INTERVIEW
Special
7月に結成4周年を迎えるNeverlandが、4月6日に1st Full Album『GRiM』をリリースする。Neverlandらしさはもちろん新しい要素も積極的に取り入れた意欲的な作品となっている。
7月からは4周年のANNIVERSARYワンマンツアー『たまご倶楽部♪ひよこ倶楽部♪ロスト倶楽部♪キネマ倶楽部♪』を5大都市で開催する。
4周年に向けて駆け抜けるNeverlandの4人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「リアルな心情を前面に出した」
Neverland
――1stフルアルバム『GRiM』が4月6日にリリースされます。制作にあたってのコンセプトから教えてください。
一輝:初めてフルアルバムだし、バンドのテーマもそうなので、SEから始まる1つの物語にしたかったんですけど、既存曲もたくさん入れたくて、そうなるとなかなかストーリー通りには進められないなって。あとは、聴いてて苦じゃない感じというか……(笑)。
――そんなネガティブな(笑)。
一輝:長ったらしいアルバムも嫌だし、飛ばされちゃう曲とかも嫌だし、シングル曲は自信があるからシングルにしているのであって、そういう曲も聴きつつ、新しい曲もシングルっぽさというか、飽きないような曲にしたつもりです。
てら:僕が気になるバンドのCDを借りる時って、大体アルバムを借りるんですよ。だから僕らのアルバムもバンドの名刺代わりじゃないですけど、分かりやすいバンドっぽさが出ればなっていうのと、聴いてくれた人に何か引っかかるような作品にしたかった。
琥珀:既存曲に関しても、新たに全部録り直したので、サウンド面での違いも出せたと思います。
一輝:エンジニアも違うし、新しい環境だったんですけど、すごく勉強になったし録り直して正解でしたね。
涼太:今までNeverlandを知ってる人が通して聴いた時に、「あ、これだよね! これがNeverlandだよね!」って思ってもらいたいのと、その反面ちょっと変化球じゃないですけど、新しいことにも挑戦したくて、「今までにこういうのなかったよね?」って思ってもらいたい。あとは、初めて手に取った人に俺らが何を表現したいのかっていうのを、1回聴いただけで分かるようなアルバムにしたかったので、その理想には近づけたかなと思っています。
――アルバム全体を通して、歌詞の部分でも共通テーマみたいなものはあったんですか?
涼太:タイトルが『GRiM』なので、最初は物語に繋がりを持たせようと思ってたんですけど、それだと予想どおりというか、そういう風にくるんじゃないかなって思っている人が多いと思うので、あえてそこは裏切るというわけじゃないけど、今までだったら、「この言葉はNeverlandにふさわしくないんじゃないかな?」って言葉を使ってみたり、リアルな心情を前面に出しました。
――タイトル『GRiM』にはどういう意味合いが?
一輝:僕らが、いろんなことに例えられるというか、見る人によって意見が変わるものが好きで、グリム童話も、「どれが真実か?」っていろんな説があるじゃないですか。そういう怪しいというか、いろんな意味合いを込めて『GRiM』にしました。
てら:このバンドのコンセプトを考えた時に、「一番わかりやすくていろんな物語が詰まってるよ」っていうことが言いたくて『GRiM』がいいんじゃないって。
――『GRiM』の物語は、SE「GRiM」から始まります。
一輝:本を読んでる主人公がいて、気づいたらだんだんその本の中に吸い込まれていくというか、導かれていくイメージで、本をめくる音とかも自分で録ったんです。
――そこから、シングル曲「Land Escape」に繋がっていきます。
一輝:「Land Escape」ってすごく怪しい曲で、SEのちょっと不思議な世界に入るようなイメージから繋がっていくのにぴったりだなと思ったんです。
――MUSIC CLIPにもなっている「Daydream」は、幻想的な世界から始まります。
一輝:リードにするのはどういうのがいいかなって、てらと話し合いつつ広げていきました。そこに今やりたいことを落とし込んでいったらすぐに完成しました。
てら:前にも一度だそうと思ってた曲なんですけど、その時は形にならず出せなかったので、「こういうのどう?」って提案したら即OKで、半日くらいで出来ました。そこにかじゅりん(一輝)のやりたいことを詰め込んでもらったんです。
一輝:メロディもすぐ降りてきて、てらも「それがいい!」ってなって、自分でも久々に「このメロディはキタな!」って思いました。
てら:ベースフレーズに関しても、一緒に作ってる段階からある程度かたまっていたので、良い意味であまり作りこまずに弾けたのですごく自分らしいんですよ。悪い言い方をしたら手癖なんですけどね(笑)。
琥珀:ドラムもフレーズに関してはデモからそんなに変えてないですけど、今回は音作りにかなりこだわって、空気感だったり生感を強く意識しました。生ドラムの良さを再認識させられましたね。
Neverland
――歌詞はどんなことを?
涼太:デモを聴いた時に、前向きな歌詞ではない印象だったので、その時に感じていた気持ちだったり、伝えたくても伝えられない言葉だったり、恋人でも友達でも家族でもいいんですけど、言いたくても言えない言葉ってあると思うんです。例えばドラマとかで冷たい態度をとって、後で第三者から、「あいつはお前のためを思ってそう言ったんじゃないかな」みたいなのがよくあるじゃないですか。そういうの素敵だなと思って、内に秘めてる気持ちを綴ってみました。
――先ほどおっしゃっていた“リアルな心情”という部分にも繋がりますね。
涼太:そうですね。曲が引っ張ってくれた感じがすごくあります。
一輝:“僕らが選んだ自由な世界に″別れ″なんて無くなればいいのにな”っていう歌詞が最高です。
涼太:めっちゃ気に入ってくれてるんですよ(笑)。
一輝:別れなんてなければ皆ハッピーなのになってことにすごく共感しちゃって、ふとした時に、「別れなんて無くなればいいのに……」って(笑)。
――最後の皆で歌うコーラスもいいですね。
一輝:その場にいた人全員ブースに入れて皆に歌ってもらいました。ライヴでもワンマンの最後とかにこうやって皆で合唱できたらいいなって思うので、皆さんご協力よろしくお願いします(笑)。
――今までこういうアプローチはなかったですよね。
一輝:そうですね。やりたかったけどなかなかそういう曲がなかったんです。コーラスがあったとしてもバラードだったりするので、それを皆で歌ってもなって……(笑)。
――MUSIC CLIPはどんな仕上がりに?
一輝:「Daydream」を直訳すると“白昼夢”なので、ちょっと夢の中にいるような感じの映像になっています。演奏シーンも白を基調にした淡い色合いで、スモークをたくさんたいたので、撮影中も本当に幻想的な夢の中にいるんじゃないかって気分になりましたね。
てら:うさぎが出てきたり、アニメーションを使いつつ『GRiM』のイメージを表現しています。この曲のイメージでもあるし、アルバム全体のイメージでもあるので。
――見所を教えてください。
一輝:うさぎの女の子と涼ちゃんが手を繋ぐシーンが印象に残ってます。俺もうさぎの女の子と手繋ぎたかったな……。
涼太:そっちかよ(笑)。
琥珀:CGがすごかったですね。「こんなこともできるんだ!」って驚きの連続でした。
一輝:いつも演奏シーンの撮影を1日かけてやったりするんですけど、今回は、「え、もうこれでいいの?」ってくらいサクって終わったので、てらのテンションがすごく高かったです(笑)。
てら:時間が押したりするのがすごく嫌いなんですよね(笑)。
「皆のアルバム制作中のストレスがエネルギーと化した曲」
Neverland
――新曲「Dummy」についても教えてください。
一輝:新曲の中で一番どす黒いというか、ヘヴィーで暗くて怪しくて病んでる(笑)。僕の印象は、皆のアルバム制作中のストレスがエネルギーと化した曲なんですよね。
てら:ベースがスラップなので、ベースキッズに聴かせたい曲No.1です。
一輝:スラップ初めてだよね?
てら:そう、もう何て言うかピックとかダセえなって思って。
――そこまで?
てら:まあ、他の曲は全部ピックですけど……。
一同:(笑)。
涼太:この曲が、さっき言ったように今までのNeverlandでは使わなそうな言葉選びというか、使いたかったけど控えてた言葉を使ったりしました。でもこれがNeverlandとして受け入れてもらえるんだったら、この先の言葉選びや歌詞の幅が広がっていくなって書き始める時に思ったので、ある意味では挑戦なんです。
――どうしてそういう心境に?
涼太:自分が一番ライヴで解放できる部分が、怒りだったり、苦しみだったり、イラつきだったりするので、デモを聴いた時にそういう曲になると感じたんですよね。それだったら思ってることを全部ぶつけてしまおうと思った。あとは自分に対する戒めでもあって、歌詞読んでくれたら分かるんじゃないかな。
――歌い方も違いますよね?
涼太:より感情が引き立つ歌い方をしたかったので、ゼイゼイ言いながら歌いました。エモさは出せたと思います。
――「7th heaven」はすごく優しい印象を受けました。
一輝:自分のストック曲で、てらがこれをやりたいってことでアレンジし直した曲です。その時はギターも重ねまくりで、構成も全然違ったんですけど、最終的にはあえてどシンプルになりました。メロディーをつけてくうちに自然と皆が笑顔になれる曲です。
――「Dummy」とは真逆の曲ですね。
一輝:Neverlandの優しい部分ですね。「もうちょっとでアルバム制作終わるぞ!」っていうメンバーの気持ちが出てます(笑)。
琥珀:イントロとサビで裏打ちしているんですけど、それも軽快な感じのノリが出るように意識しました。
涼太:歌詞の聞き取りやすさを一番に考えました。一つ一つの発音だったり伝わりやすさを重視して歌ったので、聞く人によっては印象が変わると思います。すごく前向きな歌詞で、デモを聴いた時に浮かんだのが、朝の暖かい日差しとか、青空とか、ワクワクする心情だったりとか、そういう時にBGMで流れてたら気持ち的に弾むなって思ったんです。
――「桜時計」は、もっと聴きたいって思う物足りなさがクセになりそうです。
一輝:狙い通りです(笑)。Neverlandは結構バラードが多いんですけど、ここまでのスローバラードは初めてですね。部屋を真っ暗にして聴いてほしい。
――「桜時計」というタイトルもすごく曲に合ってると思いました。
涼太:メンバー内ではわりと物議をかもちだしまして……(笑)。歌詞は春の出会いと別れをテーマに季節感を重視しました。
――『GRiM』はNeverlandにとってどんな1枚になりましたか?
一輝:全曲に対して音にこだわって、生々しさを出せた1枚になったかなと思います。同時に課題もすごくたくさん見えて、「次アルバム作るならもっとこうしよう」って思えたので、いろんな意味で良かったです。
「他の会場でもらったパワーを全部出し切りたい」
Neverland
――そして、7月からは4周年ワンマンツアー『たまご倶楽部♪ひよこ倶楽部♪ロスト倶楽部♪キネマ倶楽部♪』が行われます。タイトルが……。
てら:ツアー帰りの車中で、涼太が運転の僕が助手席の時に眠くてハイになってる時にノリで思いついて、「これでいいんじゃない?」って。そういう時に出た言葉って、むちゃくちゃ良い、むちゃくちゃダメかのどつちかですよね(笑)。とにかく、「キネマ倶楽部でワンマンをやる!」ってことが伝わればいいんじゃないかなって。
――Neverlandにしては珍しいですよね。
てら:最近はそういうパターンも多くなってきてるんですよ。
一輝:きっと、少し心に余裕ができてきたんだと思います。
てら:基本的には自由な人達なので。
――どんなツアーになりそうですか?
一輝:みんなで楽しくワイワイして、ファイナルのキネマ倶楽部は、「見したるぜ!」って感じで、他の会場でもらったパワーを全部出し切りたいですね。なので全部ついてきてほしいです。
――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。
琥珀:いつも応援してくれてありがとうございます。『GRiM』を聴いてもらえれば、今のNeverlandのことがすごく分かると思うので、聴いてくれたら嬉しいです。4周年のワンマンツアーも少し先になるんですけど楽しみに待っていてください。
一輝:ViSULOGを読んで気になった人は絶対に手にとって聴いてほしいです。5月12日の渋谷REXでのイベントでは、僕のお兄さん的なChantyも出るので、是非来てください!
てら:『GRiM』は、今までの曲といろんな色のある曲が揃っているので、1枚でいろいろ楽しめると思うんですよね。ワンマンツアーは5箇所とも同じライヴにはならないので、予定が合えばいくつか来てみてください。ファイナルは絶対で!
涼太:琥珀が話してる最中の一輝の顔がすごく面白くて、それを横目で見ちゃうと笑いをこらえるのが大変なインタビューでした。その一輝の顔を伝えられないのが何よりの心残りです……。ありがとうございました。
RELEASE
1st FULL ALBUM
「GRiM」
2016.4.6 Release!!

Neverland
初回盤
CD+DVD
PCM-185A
¥3,500(税抜)
[CD]
01. GRiM(SE)
02. Land Escape
03. Heart sleep
04. Daydream
05. Missing memory
06. HumaNOISE
07. Dummy
08. Evergreen.
09. twilight
10. 7th heaven
11. 桜時計

[DVD]
01. Daydream(MUSIC VIDEO)
02. メイキング映像



Neverland
通常盤
CD ONLY
PCM-185B
¥3,000(税抜)
[CD]
01. GRiM(SE)
02. Land Escape
03. Heart sleep
04. Daydream
05. Missing memory
06. HumaNOISE
07. Dummy
08. Evergreen.
09. twilight
10. 7th heaven
11. 桜時計

SCHEDULE
Neverland涼太生誕単独公演
『Cyberで最狂にPSYCHOな誕生日会』

04.01(金)池袋CYBER

Neverland 一輝生誕祭 3MAN LIVE
『さぁ~来るけぇ~?Thanks!!!』

05.12(木)渋谷REX

Neverland 4th Anniversary五大都市ONE MAN TOUR
『たまご倶楽部♪ひよこ倶楽部♪ロスト倶楽部♪キネマ倶楽部♪』

07.01(金)神戸ART HOUSE
07.02(土)心斎橋VARON
07.03(日)HOLIDAY NEXT
07.10(日)仙台space Zero
08.02(火)東京キネマ倶楽部


04.04(月)高田馬場AREA
04.08(金)高田馬場AREA
04.17(日)心斎橋VARON
04.18(月)HOLIDAY NEXT
04.25(月)池袋EDGE
04.30(土)新木場 STUDIO COAST
05.15(日)Music Club JANUS 他
05.16(月)名古屋上前津CLUB ZION
05.27(金)新宿Zirco Tokyo
05.31(火)高田馬場AREA
06.21(火)高田馬場AREA
06.22(水)名古屋ell.FITS ALL
06.23(木)大阪RUIDO
06.28(火)TSUTAYA O-WEST
07.16(土)新横浜NEW SIDE BEACH! !
07.24(日)高崎CLUB FLEEZ

PROFILE
Neverland

Neverland Vo:涼太
Birthday: 04.01
Blood type: AB
Neverland Gu:一輝
Birthday: 05.12
Blood type: AB
Neverland Ba:てら
Birthday: 10.22
Blood type: A
Neverland Dr:琥珀
Birthday: 12.17
Blood type: O
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

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◆キーワードインタビュー 「私○○から卒業しましたorしたいです」
卒業シーズン…ということで、みなさんに「卒業したこと」「卒業したいこと」について聞いてみました。
【涼太】
几帳面さを卒業したいです。
洗濯物を干したりたたんでいる際に自分なりの強いこだわりがあって、少ない人生の時間をそれに費やし過ぎて時間がもったいないと気付いたので…。もっと雑に生きたいです。
【一輝】
貧乏性から卒業したいです。
いつか使うかもと思って、使わないものをためてしまう癖があるんで部屋が汚いんですよ。
物を捨ててシンプルでキレイな部屋にしたいですね。
【てら】
明るい髪色を卒業して、黒髪にしたいです。
一度黒髪にしたときに思いのほか反響があったのと、自分でもイケだと思ったので!
そして寿司屋に弟子入りして、バンドを両立させます!
【琥珀】
起きてからダラダラして準備っていうのをしてしまうんですけど。
「まだ大丈夫」と思ってたら「あれ?やべー!」ってなってしまうんで、それを卒業して無駄のない人生を送りたいです。

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