FEATURE

Initial'L 「VISION」

2017.04.04
Initial’Lから待望の2nd Single『VISION』が届けられた。
今作は、ドラマ「スター☆コンチェルト~オレとキミのアイドル道~」のエンディングテーマにもなっており、Initial’Lの今とドラマのストーリーが合致して実現したとのことだ。
4月20日には初のワンマンライヴ「VISION TO VISION In TSUTAYA O-EAST」も控え、5月23日には主催イベント「SADISTIC VISION! In TSUTAYA O-EAST」も決定している。

取材・文:山本貴也
『読めば読むほどドラマのストーリーとInitial’Lがシンクロしていることに驚いた』

――昨年11月の始動からここまでの約4ヶ月を振り返ってみていかがですか? 悠希:まだ4ヶ月かって感じですね。もう半年ぐらい経ってるかと思ってた。
緋遊:僕は半年どころか1年ぐらい経ってる感覚ですね。

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悠希:一番思うのは、LycaonからInitial’Lという流れを知ってる子もいるし、知らない子もいて、いろんな子がInitial’Lに来てくれてるんですけど、今って「このバンドだけが好き」っていう子が多いじゃないですか。にも関わらず、また同じようにLycaonとInitial’Lが1本の線で繋がってる状況が一番嬉しいですね。Initial’Lになってもちゃんと付いてきてくれてるのも感じられるし、ちゃんと音楽を聴いて付いてきてくれてるなってこともすごく感じていて、何か1つの壁を壊せたかなと思いますね。
一朗:始動ライヴの時は僕らもガチガチに固かったんですけど、最近はだんだんお客さんも柔らかくなってきた感じはありますね。最初のライヴ映像を観ても、まるで人生で初めてライヴする5人かってぐらい(笑)。それが10本ぐらいやってようやく勘を取り戻せてきました。ニコ生の中継も入っていたし、いつもとは少し違う緊張感もありましたね。
サトシ:あれは本当にメチャクチャ緊張した。「あれ、どっち足で出るんだっけ?」って。
一同:(笑)。
サトシ:制作中はずっと座って弾いてたから、立って弾くのもちょっと違和感があったりしたんですけど、最近になってようやく何も考えずに動けるようになりました。
――上手と下手が変わったのも大きいですよね。 サトシ:だいぶ慣れましたけどね。
ZERO:違和感はなくなりましたね。
一朗:後ろから見てても普通になったよ。
緋遊:最初は本当にぎこちなかったもんね(笑)。
ZERO:だって、いつ左向いたら(緋遊が)いるかとかが分からないので、最初は不安というか、変に動いたら当たっちゃうんじゃないかなっていうのが怖かったですね。
緋遊:「合わせるから好きにやって」って言ってたんですけどね。まだライヴの数は少ないですけど、1本1本ライヴを重ねるごとに確実にクオリティが上げられてきてる実感はあります。お客さんも曲を聴いて口ずさんでくれてる子も増えてきてるし、男性ファンも多くて嬉しいです。悠希がMCで「自由な感じで楽しんで」ってよく言うんですけど、本当に自由に楽しんでくれてるのが見てて分かります。
――今回2枚目のシングル『VISION』がリリースされました。ドラマ「スター☆コンチェルト~オレとキミのアイドル道~」のエンディングテーマにもなっていますがどういう経緯でエンディングテーマに? 悠希:ドラマの内容が、アイドルになりたい人たちが1つ屋根の下で同じ生活をして夢を追いかけるというお話なんですけど、その状況と今の僕らの状況がリンクする部分があってお話をいただきました。僕らの気持ちも曲に乗せたかったというのもあったし、僕らが目標としてる“景色”という意味で「VISION」というタイトルを付けました。
――新感覚のドラマというのは? 緋遊:2.5次元のドラマなんですよ。
悠希:視聴者がマネージャーになって主観で見てる感じですね。
緋遊:だからマネージャーさんの顔と声は出てこないで、下にテロップが出るだけなんですよね。
悠希:視聴者がその場にいるような感覚で見れるから、ゲームをやってるような感じのドラマです。
――制作にあたってはドラマの脚本なども参考にしました? 悠希:参考にしました。読めば読むほどドラマのストーリーとInitial’Lがシンクロしていることに驚いて、そこから歌詞やメロディを一気に作り上げていきました。「目指してる目標は全て自分の中にある」ということと、夢を持てない世の中かもしれないけど、自分なりの生き方や目標“VISION”を持つ大切さ、歩き続ける勇気をドラマと共に感じてもらえたらなと思います。僕らも壁にぶつかったりすることもあるけど、常に助け合って自分たちが思い描く理想像に向かって日々頑張っているので、その姿を見て、ファンの子も何かを追いかけてみたいと思えたり、自分なりの夢を追いかけたいと思ってもらえたら嬉しいですね。
サトシ:今回は本当にタイミングが良かったですね。俺たちが提示したいものともすごくリンクしてた。
――「MOON LIGHT DOWN」よりもサウンドも進化してるし、楽曲もまた違うInitial’Lが出てきましたね。 悠希:『MOON LIGHT DOWN』は、「VISION」と空白の1年のちょうど中間にくる曲達だったんですよ。変な言い方をすると、あれが本当にやりたい音楽なのかと言うよりも、その時の自分たちが出したいもののベストだったんです。「VISION」はそこからさらにいろいろ削り落として、自分たちらしいものを全員で詰め込めたし、すごく聴きやすい曲だと思います。
サトシ:セクションの変わり目や構成が分かりやすい曲にしようという話しがあって、ここはギターが出てくる、ここは歌が出てギターは出てこないとか、そういうことにチャレンジしながら作りました。
――リフもシンプルですごくキャッチーです。 サトシ:こんなに分かりやすくて口ずさめるリフは今までなかったので、俺らがこのままメチャクチャビックになったら、きっと歴史に名を残すリフになるんじゃないかな。シンプルで分かりやすくて弾いてみたくなるようなリフになったと思います。
――リズム隊は打ち込みがメインですか? 緋遊:ベースはシンセベースと両方混ざってます。Initial’Lになってからはベースの音作りが変わりました。
一朗:ドラムも叩いてますけど、打ち込みのバランスの方が大きいかもしれないですね。
悠希:でも生ドラムが有ると無いでは雰囲気が全然違いましたね。
サトシ:全体的に音の混ざりがすごくいい。
悠希:歌もいつもと違うハモリ方をしていたり、声の数もかなり多いです。
ZERO:今回もトラック数がメチャクチャ多いのでエンジニアさん泣かせでした。
――聴いた感じはそこまで音色が多いようには感じないんですけどね。 ZERO:1本に聴こえるけど実は5本重なってますみたいなのが多いんですよね。新しい音を作るには(音を)重ねて作り変えていくしかないので、ベースとなる音に60とか100の音色を重ねていきながら正解を見つけるので、そこはすごく苦労しました。
――MUSIC VIDEOも前作に比べて開放感がありますね。 悠希:パッと見、「VISION」と何も関係ないじゃんって思うかもしれないんですけど、ストーリー的には、閉じ込められてた5人がようやく開放されたんですよね。
――前作から繋がっている? 悠希:繋がっています。「MOON LIGHT DOWN」はLycaonというマネキンのお腹の中でモヤモヤを抱えた僕達がいて、今回はそこから抜け出して歩きだしたところで、長い長いトンネルという産道で出口を探して歩いてるところです。
――質感が海外ドラマかハリウッド映画のような映像ですよね。 悠希:「ワールド・ウォーZ」感がありますよね。やっと陽の光を浴びれました。
『常に新しいことを求めながら周りの人がやりたくてもできないハイブリッドな音楽を提示していきたい』
――C/W「White out」についても教えてください。 悠希:内容としては、Initial’Lが始まるまでの話しを書いていて、空白の何もない現実を目の当たりにした瞬間のことを歌っています。ちょうど1年前ぐらいに作りました。
――すごく耳に残るメロディですね。 悠希:ありがとうございます。僕らが作ってきた楽曲の中で、一番歌が中心の曲だと思います。サビ始まりも珍しいですね。
――C/W「合言葉」は歌謡曲の雰囲気を感じました。 悠希:昼ドラのサスペンスっぽいですよね。
――それです! 一同:(笑)。
悠希:でもサスペンスを見て作ったとかではなくて、自分の中にあるもので作ったら数時間でさくっと出来ちゃいました。
サトシ:「あ、このメロ悠希好きだな」みたいなすごく悠希感が強いメロディですね。
――でもオケは不思議と歌謡曲感が全くないんですよね。 サトシ:バックでもそのまま歌謡感を出すよりも、全然違うけどそれを匂わす程度のニュアンスにして、今までなかったものを作ろうと思ってアプローチしてます。
悠希:歌謡曲なのにシンセ4つ打ちみたいなね。エレクロリックの要素も入れたハイブリッド歌謡曲ですね。
一朗:ドラムもBメロは普通のロックぐらいの感じで叩いてるので珍しいかもしれないですね。
悠希:あとは緋遊のベースですね。ずっとやってほしかったスラップができました。
緋遊:最初は普通に弾いてたんですけど、「スラップやってみて」って弾いたら「いいじゃんそれ!」ってそこから猛練習しました。
サトシ:リズム隊はそんな感じなのにギターはバリバリ歪んでるのも面白い。
――ギターのワウもオシャレですよね。 サトシ:そのワウは悠希が手でやってます(笑)。
悠希:ギターソロもこの曲が一番好きかも。かなりドラマチックで、曲の雰囲気をさらにぐっと出してくれてる。
サトシ:情熱的なギターソロだね。
――ボーナス・トラック「WARNING」(※TypeBのみ収録)はSEですか? 悠希:最初は別の曲が候補だったんですけど、作ってる途中で気に入らなくなっちゃって1から作り直したのがこれです。すごいカッコよくなっちゃったから作り直して良かった。
緋遊:これが今のライヴの登場SEになっていて、最初に悠希だけ出ていって歌うところから始まります。
――あれを歌ってるのは悠希くんだったんだ。 悠希:他の3曲に比べるとヴォーカルの質が違いますよね。僕がハンドマイクでラフに録ったのをそのまま使ってるのもあるし、珍しく英詞っていうのも大きいかもしれないですね。
――ライヴでは悠希くんが歌い終わってから4人が出ていくんですか? 緋遊:そうですね。それまでは袖で皆で大合唱してます(笑)。
サトシ:皆で歌いながら、「やっぱカッコいいなー!」って言ってステージに出ていきます(笑)。
緋遊:テンションがメチャクチャ上がるSEです。
――これも映画音楽みたいですね。 悠希:悪いヤツが出てきそうですよね(笑)。なんか1人で作ってるとどんどんそっちよりになっちゃうんですよね。
――あらためて『VISION』が完成しての手応えはいかがですか? 悠希:『MOON LIGHT DOWN』よりも明らからに進化してるし、成長してるなと感じ取れるので、それが一番の成果ですね。自分でも磨きがかかってるのが分かります。
一朗:3曲とも歌ものっていうのは初めの試みだったので、また新たなInitial’Lを観せられたかなと思います。
サトシ:まだ2枚ですけど、リリースの度に新しいものを提示できたので、頑張って良かったなって思うし、いい意味で裏切れたと思うし、「こうきたか!」みたいにドキドキさせることができるシングルになったと思います。常に「次は何がくるんだろう?」って気持ちを与えていきたいし、そういう意味でも面白いバンドになりたいですね。
ZERO:今の僕らだから出来るものだとも思うし、次を期待させる曲を常に提示していかなきゃいけないのがアーティストだと思うので、常に新しいことを求めながら周りの人がやりたくてもできないハイブリッドな音楽を提示していきたい。それが自分たちの自信にもなるし、ファンへの期待にも繋がると思うんですよね。
緋遊:その時その時の自分たちの精一杯を形にすることができたし、リリースまでに自分が得たもの、出会えたものに影響を受けながらどんどんレベルアップしていると思うので、今後もそれを追求していきたいです。
『ファンが僕らに対して思い描いている“VISION”を一致させたいし同じ夢を持ちたい』
――4月20日には初のワンマンライヴ「VISION TO VISION In TSUTAYA O-EAST」がいよいよ開催されます。 緋遊:ライヴ本数も少ないし、長い尺で楽しんでもらえることがあまりないので、いろんなInitial’Lを知ってもらういい機会になると思います。僕らがステージで伝えたものを感じてもらって、一歩ずつ一緒に作っていけたらいいなと思います。
一朗:「次も行きたい」って思えるようなライヴにしたいですね。ワンマンでしかできないことも多いと思うし、初ワンマンなのでやりたいことは全部やりたい。
サトシ:ワンマンだから何か特別かっていうのはオレの中ではなくて、さっきも言ったけど常にドキドキさせたいっていうのが一番なんですよね。ロックバンドの人を惹きつける魅力ってスリリングさだと思うので、常にハラハラドキドキさせるような曲や演出をInitial’Lとして提示していきたいですね。本当にいいライヴを見た帰り道って、その日のライヴことを話しながら帰るし誰かに話したくなるんですよね。そんなライヴがしたいです。
緋遊:オレらもいいライヴをした後は話しながら帰るもんね。ダメなライヴをした時は無言だけど……。
一同:(笑)。
ZERO:僕もワンマンだろうとイベントだろうと気持ちの大小は特にないんですけど、結果としてファンに感じてほしいところは、「あー楽しかった、また行きたい」って思ってもらいたい。その日で満足はしてほしいけど、次にも期待できるようなハラハラ感も出したい。そういうのが繋がっていけばどんどん大きくなっていくと思うんですよね。
悠希:今の僕らが出せるものをもう少し出そうかなと思います。「VISION TO VISION」というタイトルなんですけど、「VISION」と絡めて適当につけてると思うかもしれないけど、僕らはもっともっと音楽という武器を通じて、ファンと一緒になって動いていきたい気持ちがある。そこで出てきたのがこのタイトルで、僕らが追いかけてる夢や目標、「もっとデカいバンドになりたい」っていう思いと、ファンが僕らに対して思い描いている“VISION”を一致させたいし同じ夢を持ちたい。そしてそこから全員で一歩を踏み出すライヴにしたい。ファンはファンで、それぞれ自分のプライベートもあるし、仕事や学校とかいろいろあると思うんですけど、それとは別で、もう1つInitial’Lと君らと同じ夢を持って一緒に歩いていきたい。何よりもファンとバンドが1つになりたいのでそういう1日にしたいですね。
――5月23日には『SADISTIC VISION! In TSUTAYA O-EAST』と題した主催イベントもあります。 悠希:同じようなバンドがいっぱい出てても面白くないので、自分たちと真逆なバンドもいれば、似てる部分のあるバンドもいて、いろんなジャンルというか個性の強いバンドと一緒に来てくれた人に楽しんでもらいたいなって思いますね。音楽的には自分たちの中で譲れないものがあるんですけど、Initial’L自体がそういうバンドなのでイベント自体を楽しんでほしい。楽しみ方は人それぞれなので目当てのバンドだけ観て帰る人もいると思うんですけど、僕らの提示したい楽しみ方はそういう楽しみ方ではないので、そういう空気を作りたいと思ってます。
――最後にInitial’Lとしての“VISION”を教えてください。 悠希:大きなバンドになりたいですね。売れたいというよりも大きなバンドになって何かを残せるバンドになりたい。最終的には「こんなところでやれるの?」っていうぐらいの大きいところでやりたいですね。




RELEASE

2nd Single「VISION」
2017年03月29日 Release!!
【初回限定盤】
BCRL-69004 / ¥2,000(税抜)
A5サイズブックレット20P+CD
01. VISION
02. White out
03.合言葉

【通常盤】
BCRL-69005 / ¥1,500(税抜)
01. VISION
02. White out
03. 合言葉
04. WARNING 【ボーナストラック】

LIVE INFORMATION

Initial’Lワンマンライブ「VISION TO VISION In TSUTAYA O-EAST」

2017年04月20日(木) TSUTAYA O-EAST

Initial'L主催イベント SADISTIC VISION! In TSUTAYA O-EAST

2017年05月23日(火) TSUTAYA O-EAST




2017年05月05日(金祝) 名古屋ElectricLadyLand
2017年05月20日(土) 名古屋ダイアモンドホール
2017年06月03日(土) 大阪MUSE
2017年06月04日(日) 大阪MUSE

Initial'L PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    悠希
    Birth:
    02.08

  • Guitar:
    サトシ
    Birth:
    10.04

  • Guitar:
    ZERO
    Birth:
    12.22

  • Bass:
    緋遊
    Birth:
    07.30

  • Drums:
    一朗
    Birth:
    07.15



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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