FEATURE

DaizyStripper 「HOME」

2017.01.10
帰れる場所。帰るべき場所。帰りたい場所。人には誰しも、そんな“HOME”が必要なのではなかろうか?
今年いよいよ始動から10周年を迎えることになったDaizyStripperが、1月11日に発表する7th Full Albumのタイトルは、ずばり『HOME』。
第一線で10年の歳月をかけ培ってきた、ロックバンドとしての経験と誇り、そして何よりDaizyStripperというバンドに対する彼ら5人の愛情を凝縮して詰め込んだこの作品からは、地に足の着いた安定感と同時に、いまだ勢いを増し続ける伸び盛りぶりを感じることが出来る。
DaizyStripperという名の“HOME”は、訪れる万人をおおいに歓待してくれるはずだ。

取材・文:杉江由紀
「自分の中で『DaizyStripperは帰る場所なんだな』という答えにたどりついた」(夕霧)

――今年いよいよ始動から10周年を迎えるDaizyStripperにとって、この7枚目のフルアルバムとなる『HOME』は、かなり大きな意味を持つ作品となったようですね。 夕霧:バンドにとっての10周年にふさわしい内容のアルバムにしたかったという気持ちはもちろん強かったですし、2014年に出した前作『TRAGUS』が4人で作ったアルバムだったことも考えると、この5人でのフルアルバムという意味では2012年の『AIR』以来……つまり『HOME』は、5年ぶりのアルバムでもあるんです。だから、そこにかける意気込みとか気合いという部分では、いつも以上のものがあったのは確かですね。
――そのような作品に、『HOME』というタイトルが冠せられている点も象徴的です。 夕霧:このアルバムを作っていく中で、あらためて考えてみる機会があったんですよ。「自分にとってのDaizyStripperって、どういうものなんだろう?」って。一言で表すとしたら、どんな言葉になるだろうっていうことをずっと考えていて、その結果として自分の中で「DaizyStripperは帰る場所なんだな」という答えにたどりついたので、アルバムのタイトルを『HOME』にしたんです。

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――帰るべき家、なのですね。 夕霧:だってね。仮にもし、DaizyStripperがなくなるようなことがあったら、もう東京にいる理由だってなくなっちゃうだろうから、きっと地元に帰ろうかな? って自分なんかはなると思うんですよ。でも、今の僕らにはこうしてDaizyStripperという大事な帰る場所があって、なんなら家族以上に長い時間をメンバーやスタッフとずっと一緒に過ごしているわけですから。もはや、DaizyStripperそのものが僕らにとっては“家”なんです。
――ちなみに、このアルバムタイトルが夕霧くんから提示された際、メンバーの皆さんはどのように受け止められたのですか? Rei:結局、DaizyStripperを長年続けてこられたのは守るべき場所であり、帰るべき場所である家があったからだと思うんですよ。よく、夕霧はライヴのMCで「居場所」っていう言葉も使っているけど、まさに僕らにとっても、ファンの人たちにとってもお互いに安心して楽しくいられる場所が『HOME』であるというね。これほど10年目にぴったりなタイトルはないなと感じました。と同時に、今このタイミングでこういうタイトルのアルバムを10年選手のバンドとして出せることを、めっちゃ誇りに思います。
風弥:夕霧から、「次のアルバムには『HOME』っていう風にタイトルをつけたいんだけど」って聞いたのは、前回の全国47都道府県ツアーをやっていた時だったんですけどね。僕もすぐに、激しく納得しました。とにかくメンバーの皆とは毎日ずっと一緒だし、会っていない時もグループLINEで話し合いをしているし(笑)、ほんとにもはや家族以上のつきあいをしてきた中で、気が付いたらDaizyStripperとしての10周年を迎えることになっていた僕らにとって、これはもうまたとないタイトルだなと思いましたね。あと、たとえばファンの人っていうのはDaizyStripperのことを好きでいてくれる一方で、たぶんデイジー以外のバンドのことも好きだったりするわけじゃないですか。
――場合によっては、そういうケースもあるかもしれませんね。 風弥:もちろん、いろんな音楽に触れるのはとても良いことだと思うんですよ。ただ、なんだかんだ言っても「あぁ、でもやっぱりDaizyStripperって良いな」って思ってもらえたら嬉しいし、たまにそういうメッセージを実際にいただいたりすると、素直に僕らの方も「おかえり!」って皆に言いたいなと思うんです。
――それってたまには外食もするけれど、結局は家のゴハンが一番しっくり来る、というアレに近い感覚だったりして?? 風弥:そうそう(笑)。それに、家って基本的には移動しないものじゃないですか。何処に出掛けたとしても、その場所に帰ってきたら必ずそこに家があって、家族が出迎えてくれて、雨風からもしっかりと守ってくれる。DaizyStripperは、皆にとってのそういう“HOME”でありたいんです。
なお:だからなのかな。このタイトルを聞いた時は、ほんとにナチュラルに「良いじゃん!」って受け止められました。それに、10年続いてきたバンドだからこそ説得力もそこは違うと思うし。始めてちょっとのバンドが何となく『HOME』ってつけるのと、今のデイジーが『HOME』とつけるのでは、全く違ってくるわけでしょ。Reiも言っていたとおり、そこには僕もすごく誇りを感じます。なんかもうねぇ……とにかくメンバーとは家族同然だから、キライになってもキライになれない仲なんですよ(苦笑)。
――各人が真剣に音楽と向き合えば向き合うほど、時にはメンバー間で意見が対立するような場面もありえるのでしょうが、既にスキだのキライだのという次元で語れる話ではないのでしょうね。 なお:このアルバムを作ったことで、そのへんはさらに考えるようになったと思う。それこそ、このアルバムの中には「自由がお帰り」とか、「HOME」みたいな自分たち自身のことを表現しているような歌詞の曲も入っているし。このアルバムを完成させたことに対する満足感も凄くあるんだけど、それと同じくらい今後のDaizyStripperというものに対する期待感みたいなものも、自分自身の中で凄く大きくなりました。もちろん、そこは家族の一員としてね(笑)。ある意味、この『HOME』っていうのはこれまでDaizyStripperが出してきたアルバムの中でも、一番優しくて温かい響きを持つタイトルになったなと僕は感じています。それにくわえて、家に帰るっていう意味では、DaizyStripperにとっての原点に立ち返るという要素も今回のアルバムの中にはあって、バンドにとっての核となるものが自然と明確になっていったと思います。
――いろいろな意味での、『HOME』なわけですね。 なお:感覚的には、ここまで10年やって来て遂にDaizyStripperが自分の家になったっていうところもありますね。これまでは「毎日自分の家を出て、メンバーのいる現場に来てDaizyStripperを作っています」みたいなところがまだあった気がするけど、このアルバムを完成させたことによって、DaizyStripperという自分の家がようやく完成したっていう意識をはっきり持つようになれたんですよ。それだけに、今後は外から得た刺激をDaizyStripperに持って帰ってくる、みたいなことももっといろいろ増やしていきたいし、逆に外で何があってもDaizyStripperという自分たちの帰るべき場所がある、という事実は心強いですよね。メンバーやファンの皆と、この先ずっとそのことを共有していけるのが嬉しいです。
――ひとつの要因としては、この10周年に向けたdecadeプロジェクトの中で、なおくんはソロ活動もご経験されていますから、そのことがより“HOME”を意識する機会になった可能性もありそうですね。 なお:あぁ、それはあります。10周年を迎える前に、ソロであらたな経験が出来たということは、DaizyStripperを続けていくうえでとても良い勉強になりました。
――かくして、『HOME』はDaizyStripperが10年の歳月をかけて吸収してきた、あらゆるものが“全部入り”になったアルバムへと仕上がったのではないでしょうか。 夕霧:まさにそのとおりだと思います。僕らがDaizyStripperとして、10年やって来たことが全て詰まっているような、新作なんだけどベスト盤みたいに思えるくらい、いろんなバリエーションの楽曲たちが詰まった作品になりました。
――しかも、その全要素が最新型・最新鋭のかたちに研ぎ澄まされていますものね。 夕霧:そうなんですよ。『HOME』は今までで一番、っていうものがたくさん詰まったアルバムでもあるんです。バンド史上、今までで一番激しい曲もあれば、今までで一番素直で優しい曲もあったり、今までで一番キーが高い曲も入っていたりするから、聴いてくれる人たちにとってはDaizyStripperらしさと、これまでにはなかった新鮮さの両方を、同時に感じてもらえるはずです。
「皆の曲が出揃ってから、最後のパーツはきっちりはめこみたかった」(風弥)
――では、ここからは個々の楽曲についてもうかがって参りましょう。今作中では楽器隊の皆さんが、それぞれにコンポーザーとしてみせている手腕も実に鮮やかです。まずは、なおくんの作られた「The End of Music」についての解説をお願い出来ますか。 なお:この曲は、デイジーの中でも一番激しい曲にしてぇなと思って作り出した曲でした。最初に、メンバーに聴かせたデモのタイトルにもサブタイトルに“~このアルバムの中で一番激しい曲です~”って、入れておいたくらいなんですよ(笑)。
夕霧:あれはわかりやすかった(笑)。
なお:普段ライヴでやっている曲の中では、これまでだと結成してすぐの頃からずっとやっている「BLACK DROPPer」が多分最も激しかったと思うし、ここぞという山場で必ずやっていたんだけど、以前から2年に1回くらいのペースで夕霧には言われていたんですよ。「そろそろ、「BLACK DROPPer」を超すような曲が欲しいなぁ」って。
――素晴らしい。ようやく、その夕霧くんのリクエストに応えていただけたわけですね。 なお:僕の心のメモ帳の中には、ずっと書き留めてあったんですよ。ただ今までは、なかなかその機会がなかっただけでね。今回は、遂にこれを作る時が来たかっていう感じがしたし、実際に作ってみたら凄く満足のいくものが出来ました。間違いなく、これからのライヴでも最高に活躍してくれることになるでしょう。今年の47ツアーでは、全ヶ所で皆を水浸しにしちゃいます(笑)。
夕霧:おそらく、この曲は47ツアーで“化けて”いくことになる気がしますね。ライヴならではのアレンジとか、ノリが生まれていく予感が今からかなりしてます。
――なおくんは、今回「自由がお帰り」という楽曲も作られていますが、こちらはどんな思いをかたちにされたのでしょうか。ある意味、「The End~」とは全く逆のベクトルを持った楽曲に感じられたのですけれど。 なお:あぁ、そうかも! 俺の作るにしては、サビ以外はだいぶキャッチーでポップになっているから。ちょっと極論だけど、イントロとかAメロは『ポンキッキーズ』みたいなコドモ向けの番組で流してもいけるんじゃないか、っていうくらいの雰囲気でしょ(笑)。そう思わせつつ、サビでは全然違う展開になっていく、というのもポイントです。俺は常にライヴのことを見据えながら曲を作っているし、この曲は去年の47ツアーの最中に出先のホテルで作っていたものだったりもするから、自然とこうなったんじゃないかな。
――それから、Reiくんの作られている「MY WAY」は、潔い8ビートがハジけるストレートなロックチューンになっておりますが、こちらをかたちにするにあたってはどのようなヴィジョンをお持ちでしたか。 Rei:この曲は、夕霧からこのアルバムを『HOME』というタイトルにしたいと聞いてから作ったものだったんですよ。HOMEが家であり、そこに暮らす僕らが家族だとして、DaizyStripperがここから進むべき道とは何ぞや、ということをここではっきりと曲で表したかったんです。
――迷いの無い、この突き抜けるような雰囲気はその想いに裏打ちされているのですね。 Rei:当然、この10周年という節目も僕らにとっては凄く大切なものなんですけど、この先の道だってすごく長いはずですからね。これからもこの5人で、ひたすらに突き進んで行こうという気持ちを音にしたら、自然とこういう疾走感の溢れる曲になりました。単なるカッコよさだけじゃなく、『HOME』というタイトルにつながる“あったかさ”まで、ちゃんと描きたかったんですよ。また、この歌詞がなんともねぇ……。僕らが出会った頃のこととかも書いてあって、それをみた時にも「これからもあの頃のまま、色あせることなく皆とこの先に向かって進んでいきたいな」という気持ちになりました。この曲ではMVも撮っているので、是非そちらも観ていただきたいですね。
――この曲は、DaizyStripperの過去、現在、未来をつなぐ意味深いものとなったようですね。10年選手のバンドの作っている音でありながら、貫録のある洗練された部分だけでなく、清々しいみずみずしさも感じられるところがより秀逸です。 Rei:おぉー、10年経ってもフレッシュっていうことですか(笑)。これからも、新人の頃の気持ちを忘れずに頑張りたいです!
――かと思うと、「in Daylight」は粋なポップセンスの香る楽曲となっています。こちらはまゆくんの書かれたものになりますが、もともとはどのようなテーマのもと作られたものだったのですか。 まゆ:風弥をはじめとして、うちのメンバーはそれぞれにいろんな個性を発揮しながら曲を書いて来ますからね。その中で、自分が出来ることは自分らしさを出すことだろうな、と感じていたので今回はあんまりあれもこれもと欲張らずに、自分に対してとにかく素直に曲を作っていきました。いわゆる“まゆらしさ”というものを、自分なりに一番光らせることに専念した感じです。
――個人的には、この曲の少しオトナなギターソロがとても好きです。「MY WAY」のみずみずしさとはまるで逆方向の、芳醇な味わいがここにはありますね。冷静に考えると、とても同じバンドの出している音とは思えないくらいの振り幅です。 まゆ:ありがとうございます!この曲のソロは、あえて歪ませずにいったんですよ(笑)。デイジーの曲では、歪んでないギターソロって他には「雨音のワルツ」くらいでほとんどないんですけどね。自分でも、この音で録ってみて「よし、この方向で合ってる!」って納得することが出来ました。
――アルバムの中盤に、こうした心安らげる楽曲が入ってくれていると癒されますよ。 まゆ:自分でも、完成したアルバムを通して聴いた時に「そう、これこれ!」って思わずガッツポーズをしたくなりました(笑)。この手の曲はこれしかないし、それを作れるのは自分だけだっていうことを、再確認することが出来て良かったです。
――そうした中、数的に最も多くの曲を手掛けていらっしゃるのは他ならぬ風弥くんとなります。コンポーザー・風弥くんは、今作に向けてどのようなスタンスをとっていこうとお考えでしたか。 風弥:僕の場合はですね。基本、作ろうと思えばいろんなタイプの曲を作れちゃったりするから、なお、まゆ、Reiが今回どんな方向性で来るかということを想定した上で、そことかぶらない曲を作って行くようにしました。……あれ? これ、言い方難しいな(苦笑)。
なお:あはは(笑)。ちょっと上から来た!
風弥:いやいや。別にそういうわけではないんだけど、作ろうとしたらまったりしたものでも、激しいものでも、ジャズっぽいものでも、一応それを形にすることは出来るからね(笑)。そういう意味では、今回は逆に指針が欲しかったところもあるんですよ。
――といいますと? 風弥:夕霧に、あらかじめ訊いておいたんですよ。「どんな曲が欲しい?」とか、「キーワードになりそうな言葉は何かある?」って。今回は、そういう夕霧からもらった言葉を先行させて作った曲がけっこうありました。なんでも自由に作っていいよというよりも、むしろ僕の場合はそういう何かしらの縛りがあった方が作りやすいみたいです。
――ということは、アルバムのタイトルチューンである「HOME」は、まさにその代表格といえるものかもしれません。 風弥:「HOME」は今回、一番最後に作った曲でした。意図的にその枠を空けておいたんです。皆の曲が出揃ってから、最後のパーツはきっちりはめこみたかったんですよ。
「今度のツアーの東北で、この曲を最後まで泣かずに歌い切れるかはちょっと不安」(夕霧)
――なんとも、完璧主義の風弥くんらしいお言葉です。 風弥:イメージ的には、それこそ皆でホームパーティーでもしているときに、かたわらにあったギターを持ちながら、皆で楽しく歌うみたいな感じというか。そんな光景を、頭の中で思い描きながら作ったのが「HOME」だったんです。
――「HOME」は、良い意味で肩に力の入っていない、ニュートラルで和やかな曲となっていますね。 風弥:ほっと出来る空間、最も落ち着ける場所。きっと“HOME”っていうのは、誰しもにとってそういう場所だと思いますから。それを象徴する曲なんですよ。
――この穏やかで安らぐ曲調もさることながら、「HOME」は歌詞の内容もじんわりと沁みて来て素敵です。 夕霧:ほんと、我ながらこれは良いなと思いますねぇ。実は、昨日このアルバムを家で最終チェックしながら聴いていたんですけど、「HOME」の時は僕ちょっと泣いちゃいましたもん(照笑)。この詞は、ここまで10年間いろいろ詞を書いてきた中で、いつもなら聴いてくれる人たちを勇気づけたいとか、誰かの為に書いて来ていたんですけど、これは初めて自分自身の為に書いたものなんですよ。
――なんといいますか……随分と赤裸々な言葉たちが並んでいて少し驚きました。 夕霧:これまで、僕は自分の地元のことをずっと隠して来ていたんですよ。でも、ある時期からどこかのタイミングでそこもカミングアウトしたいなと思っていたので、この詞の中ではそこも素直に隠さず書きました。やっと、鎖が解けた感じです。
――それは、“震災で実家は 失ってしまった”という一節のことですね。 夕霧:デイジーになる前なんかは、出身地どころか血液型から何から全て非公開にしていたし(笑)、古き良き時代のなごりというのかなぁ。昔は、あんまりプライベートなことは明かさない方がカリスマ性があってカッコいいみたいに思っていたんですよね。だけど、今はもうそんな時代でもないでしょう? Twitterでお昼に何を食べたとか、僕も書いちゃってますからね(笑)。
――10年目にしての情報解禁ですか。 夕霧:やっとです。福島でライヴをするたびに、「ただいま」って言いたかった自分の気持ちを、ここでようやく表にすることが出来るようになりました。
――バンドを続けていくにあたり、これまで夕霧さんが人生において犠牲にしてきたものについてまで、この詞では率直に言及されています。未来に向けての覚悟と願いがどれだけ強いものであるかということも、そこからは強く伝わって来るような気がしました。 夕霧:バンドを始めて2年とか3年とかだったら絶対この歌は書けなかっただろうし、歌えもしなかったでしょうね。そう考えても、「HOME」は自分にとって本当に重みのある歌になったと思います。
――いっぽうで、このアルバムには「GOD SPEED」のようなデジタル色の強い音像と、ソリッドなバンドサウンド、力強いドラミングを絶妙に融合させた楽曲も入っていますね。このあたりにも、風弥くんならではの趣向を感じました。 風弥:自分が考える理想のバンドのアルバムというものを想像したときに、こういうその時代その時代のテクノロジーを取り入れたような楽曲も、入っていて欲しいなと思ったんですよ。聴いた人に「これどうやって演奏してるんだろう?」って思わせることが出来るような、プレイヤーとしての見せどころや、複雑なところを凝縮させました。おかげでこれはクソむずいです(苦笑)。
Rei:難易度が高ければ高いほど、こっちも「よし。やってやろうじゃねーか!」となるので、この曲は弾いていて非常にテンションが上がりますね(笑)。
――テンションの高さという面では、パンキッシュな「NAKAYUBI」も負けてはおりません。緻密さこそ皆無ですが(笑)、やんちゃさにおいては今作中随一ですね。 風弥:難しい曲って面白いし好きなんですけど、ライヴでやるのはちょっと大変なんですよ(苦笑)。こういう、何にも考えないで自由に暴れたり、思いっきり楽しめるタイプの曲も欲しかったんです。
――「NAKAYUBI」は詞の内容も含めて、とにかくオトナゲナイです。もちろん、これは最上級のホメ言葉ですよ(笑)。 なお:あははは(笑)。
まゆ:オトナゲナイ、いただきました!
夕霧:曲の途中に、“汚いモノ見る様な眼で 俺に指図するな”ってシャウトする部分があるんですけど、レコーディングの時には声が大き過ぎてブースの外まで漏れちゃったみたいで、外にいた人が何事かとびっくりしちゃったらしいです。
Rei:そっか。ケンカしてると思っちゃったんだろうね(笑)。
夕霧:鬼気迫るような殺気がかなりヤバかったみたい(苦笑)。
なお:とりあえず、110番されて警察とか来なくて良かった(笑)。
まゆ:これはね、何時でも誰でも中二に戻れるヤバい曲ですよ(笑)。
――「KoppaMiJiN」の発している破竹の勢いからも、熱いロックスピリッツは存分に感じますけれども。 風弥:このアルバムの中では、なおの作った「The End of Music」の次に激しい曲になったと思います(笑)。
なお:よく言うよ(笑)。
――ひとくちに激しい曲といってもいろいろありますし、「KoppaMiJiN」はボトムが低めのところで音が炸裂しているところに、強い攻撃力を感じます。 風弥:夕霧から提示されたタイトルに負けないような曲を作ろうと思ったし、なおが作ってくるであろう激しい曲ともまた違う、自分ならではのこだわりとか、自分の中のヴィジュアル系心をくすぐる要素をギュッと詰め込んだんです。
なお:そこ、俺も完全に反応したよ!
Rei:俺もすげーそれわかる(笑)。
――ヴィジュアル系心は、「VICTORIA~氷の女王~」にも滲んでいませんか。 なお:あるある、凄いある。
夕霧:メロから、リズムから、詞からタイトルから、全てがお手本のような曲だよね(笑)。
――かと思えば、「Flying New World」のように楽しく踊れそうな曲もあったりして、このアルバムは本当に飽きさせませんね。 Rei:たしかに!
――しかも、大ラスには「明日が来るなら」のようなピュアで美しい楽曲が配置されていて、DaizyStripperは聴く者の心を打つアーティストであることが、最終的に証明されていることにも感動を覚えました。 風弥:これはね、自分で作りながら泣きそうになった曲でした。そんなこと、普段は無いんですけどね。だから、仮タイトルも「名曲」だったんですよ(笑)。
まゆ:凄い自信!(笑)。
なお:巨匠は違うなぁ~(笑)。
Rei:いやでも、ほんとにこれは良い曲だよね。こちらもMVを撮っていて、それがまた泣けるんですよ。
――この曲の歌詞に、夕霧くんが込めたものは何でしたか。 夕霧:これは震災にあった人たちに向けた歌詞です。当時、「わたしにはもう未来は来ません」みたいなメッセージをいろいろもらったりもしたんだけど、僕らはDaizyStripperの音楽を通して皆の明日を照らしていきたかったし、今もそう思い続けているんです。この曲は、被災地の仲間や広い意味での家族たちに向けて、彼ら・彼女らと同じ目線で歌っていったつもりです。
風弥:そういえば、ミックスチェックの時に夕霧はすごい声を出して泣いてたよね。
夕霧:今度のツアーの東北で、この曲を最後まで泣かずに歌い切れるかはちょっと不安で、そこは今から怖いです。でも、自分の歌で10年経った今でも泣けるというのは、やっぱりそれも誇りに思います。
――結局のところ、DaizyStripperは希望を紡ぎ出すバンドなのでしょうね。そのことは、アルバムの最後を飾る「キボウノカケラ~Shiny Days~」聴いていて、つくづく感じるに至りました。 夕霧:この詞は、このアルバムの総括する内容なんですよ。春夏秋冬、1年を通して帰りたい時には何時でも家に帰っておいで、という気持ちを皆に伝えたくて書きました。
風弥:これ、実は5年前には作ってあった曲だったんです。10周年の時に出したい、と思って温めてあった曲なんですよ。
夕霧:歌詞は今回つけましたけどね。
――なんとも憎いことをしますねぇ。 風弥:きっと、これはこれからのDaizyStripperの支えになっていく曲です。
「このアルバムは、もしかしたら夢の国的なテーマパークに近いのかもしれない」(夕霧)
――このアルバムはズルいですよ。「HOME」と「キボウノカケラ~Shiny Days~」で締めくくる流れが、あまりに秀逸過ぎます。 夕霧:相当エグいっすよね(笑)。このアルバムは、もしかしたら夢の国的なテーマパークに近いのかもしれない。
――そのココロは? 夕霧:ワクワクするような場所に、いろんなアトラクションがあって、ショーで笑ったり、美味しいゴハンやおやつも食べたりするんだけど、最後はパレードと花火で感動しながら、帰途につく時のあのなんともいえない気持ち。僕は、このアルバムを聴き終わった時にそういう感覚になりました。
なお:ガチャコン、ってゲートを通る時の感じってこと?
夕霧:そこじゃない(笑)。待ち時間も含めて全部が最高だった! また来たいな、っていうその気持ちになるあの感覚が近いんじゃないかな、って。まぁ、そうやって人は年パスを買って深みにはまっていくんですけど(笑)。
――ここは年パスのかわりに、ファンの皆様には[10th Anniversary 47都道府県TOUR 2017「僕らの帰る場所」]の各地チケットを、ご用意していただきたいところです。 夕霧:そうしてもらえたら嬉しいですね(笑)。
Rei:去年の47ツアーも楽しかったんで、今回もめちゃくちゃ楽しみですよ。各地にいるトレゾアの子たちと「ただいま」と「おかえり」のやりとりを出来るのが、今から凄く待ち遠しいです。
なお:まずは誰よりも自分たちが心の底から楽しんで、その楽しさを皆に伝染させていくようなツアーにしていきたいな。
まゆ:その土地土地の、美味しいものとかも食べながらね(笑)。
風弥:ファイナルである6月5日の東京ドームシティホール公演まで、1本ずつのライヴを大切にしながら、今回は去年以上に楽しんでやっていきたいと思います。
夕霧:去年の47ツアーは、不本意ながらインフルエンザになってしまって悔しい思いもしたし、ファンの皆にも迷惑をかけちゃったので、今年は万全な状態で廻ることがまずは第一かな。あとは各地を廻りながら身体も鍛えていこうかなと思ってるので、6月5日の東京ドームシティホールでは上半身ハダカになっちゃうかもしれません(笑)。
なお:有言実行して欲しいなー(笑)。
夕霧:あとはやっぱり、Reiちゃんも言ってたけど、今回は全ヶ所で皆に「ただいま」って言って、皆から「おかえり」って言ってもらいながら、皆と一緒に最高の笑顔になっていきたいです。皆、もうちょっとだけ『HOME』を聴きながら待っててね!




RELEASE

7th Full Album「HOME」
2017年1月11日 Release!!
【A-TYPE】
CD+DVD
PLGC-129 / ¥3,980(税込)
[CD]
01. Welcome Back
02. VICTORIA〜氷の女王〜
03. ARREST -HOME ver.-
04. NAKAYUBI
05. MY WAY
06. Flying New World
07. 自由がお帰り
08. in Daylight
09. The End of Music
10. 明日が来るなら
11. KoppaMiJiN
12. アマカラ -HOME ver.-
13. GOD SPEED
14. HOME
15. キボウノカケラ〜Shiny Days〜

[DVD]
MUSIC CLIP「明日が来るなら」「MY WAY」「ARREST」「アマカラ」
MUSIC CLIP+MUSIC SLIP+MAKING「明日が来るなら」「MY WAY」

【B-TYPE】
2CD
PLGC-130 / ¥3,500(税込)
[DISC-1]
01. Welcome Back
02. VICTORIA〜氷の女王〜
03. ARREST -HOME ver.-
04. NAKAYUBI
05. MY WAY
06. Flying New World
07. 自由がお帰り
08. in Daylight
09. The End of Music
10. 明日が来るなら
11. KoppaMiJiN
12. アマカラ -HOME ver.-
13. GOD SPEED
14. HOME
15. キボウノカケラ〜Shiny Days〜

[DISC-2]
2016.6.5 DaizyStripper 全国47都道府県制覇TOUR
FINAL & 9th Anniversary Special Live
「KISS THE FUTURE~47 Runners High FINAL~」
in 日比谷野外大音楽堂LIVE音源前半
01. トレゾア
02. TRUTH
03. ジュリエットのナイフ
04. 自慰的ショータイム
05. STARGAZER
06. SUMMER VACATION
07. Diamond Glitter
08. 色彩ヴィヴィッド
09. Wind of Venus

【C-TYPE】
2CD
PLGC-131 / ¥3,500(税込)
[DISC-1]
01. Welcome Back
02. VICTORIA〜氷の女王〜
03. ARREST -HOME ver.-
04. NAKAYUBI
05. MY WAY
06. Flying New World
07. 自由がお帰り
08. in Daylight
09. The End of Music
10. 明日が来るなら
11. KoppaMiJiN
12. アマカラ -HOME ver.-
13. GOD SPEED
14. HOME
15. キボウノカケラ〜Shiny Days〜

[DISC-2]
2016.6.5 DaizyStripper 全国47都道府県制覇TOUR
FINAL & 9th Anniversary Special Live
「KISS THE FUTURE~47 Runners High FINAL~」
in 日比谷野外大音楽堂LIVE音源後半
01. ARREST
02. GIRL HUNT
03. マネキン
04. BLACK DROPPer
05. decade
06. SMILE WORLD
07. DEAR MY SIRIUS
08. STAY GOLD
09. BIRTHDAY SONG
10. ダンデライオン

【D-TYPE】
CD
PLGC-132 / ¥3,000(税込)
[CD]
01. Welcome Back
02. VICTORIA~氷の女王~
03. ARREST -HOME ver.-
04. NAKAYUBI
05. MY WAYFlying New World
06. Flying New World
07. 自由がお帰り
08. in Daylight
09. The End of Music
10. 明日が来るなら
11. KoppaMiJiN
12. アマカラ -HOME ver.-
13. GOD SPEED
14. HOME
15. キボウノカケラ〜Shiny Days〜

LIVE INFORMATION

10th Anniversary 47都道府県TOUR 2017「僕らの帰る場所」

2017年02月01(水) 徳島club GRIND HOUSE
2017年02月02(木) 高松DIME
2017年02月04(土) 岡山IMAGE
2017年02月05(日) 松江AZTiC canova
2017年02月07(火) 米子AZTiC laughs
2017年02月08(水) 広島SECOND CRUTCH
2017年02月10(金) 松山サロンキティ
2017年02月11(土) 高知X-pt
2017年02月18(土) DRUM Be-9 V2
2017年02月19(日) 鹿児島SR Hall
2017年02月21(火) 宮崎SR BOX
2017年02月22(水) DRUM Be-0
2017年02月24(金) DRUM Be-1
2017年02月26(日) DRUM Be-7
2017年02月28(火) LIVE HOUSE GILES
2017年03月01(水) LIVE rise SHUNAN
2017年03月03(金) 浜松窓枠
2017年03月11(土) 滋賀U☆STONE
2017年03月12(日) 神戸VARIT.
2017年03月14(火) 和歌山CLUB GATE
2017年03月15(水) 奈良NEVER LAND
2017年03月17(金) 京都MUSE
2017年03月18(土) 松阪M’AXA
2017年03月20(月) 柳ケ瀬ants
2017年03月26(日) club SONIC iwaki
2017年03月28(火) 仙台MACANA
2017年03月29(水) the five morioka
2017年04月01(土) 青森QUARTER
2017年04月02(日) club SWINDLE
2017年04月04(火) MUSIC SHOWA SESSION
2017年04月12(水) 甲府KAZOO HALL
2017年04月13(木) 長野LIVE HOUSE J
2017年04月15(土) Live Hall GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2017年04月16(日) Livehouse Soul Power
2017年04月18(火) 金沢AZ
2017年04月19(水) 福井CHOP
2017年04月21(金) 札幌COLONY
2017年04月22(土) 札幌COLONY
2017年04月29(土) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
2017年04月30(日) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
2017年05月03(水) 柏PALOOZA
2017年05月04(木) 水戸LIGHT HOUSE
2017年05月06(土) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
2017年05月07(日) 高崎club FLEEZ
2017年05月13(土) 江坂MUSE
2017年05月14(日) 江坂MUSE
2017年05月16(火) 名古屋E.L.L.
2017年05月17(水) 名古屋E.L.L.
2017年05月27(土) 桜坂セントラル

10th Anniversary 47都道府県TOUR 2017 GRAND FINALE 「KISS THE FUTURE~僕らの帰る場所~」

2017年06月05(月)TOKYO DOME CITY HALL


DaizyStripperから皆様に大切なお知らせ

DaizyStripperはこの度レコード会社をCJビクターエンタテインメント株式会社へ移籍する事となりました。

10年目のバンドがメジャーへ移籍する事は異例中の異例らしく、僕達に可能性を感じて下さったCJビクターエンタテインメント株式会社の方々には感謝しかありません。

自分達の可能性を広げるためにこれからも変わらずに全力でDaizyStripperしていきたいと思ってます。

俺達はメジャーシーンを変えるつもりです。そしてDaizyStripperの音楽と、応援してくれるファンの皆が間違ってなかったという事を証明しに行きます。

今後とも益々のご支援のほど、宜しくお願い致します。



DaizyStripper

夕霧 なお まゆ Rei 風弥~Kazami~

◆メンバーコメント

Daizystripper PROFILE


  • Bass:
    Rei
    Birth:12.29
    Blood:A

  • Guitar:
    まゆ
    Birth:11.24
    Blood:O

  • Vocal:
    夕霧
    Birth:05.13
    Blood:A

  • Guitar:
    なお
    Birth:01.30
    Blood:O

  • Drums:
    風弥
    Birth:09.15
    Blood:A



DISCOGRAPHY

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