INTERVIEW

CLØWD「バタフライ・エフェクト」

2017.04.11
CLØWDの5枚目のSingle「バタフライ・エフェクト」が4月12日にリリースされる。
Ba.猟平いわく“CLØWDのド直球”というこの曲は、ドラマティックで緩急のあるCLØWD節の楽曲に仕上がっている。
C/Wも個性的な曲が入っていたり一筋縄ではいかないCLØWDの音楽性が感じられる1枚となっている。
5月には東名阪でFREE LIVE、8月からは初のロングツアーも控えているCLØWDの5人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
『「バタフライ・エフェクト」は曲調で言ったら変化球っぽいんですけどCLØWDとしては直球になります』

――「バタフライ・エフェクト」はどんなコンセプトで制作を? 猟平:CLØWDのド直球というか、「THE CLØWDを作ろう」というのが最初に出たコンセプトでした。
――CLØWDのド直球というと?

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猟平:サウンドはヘヴィなんだけど曲調はドラマティック。その中にジェットコースターのような緩急や浮遊感があって、ライヴ感のある展開がCLØWDのド直球ですね。「バタフライ・エフェクト」は曲調で言ったら変化球っぽいんですけどCLØWDとしては直球になります。「ド直球の曲を作りましょう」というテーマが出てから、曲調、歌詞、映像という部分を1つのパッケージとして考えて、今回は曲先行で作っていきました。
――「バタフライ・エフェクト」というのはどういう意味? 猟平:日本のことわざでいうと、風が吹くと桶屋が儲かるみたいな感じの言葉なんですけど、アメリカでは、蝶が羽ばたいたらその風が大きくなって日本に届いて台風になるとか、どこで何が関係してるか分からないという意味合いで、例えば受験に落ちたとか人とケンカしたとか、嫌だなって思ったりしてその時は後悔したり失敗したことがあったとしても、それがあったから今の人生に繋がっているという意味合いです。歌詞の前半で“過去に返れたらいいのに”みたいなことを書いていて、もし仮に過去に戻れて今まで後悔したことや失敗したことを全部変えて完璧な人間になったとしたら、今のこのメンバーや家族とかいろんな人と出会えてなかったと思うんです。僕は今の周りの人たちに出会えたことが僕にとっては最高の人生だと思うから、こうして常に生きてることが最高の人生なんだよってことを書いてます。
――最初に「バタフライ・エフェクト」を聴いた感想はいかがでした? KØU:ヴォーカリストとして一番発信しなきゃいけない立場として、猟平の思いを一番に捉えないといけないなと思って、猟平から地球の裏側で蝶が羽ばたいてという話しを聞いて最初に思ったのは、僕の人生を振り返ると、一般的に考えたら失敗というか良くない部類だと思うんですよ。知ってる人からは「可哀想」とか「いたたまれない」って言われたりすることもあるんですけど、僕自身はそれがあったからこそ今の自分がいるわけだし、すごくポジティブに考えてるんですね。だから、この曲や歌詞を見た時にすごく僕らしいなと思ったし感動しましたね。人生の中で一番考え深い曲になると思うし、自分を変えさせてくれた曲だなと思います。
――冬真さんはいかがでした? 冬真:選曲会の時は、C/Wの「NEVER ENDING STORY」も出来上がっていて、どっちを表題にるすか意見が分かれてたんです。僕は「NEVER ENDING STORY」派だったんですけど、だんだん「バタフライ・エフェクト」が出来ていくにつれて、「こっちが表題だな」って言わなくても分かる曲になってきて、これぞCLØWDだなって思いましたね。
:俺も最初は「NEVER ENDING STORY」派だったんですけど、猟平は絶対に「バタフライ・エフェクト」でって感じだったんです。そうこうしてるうちに歌詞ができて仮歌を聴いたらいつもの猟平節なんですけど、こっちが表題で良かったなって思いましたね。誰もが共感できる歌詞だし、ファンの子が「自然と涙が出てきました」って言ってくれたりして単純にすげえなって思いました。
:俺もわりと「NEVER ENDING STORY」派だったんですけど、「バタフライ・エフェクト」のデモを聴いた時にドラムの打ち込みにめっちゃ気合が入っていて、しかもカッコいいんですよ。そういうところからも意気込みを感じたし、叩き甲斐のあるドラムで不思議と変拍子を叩いてる感覚でした。
猟平:僕が曲作りで一番こだわるのってコード進行なんですよ。「バタフライ・エフェクト」で言うと、Bメロとサビはとにかくコードの響きを大事にしていて、JPOPではほぼ聴かない響きだと思います。サビに関しては、テンションコードで雰囲気を少しずつ変えていたり、王道っぽいコード進行の中にもいろんな隠し味が散りばめました。
――最初は「NEVER ENDING STORY」が人気だったんですね。 猟平:友達とかにもいろいろ聴いてもらったんですけど、友達もやっぱり「NEVER ENDING STORY」がいいって人が多かった(笑)。今思えば、単純に僕の中のビジョンがデモで表現しきれてなかったんですよね。でもそこに皆が賛同してくれたおかげで自分の想像をはるかに超えるものができました。
:MUSIC VIDEOを観ると、すごく歌詞とリンクしてるから普通に曲を聴くよりもあっという間に終わっちゃうんですよ。
KØU:MVの撮影は寒かったよね。
:寒かったし風が強かった。最初に俺と樹とKØUで現場に行ったんですけど、本当にヤバいくらいの強風で砂嵐みたいになってたんですよ。監督も「これは無理かも」って言ってたぐらいだったんですけど、様子を見てたら少しだけ弱くなったので強行しました。だからよく見ると皆が風に煽られてます(笑)。
KØU:髪の分け目と風向きが同じだから良かったけど、逆だったらきっと大変なことになってましたね(笑)。
:今見るとその風もいい味になってるよね。
猟平:最初はもっと具体化した映像を撮りたかったんですけど、監督から具体化しすぎるよりも、観てる人に想像させる部分があったり、自分の人生の中のふとした幸せの瞬間みたいなものを描いた方がより伝わるんじゃないかとアドバイスをもらってこういう映像になりました。メンバーのアップとかは少ないけど、全体を通してすごくいいMVになりました。
:カメラの狙い方が独特ですごく引き込まれていきますよね。
:引きの画だと分からないんですけど、近くで見ると海の荒れ方が半端なくて、まるでどこかの映画が始まるんじゃないかみたいな(笑)。
:だって風でシンバルが倒れるぐらいだからね。
『必要なものだけを選んでいく人生にしたらきっと素敵な未来が待ってる』
――では票が多かったC/W「NEVER ENDING STORY」ですが、まさにタイトル通りのイメージでした。 猟平:まさにテーマが、「もし僕が『NEVER ENDING STORY』の主題歌を書くなら」だったんです(笑)。KØUくんには「歌詞でファルコン飛ばして」って注文しました。
KØU:子供がファルコンに乗っていろんなところを旅をしてるイメージで書きました。大人になっても子供心は忘れちゃいけないと思うし、たまには少しぐらいやんちゃでもいいんじゃないかなって。言いたいこととは最後に全部詰め込んだので読んでほしいですね。
猟平:たぶん「NEVER ENDING STORY」を観たのって幼稚園とか小学高低学年とかなんですけど、今回はあえて映画を見直さずに、その時に観た記憶のままで書こうってことで予告編だけ観て書いてもらいました。記憶って何事も美化されていくので、その方がよりいいところが集約されるかなと思ったんです。
――あらためて「NEVER ENDING STORY」が完成してみてどうでした? :やっぱり好きですね。一番抑揚があるというか、いい意味でサビで開けたり、ドラマティックさがある。最後のパレード感も好きだし、これも正に猟平って感じの曲だと思います。
:なんかワクワクする曲だよね。
――C/W「息吹」はいかがでしょう? KØU:4月に出すので春っぽい曲を作りたくて、猟平の曲の作り方を真似て作ってみました。新学期が始まったり、会社が始まったり何かと始まることが多い季節なので、自分なりのちょっとした応援歌ですね。でも、ただ「頑張れ」って言うだけじゃなく、最初はやる気満々でも、途中で学校に行きたくない、会社行きたくないってなる人もいると思うんですよ。でもそういう感情ってすごく大事だと思うし、絶対に人間に必要なものだと思うので、それをネガティブに考えすぎずに明日も生きてほしいなって。感情を花に例えて書いていて、例えば赤い花だったら“怒”という感情だったり、白だったら“純粋”、青だったら“哀愁”とかそういう花をたくさん咲かせてほしいんですよ。いろんな色(感情)があるからこそ綺麗な絵が描けるし、素敵な人間になれるんだよっていう歌詞です。
猟平:これは最初のデモから冬真くんがアレンジしてくれたのがすごく大きかったですね。それがこの曲のターニングポイントだったなと思うし、KØUが表現したかったものをうまく形にしてくれましたね。
冬真:そういう意味ではこの曲が一番思い入れがあるかもしれないですね。元の素材は良かったのでとにかくもぅと良くしたかったんです。最初はもう少しバラードよりだったんですけど、それをロックチューンにアレンジしていきました。
――C/W「エルゴ領域」は少し毛色が違いませんか? 猟平:歌ものが続いたのでギターロックみたいな曲が欲しくて作ったんですけど、最初は悪い意味でヴィジュアル系っぽかったんですよね。ヴィジュアル系の曲が大好きだからこそそこには寄りたくないのもあって、Aメロの台詞調と歌詞の違和感がこの曲の一番の特徴かなと思います。
KØU:正直に言っちゃうとすごく適当に書いたんですよ。でも適当に書きなぐった言葉って本当に自分が思ってる言葉だと思うし、自分が思ってることやバンドに対する思いが素直に書けたなと思いますね。
――“タバコ・酒をやめる奴も〜”っていうのはメンバーのこと? KØU:そうですね。僕は今年に入ってお酒をやめたんですよ。自分の未来に向けて必要か必要じゃないかって考えたら今行動した方がいいなって。ちょっと難しい話しになっちゃうんですけどCLØWDはミックスボイスをすごく使っていて、それがすごく繊細なので、お酒飲んでむくんで歌えなくなることが多かったりしたので、いっそのことやめてしまおうってことでやめたんです。でも、やめてみて思ったんですけど、別に負のことは何もなくて今も普通に続けています。“プロテイン飲んでる〜”っていうのは、今年に入って樹が本気で筋トレを始めたので。
:週5でジム行ってます。
:Twitterは筋トレのことしか書いてないからね(笑)。
――どういうきっかけで? :Twitterでは冗談で「マッチョになりたい」って書いたんですけど、本当は僕がドラムを好きになったきっかけでもある海外のドラマーの人たちのガタイがすごいんですよ。普通に8ビートを叩くだけでカッコいいと思える人も絶対的にマッチョなんですよね。もちろんシャープな体つきで上手い人もたくさんいるんですけど、そういう人はやっぱりシャープなサウンドで、僕もどちらかと言えばそっちの部類だから説得力のある8ビートが叩けないというコンプレックスがあったんです。長い目で見ても身体は大事だし、今年の1月にマッチョなドラマー達と食事する機会があったんですけど、そこでやるって宣言して始めました。
猟平:それがストイックすぎて本当にすごいんですよ。
:やるからには本気でやらないと意味がないから。
――それでプロテインだったんですね。 KØU:そういうことです(笑)。
:でも音も本当に太くなったんですよ。
猟平:それは本当にあきらかに違う。
:だから今は事務所にジムを作ってくれないかなってお願いしようと思ってます(笑)。
猟平:精神論みたいになっちゃうんですけど、人生において必要じゃないものをたくさん選んでいってしまったら、きっと10年後ぐらいに「昔はCLØWDってバンドやってたよね」「売れなかったよね」ってなる人生は嫌だなって。だったらもっと必要なものだけを選んでいく人生にしたらきっと素敵な未来が待ってると思うんですよね。
――ストイックですね。庵さんも何か始めたこととかありますか? :俺は……もう……バチバチに……筋トレしてる……かな……。
一同:(笑)。
猟平:庵さんはムツゴロウ王国のような帝国を作ることに情熱を燃やしてますね(笑)。
――“タバコやめる”と言うのは? 冬真:俺はタバコやめる気は全くないですよ(笑)。
:俺もお酒はやめる気ないし、プロテインも飲む気がない(笑)。
冬真:その分この曲は歌がけっこう遊んでるので、ギターはバチバチのストイックなギターを弾いてますよ。
:ライヴのキラーチューンになりそうだよね。
:“そろそろ言わせてくれよ”って入りはかなり熱いですよね(笑)。
『やり遂げないといけないし、やらなきゃいけない』
――5月には東名阪でFREE LIVE TOUR「バタフライ・エフェクト-残響-」が行われます。 猟平:「バタフライ・エフェクト」が、今まで聴いたことがない人に少しでも広がればいいなっていうのが一番大きくて、それ以上でも以下でもないかもしれない。夏にロングツアーもあるのでそれの前哨戦というか、これをきっかけにCLØWDに遊びにきてくれたらいいですね。
:最近になってCLØWDという名前を知ってくれた人にこそ来てほしいです。何も知らなくていいからとりあえずCLØWDに触れてほしい。
猟平:夏のツアーとは違うものを提示したいのでそこも注目してほしいですね。
――そして8月からは初のロングツアー「バタフライ・エフェクト-不死鳥-」が控えています。 猟平:初の全国ワンマンツアーで、ようやく行きたかったところにも行けるので、メンバーが一番楽しみにしてると思います。
――それでは最後にViSULOG見ている人にメッセージをお願いします。 :ガチでトレーニングを始めた樹さんが、8月5日のツアー初日までにどんな姿になっているのか楽しみにしておいてくさい。
:ワンマンツアーは猟平バースデーから始まって、自分のバースデーで終わるので、おめでたいツアーにできればいいなと思います。
冬真:FREE LIVEもそうですけど、1人でも多くの人が僕らに触れてくれたら嬉しいですね。
猟平:前回の東名阪ツアーで過去最高のライヴが出来たので、その気持のまま夏のロングツアーもやりたいですね。きっとこのツアーでCLØWDはすごく変わるんじゃないかなと思うので、その瞬間を観に来てもらえたら嬉しいです。
KØU:バンドだけで何かをやり遂げることってすごく難しいと思うんですけど、やり遂げないといけないし、やらなきゃいけないと思うので、そんながむしゃらな僕達の姿を観に来てほしい。そして、ライヴでの僕らの姿や感情を“今”感じてほしいなと思います。




COMMENT MOVIE

RELEASE

5th SINGLE「バタフライ・エフェクト」
2017年04月12日 Release!!
【初回生産限定盤A】
CD+DVD
DCCL-216~217 / ¥1,944(税込)
[CD]
01. バタフライ・エフェクト
02. NEVER ENDING STORY
[DVD]
01. RUDNESS RESORT(LIVE at 日本武道館「JACK IN THE BOX 2016」)
02. CLØWD 1st ONEMAN TOUR「Happy Birthday 2 You」FINAL at Zirco Tokyo密着ドキュメント

【初回生産限定盤B】
CD+DVD
DCCL-218~219 / ¥1,944(税込)
[CD]
01. バタフライ・エフェクト
02. 息吹
[DVD]
01. CLØWD Theater

【通常盤】
CD
DCCL-220 / ¥1,296(税込) [CD]
01. バタフライ・エフェクト
02. エルゴ領域
03. バタフライ・エフェクト(KØU Less Ver.)

LIVE INFORMATION

FREE LIVE TOUR「バタフライ・エフェクト-残響-」

2017年05月02日(火) 大阪VARON
2017年05月04日(木・祝) 名古屋HOLIDAY NEXT
2017年06月16日(金) TSUTAYA O-WEST

CLØWD ONEMAN TOUR 2017「バタフライ・エフェクト-不死蝶-」

2017年08月05日(土) 池袋EDGE & 猟平Birthday
2017年08月12日(土) 福岡DRUM SON
2017年08月13日(日) 広島BACKBEAT
2017年08月19日(土) 柏Thumb up
2017年08月30日(水) 新潟GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2017年09月02日(土) 札幌Spiritual Lounge
2017年09月03日(日) 札幌Spiritual Lounge
2017年09月06日(水) 仙台LIVE HOUSE enn 3rd
2017年09月09日(土) 名古屋HeartLand
2017年09月10日(日) 心斎橋CLAPPER
2017年09月17日(日) 代官山UNIT & 庵Birthday




2017年04月29日(土) 新木場 STUDIO COAST
2017年05月03日(水・祝) 大阪 BIGCAT
2017年05月05日(金・祝) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
2017年05月07日(日) 福岡DRUM Be-1
2017年05月13日(土) 仙台darwin
2017年05月14日(日) 郡山#9
2017年05月27日(土) 金沢AZ
2017年05月28日(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2017年06月04日(日) TSUTAYA O-EAST

CLØWD PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    KØU
    Birth:
    12.30
    Blood:
    B

  • Guitar:
    冬真
    Birth:
    11.21
    Blood:
    O

  • Guitar:

    Birth:
    09.14
    Blood:
    B

  • Bass:
    猟平
    Birth:
    08.05
    Blood:
    B

  • Drums:

    Birth:
    12.02
    Blood:
    A



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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