INTERVIEW
Special
TSUTAYA O-EASTで行なわれる結成13周年のアニヴァーサリーライヴ「ケ•セラ•ケラ」に向けて、この夏、Twitter上で「13周年特別企画 公開打ち合わせ」を行なってきたKra。“せっかくのアニヴァーサリーだから、もっと自由な空気の中で盛り上げよう”という趣旨のもと、ファンを始めとするフォロワー全員参加型のミーティングが、ライヴのセットリストやスペシャル企画に反映されていくとのことだ。公開打ち合わせのエピソードはもちろん、この夏のトピックス、Kraの未来についてもたっぷり語ってもらった。

取材・文:山本弘子
「Twitterの意見をメンバーが見て、そこから派生して実現することもあるかもしれないし」
Kra
――9月11日に渋谷のTSUTAYA O-EASTで行なわれる『Kra 13th anniversary LIVE「ケ•セラ•ケラ」』に向けて「13周年特別企画 公開打ち合わせ 渋谷コロポックルサミット(S.K.S)」をTwitter上で行なっていますが、そもそもこの企画を思いついたのは?
景夕:面白いことをやりたいっていう気持ちはいつもと変わらないんですけど、この数年は通常のスタイルのライヴだったんですね。で、マネージャーと話した中で、「せっかくなんだから今年の13周年ライヴは、もっと自由にやってもいいんじゃないか」っていう意見が出てTwitter上で打ち合わせをやってみようかって。ウチら4人が絡むことって、今までなかったんですよね。個人個人でのツイートはあっても……。
結良:仲、悪いからね(笑)。
靖乃:基本的にほかのメンバーの動向をあまり見ていない。
景夕:見てても絡まない(笑)。
靖乃:たまたまタイムラインに出てきても、そのままスクロールしちゃう(笑)。
――(笑)スルー気味なんですね。
景夕:そんなこんなもあって、この機会だし、いいかなっていうのもありつつ、どうせやるんなら巻き込める人をたくさん作って、お祭り感を出していこうって。ウチらだけで公開打ち合わせしても、出るアイディアも自分たちの枠の中を出ないんじゃないかなっていうのがあって。
靖乃:「このあたりかな」っていうKraの意見内で固まっちゃうっていうのがあるかもしれないしね。
景夕:あと、ファンの人はもちろん、交流のあるバンドマンも「こういうことやったらいいのに」って思ってることがたぶん、あると思うんですよTwitterの意見をメンバーが見て、そこから派生して実現することもあるかもしれないしっていう。
Kra
――公開打ち合わせに参加できるって楽しそうですよね。
靖乃:そうですね。我々がしゃべってることが全部、タイムラインで出てくるのでフツーにリプライとかリツイートしてくれれば……。ファンの声を咀嚼して、「こんな意見が来てるけど」って話題になるし、全員参加型というか、「みんなで一緒に作ってるんだよ」って感覚を共有してもらえるかなと。だから、会議でメンバーやスタッフとやっている打ち合わせをリアルに公開している感じですね。第1回目のときは結良の誕生日イベントの帰りに俺だけ事務所のイベントに顔を出したので、帰り道に移動しながら開いてたら、携帯やし、公式アプリやしっていうのもあって全然追いつかなくて「おせーんだよ!」ってツッコミが来て「ゴメン、ゴメン。今、交差点渡ってて」って(笑)。
結良:こっちは真面目に打ち合わせしてるのにリツイートで“PSフェアなう”とか(笑)。
タイゾ:俺もノッティ(靖乃)と一緒でイベント終わりの帰り道だったんですよ。気づいたらタイムラインが大変なことになってて。しかもTwitter始めてまだ数ヶ月しかたってなかったから、ハッシュタグの意味もわかってなくて、そっちのほうが大変でしたね(笑)。
靖乃:(笑)システムに追いつくのが大変っていう。てんとう虫助けたとかツイートしてたよね。
タイゾ:そう。帰り道に風が強くて、てんとう虫が落ちそうになってたんですよ。まずは助けないとって。
――生命救助のほうが先だ! っていう。ちなみにどんな意見が?
景夕:最初はオープニングアクトに誰かに出てもらおうか? っていう話もしてたんだよね。
靖乃:そう。13周年だし、「13でイメージする人って誰だろうね。13才のコたちが組んでるバンドってあるのかな?」とかグダグダ話してたら、お客さんから「本来、打ち合わせするなら、ちゃんと下調べして、考えてからやったほうがいいと思います」って意見が来て、「すいません」って(笑)。
景夕:でも、できる、できないは別として「こんなライヴが見たい」って自由な意見でいいんですよ。ファンのコじゃなくても「冷やかしで送ってやろうぜ!」っていうのでもいいし、ふざけてて無責任な意見から発展して面白いアイディアが生まれることもあると思うし。
――「ケ•セラ•ケラ」ですからね(笑)。
景夕:そうです。何とかなるんです。
靖乃:Kraってこういう面白い企画やってるんだな。意見を求めてるんだなっていうのが広まってくれるだけでもいいし。
――公開打ち合わせを元にセットリストも決まっていく?
景夕:もちろん、そうですね。この企画の落としどころは、ウチらの中で決定事項になったことを全部、公開せずに、その面白さの片鱗をお客さんに届けられたらいいなって思ってます。
「もっと楽しめることをやっていったほうがいいって考えるようになりました」
Kra
――あとは当日のお楽しみということですね。ちなみに、この夏のトピックスをそれぞれ教えてもらえませんか?
景夕:俺は7月にイベントで沖縄に行ってきました。事務所のNAOKI先輩とユニットを組んで、急遽、オリジナル曲を作ってライヴをやりましたね。せっかくだから、遊びたかったんですけど、意外と時間がなくて国際通りを歩いたぐらい。沖縄の陽ざしに夏感を味わいましたけど。
――沖縄でおみやげは買いました?
景夕:お菓子、買ったんですけど、ずーっと忘れててメンバーにまだ渡せてないんですよ。
靖乃:そういえば買ってきたって言ってたような。
景夕:青い袋に入ってて最初は部屋の中で目立ってたんですけど、ずっと置いてあると目が慣れてきて(笑)。まだ賞味期限、だいじょうぶだと思うんですけどね。
結良:今日、帰ったら忘れないよう、すぐカバンに入れてよ(笑)。
――結良くんは?
結良:僕は特にトピックスはないので、ほっこりした話なんですけど、この前、暑い中、地元を歩いてたらサラリーマンのスーツ姿のお父さんと小学校3〜4年ぐらいの娘さんがいて、なんかボソボソ言い争いながら歩いてるんですよ。2人の間にも微妙に距離があいていたので、「ああ、反抗期なんだろうな」と思ってみてたら、その内に仲直りしたのか、女のコのほうからお父さんにスッと手を出して2人で手を繫いでて、「なんかいいなぁ」って。最近、小学生の頃から髪染めて、ピアス開けて……とか言われてるじゃないですか? そんな時代の中、久々に親子のほっこりする光景を見て、クソ暑かったけど、買い物に出て良かったなぁって。
――暑さもやわらぎますね。タイゾくんは?
タイゾ:俺は景夕が沖縄に行っているときに九州の実家にお墓参りに行ってきました。ついでに水族館に遊びに行ったら、“いわしタイフーン”っていう催し物がやってて、これは見ないと! って。いわしがたくさん泳いでいる中、ダイバーの人が水槽に潜って、餌をあげて誘導するといわしが群れをなしてキレイな竜巻を作るんですよ。
景夕:そんなにキレイなんだ?
タイゾ:ドーナツみたいになってて、誰も逆に泳いでないんです。
結良:それを最後にシャチがブワッと食うんじゃないの?(笑)。
タイゾ:(笑)って思うんですけど、同じ水槽に大きい魚がいても食べないんですよね。海の生き物って、見ているとゆったりした気持ちになれるんですよ。久しぶりに感動しました。
靖乃:俺にとってのこの夏のいちばんのトピックスはニューロティカさんとの出会いですね。初めてKraと2マンやらせていただいたんですけど、ライヴ見たかったからメイクして衣装のままでPA席でメンバーと一緒に楽しんでました。アンコールではヴォーカルのアツシさんにもステージに上がっていただいて共演したんですけど、打ち上げでも「Kraのお客さんって、あったかいね」って言っていただけたりして――。まわりの意見も聞いたら、やってる音楽のジャンルがどうとかじゃなくて、コアな部分が似通ってるって言われたんですね。もちろん、我々はまだまだなんですけど、単純に「こういうこと面白くない?」って思ったことをやり続けていて、見に来てくれる人もそういうスタンスが好きでいてくれるっていう構図が近いものがあるのかなって。
――今、靖乃くんが着ているTシャツもニューロティカですね。
靖乃:そうなんですよ。8月にも景夕と2人でライヴを見に行ってTシャツをいただいたんですけど、結成30周年なんですよね。スゴイですよね。ベースのKATARUさんにも「今度、一緒にツアー廻れたら面白いよね」って言っていただけたりして、この夏のデカい出会いでしたね。
Kra
――では、最後に13周年を迎える感想と今後の抱負をお願いします。
靖乃:つい、この前、事務所をスタッフが片付けていたら俺の髪がまっピンクだった頃の写真が出てきたんですよ。13周年って言われてもあまり実感がなかったんですけど、歴史を感じたし、当時の写真を見たらすかしてる中にもすごく野望を持っている顔をしてるんですよね。あの頃、思っていたことで実現できてないことはまだまだあるし、もっともっと行けるやろうと思いましたね。去年から今年にかけて、このバンドが表現できることって飛躍的に広がっている気がするし、それを今後に繋げてさらに広げていくために、13周年は区切りではあるけれど、通過点でもありますね。
タイゾ:俺がKraに加入してからは、まだ3年ちょっとなんですけど、バンドを始めてからはもう10年たつんですよね。月日が経つと環境に慣れてしまうことも多いんですけど、当たり前だって思っていると続かないような気がしていて、今日のリハーサルも新鮮な気持ちで臨みました。バンドとしてももっと面白いことをやっていきたいし、Kraのギタリストとしてどういうアプローチができるのか――。ノッティも言ってましたけど、まだまだ、できると思うのでそういう気持ちを忘れずハングリーに行きたいですね。
結良:ノッティがニューロティカが30周年だって話をしてましたけど、僕が好きなGLAYは20周年で、(ペットボトルを見て)今、飲んでる三ツ矢サイダーは130周年ですからね(笑)。
――そう考えたら13周年なんて、まだまだだと。
結良:だから、13周年の感慨っていうのはなくて、僕の中では5年区切りで15周年かなと。
――むしろ15周年が目標ですか?
結良:そうです。結成記念ライヴはきっちりやりたいですけど。
景夕:今年はセットリストにしてもライヴの表現方法にしても今までやったことがないことをやってきて「これからもいろんなことができるな」って思えた年だったので、そういう意味で13周年はKraにとってさらに可能性を広げる年になるかなって。お客さんに“楽しさ”を伝えていきたいし、これからもどんどん、やりたいことが増えていくんだろうなと思います。
――そういう姿勢が9月11日の13周年ライヴの企画にも繋がったっていうことになるんですか?
景夕:それもありますね。バンドとして個性を出さなきゃって、やっきになった時期もあったけど、10周年超えて思ったことはKraっていう存在を知ってくれている人が増えているなら、もっと楽しめることをやっていったほうがいいって考えるようになりました。長くバンドを続けていく上でエンターティメントな部分は必要かなって。
――長く続けるんだって肝が座ったのはいつ頃ですか?
景夕:だいぶ前ですよ。8年目ぐらいかな。今年はあと2本しかワンマンがないけれど、不安にならずに。今、ちょっと大掛かりなことをやりたいなと考えていて、Kraの見え方も少し変わるかもしれないですけど、それはその先に進むためのステップの1つなので、14周年、15周年も今から楽しみにしていてほしいですね。
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SCHEDULE
Kra 13th anniversary LIVE
「ケ・セラ・ケラ」

09.11(木) TSUTAYA O-EAST
開場18:30 / 開演 19:00
スタンディング¥4,800(税込、ドリンク代別)
チケットぴあ
0570-02-9999 Pコード:236-964
ローソンチケット
0570-084-003 Lコード:74528
イープラス
http://eplus.jp (PC・携帯共通)
[問]DISK GARAGE 050-5533-0888



12.27(土) AiiA Theater Tokyo
PROFILE
Kra

Kra Vo:景夕
Birthday: 02.26
Blood type: B
Kra Gu:タイゾ
Birthday: 02.18
Blood type: A
Kra Gu:結良
Birthday: 08.12
Blood type: A
Kra Ba:靖乃
Birthday: 11.04
Blood type: AB
オフィシャルサイト

DISCOGRAPHY

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