INTERVIEW

DAMY 「トモダチごっこ」

2018.04.02
「トモダチとは何か?」
Vo.椋の心の闇をこれでもかというほどに吐き出したDAMYのNEWシングル『トモダチごっこ』が4月4日(水)にリリースされる。日々の中で人がつい誤魔化し、目を背けてしまいがちな暗い部分に真正面から向き合うことで、きっと生きていく上で大切な何かを感じてもらえることだろう。
“トモダチごっこ”をはじめましょう。

インタビュー・文:山本貴也
『周りの人たちに嫌われたくなくて、トモダチのフリをする上辺の付き合いをしていた』

――「トモダチごっこ」の歌詞はとても共感できました。 :作詞作曲共に僕なんですけど、信用できて何でも話せる相手というのが本当に数人しかいなくて……。特に学生時代とかは、僕自身が周りの人たちに嫌われたくなくて、トモダチのフリをする上辺の付き合いをしていたこともあり、そういう部分を書いた曲になっています。今回の3曲は“DAMY椋の裏側”がコンセプトになっているんですが、「トモダチごっこ」はその中でも人間関係という部分に重きを置いていますね。 ――どこからがトモダチで、この人は自分にとって親友なのかなとか考えてしまうことってありますよね。 :そうなんです。「この人はトモダチだ」と思えるまでに1年くらいかかったりもするし。僕に対して殻を破ってくれたと思える相手になかなか出会えないこともあって、僕自身が人との関係を“トモダチごっこ”にしてしまっているのかなとも思いつつなんですけど……。難しいですよね。 ――何をもって“トモダチ”なのか、皆さんの解釈も聞いてみたいです。

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:僕はトモダチがいないんじゃないかってレベルで少なくて、2人きりでいる空間で何も気を遣わずに話が出来る相手のことをトモダチって呼ぶのかなと思いますね。メンバーはそれが出来る相手だけど、それ以外ってなると片手で余裕で収まる人数しかいない。 颯熾:僕は1人でいるのも好きなんで、自分の時間を割いてまで会いたいと思わない相手はトモダチじゃないですね。僕は結構ライヴの楽屋でも自分から話しかけに行く方なので、ツアーとか終わるとトモダチが増えてます。でもそれってトモダチって呼べるのか? :そうだよ。颯熾がトモダチだと思っていても相手の人は「よく対バン被るバンドの人」ぐらいにしか思っていないかもしれないし。それがもう“トモダチごっこ”なんだよ。 颯熾:なるほど、そういうことか。 海青:俺は同い年か年下でタメ口で話せるようになった相手がトモダチですかね。 ――年上とはトモダチになれないんですかね? 海青:ダメなんですよね。どうしても「先輩」っていう風になっちゃって。 ――学生時代は親友が出来やすい環境だしそういう時期だと思うんですよ。でも大人になってから親友と呼べる人に出会うことってなかなか難しいですよね。 :バンド始めてからの付き合いでお酒を飲みながら何でも話せるような関係の人って本当に2、3人しかいないですし。それに今思えば地元に帰って学生時代のトモダチと会っていても「あれ? コイツと2人でいるとなんか気まずい」ってなることありませんか? 「学生の時はコイツと仲良かったと思ってたけど、よく考えたらそうでもないかもしれない」ってこともあると思うんですよね。 颯熾:分かる。最初4人くらいで会ってて、不意に2人だけになった時に気まずくなる相手っているよね。 :そう。その時点でそいつとはもう“トモダチごっこ”なんだよ。人間って難しいですよね。 ――今作はカップリングを含めた3曲に“君”という対象が描かれていることもあり、共通するテーマがありそうですね。 :僕の歌詞には必ず具体的な対象がいるんですが、「トモダチごっこ」の場合は人間関係をこじらせてしまった相手のことで、「奈落」は僕個人の幼少の頃に向けて書きました。僕、子供の頃に暗い場所が異常に怖かったんです。暗闇で何も見えないし、寝る時が一番嫌いな時間だったんです。そして大人になってからも、何かあって目の前がお先真っ暗に感じてしまう瞬間があの頃の感覚にすごく似てるなと思っていたり、「きみのわるぐち」は僕が一番恐れていることですね。僕も人間だから悪口を言いたくなることもあって、だけどそれが英語だったら聴いた人がそこまで嫌な気持ちにならないかなと思って英語で書いてます。 ――日本語で語ってる部分も誰かへの悪口ですか? :はい。ここは聴こえるか聴こえないかってくらいの大きさで陰口みたいな感じで言った方がそいつに伝わるかなと思って。本当に悪口を言うのは良くないことですけど、歌の中でならいいかなと思うんですよね。 ――「トモダチごっこ」のMVを観て曲の印象が少し変わりました。 :僕、大人になるまでの人間関係があまり良くなくて、小中学校の時はいじめられていたんです。周りの子たちも次のいじめの対象になりたくないから見て見ぬふりをするじゃないですか。それで子供ながらに人間関係が嫌になっちゃったんですよ。“心閉ざし道化師になる”って歌詞にもあるように、作り笑いで他人との関係をやりすごす癖がついたまま大人になっちゃったんですよね。そして今回「トモダチごっこ」のMVを作ろうってなった時に、あの頃の自分を登場させようと思って、あの子は純粋なままの僕自身なんですけど、あの子供が大人になった僕に取り込まれていくっていうストーリーなんです。最後にあの子はチョコレートにされて僕に噛み砕かれるんですけど、あの部分は「自分の中の純粋な気持ちがすべて打ち砕かれる」ということを表しています。 颯熾:そう思うと学校って怖いですよね。全く違う生き方をしてきた子供が何百人も同じ場所に集められたら、そりゃあ椋が描いたようなことも起こりますよね……。 :それもあって、実はデモ制作の段階では「学校」という題材をフィーチャーしていたんですけど、結果としてもっと広い「幼少期」というテーマに進んで正解でしたね。 海青:俺も絵に描いたようないじめられ方をしていたんです。洗剤をかけられてトイレに閉じ込められたりみたいな……。私立で厳しい校風だったから、憂さ晴らししたかっただけだと思うんですけど、後になって俺もいじめ返してやったんです。でもそしたらすごく虚しくなってしまって、そこから俺は誰かをいじめたり見た目で判断したりするのは辞めようと思うようになりました。 :ヴィジュアル系好きな奴って決まっていじめられるんですよ。僕もバンドに憧れて髪伸ばしていただけで「気持ち悪い」って先輩にいじめられてましたから。 :僕はいじめられてはいなかったと思うんですけど、椋と一緒で高校の時に髪も伸ばしていたし、口ピアスを隠すために1年中マスクしているような生徒だったから孤立していましたね。 ――「トモダチごっこ」のサウンドに関しては、低音の重みがとても印象的でした。 :僕の歌が前に出るようにメインコンポーザーの空が中心となって音作りにこだわってくれたと思います。中間にある楽器隊それぞれのソロや、空のウワモノのフレーズなども、僕の内情を理解して盛り込んでくれたなという印象があります。 :何を思ったか、サビでまるまるライトハンド奏法してますからね。 :あのギターは僕の錯乱状態を表現してくれている感じがして、すごく好きですね。 海青:ドラムソロも俺が持っているものと曲が求めているものがうまく噛み合ったと思います。 ――椋さんは曲中の語りの表現が上手いですよね。 :ありがとうございます。メロディにはめられなかった言葉がもったいないと思ってしまうので、自分の曲では特に語りがちです(笑)。 『ライヴでは日頃の鬱憤を隣の人にぶつけるくらいの勢いで盛り上がって暴れて欲しい』
――カップリングについてですが、「奈落」はライヴの1曲目が似合いそうなイメージでした。 :まさしく「奈落」はそのイメージで書きました。DAMYのキャッチ―さはこれからも大事にしていきたいですけど、もっと根の深い部分を出せる曲にしたいと思って。今後また空が作詞したり他の誰かが書く曲であったとしても、DAMYは決して浅はかなことを歌っているバンドじゃないんだよってことはこれからも伝えたていきたいですね。DAMYはまず世界観ありきで楽しむライヴだということを1曲目に提示できる曲だと思います。 ――各楽器パートのアレンジ感もこれまでのDAMYにないテイストだと感じました。 :ギターに関してはピッキングハーモニクスの高い音を多用するようにしたのと、サビのフレーズの片方はすべてアドリブです。同じ人間が弾いてるのに、ほんのちょっとズレているような雰囲気を感じてもらいたいですね。 颯熾:この曲は特にメロディが立っていたんで、メロに寄り添うようなフレーズを意識したのと、音の跳ね方もメロに合わせて伸びやかさにこだわりました。 海青:ドラマーとしてもう一段階上に行きたいという気持ちがあったので、聴いた人に「これは何を演奏してるんだ?」と思わせるように叩いている部分が一か所だけあります。ドラムやってる人でも実際に手元を見てみないと分からないようなフレーズをこれからも増やしていきたいですね。 :同期も海外の怖い映画を意識して、鐘の音とか古びたピアノの音とか今までに使ってこなかった音色をたくさん使えたのが良かったですね。 ――「きみのわるぐち」はライヴ映えのしそうな曲ですね。 :この曲作った時、相当色々溜まってたんですよね。この曲2分ちょっとしかないんですけど、短い時間でも次のバンドが観れないくらいにファンをクタクタに疲れさせてやる曲が欲しいなと以前から思っていて。そんな中、何かに怒っていた時に元々ストックしていたフレーズにひたすら吐き出すように歌を乗せて土台が生まれた感じです。 颯熾:デモの段階だと日本語で色んな言葉が入ってたんですけど、その勢いがすごく良くて、最後が「死ねー!! うわああああ!!!」みたいな(笑)。 :デモの歌録りの時はその時の気持ちが昂りすぎちゃって(笑)。作品として形になるようにそこから整えていって完成した曲ですね。 ――デモ音源バージョンもカッコよさそうですね。 :もはや曲じゃないですからね。相当ヤバいことになってると思います。ライヴでは日頃の鬱憤を隣の人にぶつけるくらいの勢いで盛り上がって暴れて欲しいですね。 『「渋谷のカリスマ」とはまさしく俺のこと』
――そしていよいよ4月28日(土)TSUTAYA O-WESTワンマン「反抗全書-本論-」が目前に迫ってきましたね。 :このインタビューを受けている時点でWESTワンマンまで後5本しかイベントライヴが無いんですけど、この5本の大切さというものが改めて今身に染みていて。この5本でDAMYを観る人全員をファンにしてやろうと思っています。WESTワンマンそのものに対しては楽しみしかなくて今から「あれもやりたい、これもやりたい。」と色々なアイディアが浮かんでいますね。 颯熾:来た人に楽しんで欲しいというのは大前提で、その上で今後のDAMYを見せられるワンマンにしたいと思います。「本論」という言葉を使っていることもあってDAMYの集大成ではありますけど、同時にその先の展望も見せられるものにしなくてはならないと思っていて。O-WESTは今までのワンマよりも規模が大きい会場ですし、視覚的にもこれまでやってこなかったことにも挑戦したいと思っています。 海青:あくまでもバンド側の気合みたいなものはいつもと変わらないですね。とにかく気合い入れて、この日しか出来ない事だったり、とにかく来て良かったと思えるようなライヴにしたいですね。ちょっと皮肉かもしれないですけど来なかった人に「行けば良かった!」って思わせるぐらいの意気込みで挑みたいです。 :WESTはステージが広いのでメチャメチャ動き回りたいですね。ライヴが終わった時には立てなくてステージから捌けることも出来ないくらい暴れたいと思います。 ――6月16日(土)には「渋谷のカリスマvol.1」と題した椋さんと颯熾さんの生誕イベントも二部制で決定しています。 颯熾:生誕祭は普段のワンマンとは趣向を変えた内容にしたくて毎年くだけた感じでやってるんですけど、DAMYってメンバーが6月と12月に2人ずつ誕生日が続いてるんですね。それもあって今までは2人まとめて1本のワンマンだったんですが、今年は「それぞれを祝って欲しい!」ということで二部制で開催することになりました。僕と椋おのおのがやりたかったことを存分に出していくんで、ファンの皆にもそれぞれの内容を楽しんでもらいたいですね。 ――椋さんと颯熾さんそれぞれのプロデュースワンマンになるということですね。 :「渋谷のカリスマ」とはまさしく俺のことだってことです。 颯熾:僕はカリスマ登場までの前座みたいなものです(笑)。 :O-WESTワンマンはファンの胸に刺さる内容をしっかりと作り上げたいと思っていて、それに対しての生誕祭はまた違った味のある一面を見せたいというか。笑いあり、むしろ笑いしか無いくらいの(笑)。DAMYは意外にエンターテイメント性もあるんだよってことを見せられたらいいなと。 颯熾:椋が入場からどういうカリスマ感を見せてくれるか期待だね。 ――O-WESTワンマン前にはViSULOG主催イベント「HYSTERIC CIRCUS 春の東名阪 2018」への出演して頂けるのもとても楽しみです。 颯熾:初めて共演するバンドさんが多いんで、ぶつかりあってDAMYの良さを見せつけてワンマンに繋げたいです。個人的な話になると、このツアーでも交友関係を広げたいですね。 :また“トモダチごっこ”するの? 颯熾:違うよ! 一同:(爆笑)。


とある1日のスケジュール

メンバーは1日をどう過ごしてるの?とある1日のスケジュールを教えてもらいました!
※画像クリックで大きい画像が表示されます。






颯熾



海青


COMMENT MOVIE

RELEASE

DAMY New Single「トモダチごっこ」
2018年04月04日(水) Release!!
【A-TYPE】
CD+DVD
DMD-010A / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. トモダチごっこ
02. 奈落
[DVD]
01. トモダチごっこ Music Video

[発売元]
ONG
[販売元]
ONG DISTRIBUTION

【B-TYPE】
CD ONLY
DMD-010B / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. トモダチごっこ
02. 奈落
03. きみのわるぐち

[発売元]
ONG
[販売元]
ONG DISTRIBUTION

LIVE INFORMATION

HYSTERIC CIRCUS 春の東名阪 2018

2018年04月07日(土) HOLIDAY NEXT NAGOYA
2018年04月08日(日) OSAKA RUIDO

DAMY ワンマンライヴ「反抗全書-本論-」

2018年04月28日(土) 渋谷TSUTAYA O-WEST

DAMY椋・颯熾 生誕祭「渋谷のカリスマvol.1」

2018年06月16日(土)渋谷CHELSEA HOTEL
重音編【颯熾生誕】OPEN 15:00 / START 15:30
雄叫び編【椋生誕】OPEN 17:30 / START 18:00


2018年04月09日(月) TSUTAYA O-WEST
2018年04月21日(土) 高田馬場AREA
2018年05月01日(火) 福岡DRUM Be-1
2018年05月03日(祝・木) 岡山CRAZY MAMA KINGDOM
2018年05月05日(土) 京都MUSE
2018年05月06日(日) 金沢AZ
2018年05月09日(水) 池袋EDGE
2018年05月12日(土) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2018年05月13日(日) 長野CLUB JUNK BOX
2018年05月23日(水) 池袋EDGE
2018年05月26日(土) 仙台darwin
2018年05月27日(日) 郡山CLUB #9
2018年06月01日(金) 渋谷O-EAST
2018年06月23日(土) 大阪RUIDO
2018年06月28日(木) TSUTAYA O-WEST
2018年06月30日(土) 渋谷REX
2018年08月25日(土) 高田馬場AREA

DAMY PROFILE

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  • Vocal:

    Birth:
    06.18
    Blood:
    B

  • Guitar:

    Birth:
    12.24
    Blood:
    AB

  • Bass:
    颯熾
    Birth:
    06.20
    Blood:
    B

  • Drums:
    海青
    Birth:
    12.30
    Blood:
    -



DISCOGRAPHY

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