対談

「HYSTERIC CIRCUS DKC東京編 2016」座談会

2016.09.27
10月25日にTSUTAYA O-WESTで開催されるViSULOG主催のイベント「HYSTERIC CIRCUS DKC東京編 2016」で久々の共演を果たすDear LovingとKra。そこでViSULOGでは両バンドのヴォーカリスト(MASA、景夕)とギタリスト(YUKI、タイゾ)に集まってもらい、座談会を開催。

初めて出会った頃の懐かしい思い出や、バンドを長く続ける意外(?)な秘訣、ライヴに賭ける意気込みなどを語ってもらった。

取材・文:山本弘子
「最初は怖い先輩だったらどうしようって」(景夕)
「キラキラした少年だな。流行りそうだなって」(MASA)

――Dear LovingとKraの出会いはいつ頃に遡るんですか?
MASA:13~4年ぐらい前ですかね。俺らがヴィジュアル系やってた時期だもんね。
YUKI:そう、そう。シーズン1の頃ですね(笑)。
MASA:当時、広島のライブハウスで対バンしたんですよ。
景夕:Kraが結成して2~3年した頃ですね。まだ友達も少なかったから人見知りも激しくて、ましてやその時代なので「怖い先輩だったら、どうしよう」ってかしこまってたんですよ(笑)。

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――縦社会の厳しい時代ですものね。
景夕:お話するまで怖かったですね。そしたら、すごく気さくな方で。
MASA:「どんなバンドが好きなの?」って話から入ったのかな。
――じゃあ、音楽の話で盛り上がって?
MASA:音楽の話は1割、女のコの話9割です(笑)。
YUKI:1割にも満たないぐらい(笑)。
景夕:音楽は話す口実みたいな感じですよね。
MASA:バンドマン同士、楽屋で真面目に音楽の話とかされたら、僕、ひくんですよ(笑)。
YUKI:コイツとは合わんと思います(笑)。
景夕:ウチらの楽器隊はそういう話が好きな人が多いです。
YUKI:やべえ(笑)。でも、それが健全だと思います。
MASA:ドラマーはドラム会みたいな集まりがあって、めっちゃ楽器の話してるみたいじゃないですか。靖乃くんはそういうタイプじゃないと思うけど。
景夕:それがドラム会めっちゃ出席してるんですよ(笑)。
MASA:そうなんだ。ほかの人と違った空気を持ってるドラマーだなと。ちょっとYURAサマと共通するものがあるというか。前に出るタイプかなって。
景夕:seekさんも同じこと言ってました(笑)。
MASA:あとベースのコ(結良)がイケメン!
景夕:ありがたいですけど、13年前の話ですよね(笑)。
MASA:そう、そう。ギターも当時とは変わって。
タイゾ:はい。Kraに加入して5年目になりました。
――タイゾさんはDear Lovingとは初対面ですか?
タイゾ:はい。初対面です。
景夕:もともと、あまり喋れないタイプなので。
タイゾ:ちょっと人見知りで……。
MASA:俺らも人見知りやから。
景夕&タイゾ:(笑)いや、いや、いや。
YUKI:(MASAは)スーパー人見知りというか、人があまり好きじゃない。
MASA:闇深いです(笑)。
YUKI:陰と陽ですから。僕が照らすタイプ。
タイゾ:Kraは俺の方が闇深いです(笑)。
景夕:けっこう暗いですよ。
タイゾ:人が苦手で……だからギター始めたのかもしれない。
YUKI:カッコいい! 俺も使おう(笑)。
MASA:人が好きだからギター始めたにすれば?(笑)。
――景夕さんの第一印象はどうだったんですか?
MASA:かわいい少年でした(笑)。ちょうど背が小さいヴォーカリストが脚光を浴びる前ぐらいの時期だったのでキラキラしてて“流行りそうやわ”って思いました。
YUKI:めちゃ思った。“流行るで”って(笑)。
MASA:僕ら当時、Due'le quartzやKagrra,と仲が良かったんですよ。次にPS COMPANYから出てきたのがKraだったので。
YUKI:次世代の匂いがした。
景夕:少年って言っていただいたんですけど、年齢的には十分、青年でした。たぶん背が小さいのがあいまって(笑)。
「バンドをやめるタイミングを逃したんです」(景夕)
「全く一緒! ネガティブな意味じゃなくてね」(MASA)
MASA:初めて会って以降は(Kraの)ワンマンを見に行ったり、楽屋で一瞬挨拶するぐらいだったけど、もう結成15周年なんでしょ?
景夕:そうですね。今年の9月で。
MASA:さっきの初対面の話を経てのキャリアだから、頑張りはったんやろうなって。ヴィジュアルのシーンで15年って凄いことなんじゃない?
景夕:(笑)それを言ったらDear Lovingさんのほうが。
――結成23周年を迎えてますからね。
MASA:俺らはシーズンが分かれてるから(笑)。ヴィジュアル系から始まってポップスのフィールドで長く活動してたし、ドラムが抜けて3人になったりとか、ゼロからのスタートを何回もしてるしね。
景夕:ウチらはやめるタイミングを逃したんですよ。
MASA:一緒やわ(笑)。ちょっとネガティブに聞こえるかもしれないけれど、そういう意味ではなく、今振り返ったらやめるタイミングはあの時やったなっていうのがあるんですよ。その時の選択がバンドだったっていう。
景夕:そう、そう。別にやめたかったわけではないんですよ。ただ、もしも自分が違う人生を歩むとしたら、どういう時だったんだろうなって。その分岐点が振り返るとけっこう昔だったっていう。
MASA:(笑)そうね。でも、こっちを選んだっていうことはこれ以上の楽しいことが見つかってないんだと思います。
景夕:そう。やっぱり楽しいんですよね。
――意識して続けようと思ったわけではないということですよね。メンバー間の関係だったり、バンドを続けていく秘訣は?
MASA:やめないことじゃないですか。うまく言えないんですけど、続けているバンドってお客さんやまわりの人たちへの責任感があると思います。泣かせてないから。バンドの解散にはいろいろな事情があると思いますけど、ファンのコや関係者の人生をある程度、背負わないと続けられないですよね。9割は好きだからやってるんですよ。今、言ったことは残りの1割。恩着せがましい気持ちじゃなくて残りの1割の部分で「この糸、切ったら泣かせるな。迷惑がかかるな」って。
YUKI:やー、全く同じ意見ですねぇ(笑)。
MASA:ホントに思ってた?
YUKI:ま、こういうふうに思いきりちゃんと考えているヤツもいれば何も考えてないヤツもいてもいいかなと(笑)。
――同じような性格が集まってたら逆に続きませんよね。
YUKI:そうですよ。こんなヤツ(MASA)ばっかりやったら面倒くさいですからね(笑)。要はバランスですよ。
――バランス! それ深いですね。
MASA:もうYUKIの話はいいです(笑)。
景夕:続く秘訣はMASAさんが全部言ってくださったので(笑)。あとYUKIさんのおっしゃってたバランスですよね。メンバーにはそれぞれ良いところも悪いところもあるけど、「コイツにはこういう良い面もあるから放っておくか」ってお互いに理解し合えるようになると話し合いもスムーズだし、バンドも楽しくできるようになるんじゃないかと。
タイゾ:俺も根本的には景夕の言ったことと同じですけど、あとは音楽が好きな気持ちが変わらないことなんじゃないかなと個人的には思います。それがなくなったら、いくら一緒にやりたいと思っても無理だと思うし、今だに表現したい音楽があるからコイツらと一緒にやってるんだなと思いますね。
「最初は怖い先輩だったらどうしようって」(景夕) 「海外のライヴとかハプニングだらけじゃない?」(MASA)
「そうですね。リハーサルの時点からハプニング」(景夕)
景夕:今までライヴをされてきて、いちばん“うわあああ!”と思ったハプニングってあります?
MASA:うーん、海外とかハプニングだらけじゃない?
景夕:そうですね。リハーサルの時から。
MASA:以前、フランスでフェスに出たんですけど、開演時間が20分押しだったのに終了時間は予定通りだったんですよ。僕ら、いろんなタイプの曲があるんですけど、ひたすらネタをやる曲があるんですね。その曲をやってる最中に、「これで終わりにしてください」って指示が出されて。
YUKI:フランスまで行ったのに。
MASA:変な空気のままライヴが終わってしまった。
YUKI:ちなみにその曲のタイトルが「知らんがな」(笑)。
MASA:扇子持ってひたすら踊るだけの曲なんですけどね。今までどんなハプニングありました?
景夕:Dear Lovingさんほどのエピソードはないですけど、ドラムが最後の曲でカウント間違えて同期が先に出ちゃったことがあったんですよ。そこで俺が怒っちゃって思わずドラムの本名を叫んでしまったことがあって(笑)。
MASA:本名、まだ明かしてないんだ? 僕らなんか、元カノの名前まで言いますからね(笑)。
YUKI:ステージで「お前、またフラれたらしいな」とか言うんですよ(笑)。すぐにバラすんです。
MASA:NGなしですから。ちなみに僕らはずっとこのシーンから離れていたので久しぶりに戻ったら全くシーンが変わっているのに衝撃を受けて。今の若いバンドを見てどういうふうに思う?
景夕:俺個人の意見ですけど、外見も含めて昔より多様性がなくなったなって。結成してわりとすぐに解散してっていうのを繰り返している感じもするし、バンドの数も減った気はしますね。ただ、ずっと同じシーンにいるから衝撃を受けたというほどではないですね。
タイゾ:俺はKraが活動を始めた頃はまだ学生だったんですけど、その頃にヴィジュアル系に「こんなバンド、初めて見た!」っていう衝撃を受けたんですね。今はそういう刺激は減っている気はしますね。
景夕:ちなみにMASAさんは最近のヴィジュアル系のどんなところに衝撃を受けたんですか?
MASA:結成間もないのにメイクさんがついていたり。俺らの時代にはデビューが決まっていて、これから売り出していくっていう人たちにしかついてなくて自分たちでメイクするのが当たり前だったから、スゴイなって。
景夕:そういえばウチらも最初からメイクさんがいましたね。
MASA:あと昔はファンがアーティストを崇めている構図みたいなのがあったけど、今はそれが逆転してるのかなって。PS COMPANYさんのイベントは俺が知っているヴィジュアル系の流れをちゃんと汲んでいて、お客さんの質も高いなって思うんですけどね。
景夕:それは俺らの大先輩のDue'le quartzやKagrra,がしっかりしていたので先輩がやってきたことが後輩に受け継がれているからかもしれないですね。
――近況としてはDear Lovingはアルバム『DOOR』をリリースしたばかり。Kraは9月14日に2枚のミニアルバム『宇宙トラベラーCORE盤』と『宇宙トラベラーCELL盤』がリリースされますね。
MASA:なるほど。だからアーティスト写真が宇宙服なんだ。知らなかったから攻めたなと思っていて(笑)。
YUKI:そういうコンセプトがあったんだ。迷走期入ったのかなって(笑)。
景夕:ははは。わからないですよ。後から振り返ってみたら、あの時、迷走してたなって思うかもしれない(笑)。
YUKI:俺らもメンバーの顔を機関車トーマスみたいにして撮ったことがあったな(笑)。
MASA:合成に凝ってた時期ね。
――(笑)。今後、チャレンジしていきたいと思っていることは?
景夕:個人的にはもっとライヴにエンターテイメント性を取り入れていきたいですね。『宇宙トラベラー』の曲をただ宇宙服を着て演奏しても違和感があると思うので「だから、こういう感じなんだ」って提示できるようなワンマンツアーにしていきたい。
MASA:僕らは今ヴィジュアル系に2度目の挑戦をしていて、いろいろなシーンにアプローチしていきたいと思っていますね。
YUKI:何と言っても久々のフルアルバムをね。
MASA:そう。『DOOR』が最高傑作になったので、1人でも多くの人に知ってもらいたいですね。 「3バンドがベストなライヴをしたら絶対、刺激的な空間になる」(YUKI)
「全バンドのライヴを見て楽しんでほしいですね」(タイゾ)
――では、最後に10月25日にTSUTAYA O-WESTで開催されるViSULOG主催のイベント「HYSTERIC CIRCUS DKC東京編 2016」への意気込みをお願いします。共演は広島の対バン以来なんですよね。
景夕:そうですね。また楽屋でバカ話したいなって。
YUKI:ライヴちゃうんかい(笑)。
MASA:ライヴは自分たちの思ういいライヴをして、ほかのバンドのお客さんもちゃんと見てくれて評価してくれたらいいなって。自分たちのファンにもKraやChantyを見てほしいし、あとは楽屋で楽しく過ごせれば(笑)。
YUKI:僕は単純に楽しみですね。新しい風も吹くやろうし、僕らがふだん感じない空気があるやろうし、3バンドがベストなライヴをしたら絶対、刺激的な空間になると思うので。
景夕:3バンドとも共演した経験があって繋がりがあるので、それを活かしたイベントにしたいですし、ライヴを見て盗めるところがないか勉強させてもらおうかなって。
タイゾ:個人的にはDear Lovingさんと初共演なので純粋に楽しみですね。刺激をもらいたいし、Chantyとはイベントツアーなどで最近よく共演しているので、この3バンドの組み合わせでどういう化学反応が起きるのか客席のリアクションも楽しみです。全バンドのライヴを見てほしいなと思います。
――セッションもありうるんでしょうか?
景夕:どうでしょうね。時間をいただけたら(笑)。



10.25(火)TSUTAYA O-WEST
OPEN / START:18:00 / 18:30
前売 / 当日:¥4,000 / ¥4,500(ドリンク代¥500)
[出演]
Dear Loving / Kra / Chanty
[チケット]
一般発売:2016年7月23日(土) 10時~
・ローソンチケット
No.A1~
0570-084-003(L:71455)
・イープラス]
No.A1~
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002196942P0050001P006001P0030001
※ローソンチケット、イープラスチケット並列入場
[入場順]
1.プレイガイド(Aチケット)
2.当日券
問:TSUTAYA O-WEST 03-5784-7088
特設ページ:http://v-kei.jp/event/?eventId=28

Dear Loving INFORMATION

Dear Loving
  • Vocal:
    MASA
    Birth:
    04.04
    Blood:
    A

  • Guitar:
    YUKI
    Birth:
    08.25
    Blood:
    O

  • Bass:
    KURO
    Birth:
    07.12
    Blood:
    AB



NEW ALBUM「Door」2016.08.10 Release!!

PPR-10009 / ¥3,000(税抜)
01. Dreamer
02. I’m here
03. for dear
04. Door
05. CHANGE!!
06. Fighting Road ~1mmにも満たない、それでいて大きな一歩~
07. 運命のコンシェルジュ
08. 手の甲にキス
09. SOS
10. GOLD RUSH
11. 愛してるを叫ぼう
12. Door (Unplugged Live Ver) (bonus track)


Kra INFORMATION

Kra
  • Vocal:
    景夕
    Birth:
    02.26
    Blood:
    B

  • Guitar:
    タイゾ
    Birth:
    02.18
    Blood:
    エース

  • Bass:
    結良
    Birth:
    08.12
    Blood:
    A

  • Drums:
    靖乃
    Birth:
    11.04
    Blood:
    AB



NEW MINI ALBUM「宇宙トラベラー CORE盤」「宇宙トラベラー CELL盤」
2016.09.14 Release!!

・「宇宙トラベラー CORE盤」初回限定盤
CD+DVD+12P BOOKLET
YZPS-10013 / ¥3,500(税込)
[CD]
01.宇宙トラベラー
02.カムパネルラへ
03.あー テンション プリーズ
04.ブラックホール
05.相似性プラン
[DVD]
『宇宙トラベラー』MUSIC VIDEO

・「宇宙トラベラー CORE盤」通常盤
CD+8P BOOKLET
YZPS-10014 / ¥2,600(税込)
※収録曲は初回限定盤と同じとなります。


・「宇宙トラベラー CELL盤」初回限定盤
CD+36P BOOKLET
YZPS-10015 / ¥3,500(税込)
[CD]
01.愛の惑星
02.メイデイ
03.エクリプス
04.流星シグナル
05.夜の果てで

・「宇宙トラベラー CELL盤」通常盤
CD+8P BOOKLET
YZPS-10016 / ¥2,600(税込)
※収録曲は初回限定盤と同じとなります。


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