FEATURE

MEJIBRAY 「羽花」

2016.10.25
2016年を締めくくる全国ツアー直前の11月2日に18thシングル「羽花」をリリースするMEJIBRAY。珍しく長い休みがとれたという2016年の思い出を振り返りつつ、ボッサのリズムをMEJIBRAYの激しいサウンドと交錯させることによって儚くも美しい情景を描き出したドラマティックな新曲について、ワクワクする新たな試みで楽しませてくれそうなツアーについて4人に話を訊いた。

取材・文:山本弘子
「細いヴィジュアル系よりタフなヴィジュアル系になりたい」(綴)

――まず2016年を振り返って印象的な出来事というのは? メト:…………。
るあな:休みがあったんだって。
――いいですね。どれぐらいあったんですか? メト:…………。
るあな:20日以上。学生の夏休みと一緒だって。
――そんなに?じゃあ、旅に出たりしましたか? メト:…………。
るあな:各自、出たと思う。休み中は会わないんだって。
恋一:僕は家にいましたよ。瞑想してました。

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――刺激的だったこととかないんですか? 恋一:毎日が刺激的だし、印象的。
――それは良い1年だったっていうことですね。 恋一:楽しかったですね。
――綴さんはどうでしたか? :僕は夢ができたんですよ。何年かかるかわからないけど、いつか「SASUKE」に出たいんです(笑)。8月が休みだったので筋トレしてたら楽しくて、これはいつか、あの番組に出演しないともったいないって。頂上でデスボイスかましたら、僕はきっと生まれ変われるんじゃないかと(笑)。けっこう本気なんですよ。
――ふーむ。メンバーは知ってるんですか? :今日、初めて言いました。
恋一:僕も出たいです。
:じゃあ、今日から恋一を巻きこんでトレーニングを(笑)。
恋一:トレーニングはしたくないよ。
:次の夏休みには山ごもりします。男として強く生きていかないと。細いヴィジュアル系よりタフなヴィジュアル系になりたい。
――そんな心境の変化も……。MiAさんはどうですか? MiA:僕は夏休みは海に行ってバーベキューして、サバゲーもしてドライブもしたし。
――それはまた夏を満喫しましたね。 MiA:バーベキューは5回ぐらいしました。
――リフレッシュしまくったんですね。 MiA:でも、普段から仕事があっても出歩いてるんですよ。今日も朝10時から動いててこの取材が4件目ですもん。これからジムに行って、その後、御殿場の温泉に行きます。
――「SASUKE」に出たい人もいるし、MEJIBRAYみなぎってますね(笑)。 MiA:日にちがたつのが早くて時間の感覚がないですね。今も「もう16時か?」って感じです。
「ボサノヴァを取り入れて今までにない楽曲にしたいなと」(MiA)
――そんなメリハリのある充実した日々を過ごす中、11月2日にはニューシングル「羽花」がリリースされますが、タイトル曲「羽花」はMEJIBRAYらしいエッジと激しさがありつつ、切なくて儚い曲ですね。 MiA:おっしゃる通り切なさを出したかった曲でもあります。それと新しい要素としてボサノヴァを取り入れていて。
――映画音楽のようなオシャレさがあるセクション(サビ)が随所に出てきますよね。 MiA:そうですね。今までにないような楽曲にしたいなって。
――楽曲の作り方自体、これまでと違ったんですか? MiA:最初にボッサのリズムから組み立てていったので今までとは違う作り方だったと思います。ちょっと哀愁漂うジャズっぽいコードワークにしたりとか。Aメロ、Bメロにはヴィジュアル系っぽい要素を入れているので、うまく融合できたましたね。
――鍵盤やストリングスもデモに最初から入っていたんですか? MiA:そうですね。
:初めて聴いた時は面白い曲だなと。ボサノヴァのリズムが入ってくるとは思っていなかったので。
――「羽花」というタイトルも気になります。曲調もあいまって美しくも悲しい歌詩ですね。 :歌詩は自分のことしか書かないです。具体的に話すとそれが聞く人の答えになってしまうから多くは語りたくないですけど、この詩を書いた時にそういう気持ちだったんです。
――みなさんは曲を聴いてどう感じましたか? 恋一:いいなと思いましたね。
メト:………。
るあな:MiAが作ってくる曲はわかりやすいのでドラムも考えやすいけど、サビの頭の展開がいつもと違うのでどうしようかなと思ったんだって。
――後半のギターソロも非常に切ないですね。 MiA:基本、ギターに関しては今までとそんなに変わりないんですが、切ない感じは出したかったですね。
:いつもMiAはデモにメロを乗せてくるんですけど、シャウトの部分のいちばん最後の音がけっこう低くて、歌に関しては今まででいちばん低いグロウル出してるぐらいじゃないですかね。
――すでにライヴで披露していると思いますが、反応はどうですか? :みんな好きだって言ってくれますね。ライヴ映像(「THE END to be or not to be TOUR FINAL at 赤坂BLITZ」)にも収録されてますけど、CDで聴いた時にどう感じてくれるかなと。CDのほうがより切ない雰囲気が出ていると思うので。
――聴き比べる楽しみもありますね。C/Wの「欲槽」は聴いていると密室から出られなくなるような感覚に陥ります。 :ははは。MEJIBRAYの僕の作る曲は暗い曲のほうが多いと思うんですが、こういう曲を作る時はライヴをイメージするんですよ。この曲も自分がどういうことをライヴで表現したいか考えながら作ったんですけど、サビがない曲。作ってから必要だと思ったら付け足せばいいやと思ったんですけど、結果いらないやって。
――MEJIBRAYの曲はヘヴィで暗黒でもサビのメロディで開ける印象がありますが、これは徹底してダークですね。地獄の底から響いてくるような歌はどういうふうに録音しているんですか? :感情のままに(笑)。特にマイクの使い方もいつも通りです。
――歌詩はエロティックでもありますよね。“髪は揺れ 白いシャツ 欲望と 口から私”という表現だったり。 :そうですね。
――演奏する上ではどうでしたか? メト:………。
るあな:この曲はどうしようか悩みんだって。サビがないとか、そういうことよりもどういうドラムが必要なんだろうってボーッと考えていて。いかに違うアプローチにするかって。ホントはドラム以外の打楽器を使って演奏したかったんだって。
――なるほど。後半の恋一さんのベースのフレーズは情感があります。 恋一:悪くなかったですか?
――良かった。フレーズが際立って聞こえて。 恋一:なら良かった。そんなに悩むことはなかったですね。
MiA:僕は綴のデモのギターに忠実に弾きました。抜け出せなくなるような楽曲が綴らしいですね。
――MiAさんのアウトドアライフとほど遠い世界が……。 MiA:そうですね。僕、すぐに家から飛び出したくなっちゃうので。そういえば、この前、脱出ゲームっていうのをやりましたよ。ちゃんと時間制限内に抜け出せました(笑)。
:謎解きするやつでしょ?
MiA:そう、そう。壁に書いてある数字を拾っていって。
:話がそれてるから(笑)。
「恋一と汚い言葉を考えて盛り上がって、その言葉で曲を作ろうって」(綴)
――ははは。そして通常盤に収録されている「DIRTY PIG PSYCHO」はタイトル通りのダーティなロックンロールで。 :これ作ったのツアー中だよな。
恋一:年明けのツアーだね。
:周年のツアー中の博多で恋一と「汚い言葉を考えようぜ」大会みたいなことをやってたんです。2人でいろいろな言葉を出し合った末、いちばん汚いのが“DIRTY PIG PHYCHO”で「じゃあ、このタイトルで僕が曲を作る」っていう意味不明の展開になって(笑)。で、盛り上がって東京に帰ってから作りました。響きが最高にカッコいいじゃないですか。
恋一:響きがね。
――日頃の鬱憤やヤなヤツらへの感情を爆発させた曲ですか? :ただ、これ、最終的に自分もヤなヤツになっちゃったって歌詩ですからね。
――確かに。ライヴで盛り上がりそうですね。 :どんなノリになるかまだわからないですけどね。シャッフルを作りたい気分だったのとライヴで“DIRTY PIG PHYCHO”って叫べれば楽しいなと思っていた曲ですね。
「今回のツアーは挑戦というよりは提示」(恋一)
――ライヴの話が出たところで11月4日からスタートする全国ツアー「-NO MOUTH SLIVERS-」について教えてください。 :今回、1本1本のライヴにタイトルが付いていて、ツアー全体に物語があるんですよ。そこから派生して付けていったタイトルなので毎回、セットリストを変えていこうと思ってます。
――それを総括するのがツアータイトルということ? :そうですね。
恋一:これも「DIRTY PIG PSYCHO」を思いついたのがキッカケでツアーの内容を綴が考えて。
:そこから「年末のツアーどうする?」っていう話になって、「全箇所、サブタイトル付けたらカッコよくない?」って、どんどん話がデカくなったんです。それで今、てんやわんやですね。
――1本1本にストーリーがあってそれを総括するタイトルが「-NO MOUTH SLIVERS-」ということですか? :そうですね。だからドラマ『24-TWENTY FOUR-』に例えると1話も見逃すなみたいな(笑)。それは大げさですけど、全箇所、気持ちを変えて臨もうと思っています。
――タイトルを直訳すると? :口無しスリバーです。海外のカードゲームのキャラクターにスリバーという名前のカードがあって1枚だけだとすごく弱いんですけど、10枚並べたらアホほど強いんです。MEJIBRAYの曲「Sliver」をここでもう1回出してきたっていう感じですね。
――12月15日にYokohama Bay Hallで開催されるファイナル公演には「find your AVALON」というタイトルがついていますが、これも曲「アヴァロン」からとって“あなたの楽園を見つけろ”みたいなニュアンスですか? :そんなタイトルにしておいて「アヴァロン」演奏しなかったら面白いですね(笑)。
MiA:ツアーは怪我がないよう健康に気をつけて廻りたいですね。
メト:………。
るあな:ワクワクしてるって。
恋一:前に進むためにも前衛的にやっていきたいですね。
――他のバンドがやっていないことをやっていきたい? 恋一:例え誰かがやったことがあったとしても人より前に行っていたいなと。挑戦というよりは提示ですね。
――最後に2017年のMEJIBRAYはどうなりそうですか? :その日、その日でやれることをしっかりやるのが当たり前だと思うので、各自がその都度、できることをやってもっと前に進めたり、新しい発見がつねにできるよう1日、1日を過ごしたいですね。
――MEJIBRAYには衝動的で攻撃的なイメージがありますが、着実に積み重ねていくという意識が実は強いんですね。 :だってベンチプレス、いきなり100キロあげろって言われたって無理ですもん(笑)。
――(笑)バンドも筋トレも通じるものがあると。 :バンドというか、人生ですね。人間なんて毎日、変わるものじゃないですか。変わっていって、でも、根本が変わらなきゃいいんじゃないかな。


ミニトーク

――秋と言えば、何を連想しますか? :まだ未確認情報なんですけど、プロテインの新商品が出るらしいんですよ。コーラ味らしい。
恋一:それ、秋限定じゃないでしょ?
:期間限定らしい。YouTubeで見たらコーラ好きの人がガンガン飲んでた。シュワシュワするらしいんですよ。
恋一:どんなプロテインだよ。
:コーラ美味しいじゃん。トレーニングして汗かいた後にコーラ飲むと超うまい。
――プロテインは必需品なんですね。 :ないと困りますね。運動した後にタンパク質を食べ物だけで摂るのは無理なので栄養補助食品として。
MiA:僕は秋も遊びに行きます。
:栗拾いっすよ(笑)。
MiA:やっぱりサバゲーに行きたいですね。夏は暑いし、冬は寒いけど、秋は気候的にちょうどいいんですよ。
――ちなみに何人ぐらいで行くんですか? MiA:20人ぐらいで行くこともありますよ。スカッとしますね。
――メンバーは誘わないんですか? MiA:誘わないですね。先輩のミュージシャンと一緒に行ったりします。
:先輩撃つの辛いもん(笑)。
MiA:顔隠してるから誰かわかんないよ(笑)。
メト:………
るあな:メトは早く冬になってほしいんだって。冬には誕生日もあるし、クリスマスもあるから。
――秋はハロウィンがありますよ。 メト:………
るあな:ハロウィンはちょっと、だって。クリスマスは街の雰囲気が好きなんだって。綺麗だけど切なくて。
恋一:秋と言えばハロウィンですね。
――家でひとりハロウィンですか? 恋一:や、人の家のドアをノックしてお菓子をもらいに(笑)。
――Trick or…何でしたっけ? 恋一:Trick or Treatです。
:Fuck or Death(笑)。
――どんなお菓子が好みですか? 恋一:グミとかクッキーです。



RELEASE

18th Single 「羽花」
2016.11.02 Release!!
【初回盤Aタイプ】
CD+DVD
WSG-78 / ¥2,000(税抜)
[CD]
01. 羽花
02. 欲槽

[DVD]
「羽花」Music Video


【初回盤Bタイプ】
CD+DVD
WSG-79 / ¥1,800(税抜)
[CD]
※収録曲は初回盤Aタイプと同じになります。

[DVD]
「2016/6/10・11 赤坂BLITZアンコール」ライブ映像


【通常盤】
CD+DVD
WSG-80 / ¥1,500(税抜)
[CD]
01. 羽花
02. 欲槽
03. DIRTY PIG PHYCHO

LIVE INFORMATION

MEJIBRAY全国TOUR「-NO MOUTH SLIVERS-」

「Lunatic Slivers DESTINY」
11.04(金)池袋EDGE
「World Distortion VOID」
11.08(火)水戸ライトハウス
「Truth Identity PARADOX」
11.10(木)仙台CLUB JUNK BOX
「Coma white SISTER」
11.12(土)札幌KRAPSHALL
「Talisman in EINHERJAR」
11.13(日)札幌KRAPSHALL
「Mirage Drees DOGGYS」
11.18(金)金沢AZ
「Dead Empty MEMOIR」
11.20(日)新潟GOLDENPIGS RED STAGE
「Lyrical raison d'être APOCARYPSE」
11.23(水・祝)HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2
「Nightmare Before OMEM」
11.25(金)柏PALOOZA
「Scapegoat MAD VALKYRIE」
11.27(日)HEAVEN’S ROCKさいたま新都心VJ-3
「CHAOS in BABYLON」
12.02(金)広島SECOND CRUTCH
「LAST Judgement TRIGGER」
12.03(土)福岡DRUM Be-1
「RED Carnage EMERGENCY」
12.06(火)岡山IMAGE
「DIRTY PIG PSYCHO」
12.08(木)大阪BIGCAT
「THE Slivers KINGDOM」
12.09(金)名古屋E.L.L

-TOUR FINAL-
「find your AVALON」

12.15(木)Yokohama Bay Hall


10.23(日)仙台PIT
10.31(月)赤坂BLITZ

MEJIBRAY PROFILE


  • Vocal:

    Birth:
    12.15
    Blood:
    O

  • Guitar:
    MiA
    Birth:
    9.17
    Blood:
    O

  • Bass:
    恋一
    Birth:
    12.22
    Blood:
    B

  • Drums:
    メト
    Birth:
    01.17
    Blood:
    A



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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