INTERVIEW

ギザ 「歪んだ救世主」

2017.03.07
ギザの3枚目のシングル『歪んだ救世主』が3月15日にリリースされる。
今作は「ギザが真面目にヴィジュアル系をやってみる」というテーマの元に制作され、ギザらしからぬ真面目な楽曲に仕上がっている。
とは言ってもカップリングではちゃんとギザらしさも出ていて、問題のMUSIC VIDEOもギザならではと言ったところだろう。

取材・文:山本貴也
「メンヘラと言ったらうちの陣くんなので感想を聞いてみたいです」

――3枚目のシングル「歪んだ救世主」はどんなテーマで制作を? キヨト:今さらですけど真面目にヴィジュアル系をテーマに曲を作ろうと思って作りました。なので今回はMUSIC VIDEOも自分たちの中ではふざけてないんですよ。
――ギザが真面目にヴィジュアル系をやってみたと。 キヨト:そうやって言うとユーチューバーみたいですね(笑)。ライヴ中にアンケートを取ってみたんですけど、そしたら「ふざけてないのも聴いてみたい」「曲がいいのにもったいない」みたいな意見が多くて。
――ライヴ中にアンケート? キヨト:そうです(笑)。「真面目がいいかふざけた感じがいいか挙手!」みたいな。そしたらどうやら真面目っぽいほうが良かったらしくて、そうなってくると僕らがやってきたことが全て間違いになってしまうんですよ。
――根本から覆されたと……。

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キヨト:それでも自分達の色は出さないといけないし、事務所の社長からも曲は真面目でもいいけど、MVだけはメンバーが出演して演技みたいなのしてほしいと。そうなるとヴィジュアル系ってエロかバイオレンスしかない。だったら両方やるしかないでしょと。でもそれで僕たちが変わるわけではないし、そういう一面が見たいっていうのも正しいんですよね。ライヴを観に来てる人たちはギザのカッコいいところを知ってるかもしれないけど、まだギザを知らない人には、カッコいいって言っといた方が広がるんじゃないかっていう意見も結構もらったので、今回のMVに関しては基本的にカッコつけてます。
――今作はギザが表現する真面目なヴィジュアル系なんですね。 キヨト:古き良きではないですけど、自分たちがヴィジュアル系を好きになった時に「こういうのがヴィジュアル系だよね」というもの再現しました。そこにギザらしくMVはストーリーを出してみました。今までも真面目な曲はあったんですよ。というかどれも真面目なんですけど、それをリード曲にもってきたことがなかったんです。今までは自分たちにしか出せないものをリード曲にもってきて、カップリングでカッコいい曲とかいい曲を入れてたので、今回はその順番を替えただけなんです。
――歌詞もヴィジュアル系を意識して? キヨト:少しは意識しましたけど、今風にというかギザ風にアレンジして書きました。バンギャルは意識しやすいかもしれないけど、バンギャルだけを意識して書いたわけではなくて、ようはメンヘラですよね。メンヘラと言ったらうちの陣くんなので感想を聞いてみたいですね。
――メンヘラなんですか? :メンヘラじゃないです……。
キヨト:なんで隠したのかよく分からないですけど確実にメンヘラなんですよね。
YUSUKE:近いものはあると思います。
キヨト:基本的に陣くんは、僕が書いた暗い歌詞の方が世界観に入れるらしく、そういう曲のドラミングがお客さんにウケてるという噂がありまして。
:歌詞じゃなくて曲調じゃないかな? スローテンポの方が入りやすいんですよね。
キヨト:今回は世界に入れそう?
:「音声を検出できませんでした」 (※突然陣さんのスマホが喋りだす)
一同:(笑)。
キヨト:なんだって?
:あれ? 母親に電話してる。あ、なんかまた母親に電話してるんだけどなんで?
一同:……。
:すみません。
一同:(笑)。
「半分真実で半分本当です……」
――何を聞くか忘れてしまったので……、あらためてこの曲を最初に聴いた時の印象を教えてください。 YUSUKE:自分が聴いてきた音楽に近かったのですごくやりやすいというか入りやすい感じでした。ヴィジュアル系の匂いはすごく感じましたね。
:フレーズが難しい印象でした。ヴィジュアル系の要素も……しましたよ。
キヨト:絶対してねえじゃん!(笑)。曲作ってケチつけてくるのはだいたい陣くんですからね。
:(笑)。
キヨト:メインコンポーザーになって思ったんですけど、だんだん普通の曲じゃ納得できなくなってきたんですよ。ちょっと変な曲というか「ここでそれ来る?」みたいなのをどっかしらに入れたい。それが前作を出したぐらいから強くなってきて、でもどうやら陣くん的にはそういうのがいらないみたいなんですよね。とは言ってもケチつけてくるってことはそれだけこだわりがあってのことだと思うんですけど、メンヘラなのでレコーディングの時にいきなりフレーズを変えたりわがままなタイプですね。
――ジュエリーさんはいかがですか? ジュエリー寺西:なんか……、自分が入っていったヴィジュアル系を思い出しました。
:入っていったヴィジュアル系って何?
キヨト:たぶん今話してるのはウソなんですよ。俺の嘘発見器が反応したので。
一同:(笑)。
:だから突っ込んでみたんです(笑)。
――そうなんですか? ジュエリー寺西:半分真実で半分本当です……。
キヨト:やっぱりウソじゃねえかよ! 取材でウソをつくのは取材中にお母さんに電話をかけることぐらい重罪ですよね。
一同:(笑)。
キヨト:いかにジュエリーが適当に生きてるかが分かったと思います。これだけバンドやってるとその人の弾くフレーズとか聴くと「この人このバンド好きなんじゃないかな」とか分かるじゃないですか。でも彼に関しては本当に謎でルーツが分からないんですよね。それが分からないから曲を作る時も難しいんですけど、今回はYUSUKEさんをフィーチャーできる感じで作ったんですよ。
YUSUKE:まさにドンピチャでした。
一同:(笑)。
――MVの見所を教えてください。 キヨト:撮影してる時に、「AVの現場なのかな」ってちょっと思っちゃいましたね。
YUSUKE:ちょっとエロいシーンがあるんですよ。
キヨト:そこでアドバイスしてる自分も変な気持ちになりましたからね。男子なら一度は経験してるであろうAVを見てる時に「その言葉いらねえよ」っていう。AVと言ったら陣くんとジュエリーなのでそこは感想を聞きたいですね。
:疑似騎乗位みたいなシーンがあったんですけど、その時は恥ずかしくて直視できなかったですね。AVの撮影現場ってこういう感じなのかなって思いながら目を反らしてました。
ジュエリー寺西:生であの現場が見れたのは嬉しかったです。騎乗位のシーンは下から覗き込んで見ちゃったし、個人的にはおっぱいしか気にならなかったです。
――そんなに過激な映像なんですか? キヨト:多少は過激だと思います。友達のバンドマンからも「おっぱいが気になりました」とか、生々しいっていう感想が多かったですね。Twitter情報ですけど、今回のMVはRTしたくないなって書いてあったからそれも嫌になるぐらいの内容だったんでしょうね。
YUSUKE:見所はストーリーのところですね……。
キヨト:「ストーリーのところ」って小学生でも言わないよ。
一同:(笑)。
キヨト:演技部分の見所で言えば、陣くんってパット見強そうじゃないですか。打撃のシーンがあるんですけど一番弱いんですよ。
:本気でやったつもりだったんですけど本当にしょぼかったよね……。
キヨト:言っても僕の演技も結構ヤバくて、なんか笑っちゃってるんですよね。照れ笑いなのか分からないんですけど、MV撮影の時って僕は監督兼演者なので、まわりが気になっちゃって演技に集中できてなかったのかもしれないけど、普通に笑っちゃってるんですよね。だからノイズで隠しました(笑)。
:演奏シーンが多いのも見所ですかね。
キヨト:演奏シーンはカッコよく撮れたし各々の良い部分を出せたと思いますね。陣さんには何回もお願いしたんですけど、カメラ目線をなかなかくれないんですよね。
:1回だけ見てスティック回ししたんですけど使われてなかったです。
キヨト:あとは陣くんのポケットビスケッツだよね。
:カッコいいと思ってやったら全然カッコよくなかったですね。
キヨト:でも昔の売れてるミュージシャンって良くも悪くもツッコミどころのある動きとかあったじゃないですか。だからこれも売れたら1つの個性として成り立つのかなって。ただ今はどうなんだろうっていう問題の部分ですね(笑)。


「お金が欲しいならバンドなんてやらない方がいいんですよ」

――C/W「罪のワルツ」は内容が怖かったです。 キヨト:いわゆる近親相姦なんですけど、そういうグレイな部分というか、親が違うというのを描きたかった。ただそれだけだと弱いから、自分の子供だって知らずにやっちゃってる人を書いてみました。お母さんの復讐を子供が長い間かけてやってる過程ですね。
――曲調と歌詞のギャップがすごいですね。 キヨト:曲や音としては一番真剣な曲かもしれないですね。
――C/W「明日から本気出す‼」はギザらしい曲ですね。 キヨト:これが一番ギザらしいですね。
:今までだったらこれがリードになってたと思います。とりあえず速い曲ですね。
キヨト:メンバー間のことを書いてたりするんですけど、陣くんはお酒を飲むとダメになっちゃうんですよ。その時はそれで救われるんですけど後々後悔するじゃないですか。歌詞にもあるんですけど“諸刃の剣に気をつけろ”っていうのはそういうことなんです。ストレス解消もいいけど自分の加減で明日からちゃんとやろうぜっていう曲です。
――6月には、ギザ東阪ワンマン『リベンジャーズ改‼』も控えています。 キヨト:改が付いてるのは、名阪にも広がってるし、ちょっと変わってるぞという意味です。このシリーズは売れない限りずっと続いていくと思います(笑)。
――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。 ジュエリー寺西:今から伝えることは全部真実です。真面目に楽しくというのをどんどん高めていって『リベンジャーズ改‼』では最高潮な状態で望みたいと思います。
YUSUKE:CDも出てライヴもあってテンションが上がっていくと思うので、是非ライヴを観に来てもらえたらと思います。
:人生は辛いですけどみんな頑張っていきましょう。
キヨト:人生は辛いですけど……まあ、辛くないふりをしていけばいつかそれが形になると思うし、やっぱり思い込みって大事なんですよね。基本的にバンドマンは矛盾していて、お金が欲しいならバンドなんてやらない方がいいんですよ。僕らは矛盾の中でしか生きていけないので、その矛盾が矛盾じゃならなくなるようなライヴにして、そこから切り開いていければなと思います。




RELEASE

3rd Single 「歪んだ救世主」
2017年03月15日 Release!!
【初回盤】
CD+DVD
PCM-204A / 2,000(税抜)
[CD]
01. 歪んだ救世主
02. 罪のワルツ
[DVD]
01. 歪んだ救世主(MUSIC VIDEO)

【通常盤】
CD
PCM-204B / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. 歪んだ救世主
02. 罪のワルツ
03. 明日から本気出す!!

LIVE INFORMATION

ギザ YUSUKE聖誕祭『伊達に青色着てねぇぜ!!』

2017年03月17日(金) 池袋Black Hole

ギザワンマン 『リベンジャーズ改!!〜大阪編〜』

2017年06月11日(日) 心斎橋JUZA

ギザワンマン 『リベンジャーズ改!!〜東京編〜』

2017年06月25日(日) 神楽坂TRASH UP!!




2017年03月13日(月) 巣鴨獅子王
2017年03月15日(水) 心斎橋Paradigm
2017年03月16日(木) HOLIDAY NEXT
2017年04月08日(土) 心斎橋JUZA
2017年04月15日(土) 神楽坂TRASH UP!

ギザ PROFILE

※画像クリックで大きい画像が表示されます。

  • Vocal:
    キヨト

  • Guitar:
    ジュエリー寺西

  • Bass:
    YUSUKE

  • Drums:



DISCOGRAPHY

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