INTERVIEW
Special
12ヶ月連続ワンマンを敢行中のリライゾから、4枚目のシングル『幾億もの美しい咲く花は人』が届けられた。この季節にぴったりなテーマと4人体制になってから初の流通盤ということもあり、“1から始める”という意味合いが込められた楽曲に仕上がっている。
12月から始まった会場限定リリースのことやまだまだ続く12ヶ月連続ワンマンについても訊くことができた。
取材・文:山本貴也
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「この楽曲なら音だけでも勝負できると思った」
リライゾ
――4枚目のシングル『幾億もの美しい咲く花は人』はどんなコンセプトで制作を進めたのでしょうか?
YUKI:会場限定を除いては、4人体制になって初の作品になるので、またあらためてという気持ちが強かったです。たまたま4月にリリースするということもあり、入学シーズンや新生活が始まる時期でもあるし、桜が咲く季節でもあるので、自分たちを花に例えて、「まだまだリライゾは蕾のままで花が咲いていないんだよ」っていうことを言いたかった。聴く人の中には入学する人もいるだろうし、新しい何かを始める人もいると思うので、それぞれにどう当てはめてもらってもいいんですけど、また“1から始める”という意味合いが強いです。
――先にタイトルが決まっていたんですか?
YUKI:決まっていなかったです。歌詞を書いていて、印象的な部分をそのままタイトルにしようと思ってつけました。
キリ:テーマや歌詞の方向性はYUKIさんと自分で決めるんですけど、4月リリースなので、春や花っていうテーマはわりと自然に出てきました。
――聴きながらすごく情景が浮かぶ曲だなと思いました。
キリ:テーマは春なんだけど、印象としては切ない部分があったので、すごく前向きで元気な曲というよりは、色々な葛藤や冷たさも感じたので、アーティスト写真も少し青白い感じの雰囲気になっています。
鈴音:どストレートな曲なので、リライゾでこの楽曲をやったらどういう風になるんだろうっていうのがすごくありました。僕にとってはすごくヴィジュアル系な曲で、リズムだけで言ったら他の曲でもあるんですけど、疾走感があって駆け抜けていくような曲なので、どういう反応が返ってくるのかなって思ってました。
冬摩:このテンポ感がすごく好きで、スッと入ってくる感じが、すごく聴きやすいなと思いましたね。
――作品を重ねるごとにどんどんシンプルになっている印象を受けました。
鈴音:それはあるかもしれないですね。
キリ:会場限定のものと、流通を通して全国的にリリースするもので意図的に分けていて、流通盤はメロディー重視の聴きやすいものというのが前提としてあるんですけど、会場限定はその真逆で、ライヴでの一体感や盛り上がり、暴れ具合とか少しマニアックなものを優先的に入れています。
――それはどうして?
キリ:リライゾの最大の武器は歌モノだと思うので、まだリライゾを知らない人には自分たちの1番の得意分野を聴いてもらいたいし、マニアの方には深く濃いものを聴いてもらいたいんですよね。
――MUSIC VIDEOはありますか?
キリ:この楽曲なら音だけでも勝負できると思って今回はあえて作りませんでした。リリースしたらMVがあるっていう前提も嫌だし、楽曲だけで勝負できないのも何か違うなって思ったんです。
――C/W「桜とサクラとボク」も春を感じさせるタイトルですね。
キリ:今までは、リード曲が聴きやすい歌ものがメインで、カップリングはどちらかというとライヴ向きの楽曲が多いので、今回もライヴ向きの楽曲になっています。ちょっと、ハードコアやパンクの要素があるようなビート感で、アッパーな感じなんですけど、コード進行は今までのリライゾらしい、ちょっと哀愁感のある楽曲になっています。1年間リライゾをやって分かってきた部分があって、ライヴの流れってヴォーカリストが作っていくものなので、カップリングのメロディーは初の試みでYUKIさんが付けています。オケの雰囲気だけでどういうメロディーが出てくるのかすごく楽しみだったし、ヴォーカリストが一番感情移入しやすいと思うので、YUKIさんらしさがすごく出ていると思います。
――初の試みはいかがでしたか?
YUKI:初でしたが、曲を聴いて出てきたメロディーをそのままのせれて良いものが出来て満足かな。
――歌詞についても教えてください。
YUKI:「桜とサクラとぼく」と言うタイトルなんですが、今回は俺の伝えたい事ではなく、お話の語り部的な位置で書きました。内容は三角関係の歌です。どう三角関係なのかは頑張って歌詞を読み解いて欲しいですね。
「わが道をいく独創的なB型の人を自分なりに主人公に設定して書いた」
リライゾ
――会場限定販売されている作品についても教えてください。「忘れないと誓う」はどんな作品ですか?
キリ:12月9日の高田馬場AREAから始まったんですけど、メンバーの脱退もありながら、リライゾとしてちょうど1年経った節目の月でもあったし、ワンマンのタイトルも「序章」というところで、“終わりと始まり”というテーマで制作しました。別れの曲だけど、前向きな別れというか、12ヶ月連続でワンマンをするっていう意味も込めています。
YUKI:5人の最後のライヴだったので、5人での“その日を忘れない”っていう意味もあります。
――1月8日、9日東高円寺二万電圧では、「枯らすカラス」がリリースされました。
キリ:ここからはライヴを重視した感じだったんですけど、今までにない楽曲っていうところに焦点を当てて、シャッフルっぽい跳ねているようなリズムの曲がほしいってところから作りました。
鈴音:専門的なことになっちゃうんですけど、シャッフルの跳ね感にすごくこだわっているので、リズムを注意して聴いてもらえると面白いと思います。
キリ:イメージとしては和風なんですよね。歌詞のテーマとしても、「これから行きますよ!」っていう捉え方が、「サクラ大戦」みたいな情景というか、明治、大正みたいな時代感なんです。歌詞もそういう雰囲気が出てると思います。
――タイトルが面白いですね。
YUKI:たまたま出てきました(笑)。会場限定とはいえ4人になっての初作品だったので、「幾億もの美しい咲く花は人」は、「まだ咲いてないから頑張ろうよ」っていうニュアンスなんですけど、「枯らすカラス」は、4人になって「まわりをぶっ飛ばすぞ!」っていう。僕のテーマみたいなものがあるんですけど、いろんなバンドに対してもそうですし、今の現状とか全てにおいて基本的にまわりのことはどうでもいいんです。それが1本の軸というか、そこから派生していろんな言い方をしてるだけなので、僕が言いたいことはそれだけなんですよね。
――それは初耳です。
YUKI:そうなんですよ(笑)。だから、昔の楽曲とかも、そういう気持ちで読み直してもらったら面白いんじゃないかな。
――2月11日の池袋EDGEで販売された「反抗期が止まらない」はいかがでしょうか。
キリ:頭からジャンプできるような曲と、今までにないテンポ感というテーマで作りました。慣れないせいかテンポ感がすごく難しかったです。
――タイトルが見事にバラバラですね。
キリ:これは僕が付けました。
鈴音:これぐらいバラバラの方が、誰の曲かすぐ分かるから逆に分かりやすい(笑)。
キリ:でも、一番大変だったのは鈴音だと思います。何の曲をやってるかも分からないままレコーディングに挑むっていう……(笑)。全く形になってないのに、リズムを録らないと進まないからって録りはじめたり。
鈴音:ドラムあるあるだよ。
リライゾ
――歌詞はどんなことを?
YUKI:B型の歌ですよ。
キリ:性別は特に決めてないんですけど、実際には違うのかもしれないけど、わが道をいく独創的なB型の人を自分なりに主人公に設定して書きました。
――メンバーにB型がいるんですか?
キリ:3人がO型でYUKIさんがB型です。
――ジャケットは全て冬摩さんが担当されていますが、どういう風に作っていくんですか?
冬摩:基本的には、歌詞を書いた人にイメージを聞いて作るんですけど大変ですよ(笑)。「反抗期が止まらない」はキリくんに聞いたりして。
キリ:女の子がちょっと病んでいて白黒な感じっていうイメージが自分の中で明確にあったんですよね。
――今後も会場限定のリリースが続いていきますが、制作は大変じゃないですか?
キリ:毎回ギリギリですね(笑)。会場限定に関しては、ライヴのタイトルが決まっているので、そこからテーマを考えて、ライヴをやりながら物足りないと感じた部分を補足できるような楽曲を書いてるつもりですね。
――これだけのバリエーションがあるってすごいですね。
キリ:出ていないタイプの曲を出来るだけ出していこうと思っています。今の時点でちょっと心配なのは、「Ⅻの大罪」が終わると、シングルのリリースサイクルが、きっと年に2、3回のペースになると思うんですけど、今は1ヶ月に1曲のペースで出しているので、新曲が本当に新鮮なんですけど、通常のペースに戻るとその感覚が変わるからすぐに飽きがきちゃうんじゃないかなって。
――全作品をコンプリートしたら何かもらえたりしないんですか?
キリ:そこまでは考えてないですけど、何か企画します(笑)。
「常に全力で1本1本を本気で追求していきたい」
リライゾ
――12ヶ月連続ワンマンも、タイトルごとに内容変わるんですか?
キリ:3月からは「七つの大罪」という人間の7つの欲をテーマにしたライヴになるので、セットリストもそういう欲をテーマに組んでいこうかなと思っています。
――ここまで3本のワンマンが終わりましたが手応はどうですか?
YUKI:脱退ワンマンから始まり、誕生日ワンマンしかやっていないんですけど、誕生日ワンマンはすごく楽しかったですね。今持っている楽曲を、長い時間の中でどう作っていくべきかっていうのがようやく分かってきた。やっぱり最初のワンマンや2回目のワンマンの時はどうしても曲が少なくて、やれることも限られていたんですけど、曲も増えていろんなことできるようになってきたので、より良いものが見せれるんじゃないかな。
鈴音:見せ方や可能性をまだまだ模索している段階なので、「こういうのやってみたい!」「やってみたらどうだった」とかっていう風に1本1本を考えているので、特にこれだから何だっていうのはないんですよね。
冬摩:「バンドやってるな」っていう感じがしてすごく楽しんでやれています。12ヶ月連続ワンマンをやって、少しずつ変わっていって、これからどうなっていくのかなっていうのがすごく楽しみです。
キリ:3月から初の地方のワンマンが始まるんですけど、今まで東京で試行錯誤して見えてきた部分が、地方でどう見えるのかっていうのがすごく楽しみです。数字に関しては東京よりも落ちるだろし、ある意味ではアウェイのような状況の中で、自分たちがどれだけのものをやれるのかにかかっていると思います。
――武者修行的な要素もあるんですね。
キリ:正にそうですね(笑)。リリースに関しても修行だと思うし、毎月ワンマンするっていうのも修行だと思う。でも、自分たちは楽しいからやっているわけだし、だからこそ後でライヴ映像を見た時に反省する部分も同じくらいあるので、修行と言いつつも、常に全力で1本1本を本気で追求していきたい。今は毎月ワンマンがあるのがすごく楽しみです。
――少し先ですが、折り返しとなる7月31日のTSUTAYA O-WESTでのワンマンライヴ「強欲」は、どんなライヴになりそうですか?
キリ:毎月ワンマンをやってきたことによって楽曲も増えるだろうし、その時までに培った一番カッコいいライヴを提示できると思います。
――持ち曲はどれぐらいあるんですか?
キリ:今は18、9曲とかですけど、その時までには今の2曲も追加されるので、たぶん25、6曲にはなってるんじゃないですかね。
鈴音:個人的な意見ですけど、「折返しのライヴは大切だからこういうセットリストでいかなきゃね」とか、そういうのがあまり好きじゃない。というよりもその時々で自分たちが一番カッコよく見せれる見せ方というか、ある意味の集大成を出せていたらいいなと思います。
――ViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。
キリ:新曲を聴いてライヴに来たら、普通に懐かしい気持ちにはなれると思うし、楽しいのは当たり前ですけど、とにかく歌モノは自信があるので聴いてくださいという感じです。会場限定のCDもその日しか買えないので、是非手にとってみてください。
鈴音:これからのリライゾもお楽しみに!
冬摩:リライゾ来てるぞ!
YUKI:毎月来てくれている人しか分からないですけど、4月にシングルが出て、楽曲も増えて、それを持ってじゃないですけど、7月31日にリライゾとしては最大キャパとなるTSUTAYA O-WESTでワンマンがあるんですけど、僕たちが地方を回って、どういう風に成長したのかを見せられる場になると思います。僕たちは、ライヴがしたいがためにCDや曲を作っているので、CDも買ってほしいですけど、買ってほしいだけでCDを作っているわけじゃなくて、それを持ってライヴに来てほしいから作っているので、是非ライヴに足を運んでいただけたら嬉しいです。
RELEASE
4th Single
「幾億もの美しい咲く花は人」
2016.4.6 Release!!

リライゾ
CD
LRIZ-006
¥1,250(税抜)
[CD]
01. 幾億もの美しい咲く花は人
02. 桜とサクラとボク

SCHEDULE
12ヶ月ワンマン「XIIの大罪」
『憤怒』
04.02(土)名古屋ell.size
『嫉妬』
05.07(土)福岡DRUM SON
『怠惰』
06.05(日)郡山#9
『強欲』
07.31(日)TSUTAYA O-WEST
『色欲』
08.27(土)RUIDO K4
『羨望』※キリ誕生日ワンマン
09.08(木)SHIBUYA REX

リライゾ × Smileberry presents 「笑ってこらえて!」
05.20(金)RUIDO K3

リライゾ × レイヴ presents「二刀流」
06.16(木)RUIDO K3

リライゾ × アンフィル × ぞんび presents 「三角関係~じゃんけんの原理~」
07.01(金)池袋RUIDO K3

リライゾ presents 『V・I・P』
08.27(土)RUIDO K4



04.14(木)池袋EDGE
04.16(土)仙台HooK
04.24(日)新潟CLUB RIVERST
04.30(土)大阪RUIDO
05.01(日)名古屋M.I.D
05.25(金)OSAKA MUSE
05.28(土)北海道・cube garden
05.29(日)北海道・cube garden
06.04(土)金沢AZ
06.11(土)HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
06.12(日)柏PALOOZA
06.25(土)SHINJYUKU HOLIDAY

PROFILE
リライゾ

リライゾ Vo:YUKI
Birthday: 02.09
Blood type: B
リライゾ Gu:キリ
Birthday: 09.08
Blood type: O
リライゾ Gu:冬摩
Birthday: 01.09
Blood type: O
リライゾ Dr:鈴音
Birthday: 01.08
Blood type: O
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

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◆キーワードインタビュー 「私○○から卒業しましたorしたいです」
卒業シーズン…ということで、みなさんに「卒業したこと」「卒業したいこと」について聞いてみました。
【鈴音】
僕はauを卒業して、softbankになりました。でも、通信制限がかかるのが早いからauの方が良かったですね(笑)。
【YUKI】
僕もandroidやめてiPhone始めました。そしたら自由度が減りました。iPhoneはあんまりいじれないので……。
【キリ】
僕は、ギターのワイヤレスのEx-proのB-13を卒業して、LINE 6になりました。きっとギタリストだったらきっと分かってくれると思う(笑)。
【冬摩】
バスロマン卒業しました。ずっとバスロマン派だったんですけど、バスロマンはすぐに洗わないと浴槽がちょっとぬるぬるするので最近は固形タイプにしました。

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