INTERVIEW
Special
the LOTUSからシングルとしては1枚目となる『Wish』がリリースされる。ライヴを意識したライヴ感満載の楽曲が揃い、余分なものを削ぎ落としたシンプルの中にも、the LOTUSらしさが散りばめられている。
来年6月には初の東名阪ワンマンツアーも控える。
2015年ラストとなる今回は、リリースについてはもちろん、来年の抱負も語ってもらった。

取材・文:山本貴也
このエントリーをはてなブックマークに追加 チェック
「撮影で使った車が『ロータス』っていう車種だったりもして、そこはちょっと狙いました(笑)」
the LOTUS
――12月23日に『Wish』がリリースされますが、1st Singleになるんですね。
レイ:そうなんですよ。始動前に出したミニアルバム『causality』を含めると、リリース5枚目にして初のシングルです。
――1st Single『Wish』を制作するにあたってどんなことを意識しました?
レイ:今回は3曲ともライヴを強く意識した曲ではあったんですけど、その中でも“メッセージ性が強い曲”で、“一番届けたい曲”を表題曲にしようと思って「Wish」を選びました。
――どの曲が表題曲でもおかしくない楽曲が揃っていますし、今までの曲に比べるとすごくシンプルで明るい印象を受けました。
レイ:ありがとうございます。たしかに、音も洗練されてきているなって自分たちでも感じています。
Rian:毎回そうなんですけど、全曲シングルカットされても良いように作っているので、捨て曲は無いです(笑)。
――英詞の歌詞が多いですが、これにはどんな理由が?
レイ:音的に日本語より英語の方が響きがいいかなって。日本語と英語を比べるんですけど、ここは英語の方がハマりがいいなとか、英語の方が音数に比べて情報量も詰め込めるし、その物語を背景から飾ってくれる役割もあるので、「いい響きだな」って思ってくれればよくて、曲の物語をより強く構築する上で便利なんです。書くのは大変ですけどね(笑)。
――「Wish」の歌詞の解説もお願いします。
レイ:登場人物で言うと、主人公と相手がいて、イントロの英詩は相手の嘆き部分です。セリフ部分の日本語の所が相手の言葉で、その嘆き悲しみ苦しみが含まれています。自分らしさとか、自分でこうしたい、ああしたいっていう思いを、自分で諦めてしまっている人なんですけど、そういう人に対して、サビでは“君を連れて行くよ……夢と消えないで”だったり、2番 だと“全て受け止めよう……明日は届くから”「守ってあげるよ」「連れて行くよ」っていう気持ちを出したかったんです。
――曲の聴きどころを教えてください。
Rian:展開と、物語のような感じに作っているので、その情景を思い浮かべながら聞いて欲しいです。
Ryuto:自分のギターで言えば、全体的にバッキングなんですけど、カチッと弾くというよりは、ノリを重視して弾きました。
the LOTUS
――今回は全体的にシンプルですよね。
Ryuto:そうなんですよ。the LOTUSの中で一番シンプルかもしれないですね。ギターも曲を支えていて、ベースに近い感じなので支える事に重視しました。ある意味、バラードに近いかもしれない。
:ベースに関しても支えている役割が強い曲で、動くべきところでは動いて、スラップもベースとして支えるためのスラップになっています。カッコいいプレイができました。
伊織:この曲レコーディングするにあたって、自分で掲げたテーマが“偽りなき想い”で、テーマがすごく大きかった分、等身大ながらも渾身の作品になりました。人に想いを届ける事に対する責任感も再確認したので、MVも含めて聴いて欲しいですね。
レイ:他のドラマーがどうなのかは分からないですけど、「その歌詞はどういう想いで書いたのか?」とか、「感情で言うとなんだ?」ってすごく聞いてくるんですよ。レコーディングでもその感情をうまく表現しているなって思いますね。
伊織:自分が叩いている意味を明確にしたいんですよね。「Wish」で言うと、アウトロに抜ける所のフレーズの本当に一部分なんですけど、特に熱い想いが詰まっています。
Rian:ライヴでのオーディエンスとの掛け合いを考えて作っているので、ライヴでどんどん成長していける曲かなと思います。
――MUSIC VIDEOはどんな内容に?
レイ:疾走感を出したかったので、デジタル加工を使ったり、カット割りを多くしています。廃墟で撮影したので、曲の持つ空気感もすごく出ていると思います。説明するならば、落ち込んだり、諦めたりしている人の悲しい感じや、壊れてしまっていく部分を、廃墟のイメージに重ねていて、その中で、「君を連れていくよ」と叫んでいたり、すごく現実感のある映像になっていて、表情も今までと比べると、より見えやすいと思うので、そういう細かい部分も見てほしいですね。
Ryuto:カメラマンさんから、「どんなアングルがいいか、逆に提案してください」って言われたので、少し高い場所に立って、それを下から撮ってもらったんです。僕のイメージだと寄りでバーンと映ってる感じだったんですけど、あとでその映像を見たら引きで小さくしか映ってなかったっていう……(笑)。
:スラップのパートで手元を映してほしかったので、僕からカメラマンさんにお願いして撮ってもらいました。いやー我ながら本当にカッコよかったです。
一同:(笑)。
:あとは、初の野外ロケだったので、風で髪が流れている感じとか、雲の流れとかも感じてほしいです。
伊織:新宿ReNYでワンマンをやって、「全国のみんなに届いているんだな」っていうことをあらためて感じたので、当たり前のように演奏シーンやイメージシーンがあるけど、その当たり前にもちゃんと想いが詰まっているので、ワンカットワンカットしっかり見てもらえたら嬉しいです。
Rian:毎度お馴染みの投げキスシーンは勿論ですが、中間のシャウトシーンは照明にもこだわっています。
――オフショットにはどんな映像が?
レイ:廃墟の撮影だったので、そこのルールがたくさんあって、ヘルメットを持たずに敷地に入ると即撮影中止になってしまうんです。なので、撮影中以外は全員が終始ヘルメットを持っているのでそこが面白いと思います(笑)。
――撮影で大変だったことはありました?
レイ:個人的に大変だったのは、イメージシーンで車を運転するシーンがあるんですけど、それをドローンで追いかけて撮ったんですね。映像だけ見ると普通に走ってるように見えるんですけど、廃墟なので段差も激しくてかなり凸凹で運転が怖かったです。撮影で使った車が『ロータス』っていう車種だったりもして、そこはちょっと狙いました(笑)。
「ライヴで楽しむための1枚ですね。そのために聴いてほしい」
the LOTUS
――C/W「Magical Dancing Night」は、気持ちいいノリの曲です。
レイ:こういう4つ打ちの曲は今まであまりなかったんですけど、思いっきり4つ打ちを強調したかったし、特にAメロのノリを崩したくなかったので、Aメロのノリを維持したまま、1曲を通して進行していきました。だんだんテンションが上がってくると思うので、ライヴで気持よくなれる曲ですね。
Ryuto:作り出した時は、今までにない自分の曲を作りたいと思ったんですけど、やっぱり自分にないものは見えなくて……(笑)。自分的にはお蔵入りか、ちょっとどうして良いか分からなかったんですけど、選曲会で出したら意外にも好評で、レイにメロをつけてもらったりしてるうちにだんだん見えてきました。結局は自分らしさが出ちゃったんですけど(笑)、このノリはずっと崩したくなかったので、そこはあえて狙いました。
:the LOTUSの中で一番シンプルな曲ですよね。いつもだとけっこう詰め込んでいっちゃうんですけど、歌詞を読んだ時に、“踊り狂おうぜ”ってなってたから、自分もライヴで何も考えず踊り狂いたいなってことでシンプルにして、何も考えずにお客さんと一緒に楽しめる曲になりました。
伊織:テーマとして“踊り狂う”っていうのがあったので、ダンスビートのスネアとバスドラの音量感を特に気をつけました。ライヴ曲に育って欲しいので、ファンのみんなとノリを一緒に作っていけたらなと思います。
レイ:歌詞を簡潔にまとめると“何にも気にせず踊り狂おうぜ”ってことなんですけど、裏テーマを差し込んであって、“全てを忘れるくらい踊らせてくれ”というような想いも込めています。
――C/W「PLEIN」は、サビのハモりが特徴的ですね。
レイ:元々、Rianがツインヴォーカルのイメージで曲を書いているので、ガッツリ2人出てきます。
the LOTUS
Rian:僕の曲はどの曲にも切なさが入っていて、メロディーにもそういうエッセンスが詰まっているので、心に刺さるようなイメージに勝手になっています。この曲に関しては、とりあえずスピードが速いのが欲しかったので、そういう分かりやすさもテーマに作りました。サビも今までにない感じのアプローチの仕方で、華やかな感じにしたかったので、「どうしたらそうなるかな?」って事で、こういうアプローチにしてみました。曲が増えてくるとどうしても似通ってきちゃう部分があるので、少しフックになるような曲が欲しかったんです。
Ryuto:すごくタイトでテンポも速い曲で、the LOTUSの中では一番細かいんじゃないかっていうくらいですね。ギターフレーズも他の2曲と違って詰め込んでいるので、レコーディングではガチガチになりながら弾きました。これだけ細かいと、ライヴではちょっとダンシングできないかもですね(笑)。
:ベースも結構ウォーキングしたり展開が多いので、聴いていて楽しい曲だと思います。
伊織:“自暴自棄に切なさを出した”みたいなイメージで、激しさの中にも切なさがあるみたいな。僕の中では、レイとRianの掛け合いが、スルメ曲になってくれるんじゃないかなって思いますね。
――歌詞はどんなことを?
レイ:これも「Magical Dancing Night」の主人公と同じ人のイメージで、世の中とか現状に対して文句を言ってる感じに聞こえると思うんですけど、気づいたら自分がそういう人間になってるんじゃないのかっていう。他の奴らと同じようにならないようにしていたのに、自分がそういうクソッタレになってしまっているんじゃないか。そういう狭間で揺れ動いていて、望みは持ちつつも自分で自分を汚してしまうんです。
――今作は、the LOTUSにとってどんな1枚になりましたか?
レイ:ライヴを意識したっていうのは大きいんですけど、自分の生き方とか考え方がだいぶ反映されるようになってきていると思っています。一歩ずつですけど、少しずつ形にできてきているなと感じています。
:全体的にシンプルな仕上げになっていて、ライヴでは前後の曲によって見え方が変わる曲たちだと思うので、ライヴごとに違う楽しさを味わえると思うので楽しみにしていてほしいです。
Ryuto:ライヴで楽しむための1枚ですね。そのために聴いてほしいです。
伊織:見た目や音を意識高く制作できたので、ようやく“作品”という言葉を使える作品になったかなという感じです。是非、じっくり感じてもらいたいです。
Rian:余分なものを削ぎ落としたというか、シンプルに作ったので、聴きやすいし、新しいアプローチをした作品ですね。シンプルが故の難しさもあったんですけど、今持っている力を全部注ぎ込んだので、細かいところまで聴いてほしいです。
「名古屋の人は名古屋感を、大阪の人は大阪感を出してほしい」
the LOTUS
――初の3大都市ワンマンツアー『Awaking "-ELIZA-"』が、来年6月から行われます。
Rian:東京以外は初めての事なので、まだ実感はないんですけど、東京とは違った景色が見えるのかなって期待してるところがあって、イベントライヴよりも、「名古屋ってこういう所なんだ」「大阪はこんな感じなんだ」っていうのがより実感できるライヴになればなと思うので、みんな頑張って欲しいですね。名古屋の人は名古屋感を、大阪の人は大阪感を出してほしい。セットリストはどうなるかまだ分からないですけど、僕のモチベーション的には大阪感、名古屋感を全面に出していこうと思っています。
Ryuto:初のワンマンツアーってことで、メンバーとお客さん全員でいいものが作れたらと思いますね。まだ少し先だけど、全力でいこうと思っています。
伊織:6月までにはさらにリリースもあって、今の曲たちもだいぶ育っていると思うので、土地土地の色を楽しみにしつつも、自分たちの楽曲がどうなっているかっていう楽しみもあるので、いろんな楽しみを共有できるようなライヴにしたいなと思います。
:1ヶ所しか見れない人、全部回る人も含めて、1ヶ所だけ観ても「すごいワンマンだった!」「すごいツアーだった!」って思わせられるライヴをやりたいなって思ってます。
レイ:夏に初ワンマンをやってすごく思った事なんですけど、ファンの人が突然湧いて出てくるわけではなくて、どこかで知って観に来てくれる。そのワンマンで初めてthe LOTUSを観たっていう人が結構いて、そのワンマンのためにわざわざ全国から足を運んでくれたんだなっていうのをすごく感謝しているので、今度はこっちから3ヶ所に出向いて行って、来てくれた人たちへの恩返しというか、一緒にいい景色を作っていけたらなって思っています。今後もより多くの場所でやっていきたいので、まずは東名阪ワンマンを成功させたいです。
――それでは最後に2016年の抱負を聞かせてください。
Rian:日々成長していかないと話にならないと思うので、今決まっているワンマンツアーもあるし、曲の制作期間もありますし、その中で分かった事もたくさんあるので、さらなる飛躍の年にしたいし、内容の濃い1年にしたいですね。
伊織:攻めの1年にしたいのと、中身のあるものやライヴをしっかりやりたいと思います。
Ryuto:パッと見、パッと聴きで、「あ! これthe LOTUSだ!」って一発で分かるようなヴィジュアルやサウンドを確立したいですね。
:むっちゃ動いていてカッコいい躍動感のあるバンドに成長できたらなと思いますね。ファンも自分たちも全員、人一倍動いているライヴをしたいと思います。
レイ:来年の6月でthe LOTUSは2周年になるんですけど、2016年の1年間は2015年の1年間よりも詰まった1年にしたいですね。始動してから1年かけて、ようやくファンのみんなのおかげで心から笑えるようになったんです。「笑っていいんだ」って思わせてくれたみんなに対して、今度はこっちが笑顔にさせてみせます。「the LOTUSを応援していて良かったな」って思わせられるような1年にできたらなと思います。

RELEASE
NEW SINGLE
「Wish」
2015.12.23 Release!!

the LOTUS
初回限定盤A
CD+DVD
PSIM-60001
¥2,100+税
[CD]
01. Wish
02. Magical Dancing Night

[DVD]
Wish -MV-
Wish -MV MAKING-



the LOTUS
初回限定盤B
CD+DVD
PSIM-60002
¥2,100+税
[CD]
01. Wish
02. Magical Dancing Night

[DVD]
the LOTUS 1st ONEMAN LIVE
『大東京イルミナティ』
(2015.08.28 新宿ReNY)
01. VIO-NIX[into the core]
02. Grace
03. A.P.O
04. Heavenly
05.Last Song...



the LOTUS
通常盤
CD
PSIM-60003
¥1,500+税
[CD]
01. Wish
02. Magical Dancing Night
03. PLEIN

SCHEDULE
CLØWD VS the LOTUS
02.05(金)EDGE IKEBUKURO

3大都市ワンマンツアー『Awaking "-ELIZA-"』
《1st install》
06.18(土)心斎橋DROP
《2nd install》
06.19(日)名古屋ell. SIZE
《final install》
06.25(土)TSUTAYA O-WEST



12.25(金) 新宿ReNY
12.28(月)高田馬場AREA
12.30(水) 渋谷REX
12.31(木)渋谷REX
01.09(土)TSUTAYA O-WEST
02.15(月)SHIBUYA-REX
02.21(日)高田馬場AREA
02.27(土)柏PALOOZA
02.29(月)新宿ReNY
03.11(金)仙台darwin
03.12(土)郡山CLUB #9
03.20(日)福岡DRUM Be-1
03.25(金)ESAKA MUSE
03.26(土)京都FANJ
04.02(土)HEAVEN'S ROCK さいたま新都心

PROFILE
the LOTUS

the LOTUS Vo:レイ
Birthday: 03.21
Blood type: A
the LOTUS Gu:Ryuto
Birthday: 04.29
Blood type: B
the LOTUS Gu:Rian
Birthday: 07.03
Blood type: ?
the LOTUS Ba:翼
Birthday: 01.16
Blood type: A
the LOTUS Dr:伊織
Birthday: 02.01
Blood type: A
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

アーティストタグ

the LOTUS | 関連PICKUP

関連ピックアップはありません。