INTERVIEW

the Raid.「籠女唄」

2018.07.24
ワンマンツアー「原点回帰~なんばHatchへの道~」真っ最中のthe Raid.が、2018年7月24日にNEW SINGLE『籠女唄』をリリースする。
怒涛のツアースケジュールにも関わらず、“原点回帰”のひとつとして「和風」を前面に押し出されて制作された今作。
常に何よりもファンを第一に思い、新鮮な存在であり続けようとする彼らのアーティストとしてのプロフェッショナル魂と、ファイナルなんばハッチの大舞台にかける思いを存分に語ってもらった。

インタビュー・文:二階堂晃
『この5人での最初のステージと同じ場所から始まった』
――ワンマンツアー「原点回帰~なんばHatchへの道~」の真っ最中ですが、ツアーの手ごたえはいかがですか?
bo_ya:全国ツアーを何回も重ねていく中で、最初はあまりお客さんが入らなかった地方も徐々に人数が増え始めているのを感じますし、「最近来なくなったな」と思っていたお客さんをまた久しぶりに見かけることも多くて、個人的にとても手ごたえを感じるツアーですね。
由羽:先日は金沢でワンマンだったんですが、昨年の66か所ワンマンツアーぶりに帰ってきた土地だったんですね。その日以来、楽しみに待ってくれていたファンの子がすごく多くて、66か所ワンマンを回った意味というものを確かめることが出来ているこのツアーだなと思っています。
テンシ:今回は本数的に行けない土地もあるんですけど、そういった地方に住んでいる子も近い場所の公演にわざわざ足を運んでくれたりもして、僕も由羽さんと同じく66か所を回ったからこそのツアーだという実感を感じています。
一陽:今回のツアーではMCの時に初めて来た子に手を挙げてもらってるんですが、逆を言うと手を挙げてない子というのは2回目、3回目とthe Raid.のライヴに足を運んでくれているということですよね。そういう意味での手ごたえのあるツアーが出来ていると思います。
星七:僕はまだまだこんなもんじゃないと思っていて。前回の47都道府県ツアーはチケットが安いこともあってお試しで多くの人が見に来てくれた中で、そこでいいなと思ってくれた子がこのツアーに新しく参加してくれてると思うんです。とはいえ、前回来てくれた子全員が今回に繋がったかと言われるともちろんそうではないので、その部分に関するチャレンジもこのツアーの先にするべきなんじゃないかとここまで回って感じています。
――特に印象的なライヴはありましたか?
星七:僕は名古屋E.L.Lでの自分のバースデーライヴが印象に残っています。前売りの時点で即完することが出来ましたし、そういう意味ではファンの子のおかげでひとつ目標を達成することが出来て嬉しかったですね。どうしても思い入れのある日でしたし、ちょっとファイナルみたいな雰囲気のライヴになったことが思い出深いです。
bo_ya:僕、地元が京都なんですけど、逆に意気込みすぎて色んな思いが空回りしたライヴを京都ではしてしまって……。なので、絶対に次の京都公演に繋げてリベンジを果たしたいです。
由羽:僕も星七と同じく、名古屋E.L.Lです。東京と大阪はこれまでにも大きなワンマンの経験はありますが、名古屋で大きな会場を埋めることが自分の中のひとつの登竜門だというのがあって。そんな場所で星七の誕生日をいい形で祝ってあげたいという気持ちがすごく大きくて、すごく緊張したのを覚えています。収録が入っていたこともあって、いざライヴになってみると一瞬で時間が過ぎ去りました(笑)。
テンシ:僕は初日のTSUTAYA O-WESTですね。O-WESTは僕が加入して最初のライヴだったので同じ場所でまたやれるというのが嬉しかったですし、加入したてで必死だったあの頃と今では同じステージでも景色が違って見えたことに感動しましたね。
一陽:僕もテンシと一緒で、テンシが加入しての新体制一発目と同じ会場だったO-WESTの初日ですね。厳密な原点回帰とは違うかもしれませんが、この5人での最初のステージと同じ場所から始まったという意味では、改めて気持ちを引き締め直しての「原点回帰」ツアー初日に相応しい会場だったと思っています。
『この5人での和風のthe Raid.をみんなに見てもらおうという思いで作った』
――そんなツアーでお忙しい中、前作『鍵穴』から畳みかけるようなタイミングでの『籠女唄』のリリースに踏み切りましたね。
星七:今のシーンって移り変わりが特に激しい時代だと思っているので、止まることなく新しい自分たちを提示することでファンの子たちを安心させたいし、新しい作品が出来たことを一緒に喜び合いたいって思うんですよね。
――このタイミングで「和風」を前面に押し出す作品になったことが驚きでした。
星七:実は、前の体制で活動していた時の最後のシングルが『女ルカリ』という和風の曲だったんです。そこからしばらく4人になって未来が見えないまま活動して、一時は活動休止という話も出たんですが、テンシが加入してくれたおかげでまたこうして走り出すことが出来て。そしてこのツアーが「原点回帰」ということで、僕ら自身も原点回帰としてバンドの節目だった「女ルカリ」と同じように、この5人での和風のthe Raid.をみんなに見てもらおうという思いで作ったのが「籠女唄」なんです。
――そんな「籠女唄」は作詞が星七さん、作曲がbo_yaさんのコンビによるものですが、今作はどんな経緯で制作されましたか?
星七:「女ルカリ」はテーマが「花魁」だんたんですが、「籠女唄」ではもっとドロドロしたものを書こうと思いました。同じテーマではあるんですが、バンドとして進化してもう一歩踏み込んだダークな作品にしようというのはありましたね。歌詞に書いても、これを言っていいのか分からないですけど、近親相姦を題材にしたものになっています。
――是非、歌詞のストーリーについて詳しく聞かせて欲しいです。
星七:the Raid.の歌詞は直球な表現であることを心掛けてきたんですが、今回はテーマがテーマなだけにわざとぼかして曖昧な言葉を多く使いました。簡潔に言うと、血縁関係にある男性との望まない関係の末に相手を手にかけてしまうという内容になっています。
――ということは、“叔父さんこちら 手の鳴る方へ”の“叔父さん”とはいわゆる血縁上の“叔父”のことということですか?
星七:そういうことです。Music Videoありきで観てもらえれば世界観については理解してもらえると思います。今回は内容が内容なので、YouTubeで宣伝するバージョンと製品に収録するバージョンでまったく別のものになっているんで、その点も注目して欲しいですね。
――bo_yaさんは今作のテーマを受けてどのような形で作曲を進めていかれましたか?
bo_ya:和風というテーマありきで作っていく中で童謡の「かごめかごめ」のメロディを取り入れてみたり、ライヴの空気も意識しながら作ったことで「女ルカリ」にはないオドロオドロしさがいい感じに出ている曲になったんじゃないかなと思います。終盤の“かごめかごめ”の部分では、星七が客席に降りてお客さんが星七を囲むといった演出も取り入れていけたらいいなと思っていますね。
――the Raid.の持ち味の1つとして、ライヴ前に発表される振り付け動画を楽しみにしているファンの方もたくさんいるかと思いますが、「籠女唄」の振り付け動画も公開される予定はありますか?
星七:そうですね。ただ、僕らは振り付けを強要するバンドではないので、あくまでも楽しみ方のひとつの提案としての振り付け動画だと思って欲しいです。ただただ曲を聴いて楽しみたいファンの子ももちろんいると思うし、楽しみ方は人それぞれ自由というのがtha Raid.の掲げている信条なので。振り付け動画は楽しみ方の参考資料のひとつとして楽しんで欲しいですね。
――由羽さん、テンシさん、一陽さんの3人は最初に「籠女唄」を聴いてどんな感想を持たれましたか?
由羽:「女ルカリ」は和風な中にも曲としてのキャッチ―さがウリだったと思うんですが、一方今回の「籠女唄」は「振り切ってきたな」という印象でしたね。
テンシ:曲調は綺麗なのに歌詞がとことんダークなのが僕的には好きだなと思いました。
一陽:Aメロの時点から独特の雰囲気のあるメロディでしたし、「the Raid.の和風の進化系」だなと最初に聞いた時から一発で感じましたね。
――「籠女唄」Music Videoの撮影はもう終わっているのでしょうか?
星七:実は今回、YouTubeバージョンのエキストラとしてVISIT JAPAN大使の星子誠一さんに出演して頂いていて、そちらの収録はもう終わっています。より世界観の生々しさにこだわった製品版の撮影はこれからなので、どちらも楽しみにして欲しいですね。
――期待しています。そんな「籠女唄」の全タイプ共通カップリング曲「リフレイン」についても聞かせて頂けますか?
bo_ya:王道の歌モノです。この手の曲は書くのも聞くのも好きなので、すらすら書けました。どこか哀愁漂う雰囲気とヴィジュアル系の王道の曲調が上手い具合にマッチして、完成した音源を自分で聞いても「この曲いいな、好きだな」と思える仕上がりにできました。このシングルの収録曲で一番お気に入りです。
――ありがとうございます。「あそびめ」(※C-TYPEのみ収録)はどんな曲になりましたか?
由羽:あそびめに関してはライヴを意識しましたね。僕がライヴを観に行った時を想像して、あ!この曲きた!って思われると嬉しいじゃないですか!そんな曲に育って欲しい気持ちで書きました。そしてエッセンスとして自分の中の和で中和させてあげたという作品です。目を閉じるとライヴの景色が見える1作品です。
――最後に、「夕暮れかくれんぼ」(※D-TYPEのみ収録)についてもお願いします。
bo_ya:デモはかなり前から完成していて、「もういいかい、まだだよ」というかくれんぼを題材にした曲、というコンセプトだけ決まっていてそこからがかなり難産して曲です。最終的には星七が書いてきた歌詞もストーリー性があり、どこか怖い雰囲気とどこか悲しいレトロな雰囲気で今までにないようなテーマの曲になりました。この曲独特のフリもありライブでも楽しめる曲になっています。
『バンドには勝負を仕掛けないといけない時というものがあります』
――ありがとうございます。『籠女唄』をリリースして「原点回帰~なんばHatchへの道~」のゴールであるなんばハッチへと向かっていく訳ですが、改めて、何故今the Raid.はなんばハッチを目指すのでしょうか?
星七:僕らは関西出身バンドということで、やはり駆け出しのころからなんばハッチは憧れの場所だったんです。ワンマンはもちろん、イベントライヴだとしてもそう簡単に立てる場所ではないですし、大阪をファイナルにする上ではここ以外に考えられなかったです。また、事務所に属さずに自主で活動してきた僕たちが東京ではZepp、大阪ではハッチという大きな会場でファイナルを迎えるということが、絶対にこれまで応援してきてくれたファンの子たちの勇気にもなると思っています。
bo_ya:自分がなんばハッチに立てるということが本当に感無量です。僕が憧れてきた数々のバンドが立ってきた場所でワンマンをやるということで、自分も多少なりともそちら側の存在になれたということかなと思っています。関西出身バンドマンとしての誇りを持ってなんばハッチを目指したいですね。
由羽:僕は上京してからバンド活動を始めたので、当初なんばハッチは「名前を聞いたことのある会場」くらいのイメージなんです。ただ、星七やbo_yaが言ったようにメンバーに強い思い入れのある目標ですし、バンドとして同じ気持ちで100%の自分で臨みたいと思っています。
テンシ:僕も由羽さんと同じく、個人的に特別な思い入れのある会場ではないんですが、メンバーの思いは側で見ていて伝わってきますし、全員で気持ちをひとつにして地方ファイナルでもあるなんばハッチを絶対に成功させたいと思っています。
一陽:僕も大阪に住んでいた時にはいつもなんばハッチの外観を眺めては「大きいなあ」とばかり思っていました。今こうして全国展開が出来ているのはやはり最初から応援してくれている地元のファンのおかげですし、7月27日という日はバンドの始動日でもあるので、僕らにとってもファンの子たちにとっても一番大切な日なんですね。「いつも応援ありがとう。俺たちメチャメチャカッコええバンドやろ?」ってことをまずは自分がしっかり楽しむことで駆けつけてくれたみんなに伝えたいですね。
――それでは、最後にバンドを代表して星七さんにViSULOGをご覧の皆さんへメッセージをお願いいたします。
星七:ライヴは無理して来るものではないですし、だからこそ来てくれた皆さんにはいいものを届けようと思って毎回臨んでいます。その上で、バンドには勝負を仕掛けないといけない時というものがあります。なんばハッチはまさしくその時ですし、the Raid.を応援してくれているみんなの顔を潰したくない。そういう意味で、ここが勝負時なのかなと思います。普段はあまり「ライヴに来て欲しい」だとか言わないんですが、今だけは、是非、皆さんの目になんばハッチのステージに立つ僕たちに会いに来て欲しいと心から伝えたいです。

RELEASE

the Raid. 新体制4th single「籠女唄」
2018年07月24日(火) Release!!
【A-type】
CD+DVD
RAID-2201 / ¥1,800 (税別)
[CD]
01. 籠女唄
02. リフレイン
[DVD]
01. 籠女唄MV
02. MV MAKING
[発売元]
Starry Records
[販売元]
ダイキサウンド
[封入特典]
オフショットトレカ1枚&応募券A

【(B-type】
CD+DVD
RAID-2202 / ¥2,000 (税別)
[CD]
01. 籠女唄
02. リフレイン
[DVD]
5.26 E.L.L星七バースデーライブ映像
[発売元]Starry Records
[販売元]
ダイキサウンド
[封入特典]
オフショットトレカ1枚&応募券B

【C-type】
RAID-2203 / ¥1,500 (税別)
[CD]
01.籠女唄
02. リフレイン
03. あそびめ
[発売元]
Starry Records
[販売元]
ダイキサウンド
[封入特典]
オフショットトレカ1枚&応募券C

【D-type】
RAID-2204 / ¥1,500 (税別)
[CD]
01. 籠女唄
02. リフレイン
03. 夕暮れかくれんぼ
[発売元]
Starry Records
[販売元]
ダイキサウンド
[封入特典]
オフショットトレカ1枚&応募券D

【E-type】
RAID-2205 / ¥500 (税別)
[CD]
01. 籠女唄
02. リフレイン
[発売元]
Starry Records
[販売元]
ダイキサウンド
[封入特典]
オフショットトレカ1枚&応募券E


LIVE INFORMATION

50公演ワンマンツアー「原点回帰〜なんばHatchへの道〜」TOUR FINAL

2018年07月27日(金) なんばHatch

8月は地方レイダーズ増殖月間!無料ワンマンツアー

2018年08月01日(水) X-pt.
2018年08月02日(木) Crowbar
2018年08月05日(日) CLUB GATE
2018年08月07日(火) 堅田BIRTHDAY
2018年08月09日(木) 松江B1
2018年08月11日(土) DRUM Be-7
2018年08月12日(日) DRUM Be-0
2018年08月16日(木) KAZOO HALL
2018年08月20日(月) 昭和SESSION
2018年08月25日(土) Speed King
2018年08月26日(日) floor R
2018年08月28日(火) GEILS

「鍵穴」付属 参加券対象二部制ワンマン

2018年08月18日(土) 池袋BlackHole

bo_yaバースデー

2018年10月27日(土) 吉祥寺club SEATA

テンシバースデー

2018年12月15日(土) 柏PALOOZA

カウントダウンワンマン

2018年12月31日(月) 大阪MUSE

由羽バースデー

2019年01月27日(日) 代官山UNIT


2018年08月23日(木) 高田馬場AREA
2018年10月04日(木) 大阪MUSE

the Raid. PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。
  • Vo:
    星七
    Birth:
    05.28
    Blood:
    A

  • Gu:
    bo_ya
    Birth:
    10.30
    Blood:
    O

  • Gu:
    由羽
    Birth:
    01.30
    Blood:
    AB

  • Ba:
    テンシ
    Birth:
    12.10
    Blood:
    A

  • Dr:
    一陽
    Birth:
    06.22
    Blood:
    A


DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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