INTERVIEW

Purple Stone 「ポイズンチョコレート」

2017.01.31
Purple Stoneの6枚目のシングル『ポイズンチョコレート』が2月1日にリリースされる。
今作はタイトルからも想像できるように“バレンタイン”をテーマに制作されたPurple Stoneらしい曲に仕上がっている。
前作『パニックパニック!』はハロウインがテーマだったことを考えると今後も期待できるのでは!?
3月10日にはOSAKA MUSEにて、4周年にして初の周年ライヴとなる「Purple Stone 4th Anniversary ~ホワイトデー ポイズンver.~」も控えている。

取材・文:山本貴也
「まさかチョコレートの曲になるとは思わなかったですけどね(笑)」

――2016年はどんな1年でしたか? keiya:2016年でようやくPurple Stoneを形にできたというか、作り上げられたかなと思ったんですよね。リリースも『歌舞伎町バタフライ』『パニックパニック!』と2枚出したんですけど、メイクの感じも衣装の感じもそうだし、MVの撮り方とか曲の作り方に関してもすごくいろんな方と話して、こういう方向性でいこうっていうのを煮詰めながら制作することができたんです。おかげで『パニックパニック!』のような作品が出来て、すごくチャレンジだったんですけど、ファンの子からも好印象で、「こういうことをやっても大丈夫なんだ」っていう自信もついたし、「Purple Stoneってこういうポジションなのかな」っていうのが、年末ぐらいにようやくまとまったので、自分達のやり方が間違っていなかったと再確認できましたね。

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GAK:5枚目のシングル『パニックパニック!』を作ったことが、自分にとってもバンドにとっても一番大きかったと思いますね。というのも、サウンド的に世の中の最先端の音をちょこっと入れるんじゃなくて、ガッツリ入れていこうと思って取り組んだし、衣装に関しても、今まで着てこなかったタイプの衣装を着たのが「パニックパニック!」という形であらわれて、この先のPurple Stoneが作るべき音楽がより具現化されたのかなって思いますね。そういう意味では挑戦の年だったんですけど、それが2017年にもつながってくるんじゃないかなという感じですね。
風麻:実験的な1年だったのかなと思いますね。『歌舞伎町バタフライ』と『パニックパニック!』を出すまでは、そこまで振り付けとかはほとんどしてなくて、「歌舞伎町バタフライ」から完全に振り付けができて、「パニックパニック!」にいたっては完全に踊ってますからね(笑)。他にもサポートドラムが変わったり、振り付けが増えたことでライヴでの煽り方が変わったし、初めて地方に行ったりもしたので、活動の幅も広がっていろんなことを実験したなと思います。
――今作「ポイズンチョコレート」はバレンタイン、「パニックパニック!」はハロウィンがテーマでしたが、2作続けてイベントにちなんだテーマですね。 keiya:狙ったわけではないんですけどね(笑)。
風麻:最初は発売日が2月15日の予定で、それだったらバレンタインデーが近いねっていうところから、それにちなんだ曲を考えたんですけど、バレンタインで思いつく曲って、おニャン子クラブの「バレンタイン・キッス」ぐらいしかなくて、もしかしたらここは狙えるかもなって(笑)。歌詞自体は女の子目線なんですけど、男の人がそういうのを歌うのも面白いかなと思って挑戦してみました。
――曲もバレンタインというテーマを決めてから制作を? 風麻:曲自体は先に出来上がってました。
GAK:作ってる時は、まさかチョコレートの曲になるとは思わなかったですけどね(笑)。でも、ちょっと悪いというか、ダーティーなイメージで、その中にもカッコよさがあるようなイメージで曲を作ったので、ポイズンの毒々しさとか、歌詞の内容はすごく納得がいきました。
――2作続いてイベントがテーマの曲が出てくると今後も期待しちゃいますね。 風麻:だんだん荷が重くなってきますけどね(笑)。
keiya:今回は本当にたまたまバレンタインがテーマになりましたけど、僕らが楽しくてファンの子も楽しいのが一番いいと思うし、そういうことは続けていきたいなと思うので、こういうイベント事に沿うのも1つのテーマとしてはいいのかなと思います。
――歌詞はバレンタインをテーマにどういうアプローチで書いたんですか? 風麻:『パニックパニック!』のC/Wで「嘘つきピエロ」という女性目線で書いた曲があるんですけど、女性目線の歌詞をkeiyaくんが歌ったらすごくハマったので、今回も女性目線の歌詞を歌ってもらおうと思ったんです。内容はPurple Stone節というか、哲学感みたいなものを書いてるんですけど、“ポイズンチョコレート”というワードを抜いて読んでもらったらかなりストレートなんですよ。そこに“ポイズンチョコレート”といワードを加えることで意味が変わってくるというか、読み手によって内容が変わってくるので、二面性を持った歌詞になったかなと思います。
――最初に「ポイズンチョコレート」というワードが浮かんだんですか? 風麻:“チョコレート”は使いたいなと思ってたんですけど、最初は別のワードが浮かんでました。サビ頭にくるワードをいろいろ試してるうちに、“ポイズン”が出てきて、「ポイズンチョコレート」というワードが浮かんでから想像以上に意味が広がったんですよね。チョコレートについて調べたら、実は身体に良いわけじゃなくて、小動物が食べたら死んじゃうらしいんですよ。途中で“FOX FOX”と言ってるのは、最初、keiyaくんが仮歌で歌っててハマりがいいから使いたいなって。そこから最近は一重とかキツネ目系の男性がすごくモテるなと思って例えたんですけど、キツネにとってチョコレートは猛毒らしく、この歌詞を理解できたらここに出てくる男の人は殺されてしまうんです。でもそれが愛なのかただの毒なのかは読み手に任せますけど、殺してでも手に入れたいものとかいろんな意味で読んでもらえたら嬉しいですね。
――MUSIC VIDEOは今回も踊ってますね。 keiya:ひたすら踊ってます(笑)。「パニックパニック!」では、サビとイントロをメインで踊ってたんですけど、今回は全編振り付けをさせてもらって、ダンサーさんも呼んで踊ってもらいました。
――今後もダンスは必須に? keiya:曲の感じで踊りたいなと思ったらやるかもしれないですね。今回は振りを付けてみたらカワイイなと思ったので全編で踊ることにしました。
――ライヴでも全編踊るの? keiya:ダンスのフォーメーションも組んでるので全編踊るのは無理だと思うんですけど、どうなるか楽しみですね。
――振り付けのレベルもだんだん上がってきてますね。 keiya:誰もができる簡単な踊りってなると、出来ることがかなり限定されてしまうし、もっと曲の雰囲気に合わせた振りを付けたいのに難しいって理由でやめちゃったら本末転倒になっちゃう。「恋ダンス」ってメチャクチャ難しいじゃないですか? あれだけ難しいのに皆が踊りたいっていうのは今までなかったことだし、あれに比べたら1/10ぐらいの難しさなのでいけるかなって。きっと簡単すぎてもつまらないと思うんですよね。
「朝学校に行く時に聞きたいなって思う曲になってくれたらいいな」
――C/W「ブラスターボルテージ」は、タイトル通りテンションが高い曲ですね。 GAK:4年前に出した1st ミニアルバム『NEXUS』に収録されている「FORGERY」という曲の後継曲という狙いで作ったんですけど、「FORGERY」は全編煽りっぱなしの曲なので、この曲も最初はそういう感じでいこうと思ってたんですけど、曲を構築していく中で、今のPurple Stoneを考えると、サビメロのインパクトや皆が歌えるものが大事だなと思って、「ブラスターボルテージ」のサビは今のラウドロックシーンに通ずるような、シンガロング的で皆で歌えるようなライヴの画を想像しながら作りました。そういう今の流行りを取り入れるのが自分のポリシーだったりするので。
風麻:デモを持って来た時点で、GAKから“ボルテージ”という言葉を使って欲しいっていう要望があったので、サビ頭にもってこようと思ったんですけどどうしてもハマらなかったんです。それで別の言葉を足して“ブラスターボルテージ”という造語を作ったんですけど、意味合い的には、“内にこもった力で猛攻を加えて粉々にふっ飛ばしていくぞ”っていう感じなんです。Purple Stoneの今年の意気込みみたいなものも出したいなと思って、何事も恐れずにハイになって燃え尽きるレベルで曲を作ったりライヴをしていきたいっていう決意表明でもあります。
――C/W「素晴らしきこの世界へ」は前向きな気持ちになれる優しい曲ですね。 keiya:Purple Stoneの曲って、そこまで明るい曲が意外となくて、たまにはこういう曲もいいかなと思って書いてみたんですけど、ストレート過ぎるのもどうかなって思う部分もあったんですけど、今回は「ポイズンチョコレート」も「ブラスターボルテージ」もあるのでいいかなって。曲自体は2014年ぐらいからあって、それを今回GAKにアレンジをお願いしてギターだけ弾き直しました。
――ギターソロがすごくメルヘンな雰囲気ですね。 GAK:カノン進行というコード進行を使っていて、こういうギターソロを作ったのは初めてでした。アレンジしていく中でソロを入れたいなと思ったんですけど、泣かせるソロとかではないと思ったんですよね。前向きな歌詞だったし、メロディから連想したら明るいRPGみたいな印象があったので、アニメでいうワンピースみたいなイメージというか、「皆で笑って前に進もうぜ」っていうのを考えつつ、パレード的な明るい感じを入れました。
keiya:このギターソロ最高ですよね。今までのソロ史上群を抜いて最高にいいし、この部分だけで曲を作りたいぐらい好きです。
GAK:レゴの人形が脚は短いけど頑張って走ってるような感じだったんですよね。他にも物語感も演出したくて、効果音みたいな音を全体的に入れたり、細かい仕掛けもたくさん入ってます。
――歌詞がすごくいいですよね。 keiya:歌詞は当時書いてたものから書き直したんですけど、GAKから「ワンピースのグランドラインみたいな感じでお願いします」って言われたんです。ワンピースを読んだこともないのに何を言ってるんだと思ったんですけどね(笑)。
GAK:何となくそういうイメージだったんですよね(笑)。バンドもある意味冒険みたいなものだから、そういう部分にも通じるかなと思って。
keiya:でも、言い切ったり説教じみたものをあんまり書きたくなくて、今回は「ポイズンチョコレート」も「ブラスターボルテージ」もガンガン行ってる系だったので、横に寄り添っていられるような、読んだ人が優しい気持ちになれたらいいなとか、朝学校に行く時に聞きたいなって思う曲になってくれたらいいなっていうイメージで書いてたんですけど、2番のサビの“雨の降る朝も 嵐の夜もきっと そこでしか見れない景色がある”っていう言葉が出てきた時に、僕はこの曲を通してこれが言いたかったんだなってすごく思ったんです。世の中って自分の捉え方次第で嫌なものにも見えるし良い物にも見える。今いる場所でしんどいことがたくさんあったとしても、その時にしか感じられない感情もあるし見えないものもあるんですよね。それが今後の人生で生きてくると思うし、どっかで引っかかってくれたらいいなと思うし、皆に元気になって欲しいなって。
「いろんな意味で今までのワンマンとは違う楽しみ方ができる」
――C/W「ポイズンチョコレート ポイズンver.」というのは? keiya:何か面白いことをやりたかったんですよね。「ポイズンチョコレート」でしっかりとした表題曲は作れたというのもあったんですけど、メンバーと話してる時に、“ポイズン”って聞いたら誰もが思い浮かぶ曲があるじゃないですか。「曲中にそういう要素を入れても面白いかもね」って話してて、「だったらカップリングでやらない?」みたいな。そこから僕が「ポイズンチョコレート」のカラオケをもらって、歌詞を全部変えたり遊びながら歌を入れたりいろいろやって。最初の部分にセリフっぽいのを入れるっていうアイデアを風麻くんからもらって遊び心で入れてみました。
――このセリフもkeiyaくんが? keiya:そうです。最初はラジオDJみたいに軽快に喋ってみたんですけど、ちょっと寒い感じになっちゃって(笑)、ちょっと舌っ足らずな感じでキャラ感を出してみました。
――「ポイズンチョコレート」と歌詞の繋がりもあるんですか? keiya:“FOX”のあとにどうしても“あのメギツネめ”って言いたかったのでそこだけですね(笑)。女の子同士の燃えたぎってる感じになっています。
――「ポイズンver.」はライヴでも披露されるんですか? keiya:まだ全く分からないですね。例えば「今日どっちバージョン?」みたいな感じで、どっちをやるか分からないのも面白いかもしれないですよね。
――こういうパロディー的な遊びも面白いですね。 keiya:他でもあんまりやっていないと思うのですごく楽しかったです。ギターソロも僕が弾いてるので、そういう違いも聴いてほしいですね。「こいつアホやな」って思ってもらえたら幸いです(笑)。
――今後も期待してます。 keiya:それは荷が重いですよ(笑)。でも作品ごとに何か面白いことはやりたいので、いろいろやっていきたいですね。
――3月10日にOSAKA MUSEで行われる「Purple Stone 4th Anniversary ~ホワイトデー ポイズンver.~」はどんなライヴに? keiya:4周年になるんですけど、今まで周年って何もやってこなかったので初めてやるんですよ。ずっと「OSAKA MUSEでワンマンやりたいね」って言ってたんですけどなかなかタイミングが合わなくて、今回はちょうどいいタイミングでやれることになったので、4年目で1つの目標が叶いました。
――初の周年ライヴなんですね。 keiya:周年って毎年やらないといけないじゃないですか(笑)。それに対して僕が違和感を持っていたのでやってなかったんです。だから今回やってみてどう思うかで今後は毎年やるかもしれないし、やらないかもしれないけど、まずはやってみないと分からないですね。
――周年にちなんだ内容に? keiya:そうですね。今までの振り返りもありつつ、この4年間でどんなことをしてきたかとか、昔からいてくれる子は「懐かしいな」とか「こんなのあったな」って思ってくれるだろうし、初めてくる子は「こんなんやってたんや」って今までのPurple Stoneを掘り起こすきっかけるになるかもしれない。いろんな意味で今までのワンマンとは違う楽しみ方ができるとは思いますね。
――それでは最後に、4周年に向けての意気込みをお願いします。 GAK:アレンジを担当してるんですけど、2016年に「Purple Stoneってこうだよね」っていうものがようやく確立できたし、しっかりと見えたので、今年はそこからさらに流行りの音をもっと研究して、常に最先端でカッコいい音をたくさん作っていきたいですね。
風麻:最初に言ったように、2016年は実験的な音楽をやってきたんですけど、これからもまだまだ実験的なことをやっていくし、よりインパクトがあり、中身がちゃんとあるものを、もっと密度を濃く突き詰めていきたいですね。GAKがどんどん新しいものを取り入れてくるのでそれにも期待しつつ、それに引けを取らない歌詞とか演奏も目指していけたらなと思います。
keiya:いい曲を作るっていうのことが大前提なんですけど、Purple Stoneというバンドは、ライヴも音楽ももっといろんなことできると思っていて、僕らのことを知ってくれた子たちが、音楽を聞くことがより楽しくなったり、「Purple Stoneがこんなことしてるで」とか「次は何をしてくれるんだろう?」って皆がワクワクするような活動やライヴをしていきたいですね。




RELEASE

6th Single「ポイズンチョコレート」
2017年02月01日 Release!!
【A-type】
CCR-028 / ¥926(税抜)
[CD]
01. ポイズンチョコレート
02. ブラスターボルテージ



【B-type】
CCR-029 / ¥926(税抜)
[CD]
01. ポイズンチョコレート
02. 素晴らしきこの世界へ



【ポイズン-type】
CCR-030 / ¥926(税抜)
[CD]
01. ポイズンチョコレート
02. ポイズンチョコレート ポイズンver.
03. ポイズンチョコレート instrumental

LIVE INFORMATION

Purple Stone 4th Anniversary ~ホワイトデー ポイズンver.~

2017年06月07日(水) 渋谷TSUTAYA O-WEST




2017年02月05日(日) OSAKA RUIDO
2017年02月08日(水) HOLIDAY NEXT NAGOYA
2017年02月12日(日) 渋谷REX
2017年03月05日(日) 高田馬場AREA
2017年03月12日(日) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3
2017年03月19日(日) 高崎CLUB FLEEZ
2017年03月25日(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
2017年03月30日(木) 渋谷REX
2017年04月01日(土) 仙台MACANA
2017年04月15日(土) OSAKA MUSE
2017年04月16日(日) 名古屋E.L.L
2017年05月21日(日) 大阪・全6会場


Purple Stone PROFILE


  • Vo:
    keiya
    Birth:
    05.30
    Blood:
    B

  • Ba:
    風麻
    Birth:
    06.28
    Blood:
    A

  • Gu:
    GAK
    Birth:
    01.16
    Blood:
    A



DISCOGRAPHY

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