INTERVIEW

レイヴ「UKIYO」

2016.11.22
レイヴのNEW SINGLE『UKIYO』が11月30日にリリースされる。
前作「ナミダヒロイン」、前前作「人生つらみちゃん」の流れを汲んだ“女性の心情”と“和”をテーマに制作され、“浮世”という時代背景を表現した作品となっている。
来年8月の5周年に向けた5大発表も解禁され、決して歩みを止めることのない彼らの強い決意を感じた。ここからレイヴはさらに強くなる!

取材・文:山本貴也
「どの時代にもその時代のしがらみと悲しみがあるし人生は残酷で辛い」

――どうして“浮世”をテーマにしようと? レン:タイトルは最後に決めたんですけど、歌詞を書いてて「これは浮世だろ」って。“浮世”って辛い時代や悲しい時代の世の中のことを表す言葉なんですけど、言葉は聞いたことあるけど意味を知らない人が意外と多いなと思ったんですよね。
nisa:うちもレン以外は知らなかったです(笑)。
――たしかにフワッとしたイメージの言葉かもしれないですね。 nisa:前作、前前作の辛い女性の心情という流れを汲みつつ“和”というテーマでいこうっていうのが最初にあって、いつものごとくそのテーマをもとに、作曲者が各々の解釈でいろんな曲を作ってくるんですけど、その中で俺のロックよりの曲と悠のポップな感じの曲が残って、最終的に決まったのが俺の方でした。
レン:nisa曲はわりとマニアックですよね(笑)。
:すごく悩んだんですけど、俺の作った方はもっと分かりやすい感じのいわゆる“和”だったんです。
nisa:もともと和があんまり好きじゃないんですよ。好きじゃないからこそ、自分の中でカッコいいと思える和の曲を作ろうと思ったんですよね。和を全面に押し出したよくある感じにはしたくなかったので、わりとバンドサウンドメインになっていて、それが結果的にレイヴっぽい和の解釈になったのかなと思います。
レン:歌詞の内容としては、「人生つらみちゃん」「ナミダヒロイン」の流れを崩したくなかったし、今もありますけど、昔はもっと女性のしがらみがあったと思うし、タイトル通りの浮世の時代だったと思うので、それと現代との融合っていうのが頭にあったんです。わりと後半に行くにつれて現代になるように仕向けているので古臭い感じはないと思うんですけど、今の子達にこの気持ちが届くといいなと思って書きました。

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――歌詞を書くにあたって昔のことを調べてみたりしたんですか? レン:やっぱり触れてみるのがいいなと思って触れてみたんですけど、根本はあんまり変わらないのかなって。どの時代にもその時代のしがらみと悲しみがあるし人生は残酷で辛いですよね。
――聴きどころやこだわりを教えてください。 :毎回毎回リズムが変わるので覚えるのが大変でした(笑)。
nisa:1曲の中で全部の楽器をフィーチャーしたいというか、おいしい部分や見せ場を作りたいんですよね。ただそれが、あからさまなギターソロ、ベースソロとかではなくて、そのパートを聴いた時にカッコいいと思ってくれればいいなって。そういうのを考えて作っていったらこういうリズムになってました。
:聴く分にはシンプルだと思うんですけど、各パートを聴くと意外に複雑だったりします。
nisa:テクニカルなことを求めているわけじゃなくて、あくまでもおいしい部分を作れたらなって。
:あとは珍しくツーバスをドコドコやってます。レイヴでは初めてかもしれないですね。
nisa:今までは頑なに「やらない!」って言ってたもんね。
――それはどうして? :ドコドコやると疲れるじゃないですか(笑)。でも今回で解禁しちゃいましたね。
:ベース自体は単純というかあえて楽曲を活かすために変わったことはしてないですけど、さっき言ったようにドラムがノリを出しているというよりは、アクセント的なことをやっているので、逆にベースはノリを出しつつグイグイ引っ張る感じでいこうっていう意識で弾きましたね。
――掛け合いのコーラスも今まではなかった要素ですよね? レン:やってみたくてやってみました。ライヴでどんなノリになるかもすごく楽しみなんですけど、nisa曲は本当にメロディーラインが難しい。
nisa:ギタリストが作る曲はそういう傾向が強いと思いますけどね。
レン:ギタリストっていうよりは、これまで聴いてきた音楽だと思うけどな。
:nisaはヴォーカルもひとつの楽器として捉えてる感じが強いんだと思います。
レン:この曲はBメロがすごくいいですよね。いきなりですけど……。
一同:(笑)。
nisa:Bメロの疾走感がいい。
――MVについても教えてください。 レン:テーマの1つでもある“現代と昔の融合”をどうしても映像で表現したくて、時代背景が大正と昭和初期なんですけど、お面を被った人たちにはあえて今の服装をしてもらいました。撮影場所も築100年ぐらいのところで歌詞と映像でうまく表現できました。終わりがけの悠のオラオラ感がいい。
:オラオラしてた?
:ドラムもそこは裏で頑張ってるんだけどね……。
一同:(笑)。
:ライヴでもオラつかないといけないですね。
:あとは、役者さんが僕らの演奏シーンの後ろで踊ってくれてるんですけど、光を当てると影が浮かび上がるのが好きですね。
:最後は皆が出てくるんですけどそこもいい感じです。今回はそこまで物語っぽくはないんですけど、歌詞と照らし合わせて観てもすごく面白いんじゃないかなと思います。
nisa:ラストは障子を破ったり結構ガチャガチャしてるのでその感じもすごく好きですね。
――撮影の逸話などあれば教えてください。 nisa:最初に全体シーンを撮ったんですけど、床が畳なので汚れないように靴の裏を養生してもらってたんですね。だけど少しできてないところがあったみたいで、曲調に合わせてすり足みたいなステップでやってたら畳がメッチャ黒くなっちゃって、撮影が終わってからスタッフさんと一緒に全力で拭き取りました(笑)。
――衣装の柄も雰囲気がありますね。 レン:そこまで昔にはタイムスリップしたくなかったんですよね。自分達の和って花魁とかの時代ではないんですよ。
――パッと見ではnisaくんだけ統一感がないなと思っちゃいましたけど(笑)。 nisa:よく言われます(笑)。
:和が嫌いって言ってましたからね(笑)。
nisa:でもよく見ると裏地が実はそうだったり、見えないお洒落というか、動いた時にチラッと見えるのがポイントですね。写真では見えないんですけど靴にも同じ柄が入ってるんですよ。
レン:ステージではほぼ見えないけどね(笑)。
「キッズの気持ちで書いたらここまでさらけ出しちゃいました」
――C/W「これまでとこれからと」はいかがでしょうか。 :1年ぐらい前のリリースの時に「温かい曲を作ってくれ」って言われて書いた曲で、その時にちょうどスープを飲んでたのでそのイメージですね。
――どんなスープを? :スンドゥブを飲んでました。
レン:スープじゃなくね?
一同:(笑)。
:スープじゃないのかな?仮タイトルも「スンドゥブ」でしたけど。
――あんまりスンドゥブ感は感じませんでした……。 一同:(笑)。
レン:どっちかっていうとコンポタですよね。リードよりも先にこのカップリング曲が決まりました。どうしても“セツナキャッチー”よりの曲が多くなっちゃうので、こういうタイプの曲は珍しいかもしれないですね。
:個人的な話しなんですけど、今回の選曲会でさっき話したリード曲候補の1曲しか持っていかなかったんですよ。1曲だけ持っていって「こいつ何もしてねえな」って思われたら嫌だなって思って、過去のボツ曲で良い曲がないか探してたららやっぱりこの曲いいなって思って持っていったらすぐに決まました(笑)。
――途中でどんどん展開していきますが、最後はどうやって終わるんだろうってことばっかり気になっちゃいました。 :作りながら同じこと考えてました(笑)。
nisa:デモを聴いた時に「そうきたか」って思いましたね。
:8月に4周年を迎えて、すごくいろいろあったなってことと、「これから頑張るぜ!」っていう気持ちの裏ではすごく大変なことがあったりしたので、あえてああいう展開にして、今までのことが走馬灯のようにじゃないですけど、目まぐるしく移り変わっていくイメージで作りました。
レン:歌詞も素直に書いたらこうなるんですよね。実は青春パンクなんですけど、元々パンク好きっていうのもあるし、キッズの気持ちで書いたらここまでさらけ出しちゃいました。“俺の声届け”っていうのもどうしても入れたかったんですよね。
――歌い方もすごく自然体な印象でした。 レン:そうですね。歌詞とメロディーを素直に歌ったらああいう歌い方に自然となって、すごく優しい気持ちになれたんですよね。
――C/W「もういいよ、、、」もnisaくん曲です。 レン:これもnisa曲なんですけど、これもマジで難しくて、途中でメロディーを変えたりしました。
nisa:レコーディングも時間かかってたもんね。カップリングは今までない曲っていう気持ちで作ることが多くて、今回は今風のロックバンドだけどヴィジュアル系ではあまりやってない感じを取り入れて作ってみました。
――冬の匂いしませんか? nisa:そこは考えてなかったですね。
レン:でも分かる気がします。“もういいよ”のところに鈴の音とか入れたら合いそうですもんね。
nisa:そこも今までのレイヴにはなかった合唱っぽい感じを入れてみたかったんですよね。それこそロックバンドのフェスで皆が手を上げて歌っている光景が頭の中にあって、そういうものをレイヴでも表現できたらなと思って。
:これもまたリズムが面倒臭いですよ(笑)。意外とBPMも速くて最後はキメが連続でくるのでそこは大変でしたね。
――『UKIYO』はレイヴにとってどんな1枚になりましたか? レン:新しいことに挑戦しつつ、「これまでとこれからと」みたいなポップな曲もあり、「もういいよ、、、」みたいなセツナキャッチーな曲もあり全然違う3色で作れたので、現時点の自分らと照らし合わせて、またレイヴがレイヴ超えられた1枚になりました。
「来年はViSULOGのおかげできっと友達ができると思うので乞うご期待!」
――12月11日には『道場破り2016 番外編! #THE FINAL』が行われますが、名阪の『道場破り』はいかがでしたか? :“初の名阪”がテーマみたいなものだったんですけどどちらもすごく楽しかったです。普段のワンマンとはまた違う温度感でもできたし、すごく勉強にもなったツアーだったので本当にやって良かったなって思いますね。
――THE FINALは3部制で行われるとのことですが。 :インストアで「朝からライヴしたら面白くない?」っていう話しになったのがきっかけでこういう形になりました。
レン:最初は「朝9時からやろう」って話してたんですよ(笑)。
:近隣の問題とかもありさすが9時からはダメって言われて11時からになりました。
――【朝の部 ~早朝営業!朝レイヴ~】は何を? レン:とりあえずパジャマです。
:衣装もパジャマで何か朝っぽいことをしようかなって。
nisa:ラジオ体操でもしますかね。
――お客さんもパジャマなんですか? レン:そこまではないですけど、着たかったら着てこいと。
nisa:皆がパジャマだったら面白いよね。
――その後も来年8月までいろいろと発表されていますが、『新春!!刺激足りてる?8万電圧計画!』から教えてください。 レン:来年1月の毎週金曜日に毎回コンセプトを変えたワンマンをやります。
:ワンマンってそんなにたくさんあるわけじゃないから、行きたいけど日程が合わなくて行けないっていう人もたくさんいると思うんですよ。そこで「さすがに4週もやれば1回ぐらい来れるだろう」ってことで考えました(笑)。それでも来れなかったら今回はご縁がなかったということになるので、どっか空いてるところで来てもらいたいですね。
レン:新春だし「かくし芸」とかもいいよね。
nisa:書き初めとかね。
――2017年3月22日には初のフルアルバムが発売されます。 レン:ここまであえてアルバムを出してこなかったんですよ。
――どうしてこのタイミングでアルバムを? :「今ならいける!」って思ったんですよね。ちょうど制作期間中なんですけど、今回の選曲会は1曲しか持っていかなかったので、アルバムの時はたくさん持っていこうと思います(笑)。
レン:人生感だったりを思いっきり歌いたいので、1枚のストーリーにして最後は完結させたいですね。
nisa:「えっ!」っていう曲も出てくるかもしれないですよ。
:本当に何が出てくるか分からないアルバムになるので今から楽しみにしていてほしいですね。
――そしてそのアルバムを引っ提げた「5大都市6公演ワンマンツアー」も控えています。 :『道場破り』で初の名阪ワンマンをやって、それがすごく楽しかったし、それが今度は6公演できると思ったらすごくワクワクしますね。特に福岡DRUM Be-1は上京するぶりのライヴになるし、いろいろ思う面もあると思うので。
――2017年8月には5周年を迎えます。 nisa:とりあえず今から空けとけよと。いろいろありますけどとにかく楽しみですね。お客さんの頭が追いついているといいですけど(笑)。
レン:ここからが一番忙しくなりますね。
――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。 レン:これからも自分たちを超えられるライヴと作品を展開をしていくので期待してて!
:来年までスケジュールが盛りだくさんではあるんですけど、直近で言ったら『UKIYO』のリリースがあります。今回もレイヴにとってすごく新しい作品になっているし、11月のイベントツアーではたくさん地方にも行くので、『UKIYO』を聞いて楽しみに待っていてください。
:最近寒いので皆さん風邪をひかないように気をつけましょう。僕は風邪をひきました。
nisa:相変わらず友達が少ないままなので、そろそろViSULOGの企画で友達つくりたいです。
:企画に頼りすぎでしょ(笑)。
nisa:来年はViSULOGのおかげできっと友達ができると思うので乞うご期待!
一同:(笑)。
:試しに募集してみましょうよ。「nisaと友達になりたいバンドマン募集」って。
nisa:それで誰もこなかったら凹むよね……(笑)。




COMMENT MOVIE

RELEASE

NEWSINGLE「UKIYO」
2016.11.30 Release!!
【初回限定盤A】
CD+DVD
PSIM-30053 / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. UKIYO
02.これまでとこれからと
[DVD]
「UKIYO」MV + MVオフショット


【初回限定盤B】
CD+DVD
PSIM-30054 / ¥1,800(税抜)
[CD]
01. UKIYO
02. もういいよ、、、
[DVD]
「UKIYO」MV + アー写撮影オフショット


【通常盤】
CD
PSIM-20043 / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. UKIYO
02. もういいよ、、、
03. これまでとこれからと

LIVE INFORMATION

PS COMPANY PRESENTS レイヴ ONEMAN『道場破り2016 番外編! #THE FINAL』

2016年12月11(日) 高田馬場AREA 【朝の部 ~早朝営業!朝レイヴ~】
OPEN 11:30 / START 12:00
衣装:パジャマ

【昼の部 ~少し早めのクリスマス!アコースティックLIVE~】
OPEN 15:00 / START 15:30
衣装:サンタ

【夜の部 ~年末大感謝祭~】
OPEN 18:00 / START 18:30
衣装:XXX

PS COMPANY PRESENTS レイヴ ONEMAN『新春!!刺激足りてる?8万電圧計画!2v』

2017年01月13(金) 東高円寺二万電圧

PS COMPANY PRESENTS レイヴ ONEMAN『新春!!刺激足りてる?8万電圧計画!3v』

2017年01月20(金)東高円寺二万電圧

PS COMPANY PRESENTS レイヴ ONEMAN『新春!!刺激足りてる?8万電圧計画!4v』

2017年01月27(金) 東高円寺二万電圧


2016年11月22日(火) 福岡DRUM Be-1
2016年11月23日(水) 熊本B.9 V-1
2016年11月25日(金) ESAKA MUSE
2016年11月26日(土) 京都MUSE
2016年11月28日(月) E.L.L
2016年12月01日(木) TSUTAYA O-WEST
2016年12月31日(土) 高田馬場AREA
2017年01月08日(日) 大阪RUIDO
2017年01月09日(月) 名古屋E.L.L
2017年01月15日(日) 高田馬場AREA

レイヴ PROFILE


  • Vocal:
    レン
    Birth:
    03.02
    Blood:
    O

  • Guitar:
    nisa
    Birth:
    08.21
    Blood:
    A

  • Bass:

    Birth:
    12.30
    Blood:
    OよりのA型

  • Drums:

    Birth:
    04.06
    Blood:
    B



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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