INTERVIEW

Neverland「DeadMAN」

2017.07.04
前回のワンコインワンマンツアーを経て、ファンとの距離感が縮まったと語るNeverlandから、通算10枚目となるSingle『DeadMAN』が7月12日にリリースされる。今作のテーマは“ダークヒーロー”ということで、パンク感のある今までにない新境地を切り開いた作品になっている。
7月30日には5周年となる周年ライヴも控え、8月19日からは『ヒーロー見参!!!!』と題したワンマンツアーを行うNeverlandの4人に久しぶりに話しを訊くことができた。

取材・文:山本貴也
『嫌いなものを肯定されるとなんか苛立っちゃう』

――Neverlandとして10枚目となる『DeadMAN』は、アーティスト写真も含めてすごく変わりましたね。 一輝:ライヴを観たことなかったり、Neverlandをあまり知らない人からすると、Neverlandは“歌モノ”というイメージが強かったので、涼ちゃんと話して「次は荒々しくいこうぜ」って。そこからダークヒーロー感のある曲というリクエストがあったので「DeadMAN」を作りました。今年はパンクでいきたいなみたいなのも実はあって、歌い方もパンクっぽくしてもらって、「本当にこれ涼太なの!?」って思ってもらえる作品になったと思います。

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涼太:その時に自分が抱えてるものや伝えたい事が、そんなに前向きな事じゃなくて、“苛立ち”だったり“怒り”というのが大きかったので、それに見合った曲が欲しかったんです。
――何に対して苛立ってたんですか? 涼太:物事の良い悪いの判断が曖昧になってきてるなって思ってたんですよね。
――世の中的に? 涼太:世の中的にも自分的にもヴィジュアルシーンにもですね。あくまでも俺の基準だけど、俺がダセーとかカッコ悪いなって思う事に対して、自分の事を好きとか、Neverlandのことを好きって言ってくれる人が、それに対して良い評価をしてるのを見かけたりするとムカつくんですよ。
――自分と意見が違うと。 涼太:そう。自分が好きなものを否定されるのはいいんだけど、嫌いなものを肯定されるとなんか苛立っちゃう。別に発信はしないですけど、嫌いだなって思うものを“良い”とされてることにムカついちゃって、そういうことが日々日常、音楽に限らずたくさんあって、それをちょっとぶつけてみようかなって思ったんですよね。
――冒頭の歌詞はそういう事だったんですね。 涼太:いや、まあ、ふわふわっとですけどね(笑)。「一度基準を見なおしてみない?」って。
――勝手な解釈ですけど、FREAKMAN.に参加したことも大きかったのかなって。 涼太:意図してはやってないけど、それもあるかもしれないですね。
――タイトルの「DeadMAN」というのは? 涼太:今回はタイトル先行で、主人公を置きたかったのでその名前を“DeadMAN”にしようと。やっぱりダークヒーローってカッコいいじゃないですか。
――てらさんはこの曲を最初に聞いた時はどんな印象を持ちましたか? てら:ライヴ映えしそうなイメージはありましたね。
――なんか体調悪そうだけど大丈夫? てら:そうなんですよ。数ヶ月ぶりにお酒抜いたらちょっと体調を崩しちゃって……。
――どういうこと? てら:血液がアルコールなんですよ。
一同:(笑)。
てら:だからアルコールなくなると調子悪くなるんです(笑)。
――もう飲むしかないですね(笑)。琥珀さんはどうでした? 琥珀:速いなー、疲れそうだなーって(笑)。このテンポ感でこういうビートが珍しかったので、面白い曲になりそうだなと思いました。
一輝:今まではこういう“ザ・ヴィジュアル系”みたいなテンポ感とかリズムは避けてた部分もあったので新鮮だと思います。
――アーティスト写真はすごく柄が悪そうですね(笑)。 一輝:パンクの曲になったので写真もパンクです。
涼太:テーマは白と黒でしたね。顔は血のりとか付いてますけど。
――衣装やメイクのこだわりを教えてください。 涼太:耳……。髪の毛で耳を作ってます。
一輝:ギタリストなら誰しも一度はやりたい釘ギターですね。50万くらいするギターを使いました。
琥珀:数千円のやつじゃん(笑)。
――紫の髪色も珍しいですね。 一輝:そうですね。“DeadMAN”っていうイメージと、“ダークヒーロー”っていう感じで、みんな各々悪そうなヒーローのグループにいそうな感じを意識してます。
一同:……。
一輝:僕の中ではそういう解釈でしたね……たぶん(笑)。僕はRPGでいう武道家あたりのイメージでした。
てら:久々に髪色のハイトーンをやめて、ちょっと暗くしてみました。ちょっとクールぶって、アジアンビューティー感を……。
琥珀:下まつげだけ白いんですよ。
一輝:白いまつげを探し回って一番こだわってたもんね。
琥珀:ある人を意識して真似しました(笑)。
涼太:これは逮捕だな。ヴィジュアル警察が動くレベル(笑)。謎に裸足だったのはなんで?
琥珀:靴を探しに行くの面倒くさくない?
涼太:もっとこだわりの理由が欲しかったな。
一輝:「ケガするよ!」って言ったら、「今回はこのスタイルで行くから」って言うぐらいだから何か深い意味があるのかと思ってた(笑)。
『涼太はパソコンを壊す、俺はギターを壊す、琥珀はドラムを壊す、てらは女を壊す』
――MUSIC VIDEOも荒々しい雰囲気が出てますね。 涼太:悪夢を見てるイメージですね。ベタに夢オチなんですよ。
――撮影は順調でした? 一輝:順調だし楽しかったです。命も張りましたし。
――どういうこと? 一輝:ビルの10階くらいの屋上で、命綱無しでフェンスもない際に立ってポーズを決めるという。その数秒のカットを撮るために恐怖の中で何回もポーズを……。
涼太:てらは窮地に立たされてめちゃめちゃキレてた(笑)。
一輝:「早よせーよ、こら!」って(笑)。
てら:だって映像で見たら1秒もないシーンに「なんで20分もかかんねん!」って。でもそれぐらい怖かったんですよ。
一輝:落ちたら確実に死ぬ高さで、幅もそんなにないんですよ。一応1本500円の命綱を買っていったんですけど、縛り方がわかんなくて……(笑)。
涼太:全く使い物にならなかった。
一輝:だからそこが一番の見所かもしれないですね。よく見るとみんなの顔が引きつってるかもしれない(笑)。
――他には何かありました? 涼太:メンバーが階段上がっていくシーンがあるんですけど、そこで俺はバットを、一輝はギターを持ってて、てらはタバコを吸ってるんですよ。で、琥珀は何すんのかなと思ったら、酒を2本持ってきて。
一同:(笑)。
涼太:みんなが「え!?」ってなったっていう(笑)。
琥珀:みんな何か持ってるのに、1人だけ何も持ってない方がおかしいかなと思って(笑)。
――悪そうなアイテムを考えたらお酒が出てきたと(笑)。 琥珀:そうっす。
一輝:かわいいな。
涼太:最終的にカットされちゃったかもしれないけどね(笑)。
――ドラムセットも豪快に燃えてましたけど。 琥珀:あれはCGですね。
一輝:本当に燃やしたことにしときなよ。
琥珀:本当に燃えてるように見える?
一輝:たぶん。
琥珀:じゃあ、本当に燃やしました。
涼太:ちょっと焦げてたもんね……。
――ベースには釘打たなかったんですね。 てら:実はメンバーである程度の設定があったんですよ。
一輝:涼太はパソコンを壊す、俺はギターを壊す、琥珀はドラムを壊す、てらは女を壊す……。
てら:女の子の首に鎖をね。
一輝:メチャクチャ画になってました。
涼太:完全にプライベートだったよね(笑)。
一輝:なんの違和感もなかった。
――手慣れたもんだね。 てら:手慣れてない(笑)。
涼太:でもまあ自然だった(笑)。
『ファンとの距離感がすごく縮まったツアーだった』
――C/W「ノンフィクション」はNeverlandらしいイメージの曲ですね。 てら:狙って作れるタイプではないので、最近は数打ちゃ当たるじゃないですけど、そんな中の1曲です。
涼太:何曲か送られてきた中で、書こうとしていたイメージにも合ってたし、なによりメロディが良かった。
――「ノンフィクション」ということは、本当に“ノンフィクション”なんですか? 涼太:“ノンフィクション”ですね。ワンマンツアー中に制作してて、初めての12箇所で、ワンコインでやるっていうのは、これが最初で最後だとやる前から決めていたんです。いざやってみたら想像以上の反響があって、ファンとの距離感がすごく縮まったツアーだったんですよね。今までお客さんとの距離感をあまり深く考えたことなかったんですけど、今回は言いたいことをこっちも言って、ファンも返してくれてみたいな。ツアーを半分回ったくらいに、この出来事はきちんと残しておこうと思って、その時の心境をそのまま投影したんです。
――ファンとの距離感が縮まったのはどうしてだと思います? 涼太:今まではただショーを観せてる感覚で、お客さんとのコールアンドレスポンスとかがあんまりなかったんです。というのも、俺だけかもしれないけど、ワンマンってなかなか出来ないから、毎回すごく必死で、「失敗したらどうしよう」とか、「ライヴを良く見せるたい」とか、そういうことばっかり考えて余裕がなかったんですよね。それをこの前のツアーでは、周りを見ることに重点をおいてやれたのが大きかったと思います。アンコールにしても、「当たり前にするのをやめよう」「本当に良かった時だけアンコールをやろう」ってメンバーと話をして。初日にファンにそういう意図を伝えたのも変化できたきっかけかもしれないですね。
一輝:今まではアンコールの声とか、メンバーを呼ぶ声とかも全然なくて、「Neverlandのお客さんっておとなしいね」って言われてたんですけど、涼太がお客さんに向けてそう伝えたら、そこからお客さんもどんどん変わってきて、ファイナルの頃にはアンコールの声が楽屋にまで響いてくるくらいになったんですよ。それがすごく嬉しかったですね。
――そんなツアーを経て書かれたのが「ノンフィクション」ということですね。 涼太:そうです。
――C/W「Missing memory-Remix-」は事件的なアプローチになるのかな? 一輝:これはDJコハ(琥珀)が、リミックスっていうかリアレンジして収録しました。
――どういう狙いでアプローチしたんですか? 琥珀:もともと自分のスキルを上げるために、トラックをワンコーラスだけ遊びで作ってたんですよ。
――それを完成させたのがこれなんですね。 琥珀:そうっすね。ヴォーカルのデータだけそのまま使って、あとは全部作り直して、音作りとミックスのバランスはすごくこだわりました。
一輝:ミックスの時間が残り少ない中でも、「あ、やっぱもうちょっとここ上げてください」ってかなりこだわってましたよ。たぶん今回の3曲で一番時間がかかったんじゃない(笑)。
――普段からこういう音楽が好きなんですか? 琥珀:好きですね。EDMとかもよく聴いてます。
――白盤の「マル秘映像集」というのは? 涼太:これはですね……マル秘です(笑)。今まではライヴ映像以外を残したりすることがなかったので、ライヴでは見れない一面を収録しました。わりとギャップが見れるんじゃないかと思いますね。
『ステージに立ってる時はヒーローであるべきだと思う』
――次回のワンマンツアー『ヒーロー見参!!!!』は。前回のワンコインとほぼ同じですね。 涼太:スケジュールの兼ね合いで会場は少し違うところもありますけど、地域は全く同じです。
――『ヒーロー見参!!!!』というタイトルに込められた思いを教えてください。 涼太:ステージ上の自分を生で観ることはできないけど、自分が憧れておる人とか、そういう人がステージに立つとヒーローに見えることがあるんですよ。ウルトラマンとか仮面ライダーと並ぶくらいのヒーローにと感じることがあるので付けました。
――Neverlandがヒーローだということですね。 涼太:はい。ステージに立ってる時はヒーローであるべきだと思うので。
――今回もメンバーの地元公演もありますしね。 一輝:涼太の地元の栃木……。
涼太:茨城だな。
――違うじゃん(笑)。 涼太:このくだり3年くらいやってるんですよ(笑)。
一輝:千葉ROUTE14は高校生の時に出てました。
涼太:ちょっと変わった形の会場なので、最後まで正面が分かんないんですよね。
――そして7月30日には5周年ワンマンライヴも控えています。6年目に向けた意気込みも含めて、最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。 琥珀:5周年のキネマ倶楽部は4周年の時にもやったんですけど、その時はいい結果ではなかったんですね。もう一度同じところでやるという意味からも、前回よりももっともっといいライヴにしたいですね。ワンマンツア―に関しては、前回のツアーでお客さんとの距離感や熱量を一緒に作れたので、それをもっと活かせるようなライヴにして高め合えるようなツアーにしたいです。
てら:5周年のキネマ倶楽部は1年ぶりになるので、この1年で知ってくれた人が来ても感動できるようなライヴにして、1年前のキネマに来てくれた人にはもっと感動できるようなライヴにしたいです。ツアーに関しては、前回のツアーでどの地方にも待ってくれてる人がいることが分かったので、定期的にしっかり行けるように、前回のツアーの反省も踏まえつつまた成長した姿を見せられるように頑張ります。
一輝:キネマ倶楽部はすごい雰囲気もあって、Neverlandっぽいハコだなと思って、去年はやったんですけど、そこをもっといい景色で皆に見せたいし、今の俺らなら絶対去年よりもキネマ倶楽部をモノにできると思うので、確実にソールドさせて、『ヒーロー見参!!!!』ではさらに一皮むけたヒーローになって、いずれは47都道府県をまわれるようなバンドに成長したいと思います。
涼太:キネマ倶楽部ですね。4周年でやらせてもらった時にお客さんと「今日入ったお客さんの4、5倍にして1年後やってみせるから!」って約束を交わしたんですね。その約束を果たすために1年間俺たちも動いてきたので、必ずその約束を果たせるライヴにしたいですし、ツアーも今回はファイナルをAREAにしてるんですけど、俺らはAREAをちゃんと埋めた事がないので、でかいハコをどんどんやっていくのもいいんですけど、俺らのスタイル的には着実に自分達に残る結果が欲しいタイプの人間が集まってるので、着実にAREAを埋められるツアーにしたいですね。




COMMENT MOVIE

RELEASE

NEW SINGLE「DeadMAN」
2017年07月12日 Release!!
【初回限定-黒盤-】
CD+DVD
PCM-209A / ¥2,000(税抜)
[CD]
01. DeadMAN
02. ノンフィクション
[DVD]
DeadMAN(MUSIC VIDEO)+Making

【初回限定-白盤-】
CD+DVD
PCM-209B / ¥2,000(税抜)
[CD]
01. DeadMAN
02. ノンフィクション
[DVD]
マル秘映像集

【通常-灰盤-】
CD
PCM-209C / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. DeadMAN
02. ノンフィクション
03. Missing memory-Remix-

LIVE INFORMATION

HYSTERIC CIRCUS 夏の東名阪2017

2017年07月07日(金) 大阪RUIDO
2017年07月08日(土) 名古屋ell.FITS ALL
2017年07月15日(土) 高田馬場AREA

Neverland 5th Anniversary One Man Show【The JUDGEMENT in the 5th】

2017年07月30日(日) 東京キネマ倶楽部

DeadMAN OneMAN Show Tour 2017 『ヒーロー見参!!!!』

2017年08月19日(土) 水戸SONIC
2017年08月20日(日) 本八幡ROUTE14
2017年08月26日(土) 名古屋ハートランド
2017年08月29日(火) 神戸ART HOUSE
2017年08月30日(水) 心斎橋soma
2017年09月15日(金) 札幌Crazy Monkey
2017年09月16日(土) 札幌Crazy Monkey
2017年09月22日(金) 福岡DRUM SON
2017年09月24日(日) 広島セカンドクラッチ
2017年10月14日(土) 福島#9
2017年10月15日(日) 仙台BIRDLAND
2017年10月21日(土) 新潟CLUB RIVERST
2017年11月11日(土) 高田馬場AREA


2017年07月09日(日) 高田馬場AREA
2017年07月17日(月・祝) HOLIDAY SHINJUKU
2017年07月23日(日) 仙台MACANA
2017年08月03日(木) TSUTAYA O-EAST / TSUTAYA O-WEST / TSUTAYA O-nest / TSUTAYA O-Crest / clubasia / shibuya duo MUSIC EXCHANGE(全6会場)
2017年08月27日(日) 名村造船所跡地
2017年09月26日(火) OSAKA MUSE
2017年09月27日(水) 名古屋M.I.D
2017年09月28日(木) 高田馬場AREA

Neverland PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    涼太
    Birth:
    04.01
    Blood:
    AB

  • Guitar:
    一輝
    Birth:
    05.12
    Blood:
    AB

  • Bass:
    てら
    Birth:
    10.22
    Blood:
    A

  • Drums:
    琥珀
    Birth:
    12.17
    Blood:
    O



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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