FEATURE
スペシャル企画「ヴォーカリスト対談」


VISULOG誕生4周年を記念し、1月に東名阪を舞台に開催になるイベント「VISULOG 4th ANNIVERSARY」。同イベントに出演するバンドたちが、様々な組み合わせで対談を実施。
ここでは、WING WORKSのRYO:SUKEとアルルカンの暁の対談をお届けします。

取材・文:長澤智典
「『自分はこういう人間です』『こういう考えを持って活動をしています』ということをつぶやいている印象があって、読むたびにハッとさせられます」 (暁)
WING WORKS RYO:SUKE
RYO:SUKE:こうやって暁くんと話をするのは初めてなんだよね。
:そうなんです。twitterでフォローさせていただいてるので、何となく繋がってる印象はあったんですけど(笑)。僕自身、まだこのシーンに来てからそんなに日時が経ってないんで。
RYO:SUKE:いつ頃からなの?
:前のバンドもヴィジュアル系ではあったんですけど、今のような大きな関わりを持った活動を始めたのは、アルルカンが初めてなんです。
RYO:SUKE:じゃあ今は本当に怒涛の日々だね。
――お互いtwitterでフォローしあっているそうですが、先にどちらからフォローを入れたのか覚えてます?
RYO:SUKE:主催イベントのときに、僕が暁くんの喉のケアのことでいろいろと興味があって、それで声をかけたのが暁くんと話をした最初のきっかけで、その日の帰り道に僕からフォローしましたね。
:今はtwitterを通したミュージシャン同士の繋がりも多いですよね。
RYO:SUKE:もう主流だよね。
:知り合ったときの名詞交換みたいな感覚なのかな? とは思います。twitterの使い方も、告知ばかりの人や、いろんな目を気にしての書き込みをしている人など、さまざまなスタイルがある中、RYO:SUKEさんは、「自分はこういう人間です」「こういう考えを持って活動をしています」ということをつぶやいている印象があって、読むたびにハッとさせられます。
RYO:SUKE:自分の気持ちを、そのまま音楽やライヴに込めることをテーマに活動しているけど、今の時代の中、音を伝えるのと同時に、人から見たイメージというか、「自分はどういうアイコンなのかを伝える」ことがものすごく必要な時代だなと思っていて、そういった意味でも、「自分の主義思想を発信していく」道を選んだわけなんです。
――ファンの方々も、「アーティストのリアルな声」を求めてますもんね。
RYO:SUKE:だと思います。それは、「何々を食べた」という発言も含めてね。暁くんは、自分のキャラクターを上手くツイートに落とし込んでる人だなというイメージがあるんだけど、時々出てくる、「何々を食べた」みたいなツイートがいいなと思ってて。
:普段はボーッとしてる人なんですけどね(笑)。だけど、それも僕やし、ステージ上の暁も間違いなく僕なんです。僕がなんでtwitterをやっているかって、今はアルルカンや、アルルカンの暁に興味を持った人たちが、すぐに知れる状況があるべき時代だなという思いがあってのこと。ただ、僕自身の素を出してくと、「お腹が空いた」とか、そういうのばかりになっちゃうんですけど(笑)。僕も特別意識を強く持ってるわけではないですが、出来るだけ自分がどういう人間なのかを理解してもらえる言葉を投げてはいます。
RYO:SUKE:それ大事だよね。以前に暁くんがつぶやいてたバンド名を見て嬉しかったことがあったんです。「うるふ」っていう今は解散してしまった、女性ヴォーカルのギターロック系バンドなんですけど、たまたま友人のライヴを観に行ったときに対バンで出ていて、そのステージを見てすごく好きになり、その場でCDも買ったんです。けど、結局ライヴはその1回観ただけで終わってしまったんですけど、そのバンド名が暁くんのツイートに出てきたときは、「あっ、このバンドを知ってる人がこんなに近くにいたんだ!」と思えてめちゃくちゃ嬉しくなったんですよ。
:僕も「うるふ」は、ヴィジュアル系バンドをやる前に、同じく友人のライヴを観にいったときの対バンで見ていて、僕もその場で気に入ってCDを買ったんだけど、結局、ライヴは1回しか見れなかったんです。そこはRYO:SUKEさんと一緒ですね。
RYO:SUKE:そのへんのいきさつが一緒だったのがまた嬉しくってね(笑)。
――今は、twitterを通したミュージシャン同士の交流は増えてますが、ご飯を食べたり呑みに行ったりなどの直接的なコミュニケーションは少ないのが現状なんですか?
RYO:SUKE:今はあまりないですね。昔はライヴ後の打ち上げを通して繋がりを持ってたんでしょうけど、きっと僕らの世代が打ち上げがなくなった最初の世代なんですよ。
:打ち上げをやるイメージはないですね。ただ、大阪でバンド活動していた時期は、対バンするバンドさんも大体かぶることが多かったので、節目のライヴでは打ち上げをやったりというのもありましたけど、そういう機会以外での打ち上げはしていなかったです。
「もちろん、一人でも多くの人にツボや茶碗を使って欲しいんだけど、そのためにはまず、自分がめちゃくちゃいいツボやお茶碗を焼ける職人でなきゃダメなんですよ」 (RYO:SUKE)
アルルカン 暁
RYO:SUKE:実は今日、どうしても暁くんに聴きたいことがあって、「アルルカンって今一番勢いあるね」ってすごくよく言われていると思うんだけど、特にヴォーカリストの場合、その言葉を一番前で受け止めては背負ってくことにもなるじゃない? 暁くんはそれに対して、どういう気持ちなんだろうと思って。
:僕の場合、ヴィジュアル系というもの自体まったくわからないまま、下手ギターの奈緒と一緒にアルルカンを結成し、今のメンバーや事務所の人たちと出会い始まったわけですけど。事務所の社長も、1からレーベルとして立ち上げた方なので、「手探りでわかんないことばかりだけど、一緒に頑張っていこう」という意識で始まってるんですね。その流れの中で今の形になっているんですけど、僕自身に関して言うなら、ライヴへ集中していける環境をまわりが作ってくれているおかげで、そういうことは何も気にせず活動出来ているから正直よくわからないんです。
RYO:SUKE:僕も前のバンドをやっているときに、自分らの意識以上にまわりが騒ぎだし始め、その渦中いることにどこか怖さを感じていたことがあったんです。そういう怖さを感じることって暁くんもあったるするのかな?
:周りからはそう見えてるのかも知れないですけど、自分自身では正直よくわかってないんです。ただ、これだけプラスの要素があるなら、いつかどこかでそのツケというか、マイナスとなる面が絶対に出てくるとも思っていて、例えマイナスの環境へ陥ろうと気持ち揺るがない強い自分でいたい。だからこそ、今は、自分の糧になることを出来るだけやっておきたいし、成長し続けていたいとも思っているので、とにかく今は自分の生きざまを貫くしかないと思っています。
RYO:SUKE:素敵な考え方だなあ。暁くんの中で一番貫くべき大事なものって何?
:難しい質問ですけど、ずっと気持ちの中にあるのは、「自分が納得して死ねるかどうか」ということ。その答えは、きっと死ぬ時まで分からないことですけどね。
RYO:SUKE:CDを何枚売ったとか、どこそこの会場でワンマンをやったみたいなことには、あまり興味関心の向かない人?
:そういうのはあんまり興味のない人ですね。それって音楽の統計の話であって音楽の話ではないじゃないですか。もちろんたくさんの人たちが聞いてくれるのは嬉しいことですし、「ここでワンマンをやりました」というのも大事かも知れないですけど、それよりも僕は、ライヴをするうえで目の前にいた人たちへどれだけのものを見せていけるのかが大事なこと。「自分がそのライヴを通して何を感じ、何を与えられたのか」「自分がそこに相応しい器になって立てているのか」が大切なんです。だからリリースや場所がどうこうというのは個人的にはあまり関心のないことです。その部分を支えてくれる皆が今は居てくれるのでそう言えますね。
RYO:SUKE:その姿勢、超好き。変な話、僕自身がWING WORKSをセルフプロデュースで動かしていることもあって、アーティストとしての自分と同時に、ビジネス的な目でとらえてゆく必要性もあるから、シーン全体をその2つの視点で見てしまうところは正直あるんです。でも、暁くんに関しては、「売れるヴォーカル像はこうでしょ」「こういうのが、今は一番支持を得るヴォーカリストでしょ」というセルフプロデュースに長けた人ではなく、ただただ自分が好きなことを素直に追求していく中で、今の大きな支持を得てきた人なんだというのを感じてたし、こうやって会話をしていくことで、それを確認出来たのが嬉しかったというか、僕自身も一人のアーティストとして、まわりに左右されることなく純粋に追求していきたいタイプなので、そこにも共感するものがありました。
:特に何も考えてないというと変ですけど、今の髪型やメイク衣装に関しても、「キッカケ」は自分で決めたものではなくて、まわりの人たちの面白そうな提案を素直に受け入れてやっていることなんです。むしろ、僕が最初主張したことと言えば、まわりの提案を拒否しなかったことくらい。実際に活動をする様になってから自身の中のヴィジュアルや、その意味合いが創られていきましたね。でも周りからは、「あの髪型やメイクは何時まで続けるの?」と言われる事もありますね(笑)。
RYO:SUKE:いつやめるとか決めてるの?
:ヴィジュアル系をやってる人たちの中で、支持が大きくなるごとにメイクが薄くなっていく方達もいるじゃないですか。僕がまだ一人のリスナーだった頃は、「売れた→メイクが薄くなった」と思ってたんですよ。でも、こうやって活動していく中でわかったのが、「それだけの中身、表現力を活動の中で培って、それも一つの表現として選択出来る状態になったから」という中身があったんだなということでした。まだまだヴィジュアル系というシーンの中でもがき続けている僕には、メイクも髪型も衣装も当分は必要なこと。これからも作品を作り続け、たくさんのライヴを繰り返し、僕にそれだけの中身がついたらやめると思うけど、まだまだそれは先の話がなと思います。
――RYO:SUKEさんは、アーティストとプロデューサー2つの視点を持って活動していますが、その2つのバランスはどう取っているのでしょうか?
RYO:SUKE:アートとビジネスのバランスということですよね。僕はWING WORKSとして活動を初めて2年経つんですけど、今はとにかく自分のアートを全力でやり切りたいと思っていて。それは決してマニアックなことをやるとか、人がついてこれない音楽を表現していくとかではなくて、WING WORKSとして2年間活動を続けながら感じたのが、僕は純粋なビジネスマンにはなれないし、あくまでもアーティストなんだということ。それこそ、山奥で納得したツボを作るまでは、作っては壊してを何度も繰り返していくような職人になりたいんです。もちろん、一人でも多くの人にツボや茶碗を使って欲しいんだけど、そのためにはまず、自分がめちゃくちゃいいツボやお茶碗を焼ける職人でなきゃダメなんですよ。セルフマネージメントでやっているから、ある程度お茶碗を作っては山を降りて、自分で市場へ持っていっては、「これどうですか?」ということを繰り返してはいるんですけど、今は自分が世界一いいお茶碗やツボを作れるかどうかだと思ってる。僕から見て暁くんは、ツボ職人として自分の表現をまっとう出来ているんだろうなと思えてるし、それってすごく理想の形だなと思えることなんです。
:僕も本気でやっていることを、それがどんな形でもいい、何かしらの反応が欲しいなとは思っています。それが、「良かった」でも「自分には合わない、無理」でも何でもいい。僕が一番確かだと思っているのが、感じたその人自身が思った事。調べればなんでも出てくるからこそ、その内容が良くても悪くても、自分が知っている人の言葉は伝わりやすいものだと思うので。
RYO:SUKE:僕もそうやってちゃんと伝わる音楽を作り続けたいってすごく思う。
:僕の場合は、ただツボ職人でいるしかない。それ以外の方法が今はわからないからなんです。
「『こいつは道のないところに道を作りながら歩いてるんだ』という気持ちを伝えていければ、それが僕がこのシーンで存在していくうえでの役割だと思っています」 (RYO:SUKE)
:自分が本当に世の中を変えられるとは思わないんですけど、それでも、もっともっと自分が力をつけて、この音楽シーンへ何か影響を与えられるような存在になりたいなと思っていて。ヴィジュアル系という音楽に出会ったことで、自分が本気になれることを見つけられた。だからこそ、このシーンを変えるくらいの何かを残して僕も結果的に何かをこのシーンに還元する事が出来れば良いなと思います。
RYO:SUKE:暁くん自身がビッグな存在になって、そこで影響を与えていくことが、このシーンへの恩返しになっていくことなんだと思う。僕もその意識を持ちながらやってきてるんだけど、その環境までには未だ辿り着けてないのも事実。むしろ、このシーンを変えるという視点で語るなら、バンドがボコーンと大きく売れて、暁くん自身の発言がシーンにすごく影響をあたえられる存在にまでなったとき、「今のシーンはどうこう」と言っちゃえばいいんだよ。僕もそれを言いたいときはありますよ。でも、それに相応しい存在になっていないと、その発言は説得力が無くてただのカッコ悪いことになってしまう。それを今は作品の中のみで言ってるんだけど、それを言えるに相応しい人たちが、どんどん声を上げていけばいい。そうすることがこのシーンにとっても良いことだなと僕は思っているので。
――では最後に、「VISULOG 4th ANNIVERSARY」に向けての意気込みをお願いします。
:どこも大きい会場でライヴを、しかも気になる先輩バンドさん達と共演できるのはとても嬉しいことです。アルルカンとしてはかなり濃いステージングを見せていくつもりなので、会場に足を運んだ人たちや、共演したバンドさん達へも、何かしら強烈な印象を残したいので、思いきり噛みついたライヴをやろうと思っています。
RYO:SUKE:僕は命を燃やして今のシーンに対してどれだけ新しい価値観を提案できるかが勝負だと思っています。「こいつは本物を目指してる」という想いが、「こいつは道のないところに道を作りながら歩いてるんだ」という気持ちを伝えていければ、それが僕がこのシーンで存在していくうえでの役割だと思っています。今回のイベントへもその意識で臨みます。
ViSULOG 4th ANNIVERSARY
2015.01.24.SAT
TSUTAYA O-EAST

OPEN 15:45 / START 16:30
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / Black Gene For the Next Scene / WING WORKS / アルルカン / Chanty
DISK GARAGE:050-5533-0888

2015.01.31.SAT
梅田AKASO

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) サウンドクリエイター 06‐6357‐4400

2015.02.01.SUN
名古屋E.L.L.

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) JAILHAOUSE 052-936-6041

RELEASE
WING WORKS:
2nd Single
「不死鳥-FENNIX-」

2013.12.25 Release!!

不死鳥-FENNIX-
TYPE-α【初回限定仕様版】
CD4songs+ブックレット写真集
¥1,995(TAX IN)
WGWK-10004

CD:
01. 不死鳥-FENNIX-
02. ADAM
03. Hijrah
04. THE END OF W.O.R.L.D

ブックレット写真集:
『戴天鳳凰図』

不死鳥-FENNIX-
TYPE-β【通常版】
CD4songs
¥1,365(TAX IN)
WGWK-10005

CD:
収録曲はTYPE-α【初回限定仕様版】と同じです




アルルカン:
1st FULL ALBUM
「ニア・イコール」

2014.11.12 Release!!

ニア・イコール
TYPE:A
CD+DVD
GMCD-009A
¥3,780(tax in)

DISC1(CD):
01. 暁
02. Eclipse(1st single)
03. missing
04. ヒマニマヒ
05. 墓穴(3rd single)
06. 像(1st single カップリング)
07. Alive(アルバム表題曲)
08. あの窓に教わった事
09. ステラ(2nd single)
10. clepsydra
11. 似非林檎(無配single)

DISC2.(DVD):
01「Alive」-PV-

ニア・イコール
TYPE:B
CD
GMCD-009B
¥3,240tax in

CD:
01. 暁
02. Eclipse(1st single)
03. missing
04. ヒマニマヒ
05. 墓穴(3rd single)
06. 像(1st single カップリング)
7. Alive(アルバム表題曲)
8. あの窓に教わった事
9. カレイドスコープ
10. ステラ(2nd single)
11. clepsydra

PROFILE
WING WORKS

WING WORKS RYO:SUKE
birthday: 07.06
blood type: A
オフィシャルサイト


アルルカン

アルルカン
birthday: 12.09
blood type: A
オフィシャルサイト
PRESENT
プレゼント

抽選で2名の方に、RYO:SUKEさん、暁さんのサイン入り「ViSULOG 4th ANNIVERSARY」オリジナルポスターをプレゼント!

【応募期間は終了しました】

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