INTERVIEW
Special
シビレバシルから、Shimizuya Records所属初音源『二重人格』がリリースされる。
「自分たちのやりたい感情が入っていれば何でもあり」と、和泉が語るように、その時の感情がそのままつめ込まれたかのような生々しさが伝わってくる。
11月23日の単独公演は即日完売となり、来年2月21日は早くも『二度目の人間失格』が決まっている。
ViSULOG初登場となる今回は、結成のいきさつから『二重人格』について話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「そこにちゃんと自分たちのやりたい感情が入っているかどうかでジャッジしてる」
シビレバシル
――ViSULOG初登場となりますので、バンド結成のいきさつから教えてください。
Marya:結成当初は今のメンバーではなかったんですけど、根っこの部分で言うと、僕と和泉くんの気が合ったというか。和泉くんも僕の曲を気に入ってくれていたので、「一緒にやってみようか」ってことで始めて、今のメンバーと出会って今にいたります。
――今の体制になってどれぐらいですか?
ユウト:2年半くらいですね。
――「シビレバシル」のバンド名の由来を教えてください。
和泉:濁点が好きで、「シビレバシル」っていう響きが自分で言っていてすごく気持ちいいなと思って。よく「シビレバジル」とか言われるんですけど、「シビレバシル」です。意味合いもあるんですけど、説明すると結構カッコ悪いのであんまり言いたくないです(笑)。
――インパクトのある名前ですよね。
和泉:わりと気持ち悪がられるんですよね。最初にバンド名決めるときも、メンバーから「いや、それはないんじゃない」みたいなことを言われたり(笑)。
Marya:完全に1対3になったのでざわつきましたね(笑)。でも逆に面白いかなって思ったんです。
――バンドコンセプトやテーマはありますか?
和泉:コンセプトっていうもの自体、僕自身あってないようなものなのかなって感じなんですけど、シビレバシルは、とりあえずなんでもアリだと思っていて、そこにちゃんと自分たちのやりたい感情が入っているかどうかでジャッジしてるところはありますね。楽曲の雰囲気とかも全く縛りはないですし。
Marya:最近はインパクトで勝負してるところはあるかもしれないですね。
和泉:写真とかも毎回ガラッと変わりますから。
――今作『二重人格』はどういうコンセプトで制作されたんですか?
Marya:最初に和泉くんから「二重人格」っていうキーワードが出てきたので、タイトル先行なところはありましたね。それに沿って各々が思ったものを形にしていった感じです。
――曲作りはどのように?
Marya:何曲か作って持っていって、「これが合うんじゃない?」ってメンバーでセレクトして、そこからみんなで固めていきました。
――最初に聴いた印象と、MUSIC CLIPを見た時の印象が、良い意味でギャップがあったんですよ。
Marya:監督さんに「こういう映像が撮りたい」って話した時に、「それで大丈夫?」って不安を持たれたので、そういう意味では狙い通りですね。
――楽曲の印象から、もう少し爽やかな雰囲気かなって。
和泉:いつも映像に関しては、楽曲のイメージよりも歌詞とリンクさせることが多いので、曲のイメージとは全然違う感じになることがあるんです。
――歌詞はどんなことを?
和泉:思ったことをそのまま書いただけなんですけど、あんまり歌詞のことについて話すのが好きじゃないというか、各々が聴いて、読んで感じてほしいんですよね。
――聴きどころを教えてください。
Marya:シンプルなものを作ろうと思っていたので、狙い通りのシンプルな曲に出来ましたね。
ユウト:最初にデモを聴いた時は、単純に良い曲だなって思ったんですけど、バンドで合わせた時は曲がストレートすぎて、今までにない違和感がすごくあったんですよ。そこから“自分たちらしさ”を入れようってことで出来たのが今の形で、今もシンプルですけど、最初はもっとシンプルだったんですよ。
Marya:今まで作ってきた曲も、エグさを出そう、エグさを出そうとしてたんですけど、「二重人格」は、アレンジとかも含めてそのエグみがなさすぎたんですよね。本当に普通の曲になっちゃったので、ちょっとエグさを足していこうってことでアレンジしていきました。
rei:バンドの流れ的にも、Shimizuya Recordsに所属して一発目っていうこともあったので、今までとは違うものにしたかったし、よりたくさんの人に聴いてもらいたいっていう思いがメンバーの中にもあったんです。
――Shimizuya Recordsには、どういった経緯で?
rei:主催イベントによく出させていただいていて、そこでライヴの感想とか曲の感想をいただいていたので、その流れでっていう感じですね。
和泉:僕も社長と話す前から、Avelcainさんの写真とか動画とかを見て、「ぶっ飛んでるな」、「面白いこと考えるな」って思っていたんです。僕らも自主のときから「危ないことなんてお構いなしだぜ」ってぐらいの感覚でバンドをやっていて、社長と話したら「やっぱりぶっ飛んでるな」って(笑)。そこから一緒にやりたいっていう気持ちが大きくなっていきました。
社長:そんなにぶっ飛んでた?
和泉:それはもう、大分ぶっ飛んでましたよ(笑)。でも、今までは分かってくれる人がいなかったんですよね。第三者だからこそ笑ってくれるというか、他人事だから楽しんでくれているんだろうなっていうのを、ひしひしと感じていたんですけど、社長は遊び半分じゃなくて、真剣に意見を言ってくれたんですよ。そこにすごく共感したんですよね。
――始めて真剣に向き合える人が現れたと。
和泉:そうですね。逆に社長についてももっと知りたくなったんですよ。それで過去にやってたバンドの写真とかを漁ってみたら「やっぱり過去もぶっ飛んでるな」って(笑)。
「マヨネーズが目と鼻に入りまくって、2時間ぐらい経ってもまだ鼻からマヨネーズが出てくる」
シビレバシル
――今回のMVもかなりぶっ飛んでるなと思いましたよ。
rei:これまでのMVは、見たまんまの衝撃というか、インパクト重視だったんですけど、今回はわりとストーリー性を重視したとうか、違う意味での衝撃的な映像ができたかなと思いますね。演奏シーンでも狭い部屋にドラムセットを置いたり、「普通の部屋に楽器置いちゃいました」みたいなところが面白いと思います。
――見所を教えてください。
rei:部屋でドラムを叩いてるところですね。部屋が狭いので、ドラムセットを入れるのがすごく大変で、夏場だしものすごく暑かったんですけど、今までとは違った新しい良い作品ができたと思います。
ユウト:今までのMVの中では一番ストーリー性があるので、それを表現するために何をしようかっていうのをすごく考えたので、それを踏まえて見てもらいたいですね。あとは歌詞を読みながらも観て考えてほしいです。
――お気に入りシーンはありますか?
ユウト:ボーカルがボーカルを刺す瞬間のすれ違う顔が好きですね。
和泉:今回のMVを撮る前に、ストーリーを全部文字にして、それをどれだけ実際の映像に出来るかなって考えてたんですけど、思い通りのものが出来たので満足です。どこを観ても本当に気持ち悪い顔をしてるんですけど、さっきユウトが言ってた刺してるところだけは本当に盛れてるなと思いました(笑)。
ユウト:殺意が伝わってくる表情してるよね。
Marya:フード被るところも好きだけどね。
和泉:あれは顔が隠れてるから雰囲気イケメンだな。
――撮影中のエピソードがあれば教えてください。
和泉:マヨネーズをかけてるシーンがあるんですけど、序盤で使いすぎて全然足りなくなっちゃったんですよ。一発勝負の撮影だったし、気合入れてグワーってやったんですけど、マヨネーズが目と鼻に入りまくって、2時間ぐらい経ってもまだ鼻からマヨネーズが出てくるし、目は充血するしできつかったです。
Marya:あとは、撮影が真夏の激暑の日だったので、クーラー付けてたんですけど全然涼しくないんですよ。おかしいなとは思ってたんですけど、8時間くらい経った時にドライだったことに気付いて……。
一同:(笑)。
――その暑さで、あの切羽詰まった感じが出たのかもしれないですね。
Marya:過酷な撮影ではありましたけど、終わってみれば楽しかったです。
「ミスマッチ感がベストマッチ」
シビレバシル
――C/W「BOTTONRESS SWAMP」はどういうテーマで?
Marya:「二重人格」の選曲会の時に出した1曲なんですけど、キャッチーな曲を作ろうと思って、アレンジもよりストレートな感じで作りました。あえてギターソロを入れなかったり、無駄なところを省いていきました。
――歌詞はエグさがありますね。
和泉:そうですね。もうそのまま底なし沼って感じです。
――聴き所を教えてください。
ユウト:ベースで言うと、3曲の中で一番ポップに録りました。キャッチーではなくポップさを意識してベースラインを作ったんですけど、ミックスしてみたらすごく重い感じになって、これはこれでカッコいいなと思いました。
rei:maryaくんが持ってきてくれたデモを極力崩さずに、自分の色を入れたドラムは考えました。
――Aメロはライヴ映えしそうですね。
Marya:基本的にメロディーラインは僕が作るんですけど、こういうエグさを出したい時は、あえて作らずに和泉くんに丸投げして、エグさを注入してもらうんです。「好き勝手やってください」って。
和泉:本当に好き勝手やりましたね。そのまま言葉を詰め込みました。
――繰り返しの歌詞が耳に残りますね
和泉:こういうの好きなんです。
――C/W「ロマネスク、無情」についても教えてください。
Marya:今まで作ってきた音源だと、3曲入りだったら速い曲が2曲で、残りはバラードみたいなバランスで考えていたんですけど、今作はバラードを無しにして差もつけたいと思ったので、全曲通してアッパーな曲が多いんです。その中で、メロディはしっかりしていて哀愁が漂っているので、バラード担当の立ち位置になるような曲ですね。
ユウト:デモを聴いたときに、イントロのギターが渋くていいなって思って、大人っぽさみたいなものを感じたので、この曲についてはキャッチーさを意識しながら弾きました。
――こういう曲が入ることで懐の深さが見えますね。
和泉:僕の中でmaryaくんは、哀愁の曲を作るイメージが強いので、これはもろmaryaんの曲で、聴いたときに歌詞がすぐに出てきたので、それをそのまま歌詞にしました。
――歌詞についての要望を出したりするんですか?
Marya:しないですね。「マジで!」って思うこともあるんですけど、逆にそのミスマッチ感がベストマッチかなと思いますね。
――ボーナストラック「ハレンチナイトシティー」を聴いた時に、最初は違うバンドの曲かと思いました(笑)。
Marya:メンバー含め、社長もなんですけど、これが1番気に入ってるんです。
和泉:こういう部分が自由なんですよね。あんまり縛りをつけずにいった結果がそういうところにもなるんですけど、僕的には「どこが違うの?」って感じなんです。これもデモを聴いたときに一気に歌詞とか全部出てきて「これにはこれしかないだろ!」って感じで録っていきました。
――どれが本当のシビレバシルなんだろうって。
和泉:そう思わせたら勝ちですね。
Marya:でも、曲を作るときは挑戦が多かったんですよ。新しいテイストを入れてみようと5拍子にしてみたり、自分らしさをうまく詰め込めました。
――今作『二重人格』は、シビレバシルにとってどんな1枚になりましたか?
和泉:よくあるんですけど、音源を聴いて「何々っぽいよね」とか、ジャンルを決められるのが嫌いなんですよ。だから、この4曲が自分の中でのベストだと思っていて、ボーナストラックも含めてすごくバランスの良い1枚になりました。
「ゴミ人間のやるべき事」
シビレバシル
――2016年2月21日に行われる『ゴミ拾い人間カリキュラム』というのはいったい?
一同:(笑)。
和泉:僕ゴミ人間なんです。だからライヴの時間までゴミを拾うっていう。
――お客さんも一緒に?
和泉:お客さんも一緒です。「ゴミ人間発狂カリキュラム」っていう曲があるんですけど、「ゴミ人間」っていうものを大々的にバンドでやっているので、それを有言実行しようということで。
――新しい取り組みですね。
社長:雪降ったらどうしようね。
Marya:雪だったら雪かきにしよう。でも雨はきついね。
ユウト:多少の雨ではやるけどね。
和泉:そういう時ぐらい頑張らないと、普段は人の為になるようなことが何もできていないので、少しでも人のためになれば最高ですね。
――今後もこのような活動をしていく?
和泉:内容は分からないですけど、面白いことはし続けていきたいですね。
――その後に行われるライヴ『二度目の人間失格』は、どんなライヴになりそうですか?
rei: 11月23日の『人間失格』がソールドアウトしてからEDGEなので、11月23日は、新生シビレバシルじゃないですけど、そういうところをちょっとでも見せられればいいのかなって思っているので、それをさらに進化させた内容にしたいですね。
――それでは最後にViSULOGを見ている人にメッセージをお願いします。
rei:ViSULOG初登場ということでありざいました。今年は11月23日のワンマンと、来年2月21日のゴミ拾いと池袋EDGEワンマンを無事に終わらせて、それが終わってもガンガン面白いことが出来たらなと思っているので、これからも宜しくお願いします!
ユウト:WEBなので、全国の皆さんに見ていただけていると思うんですけど、Shimizuya Recordsに入って、シビレバシルも活動の幅が広がっていけたらいいなという気持ちもあるので、楽しみにしていただければなと思います。
Marya:ViSULOG初登場ありがとうございました。真面目な話は苦手なんですけど、今後も気持ち悪いことと、カッコいいこととを織り交ぜたような活動を、どんどんグレードアップしてやっていこうと思うので、これからも宜しくお願いします。
和泉:ViSULOGのインタビューを見てくれたみなさんありがとうございます。最近バンドやってて思うのが、今の時代って本当にしょーもないバンドばっかなんですよ。似たり寄ったりだの、コテとかキラキラだの勝手にカテゴリに捉われてるバンドばっかりなので、どこのカテゴリにも属さないぐらいの新しいシーンを築こうと思うので、これからのシビレの活動をとくとご覧あれという感じですね。そして、僕の真似は誰もしないでください
RELEASE
NEW SINGLE
「二重人格」
2015.10.14 Release!!

シビレバシル
TYPE A
CD
SBL-017
¥1,500(税別)
300枚限定生産
[CD]
01. 二重人格
02. BOTTOMLESS SWAMP
03. ロマネスク、無情

即日完売の為、2016年03月9日2nd Press発売決定!
2015年02月21日(日)池袋EDGE シビレバシル単独劇場「人間失格」会場物販にて先行発売。



NEW SINGLE
「月姫」
映画『Moonbow』
タイアップ曲決定

2016.03.09 Release!!

シビレバシル
◎◎盤
CD
SBL-018A
¥500(税別)
1000枚限定生産
[CD]
01. 月姫

シビレバシル
通常盤
CD
SBL-018B
¥1,500(税別)
300枚限定生産
[CD]
01. 月姫
02. 嘘を重ねたカスタネット
03. Black Black Happy

SCHEDULE
えんそく/Sick2/シビレバシル3MANツアー
『Sick過ぎてシビレる人生!』

12.09(水)名古屋R.A.D
12.10(木)岐阜ants
12.11(水)心斎橋FANJ
12.13(日)渋谷DESEO

Shimizuya Records
『百戦錬磨』

メカクシ 2MAN
01.26(火)名古屋HOLIDAY NEXT
ギャロ / SAVAGE 3MAN
01.28(木)名古屋HOLIDAY NEXT
AvelCain 2MAN
01.29(金)名古屋HOLIDAY NEXT

シビレバシル単独劇場 前半戦
『ゴミ拾い人間カリキュラム』

02.21(日)池袋西口公園付近から池袋EDGEにかけて

シビレバシル単独劇場
『二度目の人間失格』

02.21(日)池袋EDGE

『月姫』発売記念主催イベント
「月姫と秘め事」TOUR

03.14(月)池袋CYBER
03.16(水)名古屋ell.SIZE
03.17(木)大阪FAN-J
03.25(金)高田馬場AREA



12.02(水)新宿RUIDO K4
12.10(木)岐阜ants
12.17(木)OSAKA MUSE
12.18(金)名古屋HOLIDAY NEXT
12.26(土)高田馬場AREA
12.29(火)EDGE Ikebukuro
12.31(木)新宿RUIDO K4
12.31(木)渋谷REX
01.10(日)OSAKA RUIDO
01.11(月・祝)名古屋E.L.L
01.17(日)池袋EDGE
01.22(金)池袋RUIDO K3
01.24(日)池袋EDGE
02.11(木・祝)岡山CRAZY MAMA KINGDOM
02.12(金)福岡DRUM Be-1
02.14(日)大阪RUIDO
02.27(土)高田馬場AREA

PROFILE
シビレバシル

シビレバシル Vo:和泉
Birthday: 05.09
Blood type: A
シビレバシル Gu:Marya
Birthday: 06.04
Blood type: O
シビレバシル Ba:ユウト
Birthday: 11.03
Blood type: O
シビレバシル Dr:rei
Birthday: 05.08
Blood type: B
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

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