2019.9.03 【Juri×澪×RYO:SUKE 特別対談】
HYSTERIC CIRCUS 2019 -HIGH GAIN-
HYSTERIC CIRCUS 2019-BAD PARTY-
NAZARE
NAZARE
breakin' holiday
breakin' holiday
WING WORKS
WING WORKS
9月7日(土)高田馬場CLUB PHASEにてViSULOG Presents 3MAN『HYSTERiC CIRCUS 2019-HIGH GAIN-』がbreakin’holiday、NAZARE、WING WORKSの3バンドによって開催される。 ラウドなサウンドを武器に持つという共通項がありつつも、それぞれのスタイルを貫くJuri(breakin’holiday)、澪(NAZARE)、RYO:SUKE(WING WORKS)の3人によるボーカリスト対談をご覧頂きたい。

取材・文:二階堂晃

『練習や技術では推し量れない、癖みたいな部分って絶対に自分の通ってきた歌や音楽が影響してる(Juri)』

――皆さんが歌に目覚めたきっかけはなんでしたか?
Juri:兄貴がGLAYが好きで子供の頃からロックに触れる機会があったこともあって、音楽が好きになったんです。実は僕は元々ギタリストだったんですけど、上京してからDELUHIのLedaに出会うきっかけがあって、後に「歌ってみない?」って誘われたんです。本格的に歌を歌うようになったのはそこからですね。
――DELUHIがJuriさんのボーカリストしての最初のキャリアだったのですか?
Juri:その前身バンドからボーカリストになったんです。その前からも、カラオケに行ったりして歌うこと自体は最初の頃から好きでしたね。
――澪さんとRYO:SUKEさんはいかがですか?
:僕は元々ヴィジュアル系も歌うことも大好きだったんですけど、目立つのが嫌で最初はバンドではドラムだったんです。でも、ドラムがヘタクソすぎてボーカルに転向することになって。ヴィジュアル系バンドはNAZAREが初めてですけど、その前はデスコアのシーンで活動していました。誰かとカラオケに行くのもあんまり好きじゃないんです(苦笑)。
Juri:分かる! 人とカラオケ行くと、どうしても回りの目が気になって自分の歌が発揮できないよね。
:なんなら人前で歌っても恥ずかしくないって思えるようになったのは、NAZAREとして活動するようになってからですね。
RYO:SUKE:俺は2人とは少しきっかけが違っていて、前のバンドの活動が止まって、どういう形で音楽を続けて行くかとなった時に歌うことを選択したという形です。
Juri:ああ、なるほど。
RYO:SUKE:バンドが止まるタイミングで回りに新しく一緒組みたいと思える人が思い当たらなくて、自分で歌うことを決めたんです。
――皆さんが“ヴィジュアル系”に目覚めたきっかけも気になるところです。
Juri:高校生の時にヘアスタイルやファンションの参考に雑誌の『Cure』を買っていたのがきっかけですね。時代的にも、奇抜過ぎず普段のファッションに取り入れられるスタイルのバンドが流行っていた時期だったので。
:僕はTwitterとかでも公言しているんですけど、本当に昔から生粋の“ギャ男”だったんです。壱世(Dr.)さんがNAZAREを組むにあたってメンバー募集をした時に、誰よりも早く応募したのが僕だったらしくて。
――壱世さんとは以前から面識があったのですか?
:当時僕が壱世さんの曲の『歌ってみた』動画を上げていたのと、共通の知り合いが何人かいたこともあって、僕の存在は以前から知ってくれていたんです。そんな流れもあって、NAZAREに誘ってもらえて加入が決まりました。
――ヴィジュアル系シーン1年生の澪さんから見て、このシーンでの活動はいかがですか?
:最初は「怖いシーンだなあ」って思っていました(笑)。他のロックのシーンはイベントでもお客さんに交じって対バンのライヴを観るのが普通のことですけど、楽屋から世界観を作り込んでいる人も多いじゃないですか。今はもう慣れましたけどね。
――皆さんのボーカリストしてのルーツはどのあたりなのでしょうか?
:DIR EN GREYの京さんと蜉蝣の大佑さんです。好きな部分を真似するとかじゃなくて、一度存在そのものを自分の中に完璧に入れたいと思うくらいに尊敬しています。歌詞に関しても、このお二人は僕の胸に刺さるんですよね。後は、椎名林檎さんも哀愁漂うスタイルがすごく好きで影響を受けましたね。
Juri:ボーカリストとしての軸はGLAYのTERUさんの歌が自分の歌の根底にはあるかもしれませんね。ラウドとしてのエッセンス面ではLINKIN PARKのチェスターやPay money to my painのKさんのスタイルはすごく好きで、DELUHIを始めた頃には意識して取り入れていましたね。最初はシャウトも全くできなかったくらいなので(笑)。
RYO:SUKE:やはり最初はルーツとなる人のスタイルを取り入れるんですね。僕は自分の作ったデモに自分の声を入れる形で歌を始めたから、自分以外の誰かに自分を近づけるっていう作業をしたことが無くて。
Juri:最初はどうしてたんですか?
RYO:SUKE:歌を始めるのが自分は誰よりも遅いと思っていたから、とにかくボイトレに通って基礎練習をひとつずつやってみると言った風に、技術面のことだけを考えていましたね。あ、でもバンドに目覚めた子供の頃に最初にファンになったボーカリストが清春さんだったので、あの独特の翳りのある歌いまわしはどこかで影響を受けているような気もします。
Juri:そういうのって絶対にありますよね。練習や技術では推し量れない、癖みたいな部分って絶対に自分の通ってきた歌や音楽が影響してる。

『ライヴ中のパフォーマンスとか、歌唱力以外の部分に僕は自信があります(澪)』

――皆さん自身は、自分のボーカリストとしての「強み」はどこだと自覚していますか?
RYO:SUKE:「メッセンジャー」であることですね。テクニックや声質の良さみたいなものだと、自分より優れている人はいくらでもいると思うんです。でも、目の前のお客さんに明確なメッセ―ジや感情を伝え届けるという点においては、僕は誰にも負けない自信があります。
Juri:僕は「歌心」です。自分のスタイルの中にシャウトはもちろんあるけど、メロディを歌うことが自分の一番の武器だと思っているので。ラウドな歌唱のアプローチはそれこそ澪くんのように自分に出来ないことが出来る人もシーンにたくさんいる中で、自分の歌ってきた歌で勝負していきたいですね。
――breakin'holidayの爆音の中でもJuriさんの透明感のあるボーカリゼーションが力強く響く様はいつ見ても見事です。
Juri:それはバンドの力ありきですよ。メンバーの出す音とお客さんからもらう気持ちがあるからこそ、自分ひとりでは出せない熱量が生まれるんです。
――澪さんはいかがですか?
:僕も激しさの点においてはメンバーの力に頼っています。シャウトやデスボイスを評価してもらえることも多いですけど、それは自分にとっては飛び道具の一つでしかなくて。それよりもライヴ中のパフォーマンスとか、歌唱力以外の部分に僕は自信がありますね。自分がステージに登場するだけでムチャクチャ歓声が沸く、みたいな存在であることを何よりも重視してて。実際はそんなことなかったとしても、まるでそうであるかのような存在感をステージの上で出せることが僕の一番の強みだと思います。
――大変興味深いです。皆さんはアウェイな場面でのライブにはどんなスタンスで臨みますか?
Juri:僕のスタンスとしては、ちょっと前まではアウェイな客席に対しては「しょうがない」と思っていたんです。だけど最近そこの気持ちに変化があって、どうしたらそういう人たちにもっと興味を持ってもらえるかという風に考えるようになっていて。まだ試行錯誤している最中ですけど、相手の心を変えられるにはどうしたらいいだろうと言う風に少し攻めの気持ちになっているところですね。
――Juriさんの気持ちが変化するにあたって、何かきっかけになる出来事があったのでしょうか?
Juri:この夏にフェス形式のイベントで久しぶりにTSUTAYA O-EASTのステージに立ったんです。その時に、ずっと忘れないでいようと思って歌い続けていたはずの感情を色々思い出して。昔はイベントに出演した時は対バンのライヴをいっぱい見て少しでも多くのことを吸収しようと思っていたけど、知らず知らずの間にその気持ちを忘れていたことに気付いて。その日から自分は変わらなきゃと思うようになったんです。

『その日初めて自分を観た人の中のたった一人を、自分の一生のファンにする(RYO:SUKE)』

――澪さんとRYO:SUKEさんははいかがですか?
:僕自身もNAZAREもヴィジュアル系1年目なので、まだまだナメられているなと感じることが多くて。特に地方だとライヴ中に床に座って携帯をいじってる人がいたりするんです。そういう奴らを立たせるもよし、「出ていけ!」って言って追い出してもそれはそれで正解だと思っていて。
RYO:SUKE:素晴らしいね。俺は、今は自分のファンを幸せにするのは当たり前として、会場にいる人のうちたった一人に響けばいいと思ってライヴをしてますね。
――どういうことですか?
RYO:SUKE:「その日初めて自分を観た人の中のたった一人を、自分の一生のファンにする」というイメージでライヴをするようにしています。その場所にいる全員にいいと思ってもらうライヴをするのではなくて、その日出会った誰かのたった一人とその先ずっと歩んでいける関係になれたらそれでいいんです。
――9月7日高田馬場CLUB PHASEでのスリーマンではどんなものを見せてもらえるのでしょうか?
Juri:3バンドともラウドな要素は持ちつつそれぞれが違った色を持っているのが良いなと思っていて。breakin'holidayとしては、その中でも自分たち色を濃く出していけるように頑張りたいですね。
:この3バンドの中ではNAZAREが一番ルーキーなので敬意は払いつつ、でも媚びることなく僕らは僕らのライヴをするので、NAZAREのファンには全部のバンドを楽しんでもらえたらと思いますね。
RYO:SUKE:WING WORKSは今7年目なんです。10周年でもう一度大きな舞台に立つことを第一に活動しているので、そこを見据えた上でそれなりに長くやってきた重みとは? というものを伝えられれるようなライヴをしたいです。
Juri:やはり、ただそれぞれのライブをやるだけではなくて、3バンドのファンにとっても新しい出会いのきっかけになるようなスリーマンにしたいですよね。

[TIME]

OPEN 16:30 / START 17:00

[ACT]

NAZARE / breakin' holiday / WING WORKS

[TICKET INFO]

ACV ¥3,500 / DOOR ¥4,000 (+Drink)
発売:イープラス
[TICKET URL]
https://eplus.jp/sf/detail/3039020001-P0030001
一般発売:2019年08月3日(土) 10:00〜

[CONTACT]

高田馬場Club PHASE (03-5911-2777)
ライブレポート

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