FEATURE

SAVAGE 「私ガ壊レタ日」

2017.05.30
4月に発売した7thシングル『「匿名」さんの首輪』に続き、5月31日には8thシングル『私ガ壊レタ日』を発売するSAVAGE。6月からは、「六大都市感染」ツアーがスタートし、8月30日には池袋EDGEを舞台に、「SAVAGE Anniversary ONEMAN」も控えている。
12月にも彼らは何やら企んでいるようなので、そちらも期待していただきたい。

取材・文:長澤智典
『3人とも得意な曲調が異なるから、自然と楽曲のタイプも変わっていくんですよ』

――4月に『「匿名」さんの首輪』を、5月31日には『私ガ壊レタ日』とシングル盤を連続で発売します。いきなり攻めましたね。 :これも、前々から決めていた流れでした。しかも、ここで終わりではなく、年内いろいろと続いてゆくSAVAGEの展開の中の一つだと先に伝えておきます。
――『「匿名」さんの首輪』と『私ガ壊レタ日』の流れもいろいろ考えていたのでしょうか?

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JUN:『「匿名」さんの首輪』に今のSAVAGEらしさを出したうえで、続く『私ガ壊レタ日』へは、新たな面をという形は考えていました。とくに『私ガ壊レタ日』に関しては、メンバーの誰もが『「匿名」さんの首輪』とは異なる表情を持った楽曲をということで制作へ臨んでいた形でした。
――『私ガ壊レタ日』に関しては、A/B-TYPEに3人の楽曲を収録しています。そこも狙ってのこと? Ayuto:当初はそこまでは考えてなくて、純粋に良い曲を出そうということで各自楽曲を提出したんですけど、ちょうど3人それぞれの色を持った楽曲が出揃ったことから、3人の曲を1曲ずつ入れる形を取りました。
:3人とも得意な曲調が異なるから、自然と楽曲のタイプも変わっていくんですよ。
『変態的な歌詞に思わせながら、じつはライヴ中の自分たちとフロアにいるヘドニスト(ファン)たちとの関係性を歌にしています』
――「らしい」と言えば良いのでしょうか、龍華さんの書く歌詞はどれも猟奇的というか、何処か変態性が出ていますよね。 龍華:あまり綺麗な歌詞は性格的に書けないんでね。むしろ、自分だからこそ書ける詩世界を描きだせていればそれで良いこと。確かに『「匿名」さんの首輪』は変態的な面が出ている楽曲ですが、C/Wに収録した『潔癖症の僕から不感症の君へ』は、変態的な歌詞に思わせながら、実はライヴ中の自分たちとフロアにいるヘドニスト(ファン)たちとの関係性を歌にしています。
――歌詞のイメージは、曲を聴いたうえで沸き上がってくるものなのでしょうか? 龍華:あらかじめ書きたい題材を決めてくときもありますけど、基本は楽器隊が持ってきた楽曲を聞き、そこからイメージを膨らませています。『「匿名」さんの首輪』は1曲の中で次々と表情を変えてくように、それに合わせ感情も変えたところ、ああいう変態チックな歌詞になった。『潔癖症の僕から不感症の君へ』は、聴いた瞬間にライヴ風景が脳裏に浮かんだことから、そこを書き記しました。
――ここからは、最新シングル『私ガ壊レタ日』の話を中心に進めます。『私ガ壊レタ日』を作ったのがJUNさんになります。 JUN:個人的な好みとして、サビは聞かせにしたい意識を持っているんですけど。最初にズーンと重いイントロの部分から作り始め、次第に過激さを出しながら制作していった中、ダークなまま押し切ろうとも思ったけど、やっぱしサビへは明るい表情を持ってきました。
龍華:ボクの中では、『私ガ壊レタ日』に対して明るいイメージはなかったけどね。
JUN:えっ、そうっすか!? 俺の中で『私ガ壊レタ日』は明るいサビという印象だけど……。
龍華:盛り上がるサビというよりは、イントロの雰囲気にも似た、どこかドヨーンとした匂いが残っている感じを覚えていたよ。
――『私ガ壊レタ日』の歌詞には、タイトルのように感情が壊れ(狂って)しまった女性か登場します。自分の手首とおしゃべりしてくって、この子、かなりヤバくないですか。 龍華:あの歌詞は、完全にJUNの持ってきた楽曲からイメージしたもの。自分の場合、曲を聴いた瞬間に「これは女性目線、これは男性目線」と決めてくんですけど、『私ガ壊レタ日』に関しては、すぐに「女性目線が似合う歌」と判断。こういうヴィジュアル系特有の、けっしてメジャーでは出せない詩の世界観は得意としているところです。
――猛さんやAyutoさんは、『私ガ壊レタ日』についてどんな感想を持っています? :とにかくギターのフレーズが難しい。
JUN:それにも理由があって、俺はドロップチューニングのギターで曲を作るんだけど。それを、猛さんの一音下げた7弦ギターに置き換えると、かなり演奏するのが難しくなる。しかも今回、イントロの部分のベースをユニゾンにしたことで、ますます表現に難解さが生まれてしまった。それでもしっかり弾き倒してしまうところは流石だなと思ってる。
:むしろ、難解な曲のほうが弾いてて楽しいからね。
Ayuto:同じフレーズを使わないようにプレイ面では難しいんですけど、一度身体に馴染ませてしまえば演奏するのが楽しくなる楽曲なんですよ。SAVAGEの中のダークな楽曲と言えば、勝手に自分担当と思っていたんですけど、JUNくんがこんなにも暗い曲を持ってきたので、俺も負けてらんないと思いました。自分とは異なるダークな表情というところもいいですよね。
JUN:けっこう明るい曲を作ったつもりなんだけどね(笑)。
――ちなみに、表題曲は『私ガ壊レタ日』とすぐに決まった形だったのでしょうか? :3曲出揃った時点で、結果的に『私ガ壊レタ日』に選んだ形ではあったけど……。
龍華:どの曲がA面に来てもいい形だった中、SAVAGEのイメージに似合うのは『私ガ壊レタ日』かなと。
――けっしてキャッチーな面を持った『Spider Lily』ではなかったんですね。 龍華:それが、SAVAGEたる所以ですよ。
『男性側の心理としては、たとえ怖がられてでも自分の存在に気づいて欲しいんですよ』
――続いては、Ayutoさんの手による『ドラマチックな恋心』になります。 Ayuto:3分チョイで終わる楽曲なんですけど、自分でもここまで短い曲を作ったのは初めてのこと。ただ、最初からコンパクトに作ろうという狙いは持っていたことでした。
――コンパクトながらも一筋縄ではいかないのも特徴的ですよね。 Ayuto:そこはね。いくらコンパクトにまとめようと言っても、絶対にフックとなる部分は必要なので、サラッと流れてしまわないように、どこか歪んだ雰囲気を入れることが聞き手のひっかかりにもなる。何より、僕自身が一人のリスナーとして聴いたとき絶対にそこへ反応するからこそ、そこは大事にしていきました。『ドラマチックな恋心』に関しては、龍華さんの書いた歌詞がヤバすぎますよね。自分、最初に読んだとき軽く引いてしまいましたが、きっとSAVAGEのファンたちなら、こういう歌詞を求めているんだろうなとは思います。
:Ayutoは鍵盤で楽曲を作るんですよ。それをギターへ落とし込むのが大変だった。でも同時に、弦楽器隊では思いつかないフレーズも多いように、そこが魅力になっているなとも感じてる。
JUN:そうだね。自分にはないものを持ってくるからこそ勉強にもなること。
Ayuto:それは自分にも言えること。2人は、自分の発想にはないフレーズを打ち込んでくるから、それが刺激や勉強になる。たまに人間技を超えてるときがあるけどね(笑)。
――Ayutoさんも言ってましたが、『ドラマチックな恋心』に出てくる主人公は、かなりヤバくないですか? 龍華:最初楽曲を聴いたときにイメージしたのが遊園地でした。いわゆる楽しそうな雰囲気の楽曲ということから、そこをイメージして歌詞を作りましたが、結果的にはやたら気持ち悪い主人公の歌詞になってしまいましたね。
――楽しそうから、なぜこんな変態的な歌詞が生まれるのでしょうか? 龍華:最初楽しい歌詞を書こうと思ったときに出てきたのが、「自分の願望を100%開放した1日の姿を書いてみよう」という想い。自分の場合、独占欲や嫉妬心が強いので、結果、こうなってしまいました。
――だって、大好きな女の子の部屋の窓に人知れず自分の名前を書き記すとか、完全に変態でしょ。 龍華:相手の気持ちとして考えたら、さすがに気持ち悪いなとは思います。でも、男性側の心理としては、たとえ怖がられてでも自分の存在に気づいて欲しいんですよ。
――相手への愛情が強いからこその行動だ。 龍華:そうです。きっと『ドラマチックな恋心』というタイトルだけを見たら、キュンキュンとした気持ちになれる歌が飛び出すように想像するかと思うけど。いざ再生してみたら、「なんだこの歌詞は!」と思いきり裏切られる。そこがSAVAGEらしくていいじゃない。
Ayuto:でも、こういうストーカーみたいな人って実際にいますからね。
龍華:確かにストーカー風に見えるけど、歌詞を読み込んでもらえればわかるように、この歌は純粋すぎる男の子の歌なんですよ。
Ayuto:確かにストーカーみたいな人って心が純粋ですからね。純粋すぎるゆえに、感情のコントロールが効かなくなるみたいな。
龍華:そう。これはSAVAGE流のラブソング。むしろ、SAVAGEがラブソングを書くとこうなるんです。
――『Spider Lily』は、猛さんの楽曲になります。 :先に『私ガ壊レタ日』と『ドラマチックな恋心』が上がったことから、2人とはまったく違った楽曲が欲しいなと思ったのと、自分は王道な疾走ロックナンバーを得意としていることから『Spider Lily』を持ってきました。
Ayuto:聞いててどこか懐かしさを覚えさせる楽曲なのがいいよね。
龍華:そう、自分らがまだバンドを始める前の頃に聞いていた音楽性のような……。
JUN:自分もこの手の表情は得意だから、演奏もすんなりイケました。
――『Spider Lily』は、普段のSAVAGEとはだいぶ方向性が違いますよね。 JUN:だからこそ、こういう曲も大事なんですよ。個人的にも聞きやすい楽曲は好きだからこそ、耳にスッと入ってくる感じはありました。
龍華:何処か懐かしさを感じさせる曲調だからね。『Spider Lily』の歌詞もそう、今回収録した3曲すべての歌詞に共通しているのが「嫉妬」なんです。
――『Spider Lily』もラブソングですけど、好きだからこそ心中するのか、好きな相手を殺そうとしてゆくのか、そういう心模様を描いていません? 龍華:SAVAGEのテイストでラブソングを書くと、自然にそうなってしまう。自分の場合、よく「もしもこの人が死んだら自分はどうなるのか?」と想像を巡らせ歌詞を書くことが多い。この歌詞を書いてるときも、まさにそう。今回の歌詞に関しては、どれも自分が私生活で負の感情を抱くことが多かった時期に書いている。それもあって、いろんなボク自身の負の感情が詰まった詩たちに繋がった面もありましたからね。
『毎月コツコツと地方にも足を運んでいる意味。それが悲しみに変わったら嫌じゃないですか?』
――6月からは「六大都市感染」と題した主催ツアーを行います。 龍華:主催ツアーという形で全国各地をサーキットするのは今回が初めてです。
:これまでにも東名阪を舞台に主催ツアーは行ってたんですが、今年に入り全国各地へ足を運ぶ機会を増やしているように、その勢いを拡充させるためにも「主催ツアー」という形を取って主要都市をまわり、SAVAGEなりに攻めの姿勢を見せていきたかったんです。
――各地の反応は、どうですか? 龍華:悪くないね。
:まだ地域によっては動員の少ない面もあるんですけど、お客さんたちの熱狂度は何処に行っても凄いです。
Ayuto:ちゃんと応えてくれてる感じはあるよね。
:そう。最初は探って見てるけど、何処の場所でも最後にはいい感じで騒いでくれてるんで。
――今年は地方へ足を運ぶ回数を一気に増やしてきましたよね。 Ayuto:地方公演は増やしています。とくに7月以降は初めて行く場所も増えれば、毎月何処かしら地方へは足を伸ばしていく予定です。
龍華:正直、移動はつらい。それでもSAVAGEのことを知って欲しいと思うからこそ今は足を運び続けている。1本1本大事です。これで「また次回でいいや」と軽く思われてしまったらとても悲しい。やっぱり当たり前なことなんて無いから。
――運転は誰がやってるんですか? 龍華:僕と猛が担当。
Ayuto:運転手が眠らないよう後ろから声を飛ばさなきゃいけないんですよ。
龍華:移動の時間帯によっては眠気が襲ってくるしライヴを終えてそのまま長距離移動となったら、疲れから睡魔が容赦ない時もあります。事故がやはり1番怖いですね。
――そうまでして地方へライヴをしに行くんだから、ぜひSAVAGEの姿を観て欲しいと。 龍華:観て欲しいですね。毎月コツコツと地方にも足を運んでいる意味。それが悲しみに変わったら嫌じゃないですか?
――8月30日には池袋EDGEを舞台に「SAVAGE Anniversary ONEMAN」が行われます。今年で……。 龍華:4周年になります。この日に関してはカッチリとしたワンマン公演というよりも、お祭りみたいな感じで楽しみたいなと思ってる。
:いわゆる感謝祭みたいな感じで楽しみたい。
龍華:そうだね。純粋にメンバーとヘドニストたちと一緒に「4周年おめでとう」という感じで楽しみたい。
――スケジュールには、12月にも何かあるようなことを記しています。これは、一体どういうことですか? 龍華:今年の展開は、すべて12月に用意した展開へ向けての流れなんです。
:昨年の時点で今年の1年を通しての展開を考え、具体的に予定を組み立てれば、今はそれを実践し続けている形なんですよ。
龍華:1月23日にTSUTAYA O-WESTで行った単独公演が、今年の展開のスタートとなり、そこから音源やライヴを通していろんな展開を描き続けているのが、今なんです。
――ということは、これからもいろんな発表が……。 龍華:ありますね。「六大都市感染」ツアーのファイナルとなる6月23日の高田馬場AREA公演では、またいろんな発表をするので、気になる方はぜひ足を運んで欲しい。何より、12月の展開では、SAVAGEとしても一つの結果を肌で感じたいなと思ってる。
JUN:やはりバンド活動をしている以上、目に見える結果も欲しい。自分たちの作った楽曲という武器を持って、ライヴという場を通し闘い続けていく中、12月に見据えた一つの形を通し、その成果をしっかりと証明をしたい。
龍華:SAVAGEはライヴに絶対的な自信を持っている。カッコいいライヴを演り続ければ、ファンの子たちだって自然と増えていくと信じてる。とにかく今伝えたいのは、SAVAGEが作りあげた音源やライヴが、SAVAGEに触れた人たちの生活の中、何かしら救いになれていたらなということ。そういうきっかけの一つとしてSAVAGEが存在していられたら、そんな嬉しいことはないですからね。




COMMENT MOVIE

RELEASE

8th SINGLE「私ガ壊レタ日」
2017年5月31日 Release!!
【A type】
SVG-0010S-A / ¥1,200(税込)
[CD]
01. 私ガ壊レタ日
02. Spider Lily

【B type】
SVG-0010S-B / ¥1,200(税込)
[CD]
01.私ガ壊レタ日
02.ドラマチックな恋心

LIVE INFORMATION

SAVAGE Presents【六大都市感染TOUR】

2017年06月05日(月) 仙台MACANA
2017年06月08日(木) 札幌CRAZY MONKEY
2017年06月09日(金) 札幌CRAZY MONKEY
2017年06月14日(水) 福岡DRUM SON
2017年06月16日(金) 大阪RUIDO
2017年06月17日(土) 名古屋HOLIDAY NEXT
2017年06月23日(金) 高田馬場AREA

REIGN主催 2マン『Ikebukuro 6days DAY 1』

2017年08月19日(土)池袋EDGE

SAVAGE ANNIVERSARY ONEMAN

2017年08月30日(水) 池袋EDGE

XXXXXXX

2017年12月XXX日 XXXXXXX




2017年06月02日(金) SHIBUYA REX
2017年07月06日(木) EDGE IKEBUKURO
2017年07月11日(火) HOLIDAY SHINJUKU
2017年07月12日(水) 渋谷REX
2017年07月14日(金) 仙台MACANA
2017年07月21日(金) 金沢vanvan V4
2017年07月22日(土) 新潟RIVERST
2017年07月24日(月) 仙台MACANA
2017年08月02日(水) 高田馬場AREA
2017年07月26日(水) 池袋RUIDO K3
2017年08月22日(火) 仙台MACANA
2017年08月26日(土) ell.FITS ALL
2017年08月27日(日) OSAKA RUIDO
2017年09月03日(日) 池袋EDGE

SAVAGE PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    龍華
    Birth:
    03.18
    Blood:
    O

  • Guitar:

    Birth:
    01.09
    Blood:
    O

  • Bass:
    JUN
    Birth:
    12.25
    Blood:
    B

  • Drums:
    Ayuto
    Birth:
    11.05
    Blood:
    O


生活に欠かせないものBEST3
  • 1位:
    甘いもの
    2位:
    タバコ
    3位:
    除菌シート

  • 1位:
    携帯
    2位:
    パソコン
    3位:
    お風呂

  • 1位:
    PC
    2位:

    3位:
    綿棒

  • 1位:
    耳かき
    2位:
    香水
    3位:
    iPod



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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