INTERVIEW

LIRAIZO 「鬼修行」

2017.03.21
すでに発表されているLIRAIZOの2017年修行巡業『地獄巡り』発令『八大地獄』をご存知だろうか?
2017年11月の高田馬場AREAワンマンまでの約1年間のスケジュールを発表し、それに向けて1つ1つの修行を敢行中である。
その2つめの修行となるミニアルバム『鬼修行』が3月22日にリリースされる。
これまでよりもライヴを意識したという楽曲達は激しさの中にも切なさがあり新たなLIRAIZO像が垣間見える。そんなLIRAIZOの5人に話を訊いた。

取材・文:山本貴也
「LIRAIZOにとってこの3年目は苦行になる」

――先日発表された、2017年修行巡業『地獄巡り』発令『八大地獄』ですが、どうしてここまで自分たちを追い込むのでしょうか? キリ:3年目に突入してもっと自分たちを追い込む意味でも“修行”が必要だと思ったし、今までの自分たちを見直して初心に返るという意味でも、『地獄巡り』の最後を飾る「高田馬場AREAを絶対に埋めてやる!」という意気込みのもと、地獄を巡る修行のようなスケジュールを遂行していこうという決意表明です。
――『八大地獄』の中にはフルアルバム2枚同時リリースもあります。

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キリ:まだ細かいところまでは詰めきれていないですけど、去年は毎月ワンマンをやって、毎月1曲は新曲を出していたので何となくやれるかなと思ってます(笑)。最初にやっていたものから少しずつ変わってきてはいると思うんですけど、核なるものは何も変わってないし、音楽的なことで言えば、YUKIの歌を聴かせるという部分は一貫しています。ただ、それを支える楽器隊のライヴ感がもう少し欲しいというか、もっとアグレッシブにパフォーマンスできる楽曲が欲しかったので、今回のミニアルバム『鬼修行』では、ライヴに特化した曲をセレクトしていきました。この前ライヴで初めて新曲を2曲やったんですけど、お客さんが自由に楽しんでくれていたので狙いは間違ってなかったなと実感しました。
YUKI:音の方向性やチューニングも今までと違うので聴こえ方も変わったと思うし、単純に楽曲の雰囲気がすごく変わったので、3年目でさらに進化できる作品になったと思います。
冬摩:雰囲気が変わったのもありますけど、僕的にはすごくまとまった作品だなと思っていて、最初から最後まで飛ばさずに聴きたくなるし、作曲者の個性もすごく出ていて純粋にいい作品になったと思います。
――まとまったというのは? 冬摩:デモの段階では、アルバムになった時にどうなるかが見えてなかったんですけど、仕上がってみたらすごくいいバランスの作品になったと思いましたね。
ゼクス:今回も自分らしさを出せた曲を作れたんじゃないかなと思います。
鈴音:雰囲気をガラっと変えたいというのが狙いだったのでそれ通りになりました。今までは響きとかオシャレ感を目指していたとしたら、今回はヘヴィなものに綺麗なメロディを乗せることを目指したので、すごく新しい1枚になったという印象ですね。激しさしか狙ってなかったです。
――だからドラムの手数も多いんですね。 鈴音:そこは意地ですね(笑)。
キリ:今までだったらユニゾンでいいじゃんみたいなところでも、かなり詰め込んでるし、良い意味で渋みが出てますよね。
鈴音:新しいことしたかったんですよね。
――アルバムタイトルを『鬼修行』にしたのは? YUKI:これはどちらかと言うと精神的な意味でのタイトルですね。
――リード曲「カルヴァリー」は、今作の狙い通り、コーラスや掛け合いがあったりすごくライヴ感のある曲ですね。 キリ:一番ライヴを重視したし、構成もお客さんと暴れられるようなものを考えたので、分かりやすいと思います。楽曲はすごくヘヴィな感じなんですけど、サビが遊び心満載なメロディになっているので、そのギャップがうまくハマりました。
――サビで音符を詰め込む感じも新しいですね。 YUKI:レコーディングで何回噛んだことか……(笑)。コーラスの部分も普通の掛け合いではなく、1人ずつにスポットを当てて目立つところを作りたくてメンバーそれぞれにやってもらいました。1回目がキリで2回目がゼクス、3回目が冬摩で4回目が鈴音ですね。
――タイトルの“カルヴァリ―”というのは? YUKI:アルバムタイトルが『鬼修行』で修行の年とも言ってるので、そこにかけたいと思っていろんな言葉を調べたら“カルヴァリ―”という言葉が出てきて、“苦行”という意味なんですけど、LIRAIZOにとってこの3年目は苦行になるんじゃないかなと。
――2年目もかなりの苦行だったと思いますけど。 キリ:作戦を立てる時に分かりやすくてインパクトのあるものって考えると、どうしてもそうなっていっちゃうというか、止まっちゃったらそのまま活動も止まっちゃう気がするんですよね。
――歌詞のテーマは“修行”だったんですか? YUKI:そうですね。自分たちに向けてというのが強いかもしれないです。メンバーに対して「やれるの?」という問いかけですね。
「ライヴの最後にやれるような曲になってくれたらいいな」
――お1人お気に入りの曲を紹介してください。 キリ:「鬼の嫁には蛇」ですね。原曲はゼクスが持ってきて、メロディを僕が乗せかえた曲です。そういうパターンは初めてだったんですけど、デモを聴いた時に「自分だったらこういうメロディにしたい」というのが浮かんできて、ゼクスに言ったら「変えてもいいよ」ってことだったので変えてみました。
――Aメロとサビのギャップがいいですね。 キリ:イントロから怪しい雰囲気があったのでそれを活かしつつ、フィルターがかかったようなエフェクトを絶対に入れたくて、サビでは開かせたくて、曇ってるところから急に晴れる感じを意識してメロディを考えたんですけど、メチャクチャ音程が高くなっちゃいました。
YUKI:本当に高い……。
キリ:でもYUKIさんならやってくれるだろうと思って(笑)。この曲が一番作り込んだというか、こうしたいっていうのがすぐに見えた曲でした。
――タイトルの「鬼の嫁には蛇」というのは? YUKI:『鬼修行』にかけたかったので、鬼がついたタイトルが欲しくて、いろいろなお話を調べたら「鬼の嫁には蛇」という昔のお話があって、内容はそのままと言えばそのままなんですけど、鬼のような怖い夫には蛇のように冷たい女じゃないとついていけないみたいな内容だったので、それを自分なりに解釈して書きました。
キリ:最初に歌詞を見た時はよく分からなかったんですよ。でもそういう話を聞いたらより深くなるというか、「こういうことか!」という発見がありました。
――冬摩さんはいかがでしょうか? 冬摩:「ラストディナー」のテンポ感が好きなんですよね。サビが開ける曲が好きで、今回のアルバムはそういう曲が多いんですけど、その中でも特に好きで一番聴いてます。
キリ:激しいところと聴かせるところをはっきりさせたくて、Aメロで楽器が無くなるのもそういう狙いで、静と動を意識した曲です。歌詞ができるまでは切なくもいけるし、イケイケな感じでもいけると思ってたんですけど、歌詞の感じがそっち側だったので切ない感じによせました。坂本龍一さんみたいな雰囲気が出てたらいいんですけどね。
YUKI:これはすごく分かりやすい曲で、メッチャ好きな人とか大事な人がどれだけ好きだったとしても、ちょっとしたことでいなくなってしまう。昨日までは一緒にご飯を食べる仲だったのに、今日はもういなくて昨日のご飯がそのまま残ってるのが辛いというお話です。 ――ゼクスさんはいかがでしょうか?
ゼクス:自分で作った「口癖」ですね。このアルバムを作るにあたって最初に作った曲で、最初のピアノの部分にこだわっていて、あんまり聞こえないかもしれないけどわざと不協和音にしています。ライヴ感のある曲というテーマは聞いていたので、イントロで頭振れたり、ブリッジでライヴ感を意識しつつ、メロディアスなサビを付けて、YUKIさんに歌ってもらったら想像以上の仕上がりになって満足してます。
YUKI:これは“嫌”っていうのが口癖の人が、それを言うのを止めたいっていう話で、最後はそういうのをやめて違う口癖を考えたいっていう内容です。
――鈴音さんはいかがでしょうか? 鈴音:「アイオクリ」というミドルテンポの曲なんですけど、キリが新しい試みをしたいということで、台詞の部分があるんですけど、そこがすごく難しかったですね。アルバム全体を通して、ドラムに激しさとわかりやすさが欲しかったので、今回は激しいなら激しく聴いた瞬間に分かるものを目指していたので、分かりやすいフレーズを入れてます。
――“ボクからは以上になります”という歌詞が好きです。 YUKI:ちょっとお話っぽくしたかったんですよね。好きな人にでもファンにでもいいんですけど、どっちにも取れるようにしていて、今から何十年先か分からないですけど、自分たちが先にいなくなるという体で、おじいちゃんになっても好きだったならこういう気持ちをあげるよというのを書きたかったんです。
――YUKIさんはいかがでしょうか? YUKI:「祭りの後、、。」ですね。これは“祭=ライヴ”で、実際の祭も終わった後に寂しい気持ちがあるので、終わっちゃうけど帰りたくない気持ちです。ライヴの最後にやれるような曲になってくれたらいいなって思います。
キリ:今までの曲と比べていい意味でメリハリがありますよね。逆にそれがあるから今までの曲がより映えると思うんですよね。
「まずは自分たちが変わらないと誰も変えられない」
――ライヴもたくさん決まっていますが、何か変わったライヴとかはありますか? キリ:4月のMORRIGANとの2マンで、お互いのメンバーをシャッフルして、お互いの楽曲を一夜限りのメンバーでやるという恐ろしい1日がありあます。
――LIRAIZOとMORRIGANは出ないということ? キリ:それぞれのバントとしては出ないです。でも2つのバンドの曲をやるのでどちらも楽しめます。普通にやっても面白くないし、だったら特別にこの2つのバンドでできることをやろうと思っての企画です。
YUKI:お互いの曲を5曲ずつ持ってきて歌う予定です。
冬摩:これも修行ですね(笑)。
――これから続いていく『八大地獄』への意気込みを教えてください。 鈴音:修行とうたってますけど、勝負の1年が始まったという感覚なので、そういう意味でも今回の『鬼修行』が大切なものになってくると思うんですよね。いろんな意味でいいきっかけになればいいなと思うし、この先はまだまだいろいろありますけど、去年、一昨年を超えるような活動にできたらいいなと思います。
ゼクス:いろいろライヴも詰まってますけど、また次のフルアルバムに向けていい曲を書いていきたいなというのが一番の目標ですね。
冬摩:『八大地獄』にあやかるわけじゃないですけど、自分なりの八大地獄を作ろうと思っていて、それの1つで作曲というのがあります。この先リリースもたくさんあるので挑戦もふまえて頑張っていきたいなと思います。
キリ:今からでも修行していろんなことを伸ばせると思うので、今までやってきた音楽や人生を振り返りつつ、至らないところは正し、スキルを上げることにつきますね。修行というのは自分との戦いが大きいと思うので、とにかく自分を成長させて3周年にむけて自分を追い込んでいこうと思います。
YUKI:この春からLIRAIZOは変わっていきます。まずは自分たちが変わらないと誰も変えられないと思うので、まずは自分たちが新しいことにも挑戦していこうと思います。このヴィジュアル系というシーンの中で、何か1つ抜きん出るバンドになりたいですね。




RELEASE

NEW MINI ALBUM「鬼修行」
2017年3月22日 Release!!
LRIZ-008 / ¥2,500(税抜)
[CD]
01. カルヴァリー
02. ラストDINNER
03. アイオクリ
04. 鬼の嫁には蛇
05. 口癖
06. 祭りの後、、。

LIVE INFORMATION

LIRAIZO × MORRIGAN Presents 『LIRAGAN×MORRIGAIZO』

2017年03月21日(火) 下北沢LIVEHOLIC

甘い暴力 vs Neverland vs LIRAIZO 3MAN 『子供天国にて甘い夢を見る』

2017年05月23日(木) 心斎橋FANJ
2017年05月24日(水) HOLIDAY NEXT

LIRAIZO × REIGN presents 『Re.戦友』

2017年05月28日(日) 渋谷 Milkyway

LIRAIZO × ZERO MIND INFINITY Presents 2MAN 『Astro age emotions』

2017年06月04日(日) RUIDO K3

LIRAIZO presents ゼクスbirthday 『生まれてきてくれてありがとう♡って言われたい』

2017年06月10日(土) 東高円寺二万電圧

LIRAIZO presents LIRAIZO 初東名阪主催ツアー『OGRE GOD FESTIVAL Vol.4』

2017年07月01日(土) 大阪RUIDO
2017年07月02日(日) 名古屋HOLIDAY NEXT
2017年07月16日(日) 高田馬場AREA

LIRAIZO presents キリbirthday 『地獄絵図』

2017年09月09日(土) 東高円寺二万電圧

LIRAIZOLIRAIZO3周年ワンマン

2017年11月18日(土) 高田馬場AREA




2017年03月26日(日) 新宿RUIDO K4
2017年03月27日(月) 心斎橋paradigm
2017年03月28日(木) 心斎橋paradigm
2017年04月04日(木) 新宿RUIDO K4
2017年04月14日(金) 池袋EDGE
2017年04月16日(日) 名古屋ell.SIZE
2017年04月20日(火) 池袋EDGE
2017年04月22日(土) OSAKA RUIDO
2017年04月23日(日) HOLIDAY NEXT NAGOYA
2017年04月29日(土) KYOTO MUSE
2017年05月02日(木) 渋谷 REX
2017年05月12日(金) 高田馬場AREA
2017年05月16日(木) 高田馬場AREA
2017年05月21日(日) SHIBUYA REX
2017年06月16日(金) 新宿RUIDO K4

LIRAIZO PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    YUKI
    Birth:
    02.09
    Blood:
    B

  • Guitar:
    キリ
    Birth:
    09.08
    Blood:
    O

  • Guitar:
    冬摩
    Birth:
    01.09
    Blood:
    O

  • Bass:
    ゼクス
    Birth:
    06.07
    Blood:
    A

  • Drums:
    鈴音
    Birth:
    01.08
    Blood:
    O



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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