INTERVIEW
Special
MEJIBRAYが完全復活。9月24日に通算11枚目となるシングル「シアトリカル•ブルーブラック」をリリースする。今、いちばんキテるバンドと注目を集める中、不慮のアクシデントで3周年のツアーが延期という事態に見舞われたものの、“これぞMEJIBRAY!”とメンバーが語る新曲を聴けば彼らのロックなアティチュードが伝わってくるはず。新作のDVDにはホントは心優しいバンドだということがわかる(?)メト監修によるツアードキュメンタリー映像も収録。12月に発売されるアルバムの予告も飛び出した4人の“今”が語られた。

取材・文:山本弘子
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「昔から掲げていたMEJIBRAYらしさがぎゅっと凝縮された曲 (綴)」
MEJIBRAY
――11thシングル「シアトリカル•ブルーブラック」は衝動的でメロディアスで刺激的で今のMEJIBRAYの勢いがパッケージされていて全曲、好きです。
MiA:ギターに関しては今までだいたい一人で音作りをしていたのが、今回は機材メーカーの人だったり、いろんな方と打ち合わせして一緒になって音を作っていきましたね。
――この曲にはどういう機材を使ったら効果的だろう、とか?
MiA:そうですね。綿密にやりとりして。それが今までと違うところ。
――MEJIBRAYはミーティングして、「次のシングルはどうしようか?」って話をしたりしないんですか?
:軽いやりとりぐらいですね。MiAに「次のシングル、どんな感じにする?」、「こんな感じかな?」「OK」みたいな。納得できる作品を持ってきてくれると信用しているので、深く話すことはないですね。
MiA:「シアトリカル•ブルーブラック」は今までのMEJIBRAYの軸というか、確立してきたものを尊重した曲だと思います。“これがMEJIBRAYだぞ”って。初めて新曲を有線とかで聴いてもMEJIBRAYだなってわかるような。
――MEJIBRAYの王道っていうことでしょうか?
MiA:そこに新しさもプラスして……。単純に言うと昔と今では同じようなタイプの曲をやったとしても違うテイストになると思うんです。今のMEJIBRAYがやれば、こういうアプローチになるっていう。
:昔から掲げていたMEJIBRAYらしさがぎゅっと凝縮されて、さらに新しいニュアンスやスパイスが加わった曲で初めて聴いた瞬間に馴染みましたね。
――歌詩でテーマにしたことは?
:僕自身だと思うんですよね。
――つねに実体験がベースになってるって言ってましたもんね。“だから『死にたい』って生きてみる”っていうフレーズにはどんな思いが込められているんでしょうか?
:そこはキーになってますよね。その前の行“誰かが言ってた“死ぬ”ってとても贅沢よ?”っていうところが大事なんですけど、それは12月に発売されるアルバムの歌詩を読んでもらえたらって。その誰かが誰なのか、わかる人はわかってくれると思います。
――順番は逆だけど、アルバムの曲のアンサーソングになっているということ?
:そうですね。トリガーであり、アンサーでもある。
――“人々は苦しんで歩いていくのだよ”という言葉も出てきますが、綴くんの死生観も入っている歌詩なんでしょうか?
:と思います。楽しいだけで生きている人なんていないと思うし、誰だってイヤなことはありますからね。タイトルの“シアトリカル”はMEJIBRAYの綴としてずっと掲げていきたいことで、ブルーブラックは打ち消せない色。万年筆のカートリッジでいちばん濃い色がブルーブラックなんです。
――なるほど。この曲にはイントロからして掴まれました。疾走感があってヘヴィな部分もありつつ、楽器のフレーズがキャッチーだなって。
MiA:キャッチーな耳に残るメロディと楽器やってる人が“おっ。このフレーズ”って思ってもらえるものを両立させたかったんです。ギター弾かない人にも楽しんでもらいたいし、ギター弾く人にはドキッとさせたかったというか。
――ヘヴィなゾーンから伸びやかなギターソロに移行する箇所も印象的です。
MiA:全体的には僕が確立してきたプレイスタイルですね。
メト:………
るあな:ドラムはシンプルにまとめましたね。キメるところはキメて複雑にしないでわかりやすく聴こえるように。あとはいつも歌重視で考えるので、ヴォーカルとメロディがひきたつように、だって。
――メリハリのあるプレイですよね。
メト:………。
るあな:A、B、サビとちゃんとメリハリをつけて……。曲はさっき綴も言ってたけど、王道のMEJIBRAYだって。
――恋一さんはどんな印象を受けましたか?
恋一:曲を聴いたときにはポケットモンスターでいうとルックス的にリザードンだなって。
――……というと?
恋一:ポケットモンスターって赤と緑があってフシギバナとリザードンが並んでるじゃないですか。この曲は最初に聴いたときにリザードンだなって。あと、僕、レコーディング前の朝は必ずコーヒーを飲むんですよ。
――それは儀式みたいなものなんでしょうか?
恋一:行きの車で眠くならないように飲むんですけど、ふだんはブラックなのに今回はミルクを入れたんです。要はブラックとカフェラテの違いが出たなって。
MEJIBRAY
――???ちょっと、まろやかって意味ですか?
恋一:それだけで精神的な部分が変わってくるんですよ。
:僕もシャウトする前はコーラ飲まないとイヤですもん(笑)。
MiA:僕もレコーディング前は買い物しないとテンションが上がらないですね。
メト:……
るあな:僕はテンションが上がりすぎて遠足の前の日みたいに寝られなくなる。で、叩いてるときに眠くなるどうしようもないヤツです、だって(笑)。
恋一:でも、そういう精神的なものが左右しなかったら、僕がベース弾いて、メトが叩いて、MiAがギター弾いて、綴が歌ってる意味ないじゃないですか。それが僕にとって今回はミルクだったんです。
「サビの和なメロディは今までになかったテイスト (MiA)」
――ミルクがスパイスになったという――。カップリングの「BI“name”JIKA」はテンポ感、バンドのグルーヴが好みです。ちょっとけだるい感じで。
:心地いいリズムですよね。今までにあったような、なかったような。
MiA:この曲はサビのメロディに“和”のテイストがあるのが今までにない感じですね。サウンドや想定しやすい楽曲展開はMEJIBRAYらしいけど、メロディスケールで新しいアプローチをしている。
――それは特にサビのメロディですか?
MiA:そうですね。あとはAメロのドラムがダンサブルなので、和のメロディのコントラストが楽しめる曲というか。
恋一:この曲聴いたとき、最初はディズニーが浮かんだんですよ。で、ベース弾いて、メンバーがそれぞれのやりたいことを突っ込んできた結果、僕の中に見えてきたのはダンボだった。
――……なんでダンボ?
恋一:ダンボってちっちゃい帽子かぶってるじゃないですか。あの帽子が浮かんだ。
:そうなんだ? ダンボとは聞いてたけど、帽子だったんだ。
恋一:コーラスが入ってそう思いましたね。
:ダンボ、見たくなってきたな(笑)。
――メトくんはどんなアプローチで臨みましたか?
メト:……
るあな:シンプルなんだけど、重みのある……曲を支えるドラムであるべきだと思って力強さをイメージしながら叩きました、だって。
――歌詩は快楽的というか享楽的なのかなと。
:それも捉え方によって変わると思います。快楽的と言ってもらえたのは嬉しいし、人によっては攻撃的だと思うかもしれないし。
――攻撃的ってサディスティックっていう意味で、ですか?
:そう捉えてもいいし。
――タイトルの意味は?
:“ビジカ”って読むんですけど、造語ですね。そこも想像してもらえれば。
――ふーむ。
:基本、女々しいんでかまってほしいんですよ(笑)。ステージの僕を見て激しいとか狂ってると思う人もいるだろうし、かわいいとかセクシーって思う人もいるだろうし……いろんな人の目線があって僕の中の僕も存在していて、ステージの僕と今、しゃべっている僕も違うし、そのあたりも12月のアルバムを聴いてもらえれば。
――アルバムのヒントが散りばめられてるってことですか?
:あと、僕、コラムも書いたりしているので、読んでもらえたら、いろいろ想像してもらえるのかなって。僕自身は1人ですけれど、頭の中には無数の自分がいるので楽しんでほしいんですよね。歌詩に興味ない人もいると思うけれど、僕はボーカリストというよりは1人の詩人だと思ってるんです。
MEJIBRAY
――そういうふうに言う人は意外となかなかいないですよ。
:どちらかというと表現方法が歌だっただけで、エドガー•ラン•ポーとか好きなんです。言葉は難しいんだけど、詩を読むと捉え方は無数にあるんですよね。
――うん、うん。しかし、この曲、ライヴが楽しみですね。
メト:……
るあな:これは僕のドラムが基盤になる曲です。一発、一発、魂を込めてスネアの皮を破るぐらいの勢いでふりかざすみたいな。世界に入って叩くと思います、だって。
――最もステージで盛り上がる絵が浮かぶのが「HATE」ですが、もうライヴで演奏を?
:この3曲はまだやってませんね。
MiA:でも、このインタビューが載る頃にはやってますね。これはライヴでオーディエンスが盛り上がる感じを想定して作った曲です。ギターもカッチリ弾いてこじんまりするんじゃなくてザックリ弾くロックな感じ。
――曲を聴いたときに“HATE”っていう言葉が出てきたんですか?
:そうですね。恋一の“ダンボ”じゃないけど、アメコミの「スポーン」に出てくる情景が浮かびましたね。国に残してきた奥さんを思って死んだ兵士が地獄の使者にだまされてスポーンっていう戦士に生まれ変わって戦う話なんですけど、この曲、聴いたときイラついていたのでジャストでハマって5分で書いた詩です。タイトルの「HATE」がバーンと浮かんで……。英語が好きじゃないので基本、日本語ですけど皮肉を込めて英語に聴こえるようにして。
――この曲はコーラスもポイントですね。
:全員でコーラスしてマネージャーとエンジニアさんの声も入ってます。
メト:……。
るあな:僕は魂入ってます、だって。
:るあなを通してね。ライヴではお客さんにコーラスしてほしいんですよね。
――ヘヴィチューンですが、演奏で心がけたことは?
MiA:小綺麗にまとめすぎない。
メト:……。
るあな:そんな感じですね。「一発OKだぜ、BABY」ぐらいな勢い。終わってからシンバルが割れてないか確認したぐらい、だって(笑)。
恋一:気づいたらレコーディング終わってましたね。この曲で弾いてるフレーズって「シアトリカル•ブルーブラック」に4回ぐらい出てくるフレーズと全く一緒なんですよ。そこのフレットに行きたくなる日に録ったので、その勢いのまま弾いてるっていう。
――それぐらい衝動的っていうことですよね。「シアトリカル•ブルーブラック」のMVは、どんな感じに仕上がってるんでしょう?
:今回はストーリー性がどうとかじゃなく、演奏メインですね。
メト:……。
るあな:ドラムセットがぴかぴか光ってるよ。あとギターも弾いてるよ、だって。
:あ、そうだ!
メト:……。
るあな:一瞬だけ映ってるよ、だって。
恋一:僕は今回、ベースアンプ使ってなくて、キャビネットの代わりにピアノを後ろに弾いてる。見た目的にベースのキャビネットがミュージックビデオに合わない気がして。
:あとは (初回盤B) に付いている会員限定ツアードキュメントが面白いから見てほしいですね。これ、メトが作ったんですよ。
メト:……。
るあな:ちょっと趣味が増えたんだって。これまで納得がいってなかったから、自分でやっちゃおうって。メンバーのことはメンバーが一番わかってるから、この映像は出してあげようとか、いろいろ考えて作った、だって。
:終わり方とか感動しましたからね。
――涙なしでは見られないドキュメント?
:涙は出なかったけど(笑)、いいツアーだったなって。会員限定って4本しかなかったんですけど、来れなかった人もそう思うんじゃないかな。見たらMEJIBRAYのライヴに行きたくなると思います。
――レアな絵が出てくるんでしょうね。
:ギリのラインで出てますね。けっこう笑いました。
恋一:いずれは映画化ですよ。
:ドキュメンタリーMEJIBRAY(笑)。
「こんなにバカでロックなバンドはいない。見た目ほど怖くないし (るあな)」
MEJIBRAY
――今、MEJIBRAYは注目されていて会場もどんどん大きくなっている。その中でリアルに感じている想いは? まだまだだと思ってるのか、プレッシャーなのか?
:いろんなバンドがいる中、新しいバンドを見て危機感や焦りを感じていた時期もあるんですけど、ライヴをガンガンやってメンバーともいろいろ話し合って、映像を見返したりすると、誰とも違うし、これでいいなって。誰かと比較するのが人間の性だったりするけど、MEJIBRAYはMEJIBRAYなのに何を焦ってたんだろうって。第3者目線で見ても自分たちはカッコいいと思ったから、ブレることはないし、自分たちのやりたいことをやっていくのが一番望んでいる幸せだし、思ってもいないことをやって幸せになれなかったら、MEJIBRAYを応援してくれた人たちを裏切ることになる。ライヴをやっているときがいちばん幸せなので、これからもステージの綴の未来を想像していきたいですね。
恋一:なんでもない日おめでとう、ですね。
メト:……
るあな:こんなにバカでロックなヤツらはほかにいないと思うので気になったら、ぜひライヴに来てほしい。そんなに僕らは怖くないし、だって。
――怖がられるでしょうけどね。
メト:……。
るあな:街を歩いててもおどおどされるって(笑)。でも、僕たちぐらい優しい人間もいないですからって。
――メトさんは復活してよかったですね。
メト:……。
るあな:はい。感謝の気持ちでいっぱいです、だって。
MiA:目標とかモチベーションは最初から何も変わっていないですね。環境や支えてくれる人たちはいろいろ変わってきたけど、僕らは進化しても根本は変わらないから。
――バンドがどうなったら最高ですか?
MiA:メンバーみんなが幸せになれたら最高ですね。マネージャーも社長も自分らに協力してくれる人たち全てを幸せにできるバンドでありたい。
――怖いとかキテるバンドだと思ってる人からしたら意外すぎる発言ですが。
メト:……。
るあな:僕は笑顔判定90何%です、だって(笑)。
:ビデオカメラが笑顔を認識して、そういうのが出るのがあるんですよ。
メト:……。
るあな:作り笑顔でも60%以上なんだって(笑)。
:それもオフショット映像見てもらえたら伝わると思います。
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RELEASE
11th Single
「シアトリカル・ブルーブラック」

2014.9.24 Release!!

MEJIBRAY
初回盤A
CD 2songs+DVD
¥2,000+税
WSG-52

[CD]
01. シアトリカル・ブルーブラック
02. BI”name”JIKA(ビジカ)

[DVD]
「シアトリカル・ブルーブラック」Music clip

MEJIBRAY
初回盤B
CD 2songs+DVD
¥1,800+税
WSG-53

[CD]
CD収録曲は初回盤Aと同じです

[DVD]
会員限定ツアードキュメント

MEJIBRAY
通常盤
CD 3songs
¥1,500+税
WSG-54

[CD]
01. シアトリカル・ブルーブラック
02. BI”name”JIKA(ビジカ)
03. HATE(ヘイト)

SCHEDULE
「THE THEATRICAL SHOW」
『鳥ハ泳ギ方ヲ知ラズ溺レ亡骸』

12.22 (月) 渋谷公会堂
Open17:30/Start18:30
前売り:4,800円/当日:5,300円 D別

MEJIBRAY vs BORN 2MAN TOUR
「メジブボーン」

10.01 (水) 高田馬場AREA
10.03 (金)金沢AZ
10.04 (土)名古屋E.L.L
10.05 (日)梅田AKASO
10.07 (火)高松DIME 当日券:¥4,300(D別)
10.08 (水)広島ナミキジャンクション
10.10 (金)福岡DRUM Be-1
10.11 (土)熊本DRUM Be-9 V1
10.13 (月)岡山IMAGE 当日券:¥4,300(D別)
10.14 (火)神戸VARIT.
10.17 (金)郡山#9
10.18 (土)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
10.20 (月)仙台darwin
10.22 (水)札幌KRAPSHALL
10.25 (土)TSUTAYA O-WEST



11.03 (月)仙台イズミティ21

PROFILE
MEJIBRAY

MEJIBRAY Vo:綴
Birthday: 12.15
Blood type: O
MEJIBRAY Gu:MiA
Birthday: 09.17
Blood type: O
MEJIBRAY Ba:恋一
Birthday: 12.22
Blood type: B
MEJIBRAY Dr:メト
Birthday: 01.17
Blood type: A
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

アーティストタグ

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