INTERVIEW

Leetspeak monsters 「Monster's Party」

2017.03.21
3月15日(水)にシングル『Monster's Party』を2-TYPE発売するLeetspeak monsters。
“EVERYDAY HALLOWEEN”をコンセプトに、ダークさも加えたメルヘン・コミカルなパーティホラーナンバーを、まるで映画の一場面を切り取ったように彼らは描き出してゆく。
墓場の街グレイヴタウンよりやってきたモンスターたちが描き出す不思議な、でも心がワクワク踊りだすパーティホラーな物語の数々。その秘密を探ってみようではないか。

取材・文:長澤智典
「我々は、墓場のパーティピープル。墓場のパピリなんだ」

――みなさんは人間界出身ではなく……。 D13:墓場の街グレイヴタウンからやってきた。最初はインディーズロックの世界へ飛び込んで行ったんだが、気付いたらヴィジュアル系の世界とも扉が繋がってしまっていたんだなぁ。
――みなさん墓場の住人たち。ヤバそうな表情や格好にも見えますが、意外と優男たちなのは嬉しい驚きでした。 D13:我々は、墓場のパーティピープル。墓場のパピリなんだ。

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――みなさん、パリピだったんですね。 D13以外の3人:……。
D13:(悲しそうな表情で)Leetspeak monstersでパリピな性格をしているのは、私だけなのかもということに今気がついたぞ。
Euskyss:パーティーは好きだよ。Leetspeak monstersの音楽性自体がポップなように、メンバーみんなけっして暗い性格ではないし、格好つけているわけでもない。リード曲の『Monster's Party』のようなパーティーソングはいろんな人たちに受け入れてもらいやすいし、みんなで楽しみやすいからね。
――Leetspeak monstersの世界観を形作っているのは、作詞を担当しているD13さんになるのでしょうか? D13:作詞は私が担当しているが、作曲はMattünurgとEuskyssが2人で制作しているように、基本はこの3人で作っている。楽曲を作るときも、先に私が歌詞を書き、それを2人に渡すんだ。そうするとMattünurgとEuskyssが私の書いた世界観を楽曲にして返してくれる。それをまた調整して投げ返すように、そのやり取りを繰り返しながらLeetspeak monstersの楽曲は作りあげられていくんだ。
――Leetspeak monstersは、詞先で楽曲を制作しているんですね。 D13:そう。むしろLeetspeak monstersの場合は詞先でないと、あの世界観は作れないかもしれないなぁ。
Mattünurg:D13から上がってきた歌詞を読み解きながら、この曲の雰囲気ならこのくらいのBPM(テンポ)とか決めたり……。
Euskyss:この歌詞の世界観ならこういうコードの広がりが良いんじゃないか? この感じなら、ここまで暗く落としても大丈夫じゃないか? でも、サビは明るくキャッチーにしようなど、2人で構築していくのが基本スタイルなんです。
――歌詞を受け取るたびに、その曲に描きたい世界観が明瞭に見えてくる感じなのでしょうか? Euskyss:頭に想い浮かぶね。むしろ、映像が頭の中へ浮かぶからこそ、そのまま音にしていきやすい。
Mattünurg:今や、先に歌詞がないと楽曲を作りにくくさえなっているからね。
――DieWolfさんは、Leetspeak monstersの世界観をどんな風に受け止めているのでしょうか? D13:DieWolfは、このバンドの中ではリスナー的な感覚でLeetspeak monstersの楽曲を聴いてもらってるなぁ。彼に3人で作り上げたデモ音源を送ると、良いなと思う曲ほど墓場のLINEを通して、墓場の人気スタンプを押したりといろんなリアクションを返してくれるが、そうじゃない曲になるとDieWolfはあんまし反応してくれないんだ。わかりやすいやつだからな。
DieWolf:僕は、一番リスナー的なスタンスで楽曲を受け止めているオォォォォン!
――D13さんの言葉のセンスも、かなり冴え渡っていませんか? 「Growling」に記した“それでもほら お腹はグーグー”とか、めっちゃキャッチーかつインパクトを持って胸に響いてきました。 D13:嬉しいなぁ。Leetspeak monstersの場合、あまりにもコミカル過ぎると駄目なんだ。そのさじ加減をどうするかが大切でな。たまに行き過ぎるとEuskyssに書き直しさせられたり、修正されて送り返されたりするからなぁ。
――絶妙なホラー感が、D13さんの歌詞の魅力を司ってるなとも感じます。 D13:私が墓場のパリピであるように、基本的にはコミカルな歌詞が好きなんだ。そこの表現のさじ加減をEuskyssが作曲時にジャッジしてくれてるから私は助かってる。
Euskyss:Leetspeak monstersの世界観を描くうえで、その表現が軽すぎても重すぎてもいけない。そこの微妙なさじ加減をどうするかが大切なこと。
――その辺、どうジャッジしてるのでしょうか? Euskyss:「Growling」で語るなら、本来あったサビの歌詞をカット。Bメロにあった歌詞をサビに持ってきたほうが楽曲として伝わると判断したことからそう調整。その楽曲がどうわかりやすく伝わるかを考えたうえで順番を変えたほうがいいと思ったら変えるし、いらないと思った部分はばっさり削っていく。もうほんと、書いた本人からすると泣きたくなるくらいばっさりと削るときもある。
――「Footloose ghost」の冒頭、“ギャギャギャギャギャ”と始まりながら、振れた人たちの気持ちをグッとつかんでゆく。そのセンスにも惹かれました。 D13:言葉の選び方は何時も考えているんだ。
「お客さんらも毎回仮装をして来てくれたらLeetspeak monstersのライヴがもっともっと楽しくなれると思うんだがなぁ」
――Leetspeak monstersは、もうどれくらい活動をしているのでしょうか? Mattünurg:ボクの身体が完成したあとだから…、DieWolf以外の3人の付き合いは人間界で言うところの9年程にはなるよね。そのあとDieWolfと知り合って間もなくLeetspeak monstersを始めたから……。
Euskyss:バンド活動を始めてからで数えたら5年ほどですね。『Leetspeak monsters』として「ビジュアル系バンド」としての活動を始めたのは、今年から。
D13:ただ、最初の3年間は好き勝手自由きままな日々を過ごしてたんだなぁ。でも、こんなに一生懸命バンドにやっているのならツアーもやりたいし、音源を作りたい。それで3年ほど前、2014年頃からはツアーにも回るようになった。しかも、気付いたらヴィジュアル系の世界に迷い込んでいたんだなぁ。ロック系の世界では、この姿なこともあって際立っていたんだが、ヴィジュアル系の世界では、他のバンドさん達の世界観や見た目も際立ってるから、「もっと派手に噛ましてやろうではないか!!!」とも今は思ってるんだが…。
Euskyss:Leetspeak monstersのヴィジュアル面に関しては、まだまだこれから変えていきますから。
D13:せっかくだからな、もっともっと他のヴィジュアル系バンドさん達が出来ないことをやっていきたいなぁと思ってるんだ。きっとLeetspeak monstersは、これからも面白いことをどんどんやっていくんだろうからなぁ。
――Leetspeak monstersの場合、1年中HALLOWEENみたいな世界を描いていますよね? D13:Leetspeak monstersがやりたいことのひとつが“EVERYDAY HALLOWEEN”でもあるからなぁ。なので、Leetspeak monstersのライヴに関してはお客さん達も毎回仮装をして来てくれたら、Leetspeak monstersのライヴをもっともっと楽しめるし、みんなも楽しくなれると思うんだがなぁ。
――最新シングル『Monster's Party』、表題曲に掲げた「Monster's Party」はLeetspeak monstersの顔となる楽曲と捉えて良いのでしょうか? D13:そうだなぁ。Leetspeak monstersを知る入口としても一番わかりやすい歌じゃないかなぁ。
――“悲鳴こそ 最高のディナー”ですからね。 D13:そう、そう。この歌を筆頭に、Leetspeak monstersが持つ世界観を持ってヴィジュアル界のHALLOWEENを牛耳りたいなと思っていたり…いなかったり…。我々がEVERYDAY HALLOWEENなバンドだけに、「HALLOWEENと言えばLeetspeak monsters」という言葉が出てくるようにヴィジュアル界を塗り上げ、音楽シーンに浸透させたいという野望は持っているぞ。
――Leetspeak monstersの楽曲からは、墓場の街グレイヴタウンの様子もいろいろ見えてきます。 Mattünurg: 「Monster's Party」も「We are zombies」もそういうのが見えてくる曲たちだからね。
Euskyss:「Monster's Party」がLeetspeak monstersらしさなら、「We are zombies」は新しい要素を詰め込んだ曲として提示した面もある。でも、収録した曲たちの中で一番今までのLeetspeak monstersらしい曲と言えば、メロラップとキャッチーなサビで構成されている「Growling」になるかもしれないね。
――完成したシングル『Monster's Party』に、メンバー自身はどんな手応えを覚えています? Euskyss:これは作品を作るたびにやっていることですけど、今回も、以前にはない新しい要素を組み込んだ楽曲を収録しています。そして今回収録した曲たちのどれにも、これまでのLeetspeak monstersが魅力としてきた「怪しく不思議、そしてどこか愛らしい」という部分もしっかり投影出来たんじゃないかな。
Mattünurg:まだまだいろんな表情の幅広さを持っているバンドだけど、収録した4曲を通すことで、なんとなーくですが「Leetspeak monstersの持つ音楽性の大きな枠」はつかんでもらえるんじゃないかなとは思ってる。
DieWolf:パーティー感があったり、カッコいい表情の曲やラップ調の語り部ナンバーがあったり、ホントにLeetspeak monstersのベーシックな感じがそれぞれの曲の中に出せてるオォォォォン。むしろ、この作品がLeetspeak monstersのベースとなるかもね。この4曲を知っておくと、次に広がりが生まれたときにも、ここを踏まえての今なんだというのが見えていくと想像出来るように、まさに「今のLeetspeak monstersを知れる1枚」になってるオォォォォン!
D13:まぁ、名詞みたいなもんだなぁ。Leetspeak monstersを知ってもらうためにも、すごくわかりやすく伝わる歌ばかりだな。だから、Leetspeak monsters史上一番良い作品が出来たんじゃないかなぁ。
「Leetspeak monstersの音楽ってHALLOWEENのテーマパークみたいなものなんだなぁ」
――Leetspeak monstersの場合、ライヴも作り込んでると言いますか、1本のミュージカルを見ているように構築していきますよね。 D13:それを25分や30分の中で作り込むのは難しいんだが……。でも、やれるように試行錯誤しているなぁ。短い時間の中へいかに物語を詰め込むかが、最近のLeetspeak monstersのライヴにおけるテーマでもある。とにかく入口から最後の物語まで、ずっとストーリー性のある世界観を持ったステージングをLeetspeak monstersは心がけてるんだ。それはきっと、我々にしかやれないことだと思うからなぁ。
――歌詞にはグレイヴタウンの模様がいろいろ記されていますよね。 D13:グレイヴタウンは人間界とは少しだけ文化が違ったりもするからな。特に人間界の電化製品なんかは便利過ぎるくらい進化しているなぁ。ただ、我々も人間界へ飛び込んできて演奏をしているように、人間界の人たちでも理解したうえで楽しめる歌詞作りは心がけているぞ。
――「Growling」に記した、“それでもほら お腹はグーグー”とか人間ならすごく身近に感じる表現ですからね。さすが、みなさんのように死神を食べようなんて発想はないですけど(笑)。 D13:歌詞を書いていた時の私ははだいぶお腹が空いてたんだろうなぁ(笑)。歌詞の中へ“それでもほら お腹はグーグー”を2回繰り返して書いたら、Euskyssに「それはお腹が空き過ぎだしコミカルになり過ぎるから、1回でいい」とばっさり削られてしまったぞ(笑)。
Euskyss:それで、少しお痩せなさい。
――Euskyssさんは楽曲の装飾もいろいろ施しています。その音使いが楽曲へドリーミングでファンタジックな色を与えてゆく。あの世界観を作りあげるのは相当大変じゃない? Euskyss:あのドラマチックな世界観を作りあげるため、いろんな楽器やコーラスを加えたりと毎回試行錯誤はしています。
Mattünurg:Leetspeak monstersの楽曲って、ティム・バートン監督の映画の世界観がそのまんま飛び出したようなものをイメージしてもらうとわかりやすいかも。
Euskyss:そう、聴いた瞬間、誰もが頭の中に映像が浮かんでくる。そういう曲たちばかりをLeetspeak monstersは作りあげている。
D13:Leetspeak monstersの音楽ってHALLOWEENのテーマパークみたいなものなんだなぁ。
――3月から4月にかけてLeetspeak monstersは主催ツアーを実施します。Leetspeak monstersに関しては、まずはライヴを見て欲しいんです。そうすると、きっと目の前にはHALLOWEEN PARTYな世界観が広がっていきますからね。 D13:今や日本人もHALLOWEENの時期に仮装するのが当たり前のように、みんな楽しんでいるなぁ。でもLeetspeak monstersは、毎回のライヴがHALLOWEENのような雰囲気だ。みんな、そんなにHALLOWEENが好きなら、毎回Leetspeak monstersのライヴに来て一緒にHALLOWEEN PARTYを楽しめばいい。我々は来た人みんなをHALLOWEENらしいパリピに変えてしまうからなぁ!
――Leetspeak monstersらしいパリピな人たちに変えてしまうところがポイントですね。 D13:普通のパリピとは違うんだ。むしろ、普通の人間界のパリピは恐いからな。我々のような可愛げのあるHALLOWEEN PARTY PEOPLEに変えてやろうではないか!
DieWolf:僕たち、ちょっと恐そうな格好をしてるけど。楽曲はぜんぜん怖くない。むしろ、ハッピーな歌ばかりなんだオォォォォン!
D13:墓場の街グレイヴタウンの住人は、本気で人間を襲いそうなホラーで恐ろしいだけのモンスターや、血だらけのグロテスクなモンスターはいないからなぁ。
Mattünurg:D13のようなずんぐりむっくりのスカルマンなんか、グレイヴタウンにしかいないかもね。
D13:いや、おい!!誰がずんぐりむっくりだ!!でも、親しみ持てるキャラクターのほうがよいではないか。ただ、1つだけ心配がある。
――それは何ですか? D13:HALLOWEENのシーズンを終えた11月にライブをやったときに、「この人たち、まだHALLOWEENしてるよ」とドン引きされかけたことがあってだな。
Mattünurg:前に、11月1日に関東でライヴをやったときに、客席で「まだHALLOWEENやってるよ」と言われ、D13が「我々は年中HALLOWEENやっているんだよ!」と怒ってたこともあったからね。
D13:Leetspeak monstersは“EVERYDAY HALLOWEEN”しているからなぁ。それを誰もが理解してくれれば、そんな勘違いはおきないように、そういう風に早くヴィジュアル界を洗脳したいなぁ。Leetspeak monstersは、あなたをパリピにしてあげるので、ハッピーになりたい人は、ぜひLeetspeak monstersのライヴに足を運んで欲しい。




COMMENT MOVIE

RELEASE

1st Maxi Single「Monster's Party」
2017年03月15日 Release!!
【初回限定盤】
CD+DVD
(Monster's Party(MV)+オフショット)
GLK-040 / ¥1,800(税込)
[CD]
01. Monster's Party
02. We are zombies
03. Footloose ghost
[DVD]
01. Monster's Party

【通常盤】
CD
GLK-041 / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. Monster's Party
02. We are zombies
03. Growling

発売元:GLK MUSIC
販売元:BM.3

LIVE INFORMATION

Leetspeak monsters『Monster’s Party』発売記念主催TOUR -Welcome to Monster’s Party-

2017年03月21日(火) 下北沢LIVEHOLIC
2017年03月26日(日) 心斎橋paradigm
2017年03月27日(月) 心斎橋paradigm
2017年04月17日(月) 福岡DRUM Be-1




2017年03月25日(土) 心斎橋soma
2017年04月09日(日) 名古屋MUSIC FARM
2017年04月29日(土) 福岡DRUM SON
2017年05月02日(火) 大阪RUIDO
2017年05月03日(水) 名古屋HOLIDAY NEXT
2017年05月04日(木) 名古屋ElectricLadyLand
2017年05月18日(木) 福岡Drum SON
2017年05月21日(日) 【全6会場】 Music Club JANUS / OSAKA MUSE / SUNHALL / AMERICA-MURA FANJ-twice / 心斎橋CLUB DROP / アメリカ村CLAPPER
2017年05日22日(月) KYOTO MUSE

Leetspeak monsters PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    D13(ディーサーティーン)
    Birth:
    02.13

  • Guitar:
    Mattünurg (マッツナーグ)
    Birth:
    11.24

  • Bass:
    Euskyss (ユースキス)
    Birth:
    12.07

  • Drums:
    DieWolf (ダイウルフ)
    Birth:
    08.27



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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