INTERVIEW
Special
サウイフモノのNew Single『UN-DEADHOUSE』が3月18日にリリースされる。
今作は「最近ROCKに影響を受けた」というSACCIのまた新たな一面が垣間見えるROCKチューンに仕上がっており、カップリングナンバーも、シンプルでROCKテイスト満載の楽曲が揃っている。
間もなく3周年を迎えるメンバー5人に話しを訊いた。

取材・文:山本貴也
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「ストーリーテラーが入る事によって、全てが台無しになる気がした」
サウイフモノ
――3/18にNEW SINGLE『UN-DEADHOUSE』がリリースされますが、前作からガラリと雰囲気が変わりましたね。
SACCI:2014年はとにかくライヴをたくさんやった年で、やり過ぎて意味わかんなくなったんですよ。「意味ねーな」っていうライヴもいっぱいあったし、それでもライヴをやるわけで、振り返ると2月から12月までほとんど毎月のようにツアーに行ってたんです。だったらライヴで毎回全力を尽くせる曲をとりあえずリリースしたいと思ってその時間をかたどる3曲を出そうというコンセプトです。
――ライヴを想定しての作品だったんですね。タイトルの『UN-DEADHOUSE』というのは?
SACCI:歌詞を読んでもあんまり分かんないかもしれないですけど、ゾンビのようなイメージで、それがバーチャルなのかリアルなのかは分かんないですけど、現実にいらだちを持ってる主人公が殺しまくるっていう。
――すごくROCK色が強い楽曲ですよね。
SACCI:そうなんですよ。今も進行中なんですけど、最近すげーROCKにハマっちゃいまして、いろんなライヴ見させてもらって「すげーカッコいい」と思えるバンドさんがたくさんいて、かなり影響を受けたんですよ。作曲の仕方も今までと全然違って、3曲ともスタジオにギターを持って行って歌って作るみたいな。
――同期が少なくなったのもその影響だったんですね。
SACCI:そうですね。とりあえずバンド・サウンドを基盤に考えて作っていきました。
――何がキッカケでROCKにハマったんですか?
SACCI:本当にいろいろあるんですけど、ROCKバンドのライヴに行った時にスゲー感動したんです。激しいだけじゃないし、感動もあるし、上手いし「こんなに楽しいライヴない!」って思ったんです。それからROCKバンドをたくさん聴いたり観にいったりしました。今までROCKって一度も通らずにJ-POPとかクラシックとかだったので、打ち込みとかも多かったんですけど「こんな音楽があるんだ!」っていう発見からコピリ始めてたんですけど、今までの自分の音楽性とも融合できると思うので、今後はまた新しい音楽が作れるんじゃないかな。
――SACCIさん以外はROCKは通ってきました?
ヒロバッキー:僕はXから入ったので。
nono:僕も意外と最近ですね。たまたまなんですけど去年はずっとシンフォニック系のメタルばっかり聴いていて、年末くらいから『オジー・オズボーン』『ARCH ENEMY』とか、わりとクラシカルじゃない方の、ギターが細かい感じのを聴き始めて、最近ようやく『SLIPKNOT』に辿り着きました。
カムイ:話が合いそうです(笑)。
nono:『SLIPKNOT』はすごいですね。一番音がいいって聞いてたんですけど、本当にすごすぎました。
カムイ:『SLIPKNOT』に憧れはあったんですけど、実際やってたのはROCKではなかったので、やっぱり僕もわりと最近ですね。
ぬっぺ:中学生の時とかに通ってはいるんですけど、好き嫌いで言えば……どうなんですかね(笑)。
サウイフモノ
――「UN-DEADHOUSE」の聞きどころを教えてください。
カムイ:やっぱりイントロのツーバスセクションですね。完成してから聴いてもカッコよく出来たなと思いますし、「こういう風に叩くんだよ」っていう熱気的なものが聴いてる側に伝わりやすいフレーズになったんじゃないかなと思います。今までとはまた違う感じの曲なので、また自分のスキルアップに繋がりました。
ぬっぺ:「何が一番カッコいいか」を考えた時に、シンプルなフレーズを淡々と弾いてるベーシストって究極系だなと。そこに少しでも近づけたいと思ってフレーズをつけました。たぶん今までリリースしたシングルの中でも一番シンプルなフレーズになってると思います。
nono:好きな感じのギターリフだったんで、すごく面白く弾けたんですけど、レコーディングしたのが年の始めくらいで、最近また価値観が変わってきてるので、そこまでの集大成かなって感じはしますね。ずっと積み重ねてきたものを去年1年間やってきたので、自分の価値観の集大成のようなシングルですね。
――次作からはまた違うNONOさんが?
nono:そうかもしれないですね。最近『オジー・オズボーン』がギタリスト変えたんですけど、その理由が、「もう自分のCDだと思わなくなっちゃった」って。ずっとザック・ワイルドっていうギタリストがやってたんですけど、「ザックのCDみたいだ」って。僕もそれくらい存在感のあるギタリストになりたいので、曲を綺麗にまとめて「自分のポジションはここだ」って思いながら作りました。
ヒロバッキー:SACCIと一緒にスタジオ入って、ギターで作ったってのは気持ちいいですね。やっぱりリフからできるものって、ギターとかベースはそのままプレイできるし、気持ちい手グセで作ってくれたんでだいぶ楽しいです。ライヴでもすでに何回か披露してるんですけど、これもSACCIの影響で「さらに熱く」みたいな感じで、この曲でさらにライヴを熱くしてやりたいんですよ。
――そういえば、ストーリーテラーはどうなったんですか?
ヒロバッキー:あれは……えー、一時休業っすかね(笑)。曲によってはあるかもしれない?
SACCI:最後の最後まで迷ったんですけどね。「この曲のどこにストーリーテラー入れるかな」って僕がぼそって言ったら、カムイが「絶対やめましょう! それはダメです!!」みたいな。それでこうなったんです。
――猛反対?
カムイ:そりゃそうですよ! それまで気持ちよく出来てたのに、ストーリーテラーが入る事によって、なんか全てが台無しになる気がしたんですよね(笑)。
ヒロバッキー:必要があればまたいつでも言ってね!
――MVはどんな仕上がりに?
SACCI:今回は演奏シーンが多くて、シルエットがはっきりしてる撮り方をしたので、前作、前々作とは全く違います。僕このシングルのために髪を切ったんですよ。ずっと似たような感じだったんで、ここに来てバッサリいったんで、バンドも含めてイメチェンができたらなって。
ヒロバッキー:今までは、ポップだったり、面白おかしかったりっていう一面を見せてたと思うんですけど、今回は曲がこういう感じなんでイメージガラリと変えていこうと思って、動きも軟弱じゃなくて、男らしい激しい動きで、ギターも腰で構えるみたいな。そういう気持ちで撮りました。
――見所を教えてください。
SACCI:やっぱり激しい動きとカメラワークですかね!キメ顔を全くしてないし、ただライブのように歌ってたんで!ライブを観てるような感覚で再生してくれたらと思います。
nono:見所は私のギターさばきですかね!今回はたくさん手元を映してもらったんでその辺を・・・多分自己満足なんでしょうけど(笑)!
ヒロバッキー:今までのサウイフモノにはなかったような激しさと表情ですね!コーラスひとつにしてもメンバーの顔、そして目。目を見て欲しいですね!
ぬっぺ:PVでの影の薄さには定評があるんですが、3年目にしてやっと、本当にやっと顔のアップが使われたところです。
カムイ:いつもとは全く違う激しいカメラワーク、ステージングになっているので普段から僕らを応援している人も初めてサウイフモノを見るという人も楽しめる映像になってると思います!!
「“どれだけ成長したか”っていうのをみんなに見せたい」
サウイフモノ
――「PHOTOGRAPHER」カッコいいですよね! 一番好きです。
SACCI:結構みんなに言われます。「これシングルでしょ?」って。これも過程としては1曲目に近いんですけど、圧倒的に違うのが、このサビだけ家で作ったんでちょっとニュアンスが違うんですよ。1曲目がメロディアスな方向に進まなかったので、2曲目は差別化するためにも「絶対サビは作ろう」と思って。曲のコンセプトとしては、メロディアスかそうじゃないかだけで大差はいですね。でも歌詞を書く上では大きく変わっていて、1曲目は英語が多くて響きをかなり優先して非現実的な比喩を使って、この曲はもっと身近な悪い男、悪い女へのメッセージです。
カムイ:テンポの関係もあるんですけど、シンプルに疾走感重視というか、聴きやすさを意識して、「これは気持ちいいね」っていうのを優先したので、曲の全体像を聴いてほしいですね。
ぬっぺ:いつもと違うアレンジにしたかったので、あえて何もしないでいこうかなと。極限までシンプルにして、場所によってはかなりルーズに弾いてみました。疾走感のある曲なので、きっとギターは前めにくるだろうと思ってあえてのルーズさです。
nono:そのルーズさのおかげですごい大変だったんですよ(笑)。特にサビなんて全然合わなくて本当に困りましたね。とにかく速い曲なので、ごちゃってならないようにってことを意識しました。
ヒロバッキー:最初はシンセが入ってなかったんですけど、「やっぱシンセ入れるわ」って入れてからガラッと変わりましたね。これからライヴでやるのが楽しみです。
SACCI:あのシンセしつこいですからね(笑)。でも一気にキャッチーになりましたよね。
――「LITTLE BELIEVER」はストレートなギターポップですね。
SACCI:僕が今まで書いた曲の中で一番ストレートかもしれないです。
――これもギターから作ったんですか?
SACCI:そうですね。感動の押し売りみたいな展開で、「僕ら熱いですよね!?」みたいな感じの曲にしたかった(笑)。最後の“♪ラーラーラララー”ってとこは、感動っぽくするためにわざわざラララにしたんですよ。テレビでたまたま見たベーシストの雑談みたいな番組があって、そこで「シングアロングで締めるととにかく感動になる」「ヒット曲ってのはほとんどそうなってる」と。たしかにうちらはシングアロングないなと思って、無理矢理感動を作りました(笑)。だからオーラス感はありますよね。
――タイトルの「LITTLE BELIEVER」とは?
SACCI:“信じる人”ですね。僕は全くこんな事思ってないんですけど、思えたらいいなって思って。なんか歳を重ねるごとに現実主義になって夢見る事を忘れるんですけど、自分もそういう気持ちになりたいなと思って書きました。たまにはいい兄ちゃんでいたいなって。
――曲もここまでストレートなのは珍しいですよね。
SACCI:どストレートですね。みんなにも「細かい事はダメ!シンプルだからいいんだよ」って、とにかくシンプルにしてもらいました。
カムイ:この曲はわりとノリでフレーズを作っていきました。ライヴでも重宝される曲になると思うし、前の2曲とは全く違う聞きどころがあっていい曲ですよね。
SACCI:フィルインとか落としのところとかも、本当にシンプルなのがウリですね。
ぬっぺ:おそらく、全員では初めてコーラスをレコーディングしたので、みんなの声の判別に挑戦してほしいなって思ってるんですよね。きっとそういう聴き方も楽しいと思います。
nono:最初にもらった時は「メロコアっぽいな」と思ったんですね。僕が小さい頃は、メロコア全盛期の時代があってたくさん聴いたんです。その中でも、DRAGON ASHの「DRUGS CAN'T KILL TEENS」という曲の、1音目のギターがすっごい好きで、あのカッティング感をどうしても出したくてすごく時間がかかりました。
ヒロバッキー:全員でコーラスを録った時に、うまい人とうまくない人と2人づつ組み合わせてやったんですね。皆さんのご想像通り僕はうまくない方なんですけど、箇所箇所で録って確認して、録って確認してってやってたら、だんだんもう1人がブースに入ってこなくなったんです。俺が録るのに時間かかってるから嫌なんだろうなって思いながら、頑張って録りました。
サウイフモノ
――ちなみに相方は誰だったんですか?
カムイ:俺です。なんか訳わかんない事言い始めたんですよ。コーラスだから普通に歌えばいいのに、何をとち狂ったか分かんないんですけど「上からやってみるわ」とか言い出して、急に何かに登り始めたり……(笑)。でも本人は大真面目にやってるからその時は何も言えなかったんですよ。
ヒロバッキー:違うんですよ。猫背で上に胸はって声を出せないから「上からやるよ」ってことを説明しなかったね。
カムイ:何してるのかなってずっと思ってた(笑)。その光景を見られてるのも恥ずかしくって、2回目は行きにくかったんです……。
SACCI:何回かやった時に「二人のリズムがずれてるよ」ってアドバイスしたんです。カムイは合ってたんですけど、バッキーさんがずれてたり、長さが足りなかったりしてたので、カムイが一生懸命バッキーさんにリズムを取らせるために肩を組んでやってて、それがすごく微笑ましかった(笑)。
カムイ:大変でしたけど楽しかったですよ(笑)。
――これがリリースされると次は3周年のワンマンクエストですね。
SACCI:まだ何も考えてないですけどね。とりあえずチケットが大して売れてないので、そんなに構える必要もないかなと思いつついつも通りやろうかなと。
――2日目の場所が不明になってますが?
SACCI:不明なんですよ。時間とかも分かんないしチケット代も分からない。これが例えば、場所は不明でチケット代がタダならわかるんですけど……。そう思うと「これ絶対に売れねーぞ」って不安なんですよね。
――いつ発表されるんですか?
SACCI:前日に発表みたいなくだりは聞いてますけど……。
――何かヒントはありますか?
SACCI:そうですね。3周年と言えばここでしょぐらいかな。
nono:僕らと言えば的な……。
ヒロバッキー:○○○○○○○がそこだったし……。
サウイフモノ
――それ答えですよ(笑)。3周年を迎えるにあたってのメッセージをお願いします。
カムイ:僕はそのハコに結構思い入れがあって、初めてそこに行った時に、マスクにサングラスしてニット帽で行ったんすよ(笑)。でも、どうやって入ればいいかも分からなくて、ウロウロしてたところをメンバーに見つかったんですけど、「こいつはメンバーじゃない」って顔をされたのを今でも覚えてます(笑)。いい意味でも悪い意味でもすごく思い入れのあるハコなので3年経った僕を観に来てほしいですね。
ぬっぺ:3年って学生で言うと3年生、やっと3年という時間で……。
nono:全然まとまってない(笑)。
ぬっぺ:出発が悪かったね(笑)。何が言いたいかというと、まだまだ“新入生歓迎してますよ!”ってことなんですよ。3年経ってるけど、まだまだ始まったばかりだから。
SACCI:それさ、マジで3年間言ってるよね。
カムイ:2年目も言ってた気がする(笑)。
nono:僕は年月はどうでもいいかなって気がしてるんですけど、それを口実にたぶん曲もたくさんやると思うんで、激しくいけたらいいですね。
ヒロバッキー:すごく特別な事をやろうとしてる感がありますけど、それに気負いすることなく、バンドの通過点の1つぐらいな気持ちで楽しんでもらって、これからまだまだ続くサウイフモノを応援していただけたらと思いますね。
SACCI:一番強調したいのは“どれだけ成長したか”っていうのをみんなに見せたいんですよ。1STシングルは僕ら3人でやってた時で、その辺の音源ってチープの極みで正直今聴けたもんじゃないんですよ。そこから7枚ぐらいシングルを出して明らかに作品ごとに成長してるし、やっと人並みのバンドになってきたなと思うし、ここからが本当の勝負かなって思うんですよね。ようやくバンドとしても良くなってきたので、成長を感じてこれからを期待してほしいですね。2015年は僕らの新しい音楽、新しいライヴをもう一度いろんな人に観てもらいたいなって思います。
RELEASE
New Single 「UN-DEADHOUSE」
2015.03.18 Release!
サウイフモノ
初回限定盤 Type A
CD+DVD
TRCL-0103A
¥1,800(tax out)

[CD]
01. UN-DEADHOUSE
02. PHOTOGRAPHER

[DVD]
UN-DEADHOUSE
UN-DEADHOUSE(MUSIC CLIP)

サウイフモノ
通常盤 Type B
CD
TRCL-0103B
¥1,500(tax out)

[CD]
01. UN-DEADHOUSE
02. PHOTOGRAPHER
03. LITTLE BELIEVER

SCHEDULE
Souiumono 3rd Anniversary ONE MAN QUEST
「ソリティアッド攻略~幻鳥編~」
03.28(土) shibuya duo MUSIC EXCHANGE
「ソリティアッド攻略~家宝編~」
03.29(日) 不明

「V-BAND 祭」~SUMMER FESTIVAL 2015~
07.31(金)SHIBUYA-REX
08.07(金)大阪MUSE
08.08(土)神戸VARIT.
08.09(日)名古屋E.L.L
08.14(金)TSUTAYA O-WEST



03.07(土) SHIBUYA REX
03.21(土) 名古屋HeartLand
03.22(日) namba ROCKETS
05.02(土) 高田馬場AREA
05.30(土) 高田馬場AREA

PROFILE
サウイフモノ

サウイフモノ Vocal:SACCI
たんじょうび: フリーダイヤル0120
けつえきがた: B
サウイフモノ Guitar:nono
たんじょうび: 10.22
けつえきがた: A
サウイフモノ Storyteller:ヒロバッキー
たんじょうび: 07.22
けつえきがた: O
サウイフモノ Bass:ぬっぺ
たんじょうび: 08.24
けつえきがた: B
サウイフモノ Drums:カムイ
たんじょうび: 07.23
けつえきがた: A
オフィシャルサイト


DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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