INTERVIEW

MIZTAVLA 「零」

2017.01.31
昨年の9月3日より活動の狼煙を上げたMIZTAVLA。彼らは、1月に2ndミニアルバム『零』をリリースした。2月19日には東高円寺二万電圧を舞台に「MIZTAVLA Valentine OneMan『ちょこたぶら』」を開催。春には「SPEED DISK PRESENTS~森羅万象tour'17#1」にも参加。
さらに2017年9月19日、TSUTAYA O-EASTを舞台に「MIZTAVLA 一周年記念単独公演『ゲンテンカイキ』」を行うことも発表。
取材をした時点では、まだ正式な活動を始めてから4ヶ月を過ぎた時期。その時に彼ら自身の感じていた想いを、ここへ記そうと思う。

取材・文:長澤智典
「MIZTAVLAは“激しく尖った黒さ”を軸に据えたバンド。そこを、いかに鋭くしてゆくか」

――まだまだ活動を始めて間もない時期ですが、すでに二度の単独公演も行っているようにハイペースで走り続けてきた印象を覚えます。 :活動を始めて間もないこの数ヶ月の中でさえいろんな問題にぶち当たって、それを乗り越えながら成長し続けているなとは自分らでも感じてます。
リウキ:メンバーそれぞれの個性が強いので、制作はもちろん、物事を進めていく中でも受け止め方や捉え方が噛み合わないこともあるんですけど、その都度補正したり、全員の見ているヴィジョンを上手く軌道修正しながら、着実に1つのまとまりを作りながら進み続けています。
:音源制作においても、1stミニアルバム『アドラメレク』を制作した中で出てきた課題を、今作『零』へ投影しながら制作を進めたんですけど、そこでまた新しい課題が生まれたり。今は良い意味で試行錯誤を繰り返して、毎回学びを得ながら進んでいる時期なんです。きっとそれは、今後制作していく作品においても出てくる前向きな課題だろうなとも思います。

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――現状、楽曲制作の軸を担っているのがリウキさんと光さんになりますが、お互いの制作面での意志の疎通はどうですか? :楽曲制作のみならず、バンドを進めていく上でのディスカッションはこの2人が多くなってますけど、リウキがMIZTAVLAを通して表現したいことを明確に持っているので、その意志をしっかりと汲み取った上で、自分の表現したい音楽を投影しています。やっぱりバンドってヴォーカルが胸張れる事やってないとカッコ悪いと思うんですよね。だからリウキの意志を上手く活かしながら、各メンバーの個性も反映させて進み続けてます。
リウキ:自分の中に「MIZTAVLAとしての音楽性やバンドのイメージは明確に見えているので、その軸をぶらすことなく音楽性での幅を求めたり、軸となる部分をいかに鋭くしていくかも考えています。
――鋭くするっていいですね。あらためてMIZTAVLAが軸にしている音楽性も教えてください。 リウキ:MIZTAVLAは“激しく尖った黒さ”を軸に据えたバンドなので、そこをいかに鋭くしてゆくかですね。
:激しさの中に、僕は何よりも「切なさ」を大切にしてます。ヴィジュアル系を表現する以上、「切なさ」は絶対に不可欠な要素だし、「切なさ」こそヴィジュアル系だと僕は確信しているので、現状はあまりにもポップな要素は極力抑えてます。
――明るい表情やポップな面はMIZTAVLAには異なる要素なんですね。 :いえ、ポップな曲は大好きなんですけど、MIZTAVLAとして今、表現していきたいものが、激しく黒く切ない表情なだけです。今後ポップな表情を求めたいと思えたのなら、そのとき求めれば良いかなって。
「日々新しい課題が生まれれば、そこへ立ち向かわねばならないように、落ち込んでる暇さえないのも現実なんです(笑)。」
――他のメンバーの方々は、ここまでのバンドの歩みをどんな風に受け止めています? yuri:どこまで自分のヒューマンな部分とアーティスト像を見せてゆくのか。そのさじ加減をどう出すかを考える機会は増えましたね。あまり素を見せすぎても良くないし、自分を作り過ぎるのも違う。そこをいろいろ考えていくことが大事なのかなって感じています。
氷龍:活動を始めて4ヶ月程度なのでまだまだ試行錯誤の段階なんですけど、それでもここへ至るまでの日々は本当に濃かったので、それが自分を鍛えるいい経験にもなりました。今は目の前にある課題を1つ1つしっかり克服しながら、一歩一歩着実に進んでゆくべき時期だと思ってます。そのわりには、活動のペースが早いですけどね(笑)。
史弥:バンドの立ち上げから、まだまだ自分に足りてない部分に気づかされることが多いですね。メンバーとの物事の捉え方の違いをどう受け止めていくかを考えたりする中で、落ち込んだり、みんなと協力しあったりといろんなことがあったんですけど、だからこそ前向きな関係性を作れているなって自分では感じています。むしろ、日々新しい課題が生まれているので、落ち込んでる暇さえないのが現実なんですけどね(笑)。
「自分たちがどれだけ本気でMIZTAVLAへ想いを注ぎ込み、人生を賭けていけるかの指針にもなっていく」
――MIZTAVLAは、9月19日にTSUTAYA O-EASTを舞台に『ゲンテンカイキ』と題したワンマン公演を行います。それは最初から狙いを定めていたことだったのでしょうか? リウキ:活動を始める前から決めていました。正直、現実的なラインよりも上に定めた目標ですけど、その目的を掲げることで、自分たちがどれだけ本気でMIZTAVLAへ想いを注ぎ込み、人生を賭けているかの指針にもなっていくと思うし、TSUTAYA O-EASTが似合うバンドになっていくためにも、MIZTAVLAはもっともっと説得力を持ったバンドにならなければいけない。そのための良い指針としても掲げたことでした。
――その日へ向けての展開も含めてでしょうが、MIZTAVLAは『アドラメレク』『零』と早いペースで作品のリリースを重ねています。 :今は次から次へと絶え間なく作りたいものが湧き出てくるのでこの勢いを止めたくないんですよね。「いつ自分は枯れてしまうのだろう」という恐怖を日々感じて過ごしています。けど、今後もハイペースなまま、リリースは続けていきたいと思ってますね。
――最新作の『零』は、作品1枚を通したドラマを描き出していませんか? :ミニアルバムの良さって、オープニングを飾るSEを含め、1つの物語を描きやすいところだと思っていて、『零』に関しては、冒頭から1曲ずつ流れを描くように楽曲を作っていきました。なので是非、通しで聴いてみて欲しいです。
リウキ:歌詞に関しては、あらかじめ想いを書き溜めていくのではなく、光が生み出した楽曲を聴いたときのインスピレーションや、そのときの自分自身の感情を投影しながら書き続けています。
――ここからは、『零』に詰め込んだ楽曲の魅力についても語っていただきたいのですが、SEとなる「Null」から流れる「LOVE666」は、ラブソングという形を通して自分の存在意味や意義を問いかけてゆく歌になっていませんか? リウキ:「LOVE666」はMIZTAVLAを始動する前から生まれていた楽曲で、その時の心情をそのまま歌詞にしています。形にするタイミングを模索していたんですけど今回の作品へ上手く落とし込めました。その「LOVE666」があった上で、昔の自分と今の自分を比べたときに何がどう変わったのか? そんな心境を「灰とカルテ」に記しています。
――「LOVE666」と「灰とカルテ」は、尖った激しさの中へ切なさを投影した楽曲。続く「ILLUMINATI」からは一気に感情が猛り狂っていき、最後の「死んでくれ」では“大大大大大嫌いさ”と叫んでいきますからね。 リウキ:これらの歌は特定の誰かに向けたものではなく、それくらい自分自身が追い込まれていた現状だったからこそ出てきた心の叫びみたいなものなんです。
yuri:『零』は、前作の『アドラメレク』とは違うアプローチになっているところが聞き比べる面白さだと思います。『零』を聴いて、みんながどんな曲たちに感じるのかというところに僕はすごく興味があります。
氷龍:『アドラメレク』では、MIZTAVLAの持つ幅広い音楽性を表現したので、今回は、より統一された激しさを詰め込めたのかなと思っています。
史弥:『アドラメレク』は、始動前に制作した作品だからこそ、良い意味でバリエーション豊かな作品になっただと思います。始動後は、ライヴにおいて求めたい表情がいろいろ見えてきたので、今回はライヴを意識した曲たちを軸に作った作品となりました。だからと言って似たような激しい曲たちになるわけではなく、1曲1曲の個性も際立っている。ドラムに関しても、1曲ごとにどう異なる表情を持ったビートを描いてゆくか。そこをかなり試行錯誤して作り上げたので、苦しみ抜いて成長を手に完成した1枚になったかなと自分では思っています。
「本当の意味でのMIZTAVLAのスタート地点にしたい」
――今年はライヴ本数も一気に増えましたよね。 :まだまだ鬼のように増えていきますよ。(笑)春からは地方へも会いに行くので、今年は仲間をもっともっと増やしていきたいです。折角の機会だし、3月の森羅万象ツアーへは名刺を持って行きたくて。「零」をリリースしたばかりですが、実は今、またまた制作期間に入ってます。
史弥:昨年は東京を軸にとらえたライヴ活動をしてきたんですけど、それは、MIZTAVLAというバンドの土台を磐石なものにしていくためにも必要な期間だったんです。
――9月19日にTSUTAYA O-EASTで行う1周年記念単独公演には『ゲンテンカイキ』とタイトルを掲げています。その言葉通りの想いを当日は届けようということでしょうか? リウキ:そうです。僕ら自身が活動を始めた頃から目標にしていた場所へたどり着いたとき、改めてそこで地に足をつけるというか、本当の意味でのMIZTAVLAのスタート地点になると思っています。
yuri:バンドとして向かうべき目標地点が見えていて、その日に向けたいろんな展開を考えたら、正直、時間が足りないくらいなんです。でもとにかく今は、その日に向かって一歩一歩歩幅を広げながら着実に進んでいきます。
史弥:これまで苦しさを乗り越えながら成長や手応えを感じてきたからこそ、この先だって絶対に乗り越えながら成長し続けていけると思います。
氷龍:9月19日のTSUTAYA O-EASTでのワンマン公演は、とても大きなことなのは間違いないし、まだまだ未知数な面も多いですけど、メンバーみんなが気を引き締めて立ち向かっていくのみですね。
:例えば今が、何をやっていいのか分からない状態だったら、ただただ苦しいだけになってしまうけど、何をやるべきかが今はしっかりと見えているので、あとはそれを1つ1つ塗り潰しながら進んでいくだけですね。日々それを積み重ねながら9月19日まで成長し続けていきたいです。
リウキ:今のMIZTAVLAにとってTSUTAYA O-EASTは高い目標の場になっています。でも、決して届かない目標ではなく、現実味を持った場であるとも思います。もっとリアルに掴める場所を目標にしようとも考えていたんですけど、目標って、現実味を帯びた上で高いところにあったほうが成長していけると思うんです。だからこそ、MIZTAVLAにとってTSUTAYA O-EASTは征服すべき場所なんです。
――1年後に、TSUTAYA O-EASTへどんな景色を描いていくのか期待しています。その前に、2月19日に東高円寺二万電圧を舞台にした「MIZTAVLA Valentine OneMan『ちょこたぶら』」をどう成功させ、楽しむかというのも控えていますからね。 :そうなんです。ワンマンとしては通算3回目になるんですけど、まずはこの会場を必ずソールドアウトさせて、今以上にバンドの勢いをつけていきたいなと思っています。しかもこの日は「《第1部》 MIZTAVLA決起集会 Vol.1」「《第2部》 MIZTAVLA OneMan LIVE」と二部構成になってます。一部はファンのみんなの意見も取り入れながら理想となるライヴのノリを作りあげていく、言ってしまえば作戦会議みたいなもので、ライヴとインストアイベントをミックスしたような形になります。第二部は通常のライヴスタイルで行う予定です。
リウキ:昨年のクリスマス時期にやったワンマンも、同じように二部構成でやったんですけど、自分たちが想い描いてることをファンたちへダイレクトに伝えていくことが出来たので、二部構成のこのスタイルは、今後もMIZTAVLAの定番にしていこうと思います。しかもこの日は、バレンタインライヴなので、メンバー間でチョコの数を競うイベントも楽しいかな。とくにyuriは、チョコに関してうるさいので……。
yuri:チョコレートが大好きなのでたくさん欲しいです。
:僕はチョコレートが苦手なので、他の工夫した何かがたくさん欲しいですね。
リウキ:そんなお願いを事前にするなんて、何を贅沢な事を言ってるの?
一同:(笑)。




COMMENT MOVIE

RELEASE

2nd Mini Album 「零」
2017年01月11日 Release!!
CD
MIZT-002 / ¥2,100(税抜)
[CD]
01. 「Null」
02. LOVE666
03. 灰とカルテ
04. ILLUMINATI
05. 死んでくれ




1st 両A面 single「ノスタルジーサイエンス/冷たい太陽」
2017年03月08日 Release!!
【TYPE-A】
CD
MXBR-001 / ¥1,200(税抜)
全国流通盤1000枚限定生産
[CD]
01. ノスタルジーサイエンス
02. 冷たい太陽

【TYPE-B】
CD
MXBR-002 / ¥1,500(税抜)
全国流通盤1000枚限定生産
[CD]
01. ノスタルジーサイエンス
02. 冷たい太陽
03. 罪悪JERRY

LIVE INFORMATION

MIZTAVLA Valentine OneMan『ちょこたぶら』

2017年02月19日(日)東高円寺二万電圧

Ains PRESENTS 「暗黒世界ハ闇-五-」

2017年03月17日(金) 池袋 EDGE

SPEED DISK PRESENTS〜森羅万象 tour'17#1

2017年03月12日(日) 高田馬場 AREA
2017年03月21日(火) 仙台 darwin
2017年03月25日(土) 名古屋 E.L.L
2017年03月26日(日) 大阪 RUIDO
2017年03月27日(月) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
2017年03月29日(水) 福岡 DRUM Be-1
2017年04月09日(日) 新宿 ReNY

Cure World Visual Festival 2017

2017年04月29日(土) 新木場 STUDIO COAST

Ains PRESENTS「-黒ノ葬列-」

2017年07月02日(日) HOLIDAY SHINJUKU
2017年07月08日(土) HOLIDAY NEXT NAGOYA
2017年07月09日(日) アメリカ村DROP
2017年07月15日(土) 広島セカンドクラッチ
2017年07月16日(日) 山口周南rize
2017年07月18日(火) 福岡DRUM SON
2017年07月19日(水) 岡山CRAZYMAMA 2nd Room
2017年07月21日(金) 金沢vanvan V4
2017年07月22日(土) 新潟RIVERST
2017年07月24日(月) 仙台MACANA
2017年07月28日(金) 静岡Sunash
2017年08月02日(水) 高田馬場AREA

一周年記念単独公演『ゲンテンカイキ』

2017年09月19日(火) TSUTAYA O-EAST




2017年02月03日(金) 池袋 EDGE
2017年02月11日(土) club asia
2017年02月23日(木) 渋谷 REX
2017年03月12日(日) 高田馬場 AREA
2017年03月15日(水) 池袋 EDGE
2017年04月26日(水) 池袋 EDGE
2017年05月27日(土) 池袋 EDGE
2017年06月20日(火) 大阪 Zeela

MIZTAVLA PROFILE


  • Vocal:
    リウキ
    Birth:
    09.05

  • Guitar:

    Birth:
    05.10

  • Guitar:
    氷龍
    Birth:
    10.10

  • Bass:
    yuri
    Birth:
    05.18

  • Drums:
    史弥
    Birth:
    09.20



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