FEATURE
スペシャル企画「ザ・対談」


VISULOG誕生4周年を記念し、1月に東名阪を舞台に開催になるイベント『VISULOG 4th ANNIVERSARY』。同イベントに出演するバンドたちが、様々な組み合わせで対談を実施。ここでは、Black Gene For the Next SceneのRameとMoranのIvy、2人のベーシストによる対談をお届けします。
取材・文:長澤智典
「たとえ常識の範囲だとしてもさ、あたかも『僕は知ってます』というマニアックな口調でみんなへ説明してくれてたじゃない。あれを見たら、『この人の知識は完璧なんだ』と思ってしまうからね」 (Rame)
Rame Black Gene For the Next Scene
Rame:この対談の組み合わせが絶妙ですよね。と言うのも最近、僕がやっているニコ生の番組にIvyくんがゲストで来てくれたんです。正直最初は、Soanくんに、「お前、行って来い!」って送り込まれて、よくわからずにゲストに来たのかなぐらいに受け止めていたんですけど、いざ放送が始まり、その日のテーマでもあった「ドラゴンボール」の話になった途端にIvyくんがグイグイ語り始めたんですよ。事前の打ち合わせでは、「そこまで詳しくないです」とか言っておきながら、この日出演していた人たちの中で一番詳しかったし、何よりも僕の興味を惹いたのが、物事をしっかり噛み砕いて説明していく性格ということ。僕はこういうタイプの人とこれまで触れ合ったことがなかったから、俄然Ivyくんに興味を持ち出して、その上で今回の対談だから嬉しくって。
Ivy:あ、ありがとうございます(笑)。ゲストに出させていただいた日は、好きな内容をテーマにした回だったので、少しでもいろんなことを伝えようと必死に喋っていただけなんですけどね。
Rame:でも、話を聞いてると、「好きな物事に関してはトコトンまで突き詰めるオタク気質」を感じてしまって、すごくIvyくんに興味を持ってしまった。
Ivy:そういう面は多少あると思いますけど、オタク気質とまでは言えないというか、僕のレベルでオタクを語ってしまったら、本当のマニアの方々には失礼になってしまうので。
Rame:それ、オタクの人がみんな言う言葉だと思うよ(笑)。
Ivy:どちらかと言うと、広く浅く知識を得ていくタイプなんですよ。「ドラゴンボール」のことでいろいろ語った内容も、あれは常識の範囲内のことでしたから。
Rame:たとえ常識の範囲だとしてもさ、あたかも、「僕は知ってます!」というマニアックな口調でみんなに説明してくれてたじゃない? あれを見たら、「この人の知識は完璧なんだ」と思ってしまうよね(笑)。それに僕は、喋りの上手い人が好きなんですよ。だからそこにも共感を持ったというか、本当に僕の中でIvyくんは興味深い人なんだよね。
――さっき、「広く浅く」と言ってましたが、オタク分野のことはいろいろ興味を持って調べてるの?
Ivy:「これが好き!」と一点に絞るよりも、好きな事柄を幅広く目にしては、均等に愛を注いでいる感じです。なので、「どれが好きなの?」「何が好きなの?」と聞かれると、具体的に答えることが難しいんですよ。
――ベーシストって、オタク気質な方が多いような印象を受けますが、実際のところはどうなんですか?
Ivy:多いと思いますよ。ベースって、CDで聴いても後ろの方で鳴ってるからそんなに耳に響いてこないじゃないですか。なのに、音色を歪ませたりコーラスをかけたりとか、いろんなこだわりを見せているので、その時点ですでにオタクだなと思います(笑)。
Rame:ベースを選んだ時点ですでにオタクだよね(笑)。僕はもともとギターを弾いてたんだけど、とあるバンドにベーシストがいなかったから、そこにベースで入ったことがきっかけで始めたんで、最初からベーシストではなかったんだけど、最初からベースを選んでる時点でマニアックに映りますね。
Ivy:実は僕も最初はギターだったんですよ。きっかけは高校時代に一緒にバンドを始めた友人に、「やっぱギターを弾きたいからパートを交換してくれ」って言われて、当時はそこまでバンドにのめり込んでいたわけじゃなかったから、「いいよ」って。でも、ベースを弾きだしたらそれが楽しくなってきちゃって。
Rame:僕もそうだったけど、ベースって弾きだして好きになるパターンが多いよね。
――物事を追求したがる人ほどベーシストに向いているんでしょうね。
Rame:だからリーダータイプの人が多いのかも知れないね。
「期待をかけられても、案外ウケないという……(笑)。やっぱ、Siznaさんのように、狙ってないのにウケちゃう天然系の人こそが、そういうときは強いですよね」(Ivy)
Ivy Moran
Rame:Ivyくんってさ、Moranの他のメンバーにはないキャラクターを持ってるよね。ガチガチにコンセプトを固めてるところがMoranの魅力のひとつなんだけど、その中で唯一、バンドの持つ固さを中和して、外の人たちに、親しみやすさを覚える存在にしていく役割を持っているのがIvyくんなのかなって。客観的に見てるとそう思ってしまうんだけど。
Ivy:最近のMoranは、パキッとしたライヴを見せたい意識を強く持って臨んでいるぶん、余計にガチガチな印象を与えていますからね。その中で、僕が飛び道具になっているのであれば、それはそれでいいんでしょうね。
Rame:バンドにはそういう人って絶対に必要だよ。
Ivy:でも、たまにやりすぎてしまって不安になることもあるんですよ。ライヴでも、インストアでも、「ここまでHitomiさんをネタにして良かったのかな?」「ファンはどう思ったのかな?」って思う時がありますから。
Rame:そこは、時に良い場合と悪い場合があるように、いかに空気を読んでのさじ加減ってことじゃない?
Ivy:たまに会場が凍りつくこともありますから……(笑)。
Rame:それも含めてバンドの楽しさだからいいんじゃないかな?
Ivy:僕を入口に、Moranの存在を緩く親しみやすく感じてもらえるのであれば、それでいいんだろうなとは思います。
Rame:インストアの場合、Ivyくんがけっこう喋っていく感じなの?
Ivy:うちはSoanさんが進行を担当して、順番に話を振っていく形ですね。話を振られない限りはしゃべらない人たちばかりなんですけど、振られた話に対しては、場を盛り上げるような発言をしていきます。
Rame:よくインストアをやると出てくる質問ってあるじゃない? 例えば、「ツアー中の面白いことを聞かせてください」とか。それに対して、「うーん、特にない」とか、「朝、起きたら寝癖が出来てたこと」とか答えてもさ、ファンの人たちって、そういうのじゃない発言を期待してるわけでしょ? そういう時に、Ivyくんのような人がいるといいだろうなって思うよ。
Ivy:そういう期待を感じるときもありますけど、うちの場合はSiznaさんが面白い回答をしてくれるんですよ。
Rame:天然系の人は、そういうとき強いからね(笑)。
Ivy:そうなんですよ。そういう人がバンド内にいるといいですよね(笑)。
――もしRameさんのバンドにIvyくんがいたら、やっぱりオチを振ります?
Rame:間違いなく(笑)。最後は頼むよって。
Ivy:でも、そういう期待をかけられても、案外ウケないという……(笑)。やっぱ、Siznaさんのように、狙ってないのにウケちゃう天然系の人こそが、そういうときは強いですよね。
――Rameさんは、バンドをまとめあげてゆく役割を担っているわけですよね?
Rame:そうなりますね。うちの場合トッキー(刻)が外した発言をしてくれる頻度は高いけど、IceやSalaは、カッコよく決めたい場面と、崩してく場面の両方でくるから、そこは上手く僕が空気を読んで采配してく面はありますね。
――MoranのHitomiさんは、外した発言とかが全くない印象があるんですけど、実際はどうなんですか?
Ivy:僕がいじくり回して、ようやく外れる感じですかね。
Rame:だからこそIvyくんのような存在が必要なんだよ。メンバー以外でHitomiさんをいじれる人はなかなかいないと思うから。
Ivy:Hitomiさんは、すごく硬派に見られることが多いんですけど、実はすごくラフな方で、わりと来るもの拒まずというか、すごくストライクゾーンが広い。だから全然大丈夫なんですけど、人見知りだから、そこに入り込むまでが大変なのかも知れないですね。
――Rameさんは、わりといろんな人へグイグイ入ってくタイプですよね?
Rame:昔はそうだったんですけど、最近はそうでもなくなったんですよ。と言うのも、世代が変わってきたせいか、みんな僕に対して怖い印象を持ってるんですよね。「昔、聞いてました」と言う人ほど、壁を作って来るというか、こっちから話かけて、そこで必ず言われるのが、「もっと怖い人だと思ってました。良かったです、しゃべりやすい方で」という言葉。なんか、そういう印象になってるせいか、逆に最近は話しかけづらくてね……。
「お互いにリーダーとしての立場で話してるぶんにはすごく仲良くなれるけど、同じバンドにいたらきっと一緒には出来ないタイプ。同じ枠の中には一緒に収まりきれないように、そこは意外と違うんだよね」(Rame)
――Ivyさんの、Rameさんに対する印象はどうだったの?
Ivy:怖い人でしたよ(笑)。対バンした時に同じ楽屋にいてもなかなか声をかけにくいというか、僕自身が自分から声をかけにいくタイプではないのもあるんですけど……。でも、今年の夏に対バンしたときに、Rameさんが『ムカデ人間』という映画の話をしていて、そこで初めて親しみやすさを覚えたんです。
Rame:そこなの?
Ivy:それまでの僕は、ベーシストで専属のローディーを付けている人は硬派な人っていうか、「俺はベースにしか興味ないぜ」っていう人だと勝手に思いこんでたんです(笑)。そしたらMCで映画の話をしてるのを聞いて、一気に興味を持ったんですよ。それで初めてちゃんとお話をさせていただいたんです。
Rame:そうだったんだ。Soanくんとは楽屋でよく喋ってるから、その時に入ってくれば良かったのに。
Ivy:その時はバンドのことをいろいろと話してたので、RameさんもSoanさんと同じタイプの人なのかなって思ってました。
Rame:たしかにバンドのことに関しては共通な部分は多いけど、僕とSoanくんは全然タイプ違うよ。僕はSoanくんみたいにあんなにしっかりしてないし、むしろ、適当なことのほうが多いから。Soanくんって決めた通りにならないと駄目な人だと思うんだけど、僕は決めた通りにならなかったら、「しょうがない。じゃあ、こうしましょう」ってわりとすぐに変更していくタイプだから。
Ivy:そうなんですね。
Rame:お互いにリーダーとしての立場で話してるぶんにはすごく仲良くなれるけど、同じバンドにいたらきっと一緒には出来ないタイプ。同じ枠の中には一緒に収まりきれないように、そこは意外と違うんだよね。Ivyくんだって、趣味の話になると前のめりで重みのある話をするじゃない。
Ivy:そういう時って、なんか自分の知識を他の人に教えたくなるんですよね。
――最近Rameさんに教えてあげたいことはないの?
Ivy:いやー、そう言われると困るんですけど……(笑)。
「うちは運転出来るのがSoanさんとHitomiさんだけなので、僕は助手席に座って運転者と会話をする。それが僕の役割なんです」(Ivy)
Rame:最近、お勧めの映画とかないの?
Ivy:映画じゃないですけど、最近ハマってるのが海外ドラマの『グリー』なんですよ。知ってますか?
Rame:タイトルは知ってるけど、観たことはないな。海外ドラマで言うなら、「24」や「プリズンブレイク」「ロスト」「ヒーローズ」など、一連の作品がブームになった頃はひととおり観たけどね。
Ivy:そんなにたくさん観たんですね。
Rame:海外ドラマにハマりたいなら、「プリズンブレイク」だけは観た方がいいよ。あれはむちゃくちゃ面白かった。
Ivy:「プリズンブレイク」の存在を知ったときにはだいぶ巻数も出てて、これから観るのは骨が折れそうだなと思ってやめたんですよ。
Rame:他の海外ドラマとは違う面白さがあるから絶対におすすめ。一度観始めたら、寝る時間を惜しんでも観たくなる。(※ここからRameさんが「プリズンブレイク」の魅力を語りだす)
Ivy:かなり観たくなりました(笑)。でも、今の限られた時間の中では、そこまで時間を作るのが正直難しそうです。
Rame:うちらは移動中の車の中で全部観ちゃうんだよね。移動中に見たりしないの?
Ivy:うちは無音なんですよ。観れる環境はあるけど、誰も使ったことがないですね(笑)。
Rame:じゃあ、移動中は何してるの?
Ivy:運転出来るのがSoanさんとHitomiさんだけなので、僕に関しては、助手席に座って運転者と会話をするのが役割なんです。他のメンバーやスタッフは、後ろで静かにしています。
Rame:音楽もかかってないの?
Ivy:無音ですね。Soanさんが、音楽が流れてると気を削がれるらしく、あんまり好きじゃないんですよ。Hitomiさんは、たまに音楽を流したりしてますけど。
Rame:気を削がれるのは分かるな。だからうちらは、音楽じゃなくて、映画やお笑いの映像を流しっ放しにしてるんだよね。
Ivy:ツアー中ずっとですか?
Rame:出発前に大量にDVDを借りてきて、移動中にひたすら観る。でもずっと映画だと疲れるから、途中にお笑いとかの映像を挟んだりしてる。運転する人はさすがに観れないけど、音だけでも楽しんでもらいたいし、自分が運転する時も、音だけで物語を追いたいから、洋画だったら吹き替えを流してる。でもIvyくんは、助手席で運転者にしゃべりかける重要な任務があるんだもんね。
Ivy:そうなんです。だから移動が多い時や長距離移動の時は、会話のネタを探すのが本当に大変なんですよ(笑)。常日頃からニュースはチェックしてますから。
Rame:時事ネタも知識として持ってかなきゃいけないんだ。
Ivy:Hitomiさんがそういうの好きなんで。
Rame:バンドの話はしないの?
Ivy:僕がバンドの話や音楽の話が苦手で、すぐ終わっちゃうんですよ(笑)。
Rame:そういう人がバンド内に一人いるのはいいなって思う。バンドにとってもそういう存在って大事だし、きっとMoranにとっても、Ivyくんが入ったことがすごく良かったんじゃないかな?
Ivy:ありがとうございます。BFNさんは他のメンバーさんもずっと映像だけを観てるんですか?
Rame:映像を見ながらあれこれ会話もしてるね。だから、DVDを借りるのを忘れたりするともう大変で、会話が全く続かない(笑)。例えばさ、東京から福岡まで12時間くらい移動時間がかかるじゃない。その時もずっと会話してるの?
Ivy:しますね。どんな会話をしようかは本当に悩みますけど。
Rame:それは大変な任務だね。今度試しにDVDとか流してみたら?
Ivy:どこかのタイミングで実験してみます(笑)。
――では最後に、「VISULOG 4th ANNIVERSARY」に向けてメッセージをお願いします。
Rame:僕らは2周年目から参加させていただいていて、次で3回目になるんですけど、Moranさんはもちろん、若手バンドさんもいろいろ出演するので、VISULOGさんを筆頭に、このイベントを通して、みんなで一緒にこのシーンを盛り上げていけたらなと思っています。
Ivy:Moranは初参加になりますが、誘っていただけたのが嬉しかったし、何よりも、今勢いのあるバンドさん達と一緒に絡ませていただけるのが光栄なので、これを機会に、幅広い世代の人たちにMoranの姿を観てもらえるのが嬉しいですね。これからも、ワンマンにさえ被らなければ是非参加させてください。
ViSULOG 4th ANNIVERSARY
2015.01.24.SAT
TSUTAYA O-EAST

OPEN 15:45 / START 16:30
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / Black Gene For the Next Scene / WING WORKS / アルルカン / Chanty
DISK GARAGE:050-5533-0888

2015.01.31.SAT
梅田AKASO

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) サウンドクリエイター 06‐6357‐4400

2015.02.01.SUN
名古屋E.L.L.

OPEN 16:15 / START 17:00
前売 ¥4,300 / 当日 ¥4800 (D代別)
出演:Moran / ユナイト / GOTCHAROCKA / WING WORKS / アルルカン / Chanty
(問) JAILHAOUSE 052-936-6041

RELEASE
Black Gene For the Next Scene: 1st mini Album
「廃憶のdanceパレード」

2014.10.29 Release!!

廃憶のdanceパレード
初回盤
DVD+CD 5曲入り
GLK-016
2,400円 (税抜)

CD:
01. 鳥カゴ
02. 廃憶の dance
03. Light is there
04. 空から零れ落ちる100億の光
05. 闇夜に咲く華

DVD:
空から零れ落ちる100億の光 (MV)+オフショット

廃憶のdanceパレード
通常盤
CD ONLY
GLK-017
2,200円 (税抜)

01. 鳥カゴ
02. 廃憶のdance
03. Light is there
04. 空から零れ落ちる100億の光
05. 闇夜に咲く華
06. 王家に潜むモンスターパーティー




Moran:
12th Maxi Single
「堕落へと続く偏愛の感触」

2014.10.08 Release!!

堕落へと続く偏愛の感触
初回限定盤
2曲+PV1曲入り
S.D.R-273-A
1,800円 (税抜)

CD:
01. 堕落へと続く偏愛の感触
02. Memorable

DVD:
堕落へと続く偏愛の感触

堕落へと続く偏愛の感触
初回限定盤
3曲入り
S.D.R-273-B
1,500円 (税抜)

CD:
01. 堕落へと続く偏愛の感触
02. Memorable
03. グロテスク ライド

PROFILE
Black Gene For the Next Scene

Black Gene For the Next Scene Rame
birthday: 06.11
blood type: A
オフィシャルサイト



Moran

WING WORKS Ivy
birthday: 07.05
blood type: A
オフィシャルサイト
PRESENT
プレゼント

抽選で2名の方に、Rameさん、Ivyさんのサイン入り「ViSULOG 4th ANNIVERSARY」オリジナルポスターをプレゼント!

【応募期間は終了しました】

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