INTERVIEW

ベル 「哀愁エレジー」

2017.05.24
ベルの3ヶ月連続リリースの第二弾『哀愁エレジー』が5月24日にリリースされる。
すでに公開されているアーティスト写真を見て驚いた人も多かったと思うが、第二弾のテーマはずばり“ヴィジュアル系!”
今回は見た目だけでなく、楽曲もヴィジュアル系に寄せたアプローチになっており、曲だけ聴いたらベルだと気付かない人もいることだろう。
早速、今作についてベルの4人に話を訊いた。

取材・文:山本貴也
「ベルがヴィジュアル系を本気でやってみました」

――3ヶ月連続リリースの第二弾『哀愁エレジー』の写真が公開された時はビックリしました! ハロ:ベルの本気です(笑)。
夢人:本気で遊んでます。
――ズバリコンセプトは? 夢人:ヴィジュアル系!
ハロ:ベルがヴィジュアル系を本気でやってみました。楽曲も今までで一番激しいです。

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――曲を聴いたら「これがベル!?」って感じでした。 ハロ:何も知らずに聴いたらベルだと思わないでしょうね。実は最初に出したミニアルバムに「地下室症候群」という曲があるんですけど、それがこういう感じの曲なんです。ワンマンの時にしかやらないので知る人ぞ知るという感じなんですけど、すごく人気のある曲で、最初はベルのやりたいことと違うと思ってセットリストにも入れてこなかったんですけど、最近はこういう曲があるからこそ他の歌謡曲が引き立つということに気がついて、その第二弾というわけではないんですけど、振り切った楽曲でメンバーも楽しくやれました。
夢人:撮影の時も、カメラマンもスタッフもノリノリで、「こっちの路線でいった方がいいんじゃないの?」って(笑)。
ハロ:本当に皆が楽しんでやってくれましたね。今回の衣装さんは初めての人だったんですけど、コンセプトを話したら、いい意味で今までのベルの概念なしで作っていただけました。
――これはどこで撮影したんですか? ハロ:衣装が和のテイストだったので、神社みたいなところで撮りたいと思ったんですけど、直前までなかなか撮影場所が決まらなかったんですよ。そこで僕の父親が居酒屋をやっていて、そこに町内会の神輿を担ぐ人たちが集まってるので、ダメ元で神社で撮れないか相談してみたら即答で「いいよ!」と言ってもらえた。時期的にきっと桜が満開だから桜をバックに撮ろうと思ってたら今年は寒くて開花時期が遅くて全然咲いてなかったんです(笑)。しかも当日は雨がすごくてメチャクチャ寒くて、ダメ元でお堂の中で撮れないかと相談したら「いいよ」とまたも快諾していただいて、本当なら神事以外では入れないところを借りて撮影しました。
夢人:撮影中に一般の方が僕らを拝むんですよ(笑)。
正人:神になった気分でしたね(笑)。
夢人:出来上がった写真を見て、最高のロケーションだし、本当にいい写真が撮れました。ファンの反応がめっちゃ楽しみですね。
ハロ:個人的には、「#どうしたベル」というハッシュタグを流行らせたい(笑)。
――今のベルがこれをやるから面白いんでしょうね。 夢人:そうですよね。今回はあえてブラしたので、クスッと笑ってもらえたら嬉しいですね(笑)。
ハロ:僕らの掲げてるコンセプトが「歌謡サスペンス」なので、サスペンスらしく常に驚かせていきたいという意味では、自分たちの軸からはブレてない。ベルの強みはいろんなことにチャレンジできることだと思っていて、例えば山手線を1周歩いたり、自転車で23区走ったりとか、そういう活動によって自分たちの幅を広げられてる部分があるので、今回はその一環として捉えてほしいですね。
――例え今回がもの凄い盛り上がりをみせても路線変更はない? ハロ:それは絶対ないですね(笑)。2年半ベルをやってきたからこそできることなので。
「ベルがステージに立って、お客さんとどう向き合っていくかということを歌詞にしました」
――曲はどなたが? ハロ:ヴィジュアル系の申し子が(笑)。
夢人:こういう方が得意なんです(笑)。前のバンドでやってたようなニュアンスをちょっと思い出しながら作りました。
ハロ:正人も前のバンドが思いっきりこっち方面だったんですよ。
正人:わりとラウド系だったんですけど、激しい曲なのに優しいドラムを叩いてるのが嫌いなので、自分がやるなら思いっきり叩きたいなって。
ハロ:こんなにチャイナしばいたの久しぶりでしょ?
正人:久しぶりでしたね(笑)。
――歌詞も今までとアプローチが違いますね。 ハロ:全然違います。今回は恋愛系の歌詞は一切なくて、その代わりというわけじゃないけど、難しい漢字を無理矢理たくさん使ったり、そこでヴィジュアル系らしさを出していきました。
――今回はどんなテーマで? ハロ:ベルがステージに立って、お客さんとどう向き合っていくかということを歌詞にしようと思って、「お前らこんなの好きなんだろ!?」みたいなテンションで書いたんですよ。“きっとお気に召しますでしょう”みたいな。ヴィジュアル系のシーンはバンド数も多いし、すぐに活動休止したり解散したりするバンドも多い。“滑稽な形相の”というのはそういうことの暗喩ですけど、そういうバンドは結局シーンを濁すこともできずに去っていくし、みんなが似たり寄ったりのバンドに同調して好きになるのが、まるで蜜の味にたかる虫かのようだとかそんなことをテーマに書いてみました。今回はかなり強気な歌詞を書いたつもりです。
――C/Wもヴィジュアル系をテーマに? 明弥:テイスト的にはそういう方向性で作ったんですけど、ベルでヴィジュアル系をやるってなった時に、最近流行ってるメンヘラとか、血塗られたとか、そういうイメージではなかったので、わりとポップな感じになってうまい具合にバラけました。
ハロ:最初に楽曲が来た時に、すごいソフビっぽい曲だなと思いました。
明弥:ベルはみんなで楽しめるようなライヴ作りを目指しているので、こういう曲があっても全然おかしくないなって、作り終えた後に思いました。
――こういうのも作れるんですね(笑)。 明弥:むしろいつもの歌謡の方がかなり絞り出してますね(笑)。こういう曲の方が実は自由がきいて作りやすい。
夢人:レコーディングもワンテイクでした。ノリで弾いて多少よれたりしてても「ま、いいかな」って。あ、それはこっちじゃなくて「哀愁エレジー」の方か……。でもすごく自由にやれました。
ハロ:「こういうのが好きなんだろ?」って、斜に構えてる感じがいい。でも、それがあんまりキツすぎると嫌なイメージになっちゃいますけどね。
明弥:もともと嫌いじゃないし、むしろそっちの畑で育ってきたからこういう曲をやることはすごく自然ですよね。ただベルになって、ベルではこういうことを表現するって決めた中で活動して来た人間からしたら面白いことなのかなと。
ハロ:ちゃんとベルというフィルターも通して作りました。
「第1弾でわざと人によっては置きにいったと思った人もいたかもしれないけど、それは全部、2作目から振り切る為の布石」
――今回は衣装も3パターンありますけど、どうやって使い分けるんですか? 夢人:インストアイベントとかどうしようね。今回の衣装だと俺ヅラ被んなきゃいけないし……。
ハロ:でもまあベルはベルだし、今回3ヶ月連続で全部衣装も変わるので、いい意味で「今日はどの衣装で来るんだろう?」みたいな部分のサスペンス的な要素でお客さんにも楽しんでもらえたらいいかなと。セットリストも、より音楽性が広がってまた新しい色が加わったので楽しみですね。
――今回の3部作は振り切って来るとは思ってたけど、ここまで振り切ると思ってた人は少ないんじゃない? ハロ:そのために第1弾でわざと「ジェラシー」で置きにいったと思った人もいたかもしれないけど、それは全部、2作目から振り切る為の布石だったので。
――2作目がこうだと、3作目はどんなのがくるか読めないですね。 ハロ:そう思わせたら勝ちですよね。3ヶ月の間にこんなにコロコロ変わるバンドなかなかいないですからね(笑)。
夢人:めっちゃ金使ったね……。
一同:(笑)。
――MVも完成が楽しみです。 ハロ:MVまだ撮ってないんですけど、構想はある程度固まっています。
夢人:ヴィジュアル系と言えば廃墟しかないですよ。
ハロ:ヴィジュアル系あるあるみたいな映像を作りたいですね。ストロボとか、煙、あとポタポタ垂れてる水とか目ん玉をひんむくヴォーカル(笑)。
夢人:左右にギョロギョロするやつね。
ハロ:そうそう。それを速再生させたりね。
――たぶんメンバーが一番楽しんでるよね(笑)。せっかくなので今回の衣装のこだわりを教えてください。 正人:前のバンドからそうなんですけど、濃いメイクをしたことがなかったので、最初は「似合うかな?」って心配してたんですけど、いざ完成してみると、「あ、イケるんだ」って(笑)。衣装は袴なので僕が一番“和”ですね。
ハロ:セクシーでめっちゃカッコいいよ。
明弥:僕はもともとベルの中でも濃くしたり、薄くしたり結構変えてるんですけど、今回はより濃く、ちょっとイカつめなところを目指しました。金髪にしたことによってやんちゃな部分を出せればいいかなと。衣装は……特にないですね(笑)。デザイナーさんがたくさんアイデアを出してくれて、ファーを入れたりファスナーを垂らしたりとか、自分だけのアイデアだったらできなかったと思います。
ハロ:ベルで初めてレザーの生地をたくさん使ってくれましたね。
明弥:あと昔から赤、緑、青、ピンクのパーソナルカラーみたいなのがあって、それが久しぶりに復活しました。
――そんなのあったんだ。 明弥:実はあるんですよ。「ビードロ」とかでやってたので、「久しぶり青!」って感じでしたね(笑)。
――夢人さんは? 夢人:カツラ被ったところですかね。ベルではずっとあっさりメイクもでやってきたんで、別人になるのがテーマでした。今のウィッグって本当によく出来ててすごい自然なんですよね。昔髪の毛をすごく痛めてたのは何だったんだろうって思うくらい自然な感じで、メイクもギャップが欲しかったんで、うまく表現できたんじゃないかな。衣装に関してはほぼお任せで作ってもらいました。
ハロ:3部作の個人アー写を並べたら、みんなかなりすごいことになってると思いますよ。
――そんなハロさんは? ハロ:僕も今までの人生でしたことがないくらいヴィジュアル系に振り切っていて、片目を隠したら一気にヴィジュアル系になりました(笑)。髪型も今までやったことのないシルエットの髪型で、メイクさんがいい感じに作ってくれて、エクステで3色使ってたり、羽根が挿さったりしてます。今までベルの中では、夢人、正人は基本的にメイク薄めで、僕と明弥がわりとメイクしっかりしてたんですけど、今回は4人の中で僕が一番メイク自体は薄くなっていて、その分、装飾とかで派手になっています。
――3作目も楽しみにしてます。 ハロ:期待していてください。




RELEASE

7thシングル「哀愁エレジー」
2017年05月24日 Release!!
【A-type】
CD+DVD
S.D.R-312-A / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. 哀愁エレジー
02. アンサー
[DVD]
哀愁エレジー MV+MAKING

【B-TYPE】
CD
S.D.R-312-B / ¥1,200(税抜)
[CD]
01. 哀愁エレジー
02. アンサー

LIVE INFORMATION

「B.C.D」

2017年06月12日(月) 高田馬場AREA

3ヶ月連続リリース達成記念 ファン感謝祭 42曲全曲ワンマン「全曲全力」

2017年07月17日(祝・月) 池袋EDGE

ベル 3周年記念 8都市11公演 ワンマンツアー 「鐘の音三年、ぶらり旅。」

2017年09月09日(土) 浦和ナルシス
2017年09月10日(日) 仙台MACANA
2017年09月16日(土) 名古屋ell.FITSALL
[-第3回四日市市民大作戦-]2017年09月23日(土) 四日市Club Chaos
2017年09月24日(日) 大阪RUIDO
[-鐘の音がよく聞こえると雨になる-]2017年09月27日(水) 高円寺二万電圧
2017年09月30日(土) 札幌SPIRITUAL LOUNGE
2017年10月01日(日) 札幌SPIRITUAL LOUNGE
2017年10月07日(土) 福岡DRUM SON
2017年10月08日(日) 福岡DRUM SON
2017年10月15日(日) 東京キネマ俱楽部


2017年05月27日(土) 渋谷REX
2017年06月04日(日) 渋谷TSUTAYA O-EAST
2017年06月05日(月) 高田馬場AREA
2017年06月12日(月) 高田馬場AREA
2017年06月16日(金) 高田馬場AREA
2017年06月23日(金) 大阪RUIDO
2017年06月24日(土) 名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
2017年06月28日(水) TSUTAYA O-WEST
2017年07月02日(土) 高田馬場AREA
2017年07月22日(土) 東京キネマ俱楽部&ダンスホール新世紀
2017年07月23日(土) 仙台MACANA
2017年08月03日(木) FWD PRESENTS
2017年08月05日(土) 大阪MUSE
2017年08月06日(日) 名古屋ell.FITSALL
2017年08月10日(木) 高田馬場AREA
2017年08月20日(日)新宿ReNY
2017年08月27日(日) 名村造船所跡地

ベル PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    ハロ
    Birth:
    05.05
    Blood:
    B

  • Guitar:
    夢人
    Birth:
    09.22
    Blood:
    AB

  • Bass:
    明弥
    Birth:
    02.03
    Blood:
    A

  • Drums:
    正人
    Birth:
    01.23
    Blood:
    B



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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