INTERVIEW
Special
4月30日にTSUTAYA O-WESTで行われた、『アンフィル ONEMAN LIVE「Lava & feel.」』を大成功におさめたアンフィルから、早くも4枚目のシングル『パロニリア』がリリ―スされる。
今作もまた新たなアンフィルが垣間みえる作品となっており、8月にリリースされる『Step bye step』との関連性も気になるところだ。
10月には初の東名阪ワンマンツアーも控えるアンフィルの5人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「「アンフィルの曲出しって、何か新しい要素を入れていかないとなかなか採用されないんです」
アンフィル
――4月30日にTSUTAYA O-WESTで行われた、アンフィル ONEMAN LIVE「Lava & feel.」が終わりました。まずは率直な感想から教えてください。
未月:今はホッとしてます(笑)。色々と不安が無かったかって言われたらそうじゃなかったので、ちゃんと形になって成功と呼べるワンマンができたっていうのもあるし、特効を使ったり演出面でも新しいことができたので満足しています。
ハル:正直、ライヴ中の記憶があんまり無いんですよね。直前まで、『パロニリア』と8月にリリースする『Step bye step』の制作でバタバタしていたこともあって、いろいろ不安はあったんですけど、思ってた以上のライヴができてホッとしてるし、怒涛のこの期間でちょっと強くなれた気がしています(笑)。
翔梧:3回目のワンマンだったんですけど、新たな壁が開かれたというか、まだまだやれることはたくさんあるんだなってことを、改めて思い知ることが出来たのが良かったんじゃないかなと思います。
:今までで一番曲数をたくさんやったんですけど、思っていたよりもサラッと終わってしまった感じがあるので、もうちょっとかみ締めてやりたかったなっていうか、きっと浮き足立ってただけだと思うんですけどね(笑)。
yukito:「ここまでいろんな準備をしたワンマンは初めてで、大掛かりで進んでいったライヴだったんですけど、「WESTでライヴしてるんだ」っていう感情が込み上げてきてすごく楽しくできました。それと同時に、WESTに立ってみないと分からなかった新しい課題も発見できたのが良かったと思います。
――一番印象に残ってることは?
未月:最後の曲で特効の銀テープが出たところですね。すごく綺麗だったし、良い演出だったなって。
翔梧:特効が上がったとき、「キャー!」ってすごい歓声が聞こえたのを鮮明に覚えてます。
yukito:「俺なんて、テンション上がりすぎて、中盤のCO2が出てくるところで、それを忘れてて前にいたらもろに顔面に食らった(笑)。
:絶対忘れてると思ってて、後ろから見てて超笑った(笑)。
――当日は前回のインタビューでも語ってもらった「アクア」の無料配布もありました。
ハル:お客さんの反応も上々で良かったです。
未月:ライヴでは初披露だったので、後ろのスクリーンに歌詞を投影したんですけど、それによって初めてでも歌詞をちゃんと伝えられたたんじゃないかなと思います。
――そして、早くも4枚目のシングル『パロニリア』がリリースされますが、かなりハイペ―スのリリースじゃないですか?
未月:今は飛ばして飛ばしてたくさん動いて、一人でも多くの人に知ってもらえたらいいなって。だからいつもひたすら曲を作ってます(笑)。
――「パロニリア」はどういう意味なんですか?
未月:カタカナで書くと造語っぽく思えるんですけど、実はこれ、英語で“悪夢”っていう意味なんです。僕は、「ん、なにこれ!?」って思えるようなタイトルをつけたくて、“悪夢”っていうと、“ナイトメア“とか“インキュバス”とかが多いと思うんですけど、聞き馴染みのある言葉だから何かないかなって探してたら“パロニリア”っていう単語が出てきて。
――英語だったんですね。
未月:そうみたいなんですけど……、皆が、「初めて聞きました」って言うからだんだん自信なくなってきた……。
ハル:読み方が違ったりしてね。
アンフィル
――でも「パロニリア」って検索すると、アンフィルの「パロニリア」が1番上に出てくるのはいいことだよね。
未月:はい(笑)。そういう造語ってことにしときます。
――実際のところは調べてみるとして、“悪夢”という意味ということですが、先にタイトルがあったんですか?
未月:曲が先ですね。実はこれ、「ラヴァ」のカップリングの曲出しのときに持っていった曲で、その時に、「これは次のシングルにしよう」ってことになったんです。曲調も結構ダークだったので、衣装もそういう風にしてみたりイメージがどんどん膨らんでいったんです。
――ダークメルヘンな感じですよね。
未月:そうなんです。正にダークメルヘンな感じなんですよ(笑)。
――リリースの度にどんどん違うタイプの曲が出てくるから毎回楽しみです。
未月:アンフィルの曲出しって、何か新しい要素を入れていかないとなかなか採用されないんですよ。それで、隙間を埋めれるような面白い曲をってことで持っていったらウケが良かった。
――常に新しいものをっていう感じなんですね。
翔梧:少し前まではそういう傾向が強かったんですけど、最近はまた少し変わってきてますね。
翔梧:歌詞の内容も8月に出す「Step bye step」とリンクさせようと思って、「パロニリア」のテーマが、簡単に話すと、主人公が亡くなってお化けになって、恋人を見守ってるみたいな内容で、「Step bye step」は、続編的な感じではないんですけど、解釈の方向は近いので、「パロニリア」と照らし合わせて聞いたら、「もしかしたらこうなのかも?」っていう新しい解釈ができると思います。
――「アクア」も「ラヴァ」と繋がっていたり、そういう仕掛けが得意ですよね。
未月:最近そういう楽しさを見出したんです(笑)。
――「パロニリア」の歌詞は、読み方でもいろいろな遊びがありますね。
未月:そうですね。当て字を使ったり、いろいろ工夫して書きました。読んでもらうと新しい気づきがあると思います。
――聴きどころを教えてください。
yukito:「Bメロでいきなり3拍子になり、転調して急にホラー感が増したり、そういうアレンジ面にすごくこだわったのでそこを聞いてほしいですね。どうホラー感を出すかとかも未月と相談したりしつつ、みんなで練りこんでいきました。
:今までにない新しい曲調だから、ベースラインもちょっと変えたくて、暗くてヌメヌメしたイメージというか、セクションに合わせてアプローチを考えて弾きました。特にAメロのベースラインが気に入っています。
ハル:曲調的にもこういう感じの曲の方がやってて好きなんですよ。フレーズもあまり考えず、特に悩むことなくすんなりいきました。単純に好きな曲です。
翔梧:Bメロはとにかくヌメっとさせて、3拍子自体がわりと新鮮だと思うので、そこでパッと変わるように意識したのと、前作の「ラヴァ」は“挑戦”という意味合いが強かったので、今作は雰囲気を出しやすいように、ちょっと余裕を持ちつつっていう感じがあるので、また違ったアンフィルが出ていると思います。
アンフィル
――ジャケットも曲調にピッタリですね。
未月:色気を出してみたくて、衣装も今までに無い雰囲気で作ったりしました。
――衣装が2パターンありますが、ライヴではどうやって使いわけてるんですか?
未月:イベントによって着分けているというか、「Step bye step」の方が、イメージ的に聴かせる曲ができる感じなので、「このライヴでこの曲を聴かせたい!」って思っている時は、「Step bye step」の衣装が多いです。
――この衣装はちょっとアイドル感がありますよね。
未月:ローラースケートとか履いてそうですよね(笑)。実はそれもポイントだし、デニムのセットアップってたぶんヴィジュアル系で初めてだと思うんですよ。
――涼しげな感じもしますよね。
yukito:「見た目は爽やかだけど意外と熱いんです(笑)。
――バンダナがいい味出してます。
未月:それが、バンダナはもう巻かないんですよ(笑)。
――どうして?
翔梧:撮影の時に、バンダナ有りバージョンと無しバージョンで2回撮ったんですけど……。
未月:両方撮って、個人的にはバンダナ無しバージョンの方が気に入ってたんですけど、みんなが、「バンダナはなきゃダメだよ!」ってことで。
ハル:バンダナがないとちょっと地味なんだよね。
未月:でも、最近は昔のトレンドとか持ってくるファッションが流行ってたりするから、そうやってポジティブに考えればこれもお洒落なのかもって(笑)。
――2016年のバンダナブームの火付け役になるかもしれないですね。
翔梧:その前にちゃんと付けないと。
「「あるシーンで、力みすぎて出っ歯になってる」
アンフィル
――MUSIC VIDEOの見所も教えてください。
未月:今までも、「こういう演技してください」みたいな注文はあったんですけど、今回は演技の指示がより明確でした。今回、MVで初めてギターソロを弾いたんですけど、「俺、今撮られながらギターソロ弾いてる」とか思うと、撮ってる時につい笑っちゃうんですよね(笑)。そういうことを想像しながら見てほしいです。
yukito:「今回は全体的な世界観を味わってほしいですね。
:後ろに置いてある椅子がいい感じですよね。電球を垂らしたりとかしてソロショットを撮ったんですけど、俺だけ後ろ姿だけで顔が出てないんですよ。でも雰囲気が出てて、これはこれでいいなって。
翔梧:柱の前で5人全員が切り替わっていくシーンがあるんですけど、仕上がりを考えながら撮れたのは成長した部分なのかなって思います。曲のイメージに合ったエフェクトや編集をしていただけたので、曲だけで聴いてる時よりも、より良い曲に感じることが自分でもあったので、そういうためのMVなんだなってあらためて気づかされました。
ハル:あるシーンで、力みすぎて出っ歯になってるんですけど、そこをあえて修正せずにそのまま使ってるので、探してスクショしてほしいです(笑)。
――C/W「vacant」は虚しさという意味合いですが、イントロとサビの雰囲気が違ってびっくりしました。
yukito:「原曲の段階で静けさから始まってイントロは激しめのリフで作ってたんですけど、もうちょっと垢抜けようかなと思って聴きやすいキャッチーなサビを入れて、激しキャッチーな感じにしました。
――すごくシンプルな構成ですね。
yukito:「「パロニリア」が複雑な分、シンプルにしました。
未月:この曲の歌詞には逸話があって、最初は翔梧さんが書く予定だったんですけど、途中で、「お願いしていい?」ってことで僕が書いたんです。その裏で、翔梧さんと“作詞者を増やそう作戦”というのがありまして、yukitoさんにも書いてもらおうと思ってお願いしたんですね。yukitoさんとのやり取りは翔梧さんにお願いしていたので、頃合いを見て翔梧さんに、「yukitoさんの歌詞どうなりました?」って聞いたら、「やっぱり自分で書くことにした」ってことになってた。さから最終的に「vacant」は歌詞が3つあるんです(笑)。
yukito:「僕の歌詞は1サビで力尽きてたんですけど……(笑)。
翔梧:基本的に未月曲は未月が書くんですけど、それ以外にも、「これは未月さんだな」っていうのがお互いに分かってると思うんですけど自分の中にあって、「vacant」はいつもの流れなら僕が書く曲だったんですけど、すごく時間がなくて手伝ってもらおうと思って、いろいろ相談してる内に、「やっぱり書きたい!」ってなってしまったんです。
――そういういきさつだったんですね。幻のyukitoさんの歌詞は次回作で楽しみにしてます。
yukito:「はい。リベンジしたいと思います。
――C/W「指きり」も今までなかった和風テイストな曲調ですね。
翔梧:なんとなく作ってたら音色が和っぽくなってきたのでちょっと寄せてみようかなって。カップリング曲を作る時はいつも時間に追われているんです(笑)。
――リード曲が出来てから作り始めるんですか?
未月:リードを作ってからカップリングを作りたい人たちなんですよね。だから、いつもリードに時間をかけすぎて、気づいたらカップリングの制作時間を脅かしてる(笑)。だからと言って何でもいいわけではないので、毎回ギリギリになるっていう。
翔梧:歌詞でも和の感じを出したかったので色々調べて、これは遊女の話なんですけど、遊郭にも色んなルールがあってそこから書いていきました。
――「指きり」の発祥は遊郭からなんですか?
翔梧:そうなんです。遊郭で生まれた言葉らしくて、花魁とかの地位に上ると、相当お金を持ってる人が何回も通わないと遊んだりできないみたいで、1回目はカーテンごしで話すだけだったり、相当の地位を持った存在だったようなんです。それぐらいの地位の花魁を自分のものにしようと思ったら相当のお金を積まないといけなくて、指を切ってその人に渡すぐらいの覚悟がないといけなかった。それを「約束の指切り」って言うところから「指切り」が生まれたという説があるんです。それくらいの覚悟を持って貴方を待ちますよっていう。
「「成長した僕たちを10月に各地で目撃しに来てほしいです」
アンフィル
――10月には初の東名阪ワンマンツアー「-物は試し-」が控えています。
未月:初の名阪ワンマンなので、全部お試し感覚でやってみようみたいな意味も込めてこのタイトルにしました。衣装も新しく挑戦したことでもあったので。
――どっちの衣装が登場するかはその時のお楽しみ?
未月:そうですね。東京は2daysで会場が違うんですけど、どちらの会場もすごく思い入れのある会場で、池袋EDGEはアンフィルが始まった会場だし、RUIDO K4は初めてワンマンをやった会場なので、2周年の前にもう一度見直そうという思いも込めて選びました。
――どんなワンマンツアーにしたいですか?
ハル:「パロニリア」と「Step bye step」の集大成を見せつけたいですね。セットリストの幅も広がると思うので、非常にボリューミーなワンマンツアーになると思います。
翔梧:特に東京2daysは全く違うセットリストになると思うので楽しみにしていてほしい。
ハル:衣装の上下が違うかもしれないし(笑)。
翔梧:上は耽美系なのに下ジーパンとかね。
ハル:そういう色んな楽しみもあるツアーになるかなと。
――8月にリリースされる「Step bye step」はどんな曲なんですか?
ハル:非常にフレッシュ。
翔梧:爽やかな感じかな。
未月:兄弟作的なイメージでできた曲なので、「パロニリア」が陰なら陽みたいな曲。
――両方を聴いてこの2作は初めて完結するんですね。
未月:そういうことですね。
――話しが前後してしまうんですけど、4月30日の0-WESTワンマンがライヴDVDになるんですよね?
ハル:まだ日程は未定なんですけど7月に出るはずです。そのためにもそろそろ手をつけないとヤバい(笑)。
翔梧:何曲収録されるかもまだ未定なんですけど、6月に「パロリニア」、7月にライヴDVD、8月に「Step bye step」と3ヶ月連続でリリースがあります。
未月:そして9月には僕の誕生日が。10月には……。
翔梧:あ、僕の誕生日だ!
未月:毎月楽しいことがあります。
――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。
未月:「パロリニア」「Step bye step」という2作品を作るにあたって、新しい試みをたくさんしたので、十分に楽しんでほしいです。宜しくお願いします!
ハル:夏に向けてリリースが盛りだくさんとなっておりますし、さらにアンフィル初の東名阪ワンマンツアーもあり、色んな各地からお客さんが来てくれることを願い、これからも頑張っていきたいと思います。ちなみに7月は僕の誕生日でもあります(笑)。
翔梧:今までこんなに先までのリリース予定が出てることはなかったので、10月までにどれだけ成長できるかみたいなところもありますし、成長した僕たちを10月に各地で目撃しに来てほしいです。
:「パロリニア」「Step bye step」の2つのシングルを引っ提げて初めてのワンマンツアーを回るのがすごく楽しみなので、皆と一緒に楽しめたらなと思います。衣装も2つあるので、いつどこで何が起こるかも分からないし、セットリストももしかしたら全然違う感じになるかもしれないので、その辺も楽しんでいただけたらなと思います。
yukito:「6月は都内だけなんですけど、7月、8月、9月とツアーで色んなところに行きますので、地方の方も、都内の方も、是非ライヴに起こしくださればと思っております。10月後半のワンマンツアー中は、僕も誕生日が近いので宜しくお願いします(笑)。
RELEASE
4th Single
「パロニリア」
2016.6.15 Release!!

アンフィル
初回限定盤
CD+DVD
ANF-011
¥1,800(税抜)
[CD]
01. パロニリア
02. vacant
[DVD]
01. DVD収録内容:「パロニリア」MV+MAKING



アンフィル
通常盤
CD ONLY
ANF-012
¥1,500(税抜)
[CD]
01. パロニリア
02. vacant
03. 指切り

SCHEDULE
ジン×ベル×アンフィルスリーマン公演 「三つ巴ノ糸」
06.20(月)渋谷REX

リライゾ×アンフィル×ぞんびPRESENTS 三角関係~じゃんけんの原理~
07.01(金)RUIDO K3

アンフィル 東名阪 ONEMAN TOUR 16 -物は試し-
10.15(土)名古屋ell.SIZE
10.16(日)心斎橋FANJ
10.22(土)新宿RUIDO K4
10.23(日)池袋EDGE



06.17(金)池袋EDGE
07.09(土)福岡DRUM Be-1
07.11(月)広島セカンドクラッチ
07.12(火)大阪RUIDO
07.14(木)NAGOYA HOLIDAY NEXT
07.16(土)金沢AZ
07.17(日)新潟 Live Hall GOLDEN PIGS RED STAG
07.20(水)浦和ナルシス
07.24(日)郡山#9
07.25(月)仙台MACANA
07.27(水)新宿ReNY
07.31(土)渋谷rex
08.06(土)大阪RUIDO
08.07(日)名古屋ell.FITS.ALL
08.13(土)高田馬場AREA
08.20(土)大阪RUIDO
08.21(日)名古屋ell.FITS ALL
08.27(土)高田馬場AREA
10.31(月)高田馬場AREA

PROFILE
アンフィル

アンフィル Vo:翔梧
Birthday: 10.05
Blood type: AB
アンフィル Gu:yukito
Birthday: 10.27
Blood type: A
アンフィル Gu:未月
Birthday: 09.30
Blood type: A
アンフィル Ba:棗
Birthday: 11.02
Blood type: AB
アンフィル Dr:ハル
Birthday: 07.15
Blood type: O
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

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