INTERVIEW

LEZARD 「真夏の純情とRevolution」

2017.07.18
今年2月にソラ(Vo)を迎え再び4人体制となったLEZARD。そんな彼らがこの夏リリースするシングル『真夏の純情とRevolution』は、表題曲含めてすべての曲が「これまでのLEZARDらしさ」を更新する意欲作だ。
本作に込めた想いから、遊び心満載の主催イベントシリーズ、全国ワンマンツアーについてメンバー全員に話を訊いた。

取材・文:藤谷千明
『実はLEZARDってこれまでは音楽性の幅を広げることに慎重なバンドだったんです』

――7月26日にリリースされる『真夏の純情とRevolution』、夏らしくてちょっと切ないラブソングですね。 公佑:前回のシングル『TOKAGE!!ライジング』は、ソラの加入もあって最初からバンドの決意表明のような作品にしたい、それしかないと決めていました。そして前のツアーを経てファイナルのO-WESTではソラも「誰がなんと言おうとLEZARDのボーカルは自分だ」と皆の前でしっかり伝えてくれました。それで、次の展開を考えたときに、これからは攻めて広げていこうと思ったんです。実はLEZARDってこれまでは音楽性の幅を広げることに慎重なバンドだったんですよ。 ――イメージを広げることに抵抗があったのですか?

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公佑:最初から「このバンドには色んな曲、色んな面がある」みたいなことにはしたくなくて。バンドとしては4周年だし、こっから新しいLEZARDというものを見せていきたい時期だなと。今までに無かった要素を入れていこうと思ったシングルです。 ソラ:「恋」をテーマにした曲はこれまでのLEZARDにはあまりなかった。今回は書いてみようと話し合って。その中で僕の思う「恋」、その中でも「夏の恋」というのは僕の中で「淡いもの」というイメージが合ったんです。それをテーマにストーリーを考えてみました。 ――歌詞も“不意打ちだ 浴衣のキミはずるい”“はしゃぐキミ 時折 触れる手と手”など甘酸っぱい記憶を思い起こさせますが、実体験でしょうか? ソラ:僕がこれまでに培った青春観が詰まっています。 natsume:「こういうのがいいな」って? 公佑:思い描いた理想の青春? ソラ:そうだね(笑)。僕の中の青春の一つのカタチです。 ――ちなみに他の皆さんが「夏の恋」と言われて思い浮かぶことは? natsume:夏の恋……? 僕、インドアだったんで(笑)。できるだけ日光に当たりたくない。 TACC:「恋」関係ないじゃん(笑)。 natsume:なんていうか、散歩したり出歩くのも日中じゃなかった、だから恋愛も夜のイメージなんですよ。 TACC:僕の夏の恋愛のイメージというと、学生時代を思い浮かべます。中学の時テニス部だったんですけど、学校を跨いでの大会や合同練習会みたいなイベントって夏の方が多いんですよ。そういう時、他の中学校の女子がかわいいな……みたいな(笑)。 ――他校の女子がかわいく見えるマジックってありますよね(笑)。 TACC:その中でも地元が近い人とかだと、夏祭りとかで「あの子いるかな?」みたいに期待したりするじゃないですか。付き合ってもないのに。そういうイベントごとが多いイメージです。だから夏の恋といえば、そういう青春的な恋愛、まさしくこの曲みたいな。 公佑:僕は「涙」です。 TACC:何かあったな? 公佑:夏の恋は……、振られて泣いてましたね。そんな記憶がありますね。夏の恋といえば、公園とか……放課後とか……、そして別れ話になり。 natsume:急に話が飛んだね(笑)。 公佑:泣いちゃうんですよ。 ――もしかしたら、この曲が少し切ないのは……。 公佑:僕の涙が曲に入っているのかもしれない(笑)。 ソラ:夏の恋というと、やっぱりこの歌詞みたいなことを思い浮かべますね。こういう経験がないからこそ、逆にその想いを強くさせてるのかもしれないです。お祭りなんて部活の友達としか行ったことがないです(笑)。 TACC:同じ同じ(笑)。 ソラ:そういう憧れが深層心理にあるのかもしれないですね。 『ちゃんと聴き込んだら、「あ、“ぷわっぷ”だわ」と真理にたどり着くと思います』
――さきほど公佑さんも仰っていましたが、今回のシングルに収録されている楽曲は曲調が幅広いですね。例えば「断罪スクラップ」は約1分半のハイスピードナンバーです。 公佑:LEZARDってこういう見た目だし、前向きな曲調が多かったりすることもあって、キラキラした先入観をもたれがちなんですよ。とはいえ全部ハッピーなバンドかといえば違うし、毒のある曲もあるし、演奏や曲のテイストも意外とマニアックな部分もあるんですけど、表層的なイメージとして「キラキラしてるね」みたいな風潮ってあるじゃないですか。そこに僕の反骨精神がふつふつと(笑)。勿論聴き込んでくれてる人はそうじゃないということは知ってると思うし、そもそもそういうイメージをもたれることも反論はしないけど、そのイメージをブチ壊してみたいなと思ったんです。何年か前ならそんなことは思わなかった。 ――固定観念を崩してみたくなったと。 公佑:ハードコアな曲をLEZARD節にするとこうなるよっていう。 TACC:ドラムもずっとハードコアですね。 natsume:多分LEZARDの曲の中で1番テンポが早くて、やってることも大変、とにかくハード。この曲の1分半の間、本当に全力疾走してます。「己の限界に挑戦する」じゃないですけど、短距離走ですね。 TACC:僕はnatsumeが全力疾走してるんで、そのサポートというか。 公佑:チャリで並走みたいな(笑)。 ソラ:酸素渡したり(笑)。 TACC:この曲はドラムが一番大変だと思うんですよ。natsumeのドラムの勢いを曲にまとめるために、ベースでグルーヴを出すことを意識しました。リズム隊としてサポートをしています。 natsume:ありがとうございます! ――この歌詞は主語がないというか、たいだひたすら対象に対しての怒りをぶつけている内容ですよね。 ソラ:単純な怒りの感情ですね。 ――その矛先がハッキリと見えない。 ソラ:それは想像してほしいですね。人間だし、喜怒哀楽があるのは当たり前。僕たちもみんなと同じく、笑いたいから笑ってて、怒りたい時は怒る。そういう感情が出せたらいいなと思って、この曲の歌詞を書きました。 ――ライヴも激しくなりそうですね。 公佑:今のところ想像できないですね。ここまでテンポが早いとどうなるのか。「このスピードに君はついてこれるか?」くらいの挑戦状ですね。だけど、今まで一緒にLEZARDのライヴを作ってきたダッピーなら必ずついてこれると信じています。準備運動はしっかりね。 natsume:こっちも大変なんで、皆にもがんばってもらおう。 ――そして、【どきどき盤】収録の「非絶対的正解」。この曲が個人的には一番意外性を感じました。シンプルなバンドサウンドという。 公佑:同期はいっさい入ってないです。 ――それこそLEZARDの先入観として、同期をふんだんに取り入れているというイメージはあります。 公佑:この曲は音楽的な部分での先入観、今仰っていた「目立つ同期モノが入ってる、ピコピコしてる」とかってあると思うんです。そういうイメージを壊したかった。作ってる側からしたら、これが土台で、同期モノ自体はなくても成立するような曲になっています。それを一切取り除いてみたんです。 ソラ:曲がシンプルじゃないですか。だから歌詞もシンプルに回りくどくなく、自分の感情を素直に書きたかった。 ――シンプルだからこそ難しい部分もありますか。 TACCnatsume:めちゃくちゃありますね。 公佑:これはこのシングルの中で一番難しいです。テクニカルな部分ではなく、オーソドックスな8ビートの演奏が難しいんです。 TACC:シンプル故に、演奏するフレーズが難しいとかではなくて、これを4人で合わせるのが難しい。なんていうか、バンドの力が試される。バンドを4年間やってきたからこそやれる曲なのかなと思います。 natsume:8ビートはLEZARDの曲の中でも珍しいんですけど、やっぱり8ビートって難しいなと思わされました。走りそうでモタりそうな難しいテンポ感なんですよね。もう少しゆっくりだと、どっしりいけるんですけど、ある程度のスピードも必要で。そこのノリを出すのが難しい。1音1音に気持ちをこめて、気をつけて演奏しないといけない曲です。 TACC:酔いしれるほどゆっくりでもない。 natsume:とはいえアップテンポでもない、絶妙な難しさです。デモをもらって聴いてるときは「良い曲だな」と思うだけだったんですけど、いざ叩くとなると、全然違う曲に感じるくらい。キックの場所が自分で気になるんですよね。「あ、いまの2発なんか嫌だ」みたいな。それを合わせながら作ってるんですけど、だから初心に帰ることが出来て楽しいですよ。 ――そして最後に【もじもじ盤】に収録されている「ぷわっぷ!!」ですが、まず伺いたいのは、このタイトルの意味はなんですか? ソラ:「ぷわっぷ」は「ぷわっぷ」です! 公佑:今ご自身が口から発した「ぷわっぷ」が「ぷわっぷ」です! ――「考えるな、感じろ」ということなんでしょうか? natsume:ちゃんと聴き込んだら、「あ、“ぷわっぷ”だわ」と真理にたどり着くと思います。 ――私はまだ辿りつけてないということですね。 ソラ:意味のない歌はないから。 公佑:ちゃんと意味あるもんね。言わないけどね。 natsume:己の思う「ぷわっぷ」を見つけてくれ! ――こっちは曲は打って変わって同期バリバリのダンスミュージックですね。 公佑:今回のシングルのコンセプトは、今までやってなかったことも「全然出来っかんね~~!(出来るからね)」みたいなことを、ちょっと出したいなというのもありました。もともとハウスミュージックにハマってそればっかり聴いていた時期があったんです。いつか自分でもそういう曲を作りたいなと思っていて、それが今だなと。元々過去に作っていたデモがあって、それを引っ張り出して組み直して。普通は「バンドサウンドにハウスの要素を取り入れよう」となると思うけど、それを逆にしたかった。ハウスを土台にして、そこにLEZARDの音がのったらどうなるかなと思って作った曲です。 ――本当に今回のシングルは4曲ともテイストが違いますね。 natsume:振り幅がすごくあるから大変。どの曲にも言えますけど、ライヴが本当に楽しみですね。4曲とも難しいんですけど、これがガチっとハマった時の気持ちよさが感じられる。「真夏の純情とRevolution」はあの元気なノリ、「断罪スクラップ」は速い攻撃的なリズム、「非絶対的正解」だとしんみり、じんわりくるし。「ぷわっぷ!!」はキックで4分をきざんでるだけ、キック命です。それがキレイにハマったら自分も気持ちいいし、皆も気持ちいいはず。 TACC:シングルの中の4曲とも、曲調に差があるのは勿論なんですけど、「ぷわっぷ!!」のハウスな感じってこれまで僕自身やったことなくて、「ライヴでどうしようか」という話をしていったときに、良いことを思いついて……。まあ、今は言えないですけど、ライヴを楽しみにしてほしいです。ぶっちゃけこの4曲のスタジオの練習で、「ぷわっぷ!!」が一番練習量が多かった。これはバンド人生の中で1番の挑戦です。 『ライヴができなかったらバンドやってる意味ないくらいに思っています』
――新境地、期待しています。そして夏は主催イベントとワンマンツアーと目白押しですね。 natsume:ソラが加入して初めての夏、主催イベントで色んなことをやってみたり、あらためてツアーを回って、前回のツアーよりももっとカッコよくなった一味違うLEZARDを見せることができる。ぜひ遊びに来てほしいです。ツアーファイナルの新宿ReNYは思い入れの深い場所なので、そこでは最高に楽しい時間を皆で過ごしたいし、皆に集大成を見せたいです。 TACC:LEZARDを4年間やってきて、常に「今が最高」だと思って活動してこれた。僕は4年前よりも今のLEZARDがやってて楽しいし、1番カッコいいと思ってるからそれを更新できている。周りの人がどう思うかわからないけど、ライヴを観てもらわないと示せないと思っていて、バンド活動してる人は皆そうだと思うけど、ライヴを中心に活動していきたい、大切にしていきたい。とにかくライヴができなかったらバンドやってる意味ないくらいに思っています。この夏はどのイベント、どのバンド、どのジャンル含めても一番楽しい音楽のライヴをする自信があるので、ぜひ来てほしいです。 公佑:前回のワンマンツアーで、一本一本のライヴをこなすごとに、自分たちでもビビるくらい変わっていったんですね。いい意味で。この夏のワンマンツアーを通して、また必ず同じように感じられる予感がして、それが楽しみで仕方ないです。皆にもそれは感じてもらえると思う。ツアーファイナルの新宿ReNYなんですけど、前に同じ場所でやったワンマンは去年の6月。その時の皆の悲しい顔というのは一生忘れないと思います。それをまた同じ会場で、皆を必ず笑顔にする。あの新宿ReNYという場所で作りたいから、信じて来てほしいです。とにかく、このシングルとセットでワンマンツアーは最高にはじけようと思っています。このビッグウェーブを逃すな! ソラ:今年の2月に新体制初ライヴをして、この4人になって初めての夏になるんですけど、対バンじゃないとわからないことも、ワンマンじゃないとわからないこともあるじゃないですか。対バンがあって他のバンドと一緒に出演することで自分たちにとって刺激になるし、それを経てワンマンツアーがあるのも楽しみ。そこからファイナルの新宿ReNYでLAZARDの進化の形を見せることができたらいいな。まだまだこんなもんじゃないと自分でも思ってるし、自信もあるので。




COMMENT MOVIE

RELEASE

NEW SINGLE「真夏の純情とRevolution」
2017年07月26日 Release!!
【れぼれぼ盤】
CD+DVD
RIOC-049~050 / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. 真夏の純情とRevolution
02. 断罪スクラップ
[DVD]
01. 『真夏の純情とRevolution』Music Clip
02. メイキングオフショット

【どきどき盤】
CD
RIOC-051 / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. 真夏の純情とRevolution
02. 断罪スクラップ
03. 非絶対的正解

【もじもじ盤】
RIOC-052 / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. 真夏の純情とRevolution
02. 断罪スクラップ
03. ぷわっぷ!!

LIVE INFORMATION

LEZARD 主祭『真夏の灼熱プライド』

[~Day.2 2部制ワンマンライブ!トコナッツ~]
2017年07月21日(金) SHIBUYA REX
・1部:灼熱Tシャツ限定ライブ
・2部:熱すぎ!なつめ死す。
[~Day.3 東のLEZARDvs西のFEST!真夏のガチバトル!~]
2017年07月22日(土) SHIBUYA DESEO
[~Day.4 アニマル大集合!?百獣の王は誰だ!~]
2017年07月29日(土) 新宿RUIDO K4
[~Day.5 戦慄!ゴーストバスターズ!~]
2017年07月30日(日) 池袋EDGE

LEZARD Oneman Tour『貴女のバンギャ人生、頂きます。祭』

2017年08月05日(土) 名古屋ell.FITS ALL
2017年08月11日(金・祝) 福岡DRUM SON
2017年08月13日(日) 大阪RUIDO
2017年08月19日(土) 仙台MACANA
2017年08月24日(木) 水戸SONIC
2017年08月26日(土) 札幌Crazy Monkey
2017年08月27日(日) 札幌Crazy Monkey

LEZARD Oneman Tour Final『貴女のバンギャ人生、頂きます。祭』

2017年09月03日(日) 新宿ReNY

公佑 Birthday Event『ハムハム超会議2017~はむぅはっむサミット~』

2017年08月09日(水) 高田馬場AREA

TACC Birthday Event

2017年10月14日(土) HOLIDAY SHINJUKU

LEZARD ONEMAN SHOW はろうぃんバンギャNight!!4~コスプレ限定LIVE~

2017年10月29日(日) 池袋EDGE

natsume Birthday Event

2017年11月05日(日) HOLIDAY SHINJUKU


2017年08月03日(木) TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / clubasia / shibuya duo MUSIC EXCHANGE(全6会場)
2017年09月18日(月・祝) SHIBUYA REX
2017年10月06日(金) 大阪・服部緑地野外音楽堂

LEZARD PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    ソラ
    Birth:
    06.18
    Blood:
    AB

  • Guitar:
    公佑
    Birth:
    08.09
    Blood:
    O

  • Bass:
    TACC
    Birth:
    10.14
    Blood:
    O

  • Drums:
    natsume
    Birth:
    11.05
    Blood:
    O



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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