FEATURE
スペシャル企画「ヴォーカリスト対談」


VISULOG誕生4周年を記念し、1月に東名阪を舞台に開催になるイベント『VISULOG 4th ANNIVERSARY』。同イベントに出演するバンドたちが様々な組み合わせで対談を実施。ここでは、ユナイトの結とChantyの芥によるヴォーカリスト対談をお届けします。

取材・文:長澤智典
「『アー! アー!』とか発声をしている人はよくいるけど、結くんみたいにいろんな楽曲を、楽屋でガチ歌いしてる人って初めて見たからすごく印象に残ってる」(芥)
ユナイト 結
:芥さんと初めて会ったのって、確か前のバンドで対バンしたときですよね?
:ユナイトの2011年の始動ライヴのときだね。僕の前のバンドが同じ事務所だったこともあって、対バン相手として共演したのが最初の出会い。
:そうだ! 初ライヴのとき一緒だったんだ。
:そうなの。僕はユナイト出生の瞬間を見届けてるんです(笑)。でも、当時はお互いにそこまで親しい間柄ではなくて、よくバンドマンに有りがちな「微妙に距離の縮まらない関係」だったけどね……(笑)。
:そうでしたね(笑)。初ライヴのときは、僕たち自身もまだ心に余裕のない状態だったし、その後もちょこちょこ対バンはしてるんだけど、そこまで話す機会がなかったんですよね。
:深く話すきっかけになったのは、たしか2012年の1月に大阪で共演したときかな? それまでにもちょこちょこ話はしていたから距離感は縮まってきてたんだけど、しっかり距離を縮めたのはこの時だったと思う。
――どんなきっかけが?
:先に言っておくと、僕はすごく人見知りなので、なかなか自分からは声をかけに行けない性格なんですよ。
:「僕は人見知りだから」ってみんな言うよね。僕も言いますけど(笑)。
:そうなんですよね(笑)。でも、ちょっとしたきっかけさえあれば距離ってすぐに縮まるんだよね。
:どっちかが殻を破ればね(笑)。
:ここの関係に関しては、僕が勇気を持って殻を破ったんですけど(笑)、僕からすれば、当時の芥さんは先輩バンドの方だったし、何より絶大な歌唱力を持っていて、歌の上手さにすごく興味があったので、話してみたい気持ちが強くて自分から声をかけに行ったんです。
:正直なところ細かいきっかけまでは覚えてないんだけど、その日にいろいろ話したのは覚えてる。互いに事務所に入った時期もそんなに差がなかったから、僕ら自身は先輩なんて意識は全くなかった。それよりも僕は結くんを見てて“本当に歌が好きなんだな”ってことしか思ってなかった。
:えっ、どういうこと?
:前のバンドの頃からそうだけど、いつも本番前になるといろんな人の曲を歌ってるでしょ?
:声出し代わりですけど歌ってますね(笑)。
:「アー! アー!」とか発声をしている人はよくいるけど、結くんみたいにいろんな楽曲を、楽屋でガチ歌いしてる人って初めて見たからすごく印象に残ってて、ユナイトになってからも楽屋で歌ってるのを見て、「あっ、この人の姿勢は変わってないんだ」って安心した(笑)。最近も歌ってるの?
:最近も変わらず歌ってますよ(笑)。喉が開くまで多少時間がかかるので、本番前からマックスパワーで歌って喉を開いてるんだけど、昔と違って今はユナイトの曲を歌ってる。移動中の車中では今もいろんな曲を歌ってますけどね(笑)。この前、移動中にDIR EN GREYの「予感」が流れてきて、その瞬間にLiNくんが熱唱し出して、みんなもそれに釣られて大熱唱してたんです(笑)。
:それすごいわかる(笑)。うちらも移動中の車内で大合唱になることが結構あって、ギターの千歳がユーミンの曲とか有名な歌謡曲が流れだす度にみんなで大合唱してる(笑)。歌ってる本人達は楽しいんだけど、スタッフからはうるさくて嫌がられてるんだよね……。
「普通に“泣く”と表現しても面白みがないから、異なる表現を探して、ここは叫ぶに変えてみようとか考えながら構築していくことはよくやってます」(結)
Chanty 芥
――お互いにプライベートで会ったりもしてるんですか?
:会う度にそういう話はするんだけど、お互いにスケジュールを合わせるのが難しくてね。
:芥さんって、休みの日は何をして過ごしてます?
:趣味が全くないから、どうやって過ごしていいのかいつも分かんないんだよね……。
:家でゆっくりしたいタイプですか?
:ゆっくりするか、走りにいくかのどちらかかな。
:ヴォーカリストって家でゆっくり過ごしてる人が多いような気がしますよね。僕も基本は家でゆったりしながら、ちょっと気分転換にって時は、近所のお気に入りのお店に足を運ぶんだけど、やっぱりそこでもゆったり過ごしちゃうんですよね。
:そういうフワッとした時間が欲しいのかもね。
:日々忙しさに追われてるから、休みの時くらいは何も考えずにボーッとしたいですよね。それでも頭の中では常にバンドのことを考えてるんだけど(笑)。
:考えちゃうよね。もう完全に職業病だよ(笑)。
:芥さんって、物事を同時進行出来るタイプ? 僕は人と会話をしながらブログ書いたり、Twitterの更新が出来なくて……。
:同時は無理かな。どうして?
:普通にみんなで話をしながら、同時にブログやtwitterを書ける人がうらやましいなって思うんですよね。
:たしかに、マルチタスクができる人ってうらやましいよね。
――歌詞を書く時もやはりそれだけに集中して書くんですか?
:自分に関しては、(歌詞が)降りてきたらそれを受け止めて、ガッと書いてくタイプですかね。結くんはどういうタイプ?
:まずはどういう方向性で書きたいかを決めるので、自分自身で言いたいことがあるときは書くのも早いです。例えば恋愛物の歌詞を書く場合、まずは大まかにストーリーを決めて、こういう仕事をしてる人とこういう別れ方をして、悲しさのあまりに泣いてしまう感情の流れを作ったりするんだけど、ただ、普通に“泣く”と表現しても面白みがないから、異なる表現を探して、ここは叫ぶに変えてみようとか考えながら構築していくことはよくやってます。
:それ素晴らしいね。僕はその楽曲のキーワードが浮かぶまで書けないタイプだから。
:僕もそういう時ありますよ。以前よくやっていた手法に、作ったデモ音源に対して、その場で思いついた言葉を勝手にのっけて歌うことをやっていて、正直、その歌詞って自分でも意味がわかんないんですよ。でも,その中には必ず、「このワードは使えそうだな」という言葉があって、そこから歌詞の世界を広げていくことをよくやってました。
:たしかにそれはあるね。楽曲には絶対に、「この曲の心臓となるべき言葉」とか「キーワード」があるよね。僕はその心臓となる想いを聞かせたくて、その周りの言葉を構築していくタイプだから、「その楽曲の中で一番伝わる言葉」を選び出してから歌詞を書いていく。
――お二人共、ストレートに想いをぶつけるというより、伝えたい想いをオブラートに包む派ですか?
:僕はよく、「ストレートだね」って言われますけど、うちのLiNくんは、ストレートに表現するのが恥ずかしいみたいで、結構いろんな言葉を並べてくるというか、その言葉遊びがLiNくんの作品の面白さになっていると思うんですよね。逆に未緒くんは、自分が伝えたいことは婉曲されずにきちんと届き手に伝わって欲しい、というタイプ。
:面白いね。僕は比喩比喩比喩と比喩ばかりを使うひねくれ野郎で(笑)、たまにその中にストレートな言葉も入れるんだけど、基本的には比喩タイプだね。
:聞き手に委ねるタイプなんですね。
:そこは自由に妄想してくださいと(笑)。
「目の前にいる人たちがすっごい笑顏でいたり、大声で楽しんでくれてたりする姿を見ていると、こっちも幸せな気持ちになれるんです。しかもライヴ後に、『今日は出し切れた』『今日はすごく暖かな気持ちで満たされてる』っていう感覚にもなれる。きっとそれは、ステージに立った人だけが味わえる特権なのかもしれないですね」(結)
――さっき芥さんが、「走るのが気分転換」と言ってましたよね?
:いくら疲れていても、身体を動かしたうえで迎えた次の日のほうが、なんか気持ちが循環している感覚になれるというか、身体的には気持ちがいいんです。
:確かに走ったりした後は、ストレスの発散にもなって気持ちいい。
:そうなんだよね。とくに走ってるときは、自分自身と会話をしている感覚になれるというか、よく歌詞を身体へ染み込ませる時に走るんだよね。理由はライヴに近い感覚のほうが身体に歌が染み込んでいきやすいからなんだけど、ライヴと同じ状況の中で歌を頭や身体に染み込ませたほうが、より説得力のある歌になっていくんじゃないかなとも思って。
:僕もたまに走りますけど、三日坊主タイプなのでなかなか続かない。
:僕もそうだよ。「走る」という状態の感覚まで持っていくのが意外と大変で……。もちろん、走り始めると楽しいのはわかってるんだけど、その行動へ移すまでに億劫さを感じてしまうと、走ってても、「次の信号、赤になんないかな?」とか、止まる理由を探してたりするから(笑)。
――歌を本業にしている方って、ライヴで気分を発散していくわけではないんですか?
:歌でもいい気分転換になりますよ。
:ライヴは何よりも一番幸せな瞬間ですよね。あとは、美味しい物を食べてるときかな(笑)。ライヴは、目の前にいる人たちがすっごい笑顏でいたり、大声で楽しんでくれてたりする姿を見ていると、こっちも幸せな気持ちになれる。しかもライヴ後に、「今日は出し切れた」「今日はすごく暖かな気持ちで満たされてる」っていう感覚にもなれるんだけど、きっとこの感覚は、ステージに立った人だけが味わえる特権なのかなって。
「『ドカ盛りのラーメンを1日3食食べよう企画』というのを実行したことがあって」(芥)
――さっき、「食べてるときが幸せ」という話もありましたが、ヴィジュアル系の人ってみんな痩せてるじゃないですか? どんな努力をしているのかが気になるんですよね。
:去年から太りやすくなってきてまして、前に、「ドカ盛りのラーメンを1日3食食べよう企画」というのを実行したことがあって、その時は、朝9時にドカ盛りのラーメンを食べ。その後、運動をして、昼にまたドカ盛りのラーメンを食べ。その後また運動をして、最後にドカ盛りのラーメンを食べて帰るという内容で、ああいうことをやり始めてから、なんか身体に肉が付きやすくなった(笑)。
:それ、すごいですね(笑)。
:自分の場合は身体の燃費が悪いのか、食べなきゃ絶対にいい歌を歌えないんだよね。その分、食べたら運動で調節とかはしないとまずいけど……。
:僕は食べる量を減らすタイプかな。ただ、一時期食事制限をし過ぎたことから腰をやられてしまって、歌うのに多大な支障を来したことがあったので、その経験をしてからは、ある程度食べないといけないなってことから、上手く量のバランスを考えながら食事するようにはなりました。
:そういう無理は精神的に良くないよね。自分の場合、「ラーメンは駄目だ、ラーメンは駄目だ」と思いながら、ついラーメン屋の前に立ってたりする性格なんで(笑)、そこは無理に節制してストレスを溜め込むよりも、気分の開放も大事なので、細かいことは食べてから考えるようにしてる(笑)。
:僕も昔はよく食べてたけど、今はある程度身体のことを考えたうえで判断してる。
――ヴォーカリストの場合、体調管理に気をつけてる方が多いですよね?
:とくに睡眠は大切ですね。比較的喉は強いほうとはいえ、よくイベントライヴで時間に余裕が生まれたときは、空き時間を車の中での睡眠に当てたり、極力メイクの時間も遅くしてもらって体調を万全にしていくこともあります。
:メイクの順番って大事だよね。うちも、「ヴォーカルはゆっくりでいいよ」ってメンバーは言ってくれるのに、いつもメイクの順番を決めるジャンケンになると、なぜか参加させられるんだよね(笑)。でも、しっかり気持ちを届けてさえいけば、案外想いは人に伝わっていくものだから、やはり最終的にはメンタルな問題なのかなっていう気もしてます。
――では最後に、「VISULOG 4th ANNIVERSARY」へ向けての意気込みをお願いします。
:ユナイトもVISULOGさんと同じ、来年で4周年を迎えるんです。ユナイトは去年の周年イベントに続いて今年も参加させていただけるので、今からとても楽しみにしています。
:僕らもこんな刺激的なイベントに参加させていただけることが本当に嬉しくて、個人的には、またユナイトさんと対バン出来るのが楽しみです。まずはChantyらしさをしっかり見せながら、各地で笑顏が生まれるイベント作りをしていきたいなと思っています。
:今回のイベントツアーを通して、初めて今のユナイトに触れる人も多いと思うんです。そういう人たちに、ユナイトの持つ激しい部分とキャッチーな面という多面的な魅力を見せていきたいのはもちろん、何よりも観に来てくれた人たちが、このイベントの間だけは、少しでも嫌なことを忘れ、幸せや笑顏になれる時間にしていけたら僕は満足です。そういうみんなを幸せに変えていけるライヴをしていきたいですね。
ViSULOG 4th ANNIVERSARY
2015.01.24.SAT
TSUTAYA O-EAST

OPEN 15:45 / START 16:30
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / Black Gene For the Next Scene / WING WORKS / アルルカン / Chanty
DISK GARAGE:050-5533-0888

2015.01.31.SAT
梅田AKASO

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) サウンドクリエイター 06‐6357‐4400

2015.02.01.SUN
名古屋E.L.L.

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) JAILHAOUSE 052-936-6041

RELEASE
ユナイト:
doubleA-side 6th Single
「レヴ/ice」

2014.09.17 Release!!

レヴ/ice
初回生産限定盤タイプM
CD 3 Songs+DVD
¥1,900+税
DCCL-158~159

CD:
01. レヴ
02. ice
03. レヴ (off vo.)

DVD:
01. レヴ MV
02. レヴ MV Making

レヴ/ice
初回生産限定盤タイプL
CD 3 Songs+DVD
¥1,900+税
DCCL-160~161

CD:
CD収録曲は初回生産限定盤タイプMと同じです

DVD:
01. ice MV
02. ice MV Making

レヴ/ice
初回生産限定軽装盤
CD 2 Songs
¥926+税
DCCL-162

CD:
01. レヴ
02. ice

レヴ/ice
通常盤
CD 4 Songs
¥1,500+税
DCCL-163

CD:
01. レヴ
02. ice
03. 君は知らない
04. 君は知らない (off vo.)




Chanty:
4th Single
「おとなりさん」

2014.12.17 Release!!

おとなりさん/ice
A TYPE
CD+DVD
¥1,500+税
MNPK-001

CD:
01. おとなりさん
02. ALIVE

DVD:
01. おとなりさん (MV)

おとなりさん
B TYPE
CD+DVD
¥1,500+税
MNPK-002

CD:
01. おとなりさん
02. 絶対存在証明証

DVD:
01. 2014.9.16 TSUTAYA O-WEST「Chantyの世界へようこそ」ダイジェスト

PROFILE
ユナイト

ユナイト
birthday: 03.18
blood type: AB
オフィシャルサイト


Chanty

Chanty
birthday: 非公開
blood type: A
オフィシャルサイト
PRESENT
プレゼント

抽選で2名の方に、結さん、芥さんのサイン入り「ViSULOG 4th ANNIVERSARY」オリジナルポスターをプレゼント!

【応募期間は終了しました】

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