ViSULOG PRESENTS 『HYSTERIC CIRCUS vol.13』
2014.1.17(金) SHIBUYA REXOPEN/START:17:00 / 17:30
前売:¥3,000 / 当日:¥3,500 (ドリンク別¥600)
[出演]
WING WORKS / Glam Grammar / ギャロ / Chanty / METEOROID※豪華プレゼント抽選会有!!
[MC]
山本貴也(ViSULOG雇われ編集長)大城公人(俳優)
[チケット]
11月16日(土)より一般発売!※11月15日(金)「HYSTERIC CIRCUS vol.11」会場にて先行販売有り!



・「HYSTERIC CIRCUS」ご来場1回につきスタンプ1個押印します。
※スタンプの押印はイベント終演後のみとなります。
・お友達3名以上でご来場の場合はダブルスタンプ!
・スタンプ5個で1,000円キャッシュバック!
・スタンプ10個で「HYSTERIC CIRCUS」無料ご招待(ドリンク代別途)etc...
※詳細はスタンプカードをご覧ください。

そんな2014年の幕開けを飾るViSULOG PRESENTS「HYSTERIC CIRCUS Vol.13」の開催に先がけ、出演バンドの代表者を集めた座談会を開催した。参加メンバーは、歩(Glam Grammar)、ジョジョ(ギャロ)、千歳(Chanty)、ral(METEOROID)の4名。はたしてどんな話がくりひろげられたのか!?





毎月第三金曜日に開催。通算13回目、今年一発目となる「HYSTERIC CIRCUS」が、1月17日(金)に渋谷REXで行われた。今年より、会場を渋谷REXへと移動。今回出演したのは、WING WORKS/Glam Grammar/ギャロ/Chanty/METEOROIDの計5バンド。この日の熱狂を、ここにお届けします。
開演前には、お馴染みVISULOG編集長の山本貴也さんとイケメン俳優の大城公人さんが、この日のイベントを楽しむためのアドバイスをトーク!!会場の空気をゆったりと温めていた。

・METEOROID
この日のトップを飾ったのが、VISULOGが今年一押ししているMETEOROID。今や、場内へ熱狂描くうえで欠かせない楽曲になり始めている、回転ヘドバンや手花が会場中に咲き乱れた『Mr.famousu』から、ライブはスタート!!牙を剥き出しに挑みかかる野獣のよう、満員の観客たちへ攻撃的な姿勢を示していったMETEOROIDの面々。腹の底へズンズンと響いてゆく疾走性満載の重低音が、とても気持ちいい。
激しい勢いへさらに加速を与えるように、攻めとメロ二つの表情をミックスアップさせた『BALLERINA』が流れ出した。気持ちを熱く掻き立ててゆく演奏に合わせ、誰もが狂ったバレリーナとなって、飛び跳ね、踊り続けてゆく。立て続けに激烈な楽曲を届け、場内へ、暴れの空間を作りあげていったMETEOROID。殺るじゃない!!
重厚なリフ系デジタル・サウンドの上で、嘆くように唄った『いばら姫』。重量感があるのに、ズンと泣きな表情を持った歌が胸に響くのが嬉しいじゃないか。
「お前ら、こっから本気出していこうぜ!!」。『この愛を手放せば自由だろう』を通して描き出した、ヘドバンと拳にまみれた激熱な風景。サビ前のブレイクからサビへと流れてゆく抑揚たっぷりの歌へ熱狂しながらも、気持ちは心地好く歌に吸い寄せられていた。身体は躍動しながら。でも、感情は美メロな歌へ溺れてゆく。たまんないね、この感覚が!!
ラストは、METEOROIDの代表曲『DIVER』を演奏。荒れ狂うサイバー・サイクロンビートが、無条件に、感情を熱狂のZONEへと突き上げてゆく。場内には、唄いながらも踊り狂う観客たちの姿が…。ライブを重ねるたびに増してゆく貫祿。今年の成長ぶりが楽しみに思えてきた。
MC二人によるトーク・タイムには、お馴染み「お絵描きコーナー」が登場。テーマは、「忠犬ハチ公」。ギターのマチの描いた絵に、「可愛いー!!」の声と、苦笑いを浮かべる人たちの姿が。山本編集長いわく「カバっぽい」とのこと。それ、失礼な発言??言い得てる??その判断は、お任せします。

・ギャロ
ギャロが舞台上に描き出したのは、幻想幻惑的な暗黒の物語?!黒の世界へ場内を熱く塗り変えようと、冒頭から観客たちを煽りだしたヴォーカルのジョジョ。その煽り声は、幕開けを飾ったスリリングかつダークハードな楽曲へ、共鳴するように繋がっていった。
冒頭を飾った『共鳴』を通し、観客たちへ痛い音の剣を突きつけ出したギャロの面々。感情を荒ぶらせてゆく演奏の上で、嘆きの歌が、痛心地好く胸に突き刺さってきた。なんて華激でドラマチックな楽曲なんだ。まさに荒れ狂う熱へ溺れてゆくに相応しい表情だ。
そのまま演奏は、激しさを重ねゆく形で『畸形』へと繋がっていった。場内のアチコチから突き上がる、熱した拳。狂乱の儀式へと観客たちを導くように唄い、演奏してゆくメンバーたち。ここは、すでに踊り狂ったカルトな場?!まずは、心地好く熱狂に溺れるのが得策のようだ。
感情を嬉しく昂らせてゆくヘヴィ・グルーヴな演奏が流れ出した。フリーキーでゴスダンスな『玩具』が、会場を、乱れゆく暴れの空間へと塗り上げていった。
「もっとグチャグチャにしてやろうかと思います」。奇声を通し、観客たちを熱く煽り出したジョジョ。印象深いリフメロとズンズン身体を弾ませる重厚な演奏を魅力とした『大日本黒鶏主義者聯盟行進曲ホ短調』を通し、ギャロは、熱狂の舞踏会ならぬ、観客たちと感情を戦わせ合う武闘会を場内に描き出していった。その物語は、頭の中を嬉しく掻き乱してゆく。まさに、この空間へ身を浸していることこそ、何よりもの至福じゃないか!!
最後に奏でた『蚯蚓』を通して作りあげた暴れの風景を含め、ギャロは短い時間の中へ、頭振り乱しながらも歌に溺れてゆく物語を描き出していた。それは本当に暗鬱な物語??それとも、興奮に溺れるための儀式??そんな細かいことはどーでもいい。熱狂に溺れ、暴れていければ、それでいいじゃないか。
山本/大城コンビが持ってきたのは、ジョジョの描いた「忠犬ハチ公」。劇画タッチのギャロ・ワールド全開な絵になっていたことを、ここにお伝えしておきます。

・Chanty
「さぁ、全員で躍っていこうか!!」。熱い手拍子が沸き出した場内。いや、何時の間にかその手拍子は、観客たちのジャンプにと変わっていた。変拍子活かした『ひどいかお』の演奏が始まると同時に、次々変幻してゆく表情に合わせ、手拍子したり、飛び跳ねてと熱狂してゆく観客たち。1曲の中、次々と転調してゆく変態ビート満載な。でも、しっかり歌が胸に響く演奏を届けてきたChanty。小さなライブハウスを中心に活動するビジュアル系バンドの場合、勢いで熱狂を誤魔化してゆくバンドが多い中、卓越した技術と技量という音楽の本質で勝負している姿勢に、まずは強く共感を覚えた。
続く『君と罰』でも、緩急効かせた表情を通し、熱狂させたり、心地好く身体を揺らしたり。まるで多種多彩な熱狂のダンスに溺れてゆく様をChantyは描き出していた。
クリーンな表情、一転、暴れるに相応しいノイジックな『ソラヨミ』が飛び出した。なんてプログレッシブでハード/グルーヴィな演奏なんだ。そのビートが描き出す熱狂へただただ身を任せていれば、自然と恍惚な熱狂の操り人形になれる。この、身を委ね楽しむ感覚こそ、Chantyのライブの醍醐味だ。
スリリングかつクールな『ミスアンバランス』の演奏が、身体を跳ねさせ出した。熱狂してゆくに相応しいドラマチックな構成を、さりげなく随所に押し込んでいるように、このノリを一度でもつかんだら、自然と気持ちが、興奮のレベルゲージを真っ赤に染め上げていくのは間違いない。
最後に奏でた『衝動的少女』を通し、会場に作りあげたヘドバンの風景も含め、楽曲の持つクオリティと卓越した演奏力で、観客たちへ、音楽に溺れる楽しさを伝えていったChanty。こういうバンドこそ、もっともっと評価されるべきだよな。
MCコーナーでは、ギターのShiaの描いた「忠犬ハチ公」を披露。場内中から「可愛いー!!」の声が飛び交っていた。

・Glam Grammar
「まずは、全員で咲いてけー!!」。とてもきらびやかでディスコ・ポップ。なのに、激しい音がガツンと身体に突き刺さってくるのも、ライブだからこその臨場感が、熱い演奏を通して伝わってくるからだろう。でもそれ以上に、一緒に口づさみたくなる、親しみやすくも胸にキュンとしたトキメキを与えてゆく歌へ、気持ちが強く強く惹かれてゆく。この絶対的なポップ感の魅力を知ったが最後、何度も何度も、熱狂描いたGlam Grammarの歌へ満面の笑顔で溺れたくなってしまうんだ。
「グラグラしようぜー!!」。続いてGlam Grammarが突き付けたのが、疾走性を満載。カラフルながらも突き刺す威力満載な、熱狂ナンバーの『MONSTER』。荒々しい演奏に身を預け、思いきり身体を折り畳んだり、逆ダイや左右にモッシュしてゆく人たちが続出。ポップメロを軸にしながらも、ライブで生きる激烈な歌もバランス良く仕込んでいくところが嬉しいじゃない。確かに場内では、観客たちがグラグラに熱狂し続けていたからね。
その荒ぶった熱は、続く『世界終末時計』でさらに激しさを増していった。いや、歌はとても親しみやすいのに、演奏が完全に暴れモードへ突入していることもあって、熱狂の気持ちで、その感情昂った演奏を受け止めてしまうんだよ。
「ここにいるみんなには、忘れられない大切な人がいますか?!今でも瞼を閉じると、君のことが浮かんできます」。最後を飾ったのは、切々とした表情を軸に据えた、ミッドグルーヴ・ナンバーの『モノクロニクル』。心をキュッと疼かせる哀切な歌詞とメロディに、つい、涙腺緩む感覚も。それにしてもGlam Grammarの4人、短い時間の中へ多彩な顔を描き出してくれたよな。その卓越した技量こそが、このバンドの魅力なんだけどね。
MCコーナーで2人が紹介した「忠犬ハチ公」のイラストは、ベースのりつ画伯の手による衝撃?!笑撃作?!場内には、唖然とした表情が広がっていたようです。

・WING WORKS
幕を開けた、そこには剣を携えたRYO:SUKEの姿が…。彼は、その剣を手に武を演じていた。その剣をマイクにと持ち替えた彼は、冒頭を彩った『不死鳥-FENIX-』を通し、華麗に、激しく、音の翼をはためかせ、熱狂というドラマを場内中に描き始めた。客席には、キラキラと輝くリングを揺らし熱狂してゆく大勢の観客たちの姿が。瞬時にして、この空間をWING WORKSの世界へと塗り替えてゆく様は、さすがじゃない。妖しく、激しく、ドラマチッチに景色を移し変えてゆく物語性満載な楽曲は、自然と昂った気持ちに翼を与えてくれた。
昂り出した荒ぶるデジタル・ビート。『VAD†MAN』の演奏に合わせ、拳振り上げ、熱狂の渦へと身を浸してゆく観客たち。感情的なまでに牙を剥き出し、荒々しく攻めたててゆくWING WORKS。激しく疾走しながらも、言葉のひと言ひと言が、心に羽ばたく勇気の翼を与えてくれたのが嬉しかった。
「今年も熱く命を燃やしていこうぜ!!。唄い始めて1年。この道が間違ってないと確信しました。もっともっと一緒に熱い道を作っていこうぜ!!。お前を、俺のEVEにしてやるよ!!」
激しくもきらびやかなデジタル・ビートと、重量感満載な生演奏が重なりながら、身体を絶叫の高揚へと導くウネリを場内へと作り出した。脳幹を震撼させゆく『ADAM』を通し、会場へ熱狂と熱気の宴を描き出していったWING WORKS。荒々しいエナジー満載なのに、メッセージ性を持った歌がしっかり心に突き刺さってゆく。だから、熱狂しながらも歌へ惹かれてゆくのだろう。
ダークなブラスト/ダンスビートが炸裂。暗鬱でデジタルな波の中、荒れ狂う生の躍動音を重ね合わせた『Mr.FANTASIX』を通し、ゴシカルでトランスな魔境の宴を描き出していったWING WORKS。重くブーストしたデジタル音、躍動止まない炸裂した演奏が、触れた人たちの頭を、どんどん痛い恍惚の中へと導いてゆく。場内では、ただただ無邪気に熱狂へ溺れ、踊り狂う人たちが、そこにはいた。
ゆったり穏やかな表情。「みんなの顔をよく見せてください。振り返ったときに最高だったと思える1年を作っていきましょう」。その言葉を受け、流れ出した、荒れ狂うブースト音。『シルヴァー』の演奏が会場中を、大きく身体折り畳んでゆく熱狂のヘドバン空間へと塗り上げていった。荒れ狂う演奏を背に、抑揚を持った声で高らかに唄い上げてくRYO:SUKE。そのライブに触れていると、本当に心や背中に翼が映えたような感覚を覚えてゆく。飛び立つ??いや、熱狂にトリップし、恍惚に溺れてゆく感覚と言ったほうが良いだろうか??でもそれこそが、気持ち飛んでいくような感覚なんだよ。最後の最後まで熱狂に身を浸し、暴れ狂っていった。そんな時間を、僕らは、彼らと共有し続けていた。
最後の抽選会へ入る前に、MCの二人が、RYO:SUKEの描いた「忠犬ハチ公」の絵を紹介。可愛い絵を観て、可愛らしい笑う声も場内へ響いていました。
最後は、この日出演したメンバーが、全員舞台上へ集合。各バンドから一つずつプレゼントを用意。この日、紹介したイラストも、しっかりプレゼント。5つのプレゼントを手に入れるためには、各バンドの代表メンバーとのじゃんけんに勝たなきゃいけない。最後にそういう遊びを楽しんでいけるのも、「HYSTERIC CIRCUS」ならではの魅力。その後も、出演者/場内の人たちとの記念撮影や、出演者によるシメのコールなど、ライブが終わってからも楽しみを満載。イベントへ足を運んだ方、最後の最後まで参加してこその「HYSTERIC CIRCUS」ですからね。
次回の「HYSTERIC CIRCUS」は、2月21日、渋谷REX。ぜひ、一緒に参加して楽しみましょう。
(TEXT: 長澤智典)
主催・企画:ViSULOG
制作:ViSULOG / SHIBUYA REX
後援:JAPAN VISUAL.TV / J FOOD & CULTURE TV
協力:JAPAN VISUAL.TV