INTERVIEW

ベル 「ジェラシー」

2017.04.18
ベルの3ヶ月連続リリースの第一弾『ジェラシー』が4月19日にリリースされる。
常にサスペンスのように何が起こるか分からない活動をしていきたいとメンバーが語るように、3作ともベルの最大限の振り幅を見せられるような作品になるとのことだ。
第一弾の『ジェラシー』その中でもベルの王道である“歌謡”に焦点を当てた、これぞベルという1枚に仕上がっている。
そして、第二弾の『哀愁エレジー』のアーティスト写真も先日公開されて驚いた方も多かったのではないだろうか。
こちらのお話はまたあらためて掲載するのでそちらも楽しみに待っていていただきたい。

取材・文:山本貴也
「サスペンスのように何が起こるか分からない、お客さんもドキドキするような活動をしていきたい」

――今回3ヶ月連続コンセプトシングルの第一弾『ジェラシー』がリリースされます。まず3ヶ月連続リリースをすることになった経緯から教えてください。 夢人:高田馬場のガストで明弥が……。
一同:(笑)。

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ハロ:ここまで2年半ぐらいの活動で、シングルを5枚とミニアルバム1枚、フルアルバム1枚リリースをしてきたんですけど、ベルのイメージとして“歌謡”というものが定着したし、フルアルバム『歌謡サスペンス劇場』で、自分たちがやってきたことや歌謡というシーンに対する肉付けや挑戦ができたなって思ったんです。それで、「次のリリースどうしようか?」っていう話を高田馬場のガストでしたんですけど(笑)、明弥が3ヶ月連続リリースをやってみたいって言ったのが最初きっかけでした。ただ普通に3ヶ月連続でリリースしても面白くないので、自分達のできる最大限の振り幅を見せられるような3枚にしたいというところからこのプロジェクトが始まりました。
明弥:『歌謡サスペンス劇場』をリリースして、歌謡という自分たちのやりたいことの完成系に近いものはできたので、今後もサスペンスのように何が起こるか分からない、お客さんもドキドキするような活動をしていきたくて、歌謡からまた新しいものを作るには、3ヶ月という短いスパンで見せる方が面白いかなと思ったんです。
ハロ:通常のリリースだと3ヶ月周期とか4ヶ月周期で出すことが多いと思うんですけど、リリースしてから3ヶ月ぐらい空いちゃうとどうしてもその都度イメージがリセットされちゃって、なかなか自分たちの軸からブレられないというか、どうしても歌謡をベースで考えちゃうんです。でも短いスパンでリリースすることによって、今回はこれをやったから次はあんなことができるみたいな、気持ちの切り替えがすごくしやすいんですよね。
――その3作の中で、第一弾『ジェラシー』はどういう位置づけの作品になるんですか? ハロ:3部作となった時に、歌謡という要素は絶対に外せないので、まずは自分たちが2年半突き詰めてきた“歌謡“という要素を全面にだした作品を最初に出したかったので、「これぞベルだ」ということだけを考えて作りました。『歌謡サスペンス』を出してからは、『真夏のバラッド』のようなポップな曲や、『ルフラン』のような哀愁の中にエッジを効かせたような曲を出したり、わりと振り幅のあるベルを出してきたんですけど、あらためてもう一度自分たちの軸となるものを第一弾に据えました。
――正にこれぞベルという楽曲ですね。 夢人:そういう風に思ってもらえるってことは、言い換えれば軸みたいなものがあるってことだから嬉しいですね。
ハロ:3作をどういう順番で出すかをすごく悩んだんですけど、まずは軸になる部分を提示して、次からきっと良い意味の裏切りが始まります(笑)。
夢人:ベルのストライクゾーンのど真ん中を作りました。
ハロ:最近ベルに興味を持ってくれた人も、この作品からベルに入ってくれる人も、「ベル=歌謡曲なんだな」って認識してくれると思うし、今まで見てくれてる人にも「ブレてないですよ」という感じです。
夢人:結成した時よりも音楽理論的な部分を学んできたので、コード進行も分数コードを使ったり、こうすればもっと歌謡曲になるなとか研究して作ったんですけど、今回はなんといっても明弥のベースが素晴らしいですね。天才かよ!
明弥:天才です(笑)。デモを聴いた時に、「こういう感じにしたいんだろうな」っていうのがすぐ分かって、こういう曲のベースってハネてるんですよ。80年代とかのJPOPはすごくベースがキモになっていて、そういうグルーヴをいかに曲に載せられるかというところはかなり考えました。
ハロ:ベースが決め手でこの曲をリードに持ってきたんです。
夢人:ベースに関しては「明弥に投げとけば大丈夫」っていう安心感があるんですよね。ギターはどんどんシンプルになっていますけど。
正人:ドラムもかなりシンプルですね。最初の頃に比べたら引き算で考えることが多くて、リズムだけでノリを出せるように意識しました。
明弥:4つ打ちのリズムは、ベースで曲の雰囲気をかなり変えられるのが楽しいですね。
ハロ:明弥はベルのグルーヴマスターですから。
――歌詞についても教えてください。 ハロ:今まで書いてきた恋愛のテイストとはちょっと変えていて、恋愛するとだんだん嫌な女になっていくというか、女の人の気持ちや自己中心的な部分にスポットを当てていて、痛くて面倒臭い女の人を書いてます。たぶん女の人は共感してくれるんじゃないかな。
――女性からみたら「こういう子いるよね」みたいな感じなんですかね。 ハロ:自分に当てはめるよりはそういう感じで考えてほしいですね。自分だと思ったらちょっと痛々しいかも(笑)。
――今回のMUSIC VIDEOもすごく雰囲気でてますね。 ハロ:監督さんがベルの世界観をすごく気に入ってくれていて、アイデアをどんどん出してくれるんです。僕達が「もう少し演奏シーンを……」って言っても、「ダメだ」って(笑)。それぐらい一生懸命ベルの世界観を出そうと考えてくれてます。
明弥:気づいたらメンバーはすごい奥の方にいましたね(笑)。
ハロ:今回のメインは完全にあの女性たちですね。画質もわざと古い感じにして、地デジではなくアナログテレビって感じです。
――ジャケットも昔のレコードみたいですね。 ハロ:ジャケットにメンバーが写ってるのは、1st シングル「ノンフィクション」以来だと思うんですけど、昔のレコードを意識してこういうデザインになりました。
――衣装も全部変わるとのことですが、今回の赤い衣装はすごくシンプルだけどインパクトがありますね。 ハロ:今までは基本的には黒で、メンバーカラーがポイントで入ってたりという感じだったんですけど、今回はグループサウンズからヒントを得て、全員が形から色まで全て同じ衣装でしかも黒髪なんです。だから楽屋にあると誰の衣装か分からないんですよね(笑)。今回もビジュアルは少し裏切った感じがありますけど、次はもっと裏切ります(笑)。
「嫉妬って悪い嫉妬だけじゃなくて、いい嫉妬もあると思うんです」
――タイトルの「ジェラシー」にかけて、皆さんが嫉妬する時ってどんな時ですか? 夢人:Facebookを見た時に同級生がめちゃくちゃ出世してる時とか……。
明弥:それは嫉妬するね(笑)。
夢人:それで、僕がライヴの写真とかをUPしたりすると、そいつが「いいね!」してきたり(笑)。
正人:僕は友達が海外旅行とかすごく意識高い写真を載せてるのを見ると嫉妬しますね。
夢人:きっと無いものねだりなんでしょうけどね。そういう人からは、「ミュージシャンが羨ましい」とか言ってくるけど、僕から見たら「そっちの方が輝いて見えるけどね」って。安定を求めるがゆえの嫉妬ですね。
明弥:俺は単純にイベントツアーとかでカッコいいライヴを見せられると嫉妬しますね。あとは、「そういうアイデアがあったか」とかでやられたなって思うこともありますね。
ハロ:「やられたー!」って思うよね。でも嫉妬って悪い嫉妬だけじゃなくて、いい嫉妬もあると思うんですよ。大人になってくると、昔は嫉妬だったものがどんどん“あきらめ”に変わってきたりすると思うんですよね。例えば子供の頃に友達の方がお年玉をたくさんもらってたりするだけで嫉妬してたのに、自分でお金を稼ぐようになって、友人の方が稼いでるってなっても、立場が違うとか、会社が違うとか、あきらめと言い訳がどんどん増えていくと思うんです。でもそうなったらもうおしまいだと思う。それはバンドもそうだし人生もそうだと思うので、これから先も僕は周りに対して嫉妬して生きていきたいなと思います。やっぱり同じヴォーカリストでも嫉妬する人っていますからね。誰かは言わないですけど(笑)。
――それがライバル心にも繋がっていきますからね。 ハロ:そうなんですよね。それが最終的には自分の向上心に繋がってくると思うからたくさん嫉妬していきたい。
「3ヶ月連続リリースの第二弾は結構ぶっ飛んだ感じになってるので楽しみにしてほしい」
――C/W「真夜中のダンス」もベルらしい曲ですね。 ハロ:そうですね。通常のシングルリリースだと、表題がスローな曲だったらC/Wはハイテンポな曲を入れたりすることが多いんですけど、今回はカップリングもコンセプトに沿った曲を収録してます。
明弥:「歌謡=哀愁」みたいな曲よりももう少しロックソングというか、“歌謡ロック”をテーマに作りました。ライヴ曲で歌謡っぽいものは今までにもあるんですけど、ここまでシンプルでサクっと聴けちゃうライヴ曲は初めてかもしれないです。グループサウンズの時代の曲って1曲が短くて、2分半〜3分で終わっちゃうので、そういうところも参考にしつつ、単純にイベントツアーって持ち時間が25分のことが多いので、たくさん曲ができた方がいいなとかそういうも考えましたね。
夢人:ギターに関しては明弥がデモで弾いてたのをそのまま清書する感じでした。
明弥:2年半やってきたので、夢人がこういうギター弾きそうだなと思って入れてます。逆にこういうのは弾かなそうだからあえて作ってみようって作るパターンもありますけどね。
――ギターの音は古いけど新しい音で、このリバーブ感は独特ですよね 夢人:ありがとうございます。あまりハイファイになり過ぎても合わないので、リバーブ感がかなり重要です。エンジニアさんもずっとやってもらってる方なので、僕の好みを分かってくれていて、空間系のエフェクトかけたいって言うとすぐにイメージ通りのものが出てくるんですよね。
――このギターの音だけを聴いたらヴィジュアル系とは思わないですね。 夢人:ですよね(笑)。でもアンプはDiezelというメーカーの物しか使ってなくて、よくひずみ系のアンプって言われるんですけど、実はクリーンとかクランチもすごく綺麗に出るんですよ。
――夢人サウンドが確立されましたね。 夢人:そういうの嬉しいですね(笑)。
――正人さんはいかがでしょうか? 正人:ライヴ曲と聞いていたので、リズムを聴いただけでお客さんがどう動けばいいのかが分かるようにシンプルなリズムに徹しました。ベルを初めて聴く人にも分かりやすい曲だと思います。
――フィルインもほとんどないですね。 正人:ないですね(笑)。でも今回の作品はこれぐらいシンプルにしたかったので。
ハロ:イメージは髭面のスタジオミュージシャンだっけ?
正人:Tシャツを着てる太ったスタジオドラマーが叩いてるイメージですね。
一同:(笑)。
正人:昔の歌番組のアイドルのバックで叩いてるようなドラマーのイメージです。
――歌詞についても教えてください。 ハロ:コード進行とか楽曲の雰囲気だと思うんですけど、明弥の曲って少しアダルトな空気感が漂ってるんですよね。だからこの曲も女の人をスポットに当てていて、ちょっとエロティックな内容なんですけど、あえてそういう言葉は使わずに、暗喩で「真夜中のダンス」というタイトルにしました。今の持ち曲が40曲ぐらいあるんですけど、今まで“ダンス”というワードを使ったことがなくて、使ってみたら意外と使い勝手のいい言葉だなって思いました。この歌詞は読みながらいろいろ想像してもらいたいですね。そんなに複雑なことを言ってるわけではないので分かりやすいと思います。
――3ヶ月連続リリース第一弾『ジェラシー』は、正にベルというような1枚ですね。 夢人:何もおかしなことはしてないです。2年半やってきていろんなものが成熟してきたからこそできた作品なので、1作目のシングル「ノンフィクション」とかと聴き比べてもらっても面白いんじゃないかな。珍しくすごくまともなコメントしてみました。
一同:(笑)。
明弥:通常運転ですね。
夢人:でもここからが楽しいんですよ。
――5月6日、7日と池袋EDGEで、ハロくんの生誕祭となる2デイズのワンマンライヴがあります。 ハロ:去年はワンマンツアーのファイナルで、一昨年はベルの初ワンマンという日だったので、初めて生誕祭という形でやらせてもらえるのですごく楽しみですね。せっかく2日間やらせてもらえるので、2日ともコンセプトを分けた内容にしようと思ってます。
――だからこういうタイトルが付いてるんですね。 ハロ:そうなんです。初日が「ベル-鐘-ナイト」、2日目が「ヘル-地獄-ナイト」になっているので、タイトルからも想像がつくと思うんですけどそういう内容にしたいと思ってます。「ヘル」はインストアとかイベントの時の企画でもやったことがあってそれの延長線上のような形ですね。その流れを汲みつつ、3ヶ月連続リリースの第二弾は結構ぶっ飛んだ感じになってるので楽しみにしてほしいですね。




RELEASE

6thシングル「ジェラシー」
2017年04月19日 Release!!
【A-type】
CD+DVD
S.D.R-310-A / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. ジェラシー
02. 真夜中のダンス
[DVD]
ジェラシー MV+MAKING

【B-TYPE】
CD
S.D.R-310-B / ¥1,200(税抜)
[CD]
01. ジェラシー
02. 真夜中のダンス

LIVE INFORMATION

歌は世に連れ世は歌につれ「ベル-鐘-ナイト」

2017年05月06日(土) 池袋EDGE
2017年05月07日(日) 池袋EDGE

3ヶ月連続リリース達成記念 ファン感謝祭 42曲全曲ワンマン「全曲全力」

2017年07月17日(祝・月) 池袋EDGE

「B.C.D」

2017年06月12日(月) 高田馬場AREA


2017年04月22日(土) 大阪RUIDO
2017年04月23日(日) HOLIDAY NEXT NAGOYA
2017年04月30日(日) 渋谷REX
2017年05月13日(土) 仙台darwin
2017年05月14日(日) 郡山#9
2017年05月21日(日) 全6会場
2017年05月22日(月) 名古屋Jammin’
2017年05月27日(土) 渋谷REX
2017年06月16日(金) 高田馬場AREA
2017年06月23日(金) 大阪RUIDO
2017年06月24日(土) 名古屋 CLUB 3STAR IMAIKE
2017年06月28日(水) TSUTAYA O-WEST
2017年07月02日(土) 高田馬場AREA
2017年07月23日(土) 仙台MACANA
2017年08月05日(土) 大阪MUSE
2017年08月06日(日) 名古屋ell.FITSALL
2017年08月20日(日) 新宿ReNY

ベル PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    ハロ
    Birth:
    05.05
    Blood:
    B

  • Guitar:
    夢人
    Birth:
    09.22
    Blood:
    AB

  • Bass:
    明弥
    Birth:
    02.03
    Blood:
    A

  • Drums:
    正人
    Birth:
    01.23
    Blood:
    B



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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