2019.9.13 Awake / 「超神推し缶」
Vocal. Eru. / Guitar. ナオツ。 / Bass. 尋弥-HIROYA- / Drums. ゆーき
ViSULOG初登場となるAwakeが9月18日(水)にNewミニアルバム『超神推し缶』をリリースする。
ポップでカラフルな彼らの歌と音の中に込められた、熱い思いとあたたかい愛情を是非とも受け取って欲しい。これからの時代にとって必要なポジティブさがAwakeというバンドには溢れている。

インタビュー・文:二階堂晃

『派手好きなメンバーの集まりなんですよ』

――ViSULOG初登場となるAwakeの皆さんということで、まずはバンド紹介からお願いできますでしょうか?
Eru.:結成当初は「愛の伝道師」というコンセプトからスタートしたんですよ。初期の頃からラブソングやハッピーをテーマに活動してきたんですけど、活動8年目の今は「ド派手じゃないと意味がない!!!」っていう言葉を掲げていますね。
――“派手さ”をウリにしているバンドは、昨今では珍しいですよね。
Eru.:派手好きなメンバーの集まりなんですよ。昔からずっと原宿カルチャーとかが好きでやってきてて、あの頃も今もずっと変わらずド派手にやっていこうと思っていますね
――現体制になるまでにはどういった経緯があったのでしょうか?
Eru.:僕とゆーきとナオツ。の3人がそれぞれの前のバンドから仲が良くて、ひょんなことから「3人でセッションやろうぜ!」ってことになったんです。そうしたら意気投合しちゃって、その後それぞれに脱退や解散があったことでAwake結成に至りました。当初は1人目のベーシストともう一人ギタリストを迎えての5人で活動していたんですけど、新しい夢が出来たという事情でメンバー2人が脱退して、新しいベーシストを迎えて活動を続けていたんですけど、彼もまた音楽以外の道を進むことになって。
――そんな中加入したのが尋弥-HIROYA-さんであると。
Eru.:そうです。尋弥-HIROYA-くんはめちゃめちゃコテコテな黒系のバンドをやってた人なので、まさかそういうベーシストがAwakeに加入することになるなんて思ってもなくて。
尋弥-HIROYA-:加入前はAwakeのことは僕にとって憧れのバンドの一つでしたね。たまたまサポートさせてもらうご縁が生まれたきっかけで出会ったんですけど、そこでどうも気に入ってもらえたみたいで嬉しかったですね。
Eru.:いやもう、尋弥-HIROYA-くん最初から超ベースがうまくて!
ゆーき:あの時は本当にびっくりしましたね。
尋弥-HIROYA-:ちょうど僕の前のバンドも解散したタイミングだったんで、是非やりたいなと思って1年くらいのサポート期間の後に正式加入することになりました。
Eru.:尋弥-HIROYA-くんはサポートの身なのにバンドに対していい意味で第2のリーダーといってもいいくらい厳しい人だったんですよ(笑)。一緒に活動していく中でAwakeには尋弥-HIROYA-くんみたいなタイプの存在が必要だと徐々に思うようになって、加入してくれないかっていう話をして。
尋弥-HIROYA-:僕はずっと黒い系のバンドをやってきたから、最初は次もそういうバンドを組もうかなと考えたこともあったんですよ。でも、Awakeの楽曲を演奏して3人と一緒にいると、自分の心もカラフルで明るいものに変わっていってることに気付いて、それがとても心地よかったんです。

『「好きだから病む」みたいな要素は一切入れてなくて』

――素晴らしい巡り合わせがあったのですね。そんなAwakeが9月18日(水)にNewミニアルバム『超神推し缶』をリリースします。
Eru.:僕らにとって13枚目の作品です。ここ何年かは歌モノやバラードを中心にした大人な音楽を発信していたんですけど、前作の『ULTRA bubble BOM!!!』からAwakeの根本にあるカラフルでハチャメチャなスタイルに回帰したんです。そうしたら、久々にCDが完売したんです。
――このご時世にCDが完売するというのはとても貴重なことですね。
Eru.:今は世の中全体が不景気で低迷している雰囲気があるじゃないですか。だからこそ負のオーラが一切ない、底抜けに明るくてみんなでバカ騒ぎ出来るような音楽が必要なんじゃないかって思っていて。そういう思いを持って作ったのが、この『超神推し缶』です。
――おっしゃる通り、タイトルからポジティブなエネルギーに満ち溢れていますよね。
Eru.:リード曲の「神推しベイビー」は、好きな人に盲目になりすぎて頭が狂っちゃうって曲なんですけど、「好きだから病む」みたいな要素は一切入れてなくて。初恋の時に“好きで好きで夜も眠れない”って感じたように、なんの曇りもない幸せな感情をこの缶詰に詰め込もうっていうコンセプトを込めたんです。言ってしまえば、「幸せの缶詰」ですね。
――とても素敵なテーマだと思います。Awakeの楽曲制作はどんな流れで進んでいくのでしょうか?
Eru.:僕の中にある大まかなイメージをゆーきくんに伝えて、ゆーきくんの起こしたデモテープを4人でアレンジしていくスタイルです。データのやり取りで完結するバンドも多いですけど、僕らは本来のバンドっぽい作り方をしている方だと思いますね。
――全曲ライヴ感の強い作風に仕上がっているのはそのあたりに理由がありそうですね。
Eru.:僕らは実際にスタジオでデモを合わせながら完成へ持っていくので、それは大いにあると思います。
ゆーき:今回は特にたくさんスタジオに入ったよね。「ああでもない、こうでもない!」って言いながらしっかり練り込んで作れたと思います。
――先ほどもお話に上がった1曲目の「神推しベイビー」は特にライヴでのカラフルな光景が目に浮かびます。
Eru.:この手のテーマで曲を作るバンドは多いと思うので、Awakeにしか出せない要素を前面に出すことを心掛けました。僕らって、4人ともガッツリ“ギャ男”だった時期があって、その頃の自分たちの気持ちが実はこの曲には関係しているんです(笑)。
――というと?
Eru.:この曲の主人公は女の子ですけど、実際にこの曲を歌って演奏する僕たちがまだキッズだった当時に大好きだったバンドへの想いをイメージしながら作っていって。ヴィジュアル系が好きすぎて狂っていましたからね(笑)。僕はL'Arc-en-Cielが子供の頃から今に至るまでずっと大好きなんですけど、ラルクを入口にしてインディーズのシーンも好きになって、専門学校に通っていた頃は毎日ライヴハウスにいましたからね。実は、僕がお客さんとして見に行ったライヴでゆーきくんやなおっちゃん(ナオツ。)の出ていた対バンを観に行ったことがあるって後になって気付いたこともあるくらいで。
――楽器隊の皆さんのルーツも伺ってもよろしいでしょうか?
ナオツ。:僕はX JAPANでヴィジュアル系を知って、音楽番組「BREAK OUT」に出ていたようなバンドさんたちにガッツリのめり込んで。そこからさらに刺激が欲しくなってインディーズにハマって、一番好きになったのはDué le quartzでしたね。MIYAVIさんは今でも僕が一番尊敬するギタリストです。
ゆーき:僕もバンドブームでヴィジュアル系を知って、元々クラシックをやっていたこともあってMALICE MIZERに一番のめり込みましたね。最初はダークな世界観を前面に押し出していたヴィジュアル系というものは苦手だったんですけど、だんだん「こういう表現方法があるのか」ってことに気付くようになってから、気づけば大好きになっていました。
尋弥-HIROYA-:意外かもしれないですけど、僕は元々ヴィジュアル系とは無縁の音楽ばかり聴いていたんです。でも、DIR EN GREYに出会って、こんな表現をしているバンドがいることに衝撃を受けてしまって。普通に生きていると到底見ることのない世界じゃないですか。そこから、黒くてカッコいい系統のバンドにのめり込みましたね。
――様々なルーツを持つ皆さんだからこそ、Awakeの持つバラエティ豊かなスタイルが生まれたとも言えますね。
Eru.:みんなバラバラなのがいいですよね。それに、Awakeって歌詞は可愛くても実はリフはメチャメチャいかつかったりするんで、そういう音楽的な深みにも繋がっていると思います。
ゆーき:ポップで聴きやすいバンドだって言われることも多いですけど、よく聴くと楽器隊は超激しいことをやってたりするのでそのあたりにも注目してほしいですね。

『続けていくと決めた以上は前を向いていたい』

――同じくライヴ感抜群の2曲目「未来⇆Rotation」もポジティブなメッセージ性に溢れています。
Eru.:人生は過去も現在も未来も“ローテーション”して巡るものだから、今苦しい中にあっても人生はいいことも悪いことも繰り返されるものだから、深く考えすぎずに前を向いて生きようよってことを伝えたくて作った曲ですね。“必ずまた日は昇る”っていうか。
――それはやはり、Eru.さんご自身が苦しい時期を乗り越えたからこそ生まれた言葉なのでしょうか?
Eru.:絶賛乗り越えてる最中ですよ。ボルダリング中に次に掴まる石が見つからない、みたいな(苦笑)。バンド業界も3~4年前から比べて色々と状況は変わりましたけど、続けていくと決めた以上は前を向いていたいですから。
――ひとつのバンドを8年続けることは並大抵のことではないと思うのですが、皆さんがAwakeであり続けるための原動力はなんでしょうか?
Eru.:意地と夢なんだと思います。バンドを辞めていったかつての仲間と話すと「こんな時代だからしょうがないよ」なんてよく聞きますけど、僕は時代のせいにはしたくなくて。どんな時代でも、それこそ僕らの憧れのバンドのように大きく結果を出している人たちはいるし、僕はまだまだ8年なんてヒヨッコだと思っているので。さらに言うと、僕たちも一度解散を考えたことがあったんです。メンバーで飲みながらそんな話をしたことがあって、「じゃあ、解散したらなにする?」ってなった時にみんなAwakeしかやりたいことがないよねって気付いて。朝になる頃には、改めてここからまた頑張っていこうという話になって、それが今に繋がっています。
ナオツ。:僕たち、しょっちゅうケンカしますけどね(笑)。でもバンド以外の時間も一緒に過ごして喜怒哀楽を共にしていることが続けていく原動力になっているんじゃないかなって。
Eru.:メンバーがメンバーのことを好きすぎて怖くなりますよ(笑)。ツアー先で別々の部屋を取っているのにいつもみんなが僕の部屋に集まってきて話したり楽器を弾いていたりしたら朝になっているんです。
――続く「あわ物語」はそんなメンバーの皆さん自身のことを歌った曲ですね。これは、4人全員がボーカルを取っているようですが……。
ゆーき:と、見せかけてEru.くんが全員のモノマネで歌ってるんですよ(笑)。
――え! そうなんですか?
Eru.:ライヴではそれぞれが歌いますけどね。実際のメンバーの声はライヴまで取っておきたくて、僕が3人のことをイメージして歌いました。
ゆーき:レコーディングエンジニアさんも大爆笑だったんです(笑)。
――それは驚きました。この曲はEru.さんから見たAwakeメンバーそれぞれについて書かれていますが、ここに書かれていないメンバーの自己紹介も気になるところですね。
Eru.:他のメンバー紹介だと、1人は「生粋の江戸っ子ロッカー」1人は「どんな不安も吹き飛ばすAwake1のムードメーカー」1人は「寡黙なヒーロー敬語スナイパー」って言う歌詞を付けますかね。誰の事を歌っているかは読んでくれているみんなの想像に任せます(笑)。
ナオツ。:♪クーポン使いは神業♪な僕は本当にめっちゃ倹約家です。
一同:(爆笑)。
Eru.:1円単位まで割り勘にしてくるの本当にやめて欲しいよ(笑)。
ナオツ。:ごめんね(笑)。いやでもEru.くんがメンバーの事をこうやってわかりやすく歌詞にしてくれたのでどんな人かとか好きな物とか一発でわかりますし、凄く嬉しかったですね。僕の事を歌っているサビの部分の歌詞をみたときにウルッと来てしまったり。
ゆーき:僕もあわ物語の歌詞は的を得ていて凄いなと感じましたね。愛猫家なところも、「言っちゃえばそうなんだよね」っていう口癖の部分も改めて良く見てくれているなって。神推しベイビーのMV内でも甘いお菓子をひたすら食べまくってるので是非見て下さい(笑)。
尋弥-HIROYA-:僕は単刀直入に歌詞に登場出来たのが嬉しすぎましたね!見た目は強面ヤンキー中身はマイルドヤンキーって書いてもらってるんですが本当にそうで、僕は意外に時間に余裕がないとだめで、ライヴ直前は絶対に気持ちにゆとりが欲しいタイプなんです(笑)。ヤンキーだったら時間にもルーズみたいなイメージもありますが自分はそういうところはしっかりしたくて。まさに見た目は強面ヤンキーでも中身はマイルドヤンキーでいきたいですね!!
Eru.:今日の取材も一番早く到着したのは尋弥-HIROYA-くんですからね(笑)。
――そんなEru.さんはいかがですか?
Eru.:猛獣ライオン!っていうイメージとは裏腹に実は…っていう部分を表現しましたね。こう見えて実は僕ってめっちゃ心配性なんですよ(苦笑)。家の鍵を確認しに何度も引き返しちゃうし、ライヴの日も車の鍵が心配になって出番直前にライヴハウスから駐車場まで確認に戻っちゃうくらいで(笑)。あと、歌詞の通りはみがきとお餅が大好きです(笑)。

『大切な存在をずっと守っていくよという思いが伝わったら嬉しい』

――そして「Dream Rush」「約束」の2曲はこれまでのアッパーな曲調から一転して、胸にスッと届いてくる歌ものとなっています。
Eru.:「Dream Rush」は少し前からあった曲なんですけど、色々な事情で当時リリースに至らなかったんですね。そこから、前作『ULTRA bubble BOM!!!』が完売したことでメンバーがもう一度Awakeにかけてみよう!って気持ちが一つなった今、“夢に向かって猛ダッシュ”っていうイメージで作りました。「約束」は、そのまま“ファンとの約束”です。
――どういった約束なのでしょうか?
Eru.:「俺たちはずっとここにいるよ」ということです。元々、もう亡くなってしまったゆーきくんのお父さんについて書かせてもらっていたんです。天国からきっと見守ってくれているだろうなって思って。そこから気持ちが膨らんで、僕たちからファンへ向けたメッセージでもありたいと思うようになって完成した曲です。
ゆーき:Eru.くんからそういう思いで歌詞を書いてくれることは制作の早い段階から聞かせてもらっていたので、デモの段階では歌とバンドとピアノくらいのシンプルなアレンジだったんですけど、僕の父がクラシックが大好きだったこともあって、届くといいなと思ってバイオリンを中心にした壮大なアレンジに仕上げました。
Eru.:ゆーきくんから見たお父さんであったり、僕たちから見たファンの子たちであったりという大切な存在をずっと守っていくよという思いが伝わったら嬉しいですね。
――ポジティブなメッセージに溢れた『超神推し缶』をリリ―スして、これからAwakeとしてどのような展望を描いていますか?
Eru.:僕たちは、分かる人だけが分かればいいというスタンスではなくて、一人でも多くの人にAwakeのことを知って欲しいです。国民的なバンドになって、たくさんの人のことを幸せにしたいんですよ。バンドが大きくなることで救えるものってあると思うんです。バンドとしてのチャリティとか、大きな存在だからこそやれることじゃないですか。そういう部分でも誰かの力になりたいし、世の中に貢献していけるようなバンドになりたいですね。
ナオツ。:型にはまらないバンドであることが一番ですね。長く続いているAwakeだからこそ出来る挑戦をし続けていきたいです。
ゆーき:僕たちが憧れてきた存在のようにまだまだ大きなバンドになりたいですし、Eru.くんも言ったように、僕らの活動を通じて少しでも誰かの生活を明るいものに出来るようなバンドになっていきたいですね。「いつ見てもAwakeは笑ってるね」って言ってもらえるような、みんなにとって安心できる場所でありたいです。
尋弥-HIROYA-:僕も同じ気持ちです。最近の有名な映画の主題歌でもありましたけど、Awakeという存在が誰かの「大丈夫」になれたらいいな。
raith.
Awake(アウェイク)

「愛の伝道師&ド派手じゃないと意味がない!!!」を掲げている明るくPOPなBANDで楽曲はキャッチーでメッセージ性の強い曲が多くLIVEも勢力的に展開中。


リリース情報
Awake / 「超神推し缶」
2019年09月18日 RELEASE

【CD】
STRD-0265 / ¥2,000
[CD収録曲]
01. 神推しベイビー
02. 未来⇆Rotation
03. あわ物語
04. Dream Rush
05. 約束

ライヴ情報
Awake New Mini Album 「超神推し缶」発売記念主催「超神推し祭2019」‬

2019年9月18日(水) 渋谷STAR LOUNGE
OPEN 17:00 / START 17:30
前売り 3,500円 / 当日 4,000円(D代別)
[出演]
Awake / アスティ / アンスリウム / 魔界劇団ネキュラ / TEARCiTY
[チケット]
Aチケット:A1〜50 THANK YOU SOLD OUT!!
08.29(木)〜Awake終演後物販にて販売開始
Bチケット:2019.9.1(日)〜e+で販売開始
■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通)
https://eplus.jp/sf/detail/3055110001-P0030001
Cチケット:各バンド予約
【入場順】
A→B→C→当日券
【問い合わせ】
渋谷STAR LOUNGE ‪03-6277-5373‬

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