INTERVIEW

ぞんび 「墓場 de ラヴソング」

2016.09.20
2015年8月から現体制で活動を行っているぞんびが、9月14日に2nd SINGLE『墓場 de ラヴソング』をリリースした。キャッチーと切なさが同居しながらも、ぞんびらしさが感じられる作品に仕上がっている。 ViSULOG初登場となる今回は、今作についてはもちろん、本当にざっくりなバンド結成のいきさつ(笑)、『感染拡大作戦2016』について話を訊いた。


取材・文:山本 貴也
「ぞんびっていうバンド名なのにぞんびの歌がなかったので、ぞんびの歌を作ろうと思って作った曲」

――ViSULOG初登場となります。まずはぞんび結成のいきさつから教えてください。 青井ミドリ:友達3人を集めて4人でバンドを組みました。
一同:(笑)。
――昨年8月1日に奏多さんが加入されて現体制になりました。どういう経緯で加入されたんですか? 奏多:前のバンドの時にぞんびと対バンしたりして顔見知りだったんです。それで前のバンドが解散した時に声をかけてもらったのがきっかけですね。
――ぞんびというバンド名の由来は? 青井ミドリ:バンド名に関してはそこまで深い意味がないんですけど、前にやってたバンドがわりと普通のバンドで、そのバンドが解散した時に、考え方だったり発想だったり、本当はもっといろいろやれたはずなのに、カッコよく見せようとしすぎてうまくいかなかったことがあって、次にやるバンドはもっと開放的にというか、自分の発想とかを活かせるバンドがやりたいなと思ったんです。それでダメだったらそれまでだしあきらめもつくと思って、それだったらバンド名から、「なんだそりゃ?」って感じで1回聞いたら忘れられなくて絶対に覚えてもらえるような名前にしたかった。その時に出した候補の中にあったのが“ぞんび”だったんです。
――“ぞんび”というバンド名があることでの制約だったり、縛りみたいなものはありますか? 青井ミドリ:ありますよ。良い面で言うと、先にバンド名を決めて音楽性とかは何も決めてなかったので、バンド名が決まってから曲を作り始めて、作っている曲をバンド名に合わせていく感じだったので、それがそのままバンドのコンセプトになっていったのは良かったかなと思いますね。あとはフライヤーとかホームページをお客さんが見た時に、“ぞんび”っていうバンド名で、曲のタイトルもそれにリンクしたタイトルだったら、パンチがあるというか、初めて見た人にも覚えてもらいやすいし伝わりやすいかなって。

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――逆に大変な部分は? 青井ミドリ:そっちの方が多いですね(笑)。もし前のバンドの方向性で、カッコつけたまま売れてたとしたらきっと僕は幸せだったと思うんですよ……。
一同:(爆笑)。
:言っちゃったよ。
青井ミドリ:そういう意味では、曲にも歌詞にもぞんびっぽさを入れないといけなかったり、縛りは多いんですけど、ビジネスとして割りきってやってます(笑)。
――今回のNEW SINGLE『墓場 de ラヴソング』ですが、この曲をリード曲に選んだのはどうして? 青井ミドリ:一言で言うと、会長が決めた……。
一同:(笑)。
青井ミドリ:前回のシングルの選曲会にも出してたんですけど、「カップリングにするのはもったいないから、次のシングルで出そう」って話はしていたので、次はこれなんじゃないかなって予想はしてました。
――曲調はどれもすごくポップでキャッチーですね。 青井ミドリ:そこは、ぞんびを始めた時から一貫していて、色で言うと白か黒かで言ったら黒いバンドだと思うんですけど、黒に染まったものはやりたくなかったんですよね。バンド名を決めた時に、バンド名が与えるその黒いイメージを濁すというか、白まではいかないけどグレーだったり、ぞんびっぽさだったり、バンド名とリンクするようにもして、歌謡曲とかJ-POPを聴いて育ったので、そういうのが自分の売りになると思っていたんです。ぞんびっていうバンド名だけど、それを上手く中和させて、聴いてみたらいい曲だなって思ってもらえるような、良い意味でのギャップが出せるような曲を常に意識しています。
――さらに歌詞を読むと新しい発見がたくさんありますね。 青井ミドリ:「墓場 de ラヴソング」は、ラブソングなんだけどラブソングじゃないみたいな……。どんな歌詞だっけ?
一同:(笑)。
青井ミドリ:あ、でもラブソングですね。でもいわゆるラブソングではないかもしれないです。ぞんびっていうバンド名なのにぞんびの歌がなかったので、ぞんびの歌を作ろうと思って作った曲です。今思い出しました。
――聴きどころを教えてください。 奏多:歌始まりの曲なので、最初でどれだけ引き付けられるかが重要だと思って、何回も録り直しました。
――最初に聞いた時に、「墓場 de ラヴソング」というタイトルからイメージしていたものと違うイメージの曲がきたのでビックリしました(笑)。 奏多:そうなんですよね。そこはそう思わせたかったので良かったです(笑)。“ラリルララ”の部分はラブソングなので優しさをうまく表現できたかなと思います。
:ぞんびの曲ってイントロとかでギターがメインの曲が多いんですけど、「墓場 de ラヴソング」はピアノやシンセがメインだったので、レコーディングの時もギターを出そうって話にはあまりならなくて、極力ギターを削っていきました。
――お気に入りの部分はありますか? :ギターはこれと言ってないんですけど(笑)、やっぱり歌詞ですね。でもなぜか、ミドリは歌詞ができても、僕が見せてって言うまではなかなか見せてくれないんです。ようやく見せてもらった時のAメロの歌詞が衝撃的で、際どいところせめてくるなって思いましたね。ミドリが“ぐちゃぐちゃ死体”って言うのは何となく想像ができるんですけど、奏多が“ぐちゃぐちゃ死体”って言ったら、「どんな感じになるんだろうな?」みたいな。
奏多:“ペロペロしたい”とかね。
:まあ、俺は奏多にペロペロされたいけどね。
一同:(笑)。
:どう仕上がるかがすごく楽しみでしたね。
――いざ仕上がったものを聴いてみていかがでした? :その頃にはAメロのことはすっかり忘れていたので、サビの方が印象的でしたね。
REIKA:「墓場 de ラヴソング」は、ぞんびの中ではバラードに入るんですけど、すごく感情移入ができる曲で、最初は静かな感じなんだけど、最後に向かって皆が盛り上がっていくので、感情移入しながら聴いてほしいですね。
青井ミドリ:ベースに関しては、曲を作る上での優先順位が一番低くて、1番はメロディー、その下にギターとドラムがって感じで作っていくので、ベースを聴いてほしいというよりは、曲全体を聴いてほしいですね。ベーシストというよりはコンポーザーという意識が強くて、曲が良く聴こえないのに目立つベースフレーズを弾いても意味がないという考え方なので、メロディーを際立たせられるベースフレーズ作りを意識しています。そういう細かいところを聴いてもらえたら嬉しいですね。
――すごくシンプルなベースですよね。 青井ミドリ:極論なんですけど、ルートだけあればいいぐらいの気持ちなんですよね。
――MUSIC VIDEOはどんな映像に仕上がっていますか? 奏多:合成なんですけど、墓場で歌ってますね。
青井ミドリ:すごくぞんびっぽいので、一目見たら、「ぞんびってバンドやな」ってわかると思います。すごくオーソドックスで分かりやすい映像ですね。
「ここぞとばかりに金を稼ごうと思って」
――C/W「細菌マン」はすごく中毒性のある曲ですね。 青井ミドリ:結構前からある曲で、以前は会場限定で出してたんですけど、より多くの人に聴いてもらいたかったので再録して収録しました。
奏多:加入前から聴いてた曲だったんですけど、やっぱり俺の方がいいですね。
一同:(笑)。
青井ミドリ:良くなってなかったら問題でしょ!(笑)
――C/W「アブノーマル・セラピー」は一番激しい曲です。 奏多:「アブノーマル・セラピー」は、自分の中の黒い部分を意識して歌いました。
REIKA:ドラムのフレーズがすごく詰め込まれていて、しかもテンポが速い。2回目のAメロからのドラムがアブノーマルな感じになっているのでそこを感じてほしいですね。
――ドラムのアプローチがすごく緻密ですよね。 :ドラマー殺しみたいな曲多いよね。
――「アブノーマル・セラピー」のMVの見所は? 奏多:こちらはドラマ仕立てになっていて、血だらけの白衣の先生を4人が演じています。そのままですけど、かなりアブノーマルな感じになっています。
青井ミドリ:打ち合わせの時に、外国人の男性と女性を使いたいっていう要望を出したら、本当にエキストラさんが来てくれて。
:僕らはそのシーンの撮影風景をチラッと見ていただけですけど。
青井ミドリ:でも、見てなかったら大変なことになってましたね(笑)。「あれ、こんなはずじゃ……」って。
奏多:まあ、それはいい意味でね(笑)。
青井ミドリ:自分たちの以外の発想もうまく取り込めている……のかな。
奏多:まあ、アブノーマル感が伝わればいいかな。
――撮影で大変だったことはありました? :暑くて湿気がヤバくてサウナみたいでした。
奏多:映像を見てもらえれば汗をかいてるのが分かると思います。
青井ミドリ:立ってるだけで楽器を持ってる手が濡れてくるぐらいでした。
:手に絵の具を塗ってるんですけど、湿気で全部落ちちゃったりしたので、動くメンバーは本当に大変そうでしたね。でも、その中で僕はきっと一番楽でしたね。
青井ミドリ:常に一番楽だから。
一同:(爆笑)。
奏多:動かないキャラなんですよ。
――オフショット映像を見たら大変だった部分も見れそうですね。 奏多:メチャクチャ分かると思います。
:メンバーの寝顔もたくさん映ってるし。
――「感染拡大作戦~其の四~」となるハロウィンライヴが10月30日に行われます。ハロウィンはぞんびのためのイベントと言っても過言ではないですよね。 青井ミドリ:そうなんですよ。ここぞとばかりに金を稼ごうと思って(笑)。
奏多:二部制だしね(笑)。
――繁忙期ですね(笑)。内容が変わるんですか? 青井ミドリ:衣装が変わる予定です。
奏多:コスプレもこだわりたいよね。
――11月からは「感染拡大作戦~其の五~」となる、東名阪ワンマンツアー「明日で世界が終わるとしても」も控えています。 奏多:名阪は初ワンマンになるんですけど、今からソールドアウト目指して頑張りたいですね。
――「感染拡大作戦」は東名阪ツアーで終了になるんですか? 青井ミドリ:いい企画が浮かばなかったら、そのまま「感染拡大作戦2017」に続くかもしれないです……。
一同:(笑)。
――ViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。 奏多:今回、ViSULOGさんで特集を組んでいただいて大変嬉しく思います。これを見てくれた1人でも多くの人にぞんびのことを知ってもらい、「墓場 de ラヴソング」も聴いてもらって、「感染拡大作戦」も行っているので是非感染されちゃってください。
:こういう場を作っていただいて本当にありがたいと思っているので、少しでも多くの人に僕たちの音楽に触れてもらえればなと思います。ライヴにも足を運んでください。
REIKA:このインタビューで初めてぞんびを知ってくれた方もたくさんいたり、前から知ってるけどまだちゃんと聴いたことがなかったり、ライヴもあんまり観たことがなかったりっていう人もたくさんいると思うんですけど、今回のインタビューをきっかけに音源を聴いたり、ライヴに足を運んでもらいたいです。ぞんびのライヴは自由というか自分の全部を出せるライヴなので、是非遊びに来てください。
青井ミドリ:このインタビューを見て、元々ぞんびのことを好きな人とかは、こういうエピソードがあるんだなとかもっと深い部分を知れると思いますし、初めて知ってくれた人もこれをきっかけにぞんびに触れてもらえたらいいなと思います。ありがとうございました。




COMMENT MOVIE

RELEASE

2016.9.14 Release!!
2nd SINGLE「墓場 de ラヴソング」
【初回限定盤A】
CD+DVD
EAZZ-0168 / ¥1,728(税込)
[CD]
01. 墓場 de ラヴソング
02. 細菌マン
03. アブノーマル・セラピー

[DVD]
01. PV『墓場 de ラヴソング』
02. PV『アブノーマル・セラピー』
03. 『墓場 de ラヴソング』PV撮影オフショット
04. 『アブノーマル・セラピー』PV撮影オフショット

【初回限定盤B】
CD
EAZZ-0169/ ¥1,728(税込)
[CD]
01. 墓場 de ラヴソング
02. 細菌マン
03. アブノーマル・セラピー

[DVD]
live at 高田馬場CLUB PHASE 2016.05.22「感染拡大作戦~其の二~」
01. 死ねばいいのに。
02. 腐り姫
03. 交響曲第9番「真夜中の第二音楽室」
04. MC
05. マダム・フローレンスの人体調理講座
06. 墓場 de ラヴソング
07. にわか雨
08. ハッピーハッピーグロテスク
09. 21世紀の精神異常者
10. リビングデッド・マーチ

【通常盤】
CD
EAZZ-0170/ ¥1,080(税込)
[CD]
01. 墓場 de ラヴソング
02. 細菌マン
03. アブノーマル・セラピー
※ミニポスター ジャケット仕様

LIVE INFORMATION

『感染拡大作戦~其の四~ ぞんび Halloween Special Live-2部制ONEMAN-「グロフェス vol.4」』

10.30(日) 高田馬場CLUB PHASE

『感染拡大作戦~其の五~ ぞんび 東名阪ONEMAN TOUR「明日で世界が終わるとしても』

11.26(土) 名古屋ell.SIZE
11.27(日) 大阪LIVE SQUARE 2nd LINE
12.17(土) 高田馬場CLUB PHASE
12.18(日) 高田馬場CLUB PHASE


09.21(水) HOLIDAY NEXT NAGOYA
09.23(金) 心斎橋 soma
10.02(日) SHIBUYA TSUTAYA O-EAST / SHIBUYA TSUTAYA O-WEST
10.09(日) SHIBUYA-REX
10.16(日) 幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホール
10.21(金) SHIBUYA-REX
11.11(金) HOLIDAY NEXT NAGOYA
11.13(日) 心斎橋 SUNHALL
11.20(日) SHIBUYA TSUTAYA O-EAST
12.02(金) 新潟 CLUB RIVERST
12.28(水) 高田馬場AREA

ぞんび PROFILE


  • Vo:
    奏多
    Birth:01.24
    Blood:A

  • Gu:

    Birth:03.06
    Blood:?

  • Ba:
    青井ミドリ
    Birth:08.01
    Blood:O

  • Dr:
    REIKA
    Birth:04.17
    Blood:O



DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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