ
05. 終末時計
[受付開始日時]
2020年07月12日(日)12:00よりNICOLAS OFFICIAL WEB SHOPにて販売開始、以降順次発送予定
※現状、ライブ会場での販売予定はありません

◆NICOLAS「銃声が消えたこの街で」試聴TRAILER


◆ライブ情報
【NICOLAS「MASK PARTY 2020」】
2020年08月14日(金) 渋谷REX

【NICOLAS「UMBRA RE:Birth」】
2020年12月04日(金) duo MUSIC EXCHANGE

【NICOLAS「DELIGHT -SATSUKI's ALL TIME BEST-」】
2020年12月28日(月) EDGE Ikebukuro

【NICOLAS「蜃気楼」】
2020年12月31日(木) 目黒鹿鳴館

※詳細および開催形式に関しては未定、後日発表になります。


◆NICOLAS Web
https://nicolas-psycho.com/

◆NICOLAS twitter
https://twitter.com/NICOLAS_PSYCHO

◆NICOLAS YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCuBw5I6G0CBv18mrfPWIE-g


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