INTERVIEW
Special
Purple Stoneから3枚目のシングル『回転木馬』がリリースされる。“オリエンタル”なテイストが印象的でライヴでもノリやすい楽曲に仕上がっている。
12月11日には初の東京ワンマンとなる「新宿で紫」が新宿RUIDO K4で開催される。
東京ワンマンを目前に控えるPurple Stoneの3人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「素敵な時間は止まっていてほしいけど、回さないと自分が進まない葛藤」
Purple Stone
――3rd Single『回転木馬』を聞いた時に、お正月というか神聖な印象を受けました。
keiya:本当ですか? 今回は結構いろんな音が入っていて、仕上がってみたら“オリエンタル”な感じになりました。かなり前からストックとしてあった曲で、「いつかシングルで出したいね」って言ってたんですけど、1stでもないし、2ndでもないし、ようやく出せるタイミングになったかなって。前作『アオイヤミ』がロックチューンな感じだったり、『甘酸っぱいマンゴー』が歌詞で惹きつけるっていう流れだったので、今回はサウンド推しでいきたくて選びました。
GAK:テンポ的にもライヴでノリやすいと思うので、これからのライヴを引っ張っていく1曲になるんじゃないかなって思います。
――元々は、“オリエンタル”な感じではなかったんですか?
GAK:違いましたね。風麻がデモを作ってきたんですけど、それを元にアレンジしていったら、オリエンタルテイストなサウンドが似合うんじゃないかなと思って。
風麻:デモの時点では、もっとゴリゴリでパンクっぽい感じで、シンセがちょっと入ってるぐらいだったんですけど、その部分を抜粋してGAKがアレンジしてくれました。最初のイメージとはかなり変わったので、これはGAKの賜物ですね(笑)。
GAK:アレンジで最初に手をつけた所はイントロなんですけど、デモの時点でテンポ感とコード進行は変わらずあったので、「この上にどういう東洋の楽器が似合うかな」ってことで、シンセのフレーズを組み直していきました。
――そのイントロの感じがすごく神聖な感じがしました。
GAK:ドラと琴の音がそう感じるのかもしれないですね。再生して一発目に「いつもと違う!」って雰囲気を出したかったので、今まで使った事ない音を頭に入れたかったんです。
――間奏でもガラッと雰囲気が変わります。
GAK:今回はいつもより長めに尺を取ってみました。ギターソロで転調することってあまりなかったんですけど、曲の最後に向かって盛り上げるために、よりギターソロとして強調させたかったので転調させています。ソロのメロディーを1つとってもかなり時間をかけて考えました。
――「回転木馬」というタイトルはどの段階で決まったんですか?
風麻:歌詞を書くのと同時でしたね。仮歌の時点で固い言葉が欲しかったので、仮タイトルが「回転木馬」だったんですけど、印象に残るタイトルが続いていたので、今回も印象に残るものをってことでそのまま採用しました。
――歌詞はどんなことを?
風麻:メリーゴーランドに乗っている写真とかをいろいろ引っ張ってきて、そこから思う事をいろいろ書いていきました。失恋の歌詞に見えないこともないんですけど、“回転”するものなので、裏テーマとして“時間”というのがあって、素敵な時間は止まっていてほしいけど、回さないと自分が進まない葛藤というか、メリーゴーランドに乗っていることを想像したら、みんなが共感できるかなって。
keiya:歌詞の中に“モノクロ”って言葉が出てくるんですけど、僕のイメージ的に、物悲しさとか、色褪せていくようなイメージがあったので、歌を録る時に、「ここは切なく歌おう」「ここはもっと抑揚つけて歌おう」とか、最初はいろいろ考えて歌ってたんですけど、どれもあまりしっくりこなかったんですよね。それで、一度全部を取っ払って、真っ直ぐ素直に“モノクロ”をイメージして無表情で歌ってみたらようやくしっくりきたんです。それだけ歌詞の持ってる力が強かったのかなって思いましたね。
――写真も衣装の雰囲気も曲にぴったりですね。
keiya:スタイリッシュさを感じてもらえたら嬉しいですね。個人的には床が鏡になっているのが好きです。
風麻:朱と紅が混ざったような色味にもこだわりました。
――MUSIC VIDEOの見所を教えてください。
keiya:今回は小道具使いたいねってことで、僕は煙管を持っていたり、刀を使ったり、番傘を回したりして、結構アクションシーンがあるので、あんまり普段しないようなところが見所ですね。
GAK:イメージシーンがいつもより多めなので、今までのMVでは見れなかったメンバーの表情とかもクローズアップされている映像になっているので、そこを見ていただきたいです。あと楽器隊が楽器以外を持っているのでそこも注目です。刀を持ったんですけど、持った時はあまりの重さにびっくりしました。でも不思議とすごく興奮しました。
風麻:まがいなりに頑張ってやりましたけど、いつもの僕らを知ってくれている人達が、新しい顔を笑わずに見てもらえたらなと……。あとは、背景とかも今までと違う感じの場所だったりするのでそこも見てほしいですね。
「大阪でワンマンをして、これなら『東京でもやれる』っていう手応えがあった」
Purple Stone
――C/W「アドレナリンBANG!」は、激しさの中にキャッチーさが同居している曲ですね。
keiya:これもデモ自体はかなり前からあったんですけど、僕としてはあまり気に入ってないというか、使い所がないと思ってたんですよね。それをGAKが、「これ化けるんじゃない!?」ってことで、アレンジしてもらったら、「いいじゃん!」って(笑)。
GAK:大元のリフはデモにもあったので、それを活かしたかったのと、僕自身、インダストリアルロックやインダストリアルメタルが好きなので、そういうアレンジが合うと直感的に感じたので、シンセを歪ませたり、金属の打撃音をリズムの1つとして組み込んだりしてアレンジを進めていきました。
――そんな中にもキャッチーさがありませんか?
GAK:メロディはデモからほぼ変わっていないので、逆にそこにポップさやキャッチーさを入れたいっていうのが狙いでした。
――「アドレナリンBANG!」というタイトルも潔い感じがいいですね。
keiya:最初は違うタイトルだったんですよ。曲の最後の部分に、元々はギターフレーズだけ入っていて、歌が入っていないセクションがあったんです。GAKのアレンジが上がってきた時に、「ここ何か足りなくない?」ってことで、歌詞の中にあった“アドレナリン”って言葉を使って何か入れようって、風麻くんと話していて。
風麻:いろんな英単語をひたすら2人でLINEしてました。“アドレナリンファイヤー”とか……(笑)。
――狙いはそっち系だったんですね。
風麻:そうですね。ファイヤーはちょっとプロレスっぽいかなって事で、“BANG”かなみたいな。
keiya:覚えやすいですし、ちょっと恥ずかしいくらいがちょうどいいかなって。いつもそういうのがあるので(笑)。
――キメと一緒に歌詞も入ってくるから一度聞いたら忘れられないですね。
keiya:そうなんですよね。「甘酸っぱいマンゴー」もやっぱりみんな覚えてくれているので、それの第2弾みたいな感じで覚えてほしいですね。ライヴのポイントにもしようと思っているので、みんなが声出してくれたら嬉しいです。
――この曲を聞いていると、不思議と元気になれます。
keiya:ありがとうございます。やってる僕らが一番楽しんでいたので、それが伝わっているんだと思います。
風麻:GAKが振り付けも考えてくれたので、みんなで歌いながらできたらメチャクチャ面白いと思うので、ライヴで欠かせない曲になりそうです。
GAK:誰でも簡単にできる振り付けなので、みんなで覚えて踊りましょう。
――C/W「浮キ世ニ咲ケ」は、タイトルから想像していたのを見事に裏切られました。
keiya:そこは、あまり合わせにかからなかったですね。
GAK:この曲は、鬼の合宿期間に、メロディもアレンジも各々のアイデアを持ちよってみんなで作っていきました。
――歌い方が他の2曲と違いませんか?
keiya:実はデモの仮歌のままなんです。録り直してはみたんですけど、デモを超えるものにはならなくて、これぐらい力が抜けてる方が良いだろうってことでそのまま採用しました。歌詞を書いているのも僕なので、(歌詞を)書き終わった後にすぐ仮歌を録るんですよ。それこそ、頭の中に書いた時の気持ちとか感情とか全部入った状態で歌っているので、歌詞に対する感情が勝手に出てると思うんです。それが本来の正しい在り方なのかなって。
Purple Stone
――歌詞で伝えたかったことは?
keiya:好きな言葉がいろいろあるんですけど、“浮世”って言葉自体が、今は“浮く”っていう漢字ですけど、元々は“憂(うれ)う”っていう漢字だったんです。辞書で引いても出てくるんですけど、“悲しい事ばかりの世の中”っていうような意味合いの言葉が出てくるんですけど、それが現代になって“浮世”に直されている理由が、“定めのない世の中”って意味に変わっているんですね。それって、昔の人たちは辛い事とか悲しい事ばかりの世の中っていう風に捉えていたかもしれないけど、今“浮世”って言葉に直されたのは、ちょっと願望が入っているというか、作っている人の意思が感じられると思うんです。そういう言葉だったり漢字が好きだし、前向きな言葉だからいつか使おうと思っていました。特別にツライ世界というわけじゃなくて、今はツライ事もいっぱいあるけど、それはずっとじゃないし、今はたまたまそういう所だよねって。そういうフワッとした所で生きて行こうみたいなことで、やっぱり誰かのために強くなりたいって部分があると思うんですけど、そう思う気持ちが素敵だなって。
――ジャケットもすごく綺麗です。
keiya:初回盤は影分身を使っているんですよ。
風麻:別の写真を後ろにずらして重ねています。
keiya:そういう遊び心は残しておきたいですよね。やっぱり「みんなが買いたい!」と思うような、ジャケットじゃないといけないと思うので。
――12月11日には、初の東京ワンマン「新宿で紫」が控えています。
keiya:東京でワンマンをずっとやりたかったんですけど、僕の病気とかもあり、なかなか実現できなかったので、今回できるってなってかなり気合いが入っています。
――前回の大阪が初ワンマンなので、2本目のワンマンライヴになるんですね。
keiya:活動自体は2年くらいになるんですけど、休養期間が半年あるのと、復帰してすぐにワンマンというのも違うかなと思っていたので、しっかりと自分たちで固めてからやりたかったんです。前回、大阪でワンマンをして、これなら「東京でもやれる」っていう手応えがあったので。
――どんなワンマンライヴになりそうですか?
GAK:セットリストも新曲が入ってくるので、それによって僕たちのライヴの見え方だったり、雰囲気がさらに違ったものに見えてくると思うんですよね。お客さんの楽しみ方も、またひとつ大きく成長するんじゃないかなって思っています。
風麻:今作をリリースしてからの一発目のライヴなので、新衣装にもなるし、今までと全く違うものになると思います。僕ら自身も「どんな見え方になるんやろ?」って、ワクワクしているので、ヴィジュアル的にも注目してもらえたら嬉しいです。
keiya:Purple Stoneのライヴを観たことがない人も、ワンマンは曲もたくさんできますし、MCの時間もたくさんあるので、ワンマンでしか感じてもらえない部分がたくさんあるので、お友達をたくさん誘って来て欲しいです。


●2016年の抱負

【keiya】

keiya:曲はたくさんあるんですけど、とてつもない曲をまだ生み出せていないので、とてつもない曲を生みだすためにたくさん曲を書いて、たくさん詞を書いているので、2016年はすっげーいい曲を作りたいです。
――代表曲のような?
keiya:そうですね。曲を作れば作るだけ、みんなもレベルアップしていっているので、みんなの力が合わせれば手が届くんじゃないかなって思っています。1曲すごい曲ができたら、その流れで何曲もすごい曲ができると思うので、早くそのレベルに到達したいです。
――個人的にはいかがですか?
keiya:プライベートってあんまりないんですよね。今も「もう年末なの!?」っていう感じなので、抱負とかを考える余地もないぐらい急に師走がきました(笑)。今年は忙しくさせてもらったんですけど、来年はもっと忙しくしたいし、余計な事とかいらない事を考えなくていいくらい、ファンの子達とライヴで接したいし、もっと俺らの事を知ってもらいたい。そのためにも、とにかく忙しくしたいなと思います。


【風麻】

風麻:「回転木馬」じゃないですけど、目を回すくらい忙しくなりたいなと思っています。楽曲もたくさん作りたいし、作詞もしたいので、今ある3枚を超えたメガヒットを飛ばせるものを作りたいです。
――個人的なことはありますか?
風麻:最近、若干太ったので痩せたいなと……(笑)。モデル体型になりたいけど、それは骨を削らないと無理なので、削らないでいけるところまで頑張りたいと思います。


【GAK】

GAK:ライヴに関しては、さらに洗練されたステージングを目指したいですし、曲に関しても、無駄のないというか、誰しもが聴けるというか、そういう音楽にさらに磨きをかけて音を作っていきたいと、常に思ってるんですけど、毎年この時期になると、「来年こそはもっと!」って思いますね。
――個人的にはいかがでしょう?
GAK:仕事もプライベートの切り替えにメリハリをつけたいと思います。今は音楽がメインなので、常に音楽の事を考えちゃうんですけど、あえてそこは考えない時は考えない時間を作れるようになりたいです。そういう時間に、没頭できる何かを見つけたいですね。
keiya:じゃあ来年はみんなで趣味を探そう!
――誰も趣味がないんですか?
風麻:あるっちゃーあるでしょ?
keiya:僕?
風麻:よくアニメ見てるでしょ?
keiya:あんなん趣味ちゃうよ! ただの現実逃避(笑)。体を動かす趣味がいいですよね。釣りは微妙ですけど……。
風麻:釣り面白いじゃん! 釣りは本当に空になれるんですよ。
keiya:だって釣れへんもん。
――GAKさんの趣味はあります?
GAK:あるっちゃーあるけど……、人には言えない(笑)。
keiya:ダメじゃん!
GAK:来年の抱負は、人にも言える趣味を持ちたいと思います。親にも言える趣味を。
一同:(笑)。
RELEASE
3rd Single
「回転木馬」
2015.12.09 Release!!

Purple Stone
初回限定盤
CD+DVD
CCR-017
/CCR-017B
¥926(税別)
[CD]
01. 回転木馬
02. 回転木馬 instrumental

[DVD]
01. 回転木馬 Music Video



Purple Stone
通常盤A
CD
CCR-018
¥926(税別)
[CD]
01. 回転木馬
02. アドレナリンBANG!



Purple Stone
通常盤B
CD
CCR-019
¥926(税別)
[CD]
01. 回転木馬
02. 浮キ世ニ咲ケ

SCHEDULE
Purple Stone 2nd ワンマンライブ「新宿で紫」
12.11(金) 新宿RUIDO K4



12.16(水)OSAKA MUSE
12.24(木)OSAKA MUSE
12.30(水)渋谷REX
12.31(木)OSAKA MUSE
01.07(木)心斎橋VARON
01.31(日)umeda AKASO
02.11(木)OSAKA RUIDO
03.26(土)HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3

PROFILE
Purple Stone

Purple Stone Vo:keiya
Birthday: 05.30
Blood type: B
Purple Stone Ba:風麻
Birthday: 06.28
Blood type: A
Purple Stone Gu:GAK
Birthday: 01.16
Blood type: A
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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