COVER ARTIST / ユナイト

ViSULOG 2018年7月号 COVER ARTIST / ユナイト

INTERVIEW / 5th Full Album「NEW CLASSIC」

ユナイトは今、変わろうとしている。 一度は訪れたバンドの危機的状況を乗り越え、新たなユナイトの在り方を探す旅の第一歩となったニューアルバム『NEW CLASSIC』を完成させ、彼らは確実に他の誰も踏み込んだことの無い新境地に向かっている。
「終わらない」という思いを掲げ、さらに強くなるユナイトの今と未来を、この作品から感じて欲しい。

インタビュー・文:二階堂晃
『ユナイト、これからちょっと変わりまっせ』 ――5枚目のアルバム『NEW CLASSIC』がついにリリースされますね。これまでのユナイトというバンドのカラーを引き継ぎつつも、新機軸なアルバムだという印象を受けました。まずは、今作の制作に当たってのコンセプトや皆さんの最新のモードを伺わせてください。 LiN:まず今後のユナイトを考えた時に、今までとは変えていこうっていう話が出てて。 莎奈:元々今回のアルバムってストック曲がたくさんあった中で制作が始まったんですよ。曲数自体はアルバム3枚分くらいはあったんですね。バンドとして初心に立ち返ったというか、「結さんのボーカルが生きるもの」にしたいというのがありました。なので、曲のセレクトは完全に結さんにお願いして。 ――結さんとしては、どういった基準でアルバムの楽曲をセレクトしていったのでしょうか? :去年の夏以降、初心に返ってイベントツアーをたくさん回ってからの「黒ユナイト」という企画もあってユナイトの中でも激しめの曲を中心に演奏していたんですが、どこか物足りなさを感じていたんです。ユナイトの良さって歌そのものの良さだよなって。せっかく色んなことが出来るメンバーが揃っているので、ユナイトにしか出来ないことをやっていきたいよねっていう話を今年の頭にした上で、『NEW CLASSIC』の収録曲に関してはこれまでのユナイトにはなかった新鮮な曲を中心に選んだつもりです。 ――センスフルな莎奈さんによるインストルメンタル曲「funky!!!」から幕を開け、事実上の1曲目となる「-ハロミュジック-」からアルバムはスタートしますが、これも作詞作曲のLiNさんのストックのひとつだったのでしょうか? LiN:そうです。ライヴの定番曲のひとつになっている「BadRequest」って曲があるんですが、この手の「B面だけどいい曲をリード曲にしよう運動」を結さんがはじめたんですよ。メンバーは誰もが「これをリード曲にするの?」って反応だったんですけど、結さんが「これは絶対いけるから」って言って選ばれた曲ですね。 ――結さんには「-ハロミュジック-」でいけるという確信があったということなのでしょうか? :そうですね。こういった、これまではリード曲にはならなかったけどライヴでは盛り上がる曲調を前面に押し出してみたいっていう気持ちが大きかったですし、それを受けてLiNくんなら絶対にいいものにしてくれるという信頼があったんで。予想を超える素晴らしいものに仕上げてくれたんで、さすがだなって思いましたね。 ――歌詞もLiNさんらしい独特の言葉遣いで溢れていますが、是非内容について解説していただけますか? LiN:「-ハロミュジック-」がリード曲に選ばれることが決まってから歌詞は書いたんですが、言ってしまえば「ユナイト、これからちょっと変わりまっせ」ってことを書いていますね。気持ち的にもライヴの組み立て方もこれから新しいことをやってみるから、自分らしい言葉でその決意表明をしたっていう感じです。ただ、「ちょっとやってみまっせ」ってことであって「昔を全部捨てる」ってことではないんですよね。 ――まさしく、“「オワラナイ」なんて言った あいつら見所あるんじゃない?”という部分で、ユナイトが結成当初から掲げている“終わらない”という言葉が出てきますね。 LiN:そうですね。自分たちについてこの部分では歌っていて。曲も一度ここでブレイクするし、一番耳に残る部分ですよね。 ――新たな気持ちでユナイトとして歩んでいるということなのでしょうか? :今ここから「探している」っていう感覚ですね。 ――3曲目は2016年3月にリリースされたシングル「ジュピタ」ですが、この当時の音源と比べることで、『NEW CLASSIC』での結さんのボーカリゼーションの進化の目覚しさを感じます。 :「ジュピタ」もこの時のレコーディングと今のライヴとでは歌は大きく違うと思いますね。僕、不器用で中々上手くいかない事が多いんですけど、歌に関して「お、ちょっとこれいいかもしれないぞ?」って思ったタイミングがあって。その感覚を持って今回のレコーディングには臨んだからか録りがすごく早かったんですよ。LiNくんが言うには、「このアルバムは結の成長記録だ」みたいな(笑)。自分は今までと『NEW CLASSIC』の歌は全然違うと感じてます。 ――楽器隊の皆さんは「ジュピタ」からの2年間で自分の変わったと思う部分はありますか? 椎名未緒:バンドの人格に自分を合わせるように変わったと思いますね。自分の書きたいものと結さんが歌いたいものやみんなが演奏したいものってきっとそれぞれ少しずつ違うし、そこで自分の人格を尊重すればするほどバンドの歪みって大きくなってくるじゃないですか。自分自身のやりたい事より、メンバー各個人のやりたい事をピックアップしていく方向に「ユナイトの椎名未緒」は変わって行った方がいいんだろうなって。なので今まさに変えていっている最中で、それは逆を言えば自分自身との葛藤の最中ではありますね。 LiN:この2年の変化で言えば、「ユナイトLiN」としての自我が芽生えましたね。元を正せば、ヴィジュアル系のこと何も知らない中でユナイトに拾ってもらった自分がやっと独り立ちした、みたいな。これまでは未緒さんを中心にメンバーみんなが集まっていたんだけど、今は自分の思うこともバンドに反映させたいなって思う場面も多くなったっていうか。 ハク:ベーシストとして言うなら、「味噌汁の水」にやっとなれたのかなって。ドラムがお椀だとして、ギターが具、ボーカルは味噌だとしたら、味噌汁を作るには全部を混ぜる水が必要じゃないですか。その役目に自分がようやくなれたと思いますね。これまではベーシストとしてバンドの繋ぎ目にまだなれていなかったのが、今はやっとその仕事が出来るようになったっていうか。個人的には、ありのままの自分でちゃんと「ハク」としていられるって言う自信がつきましたね。 莎奈:僕は常に自分を変えていきたいと思っているんで、そういう意味では昔から変わっていないのかもしれないですね。ドラマーとしては、ユナイトの音楽は求められるレベルが高いので年を重ねるごとに出来るようになることも増えて、日々成長できているなって思います。 ――続く「ubique」は未緒さんの作詞作曲によるナンバーですね。 椎名未緒:どこかのタイミングで、ヴィジュアル系の暴れ曲とは違った意味でのライヴで楽しめる曲が結さんに求められているんだろうなと思って作った曲です。となると、自分に提案できるのはこういったファンキーな要素のある曲をヴィジュアル系のフォーマットに落とし込む形になるんですね。個人的なイメージとしてはこの後にも収録されてる「A Little Picture」をもう少しアッパーにした感じというか。 :先日のツアー初日で初披露だったんですけど、初見のお客さんでも巻き込んでいける上でサビは未緒さんらしいメロディもありつつで、ライヴ映えする曲だと思いますね。 ――歌詞に関しては、「未緒」名義ということもあり、何かに物申している内容でしょうか? 椎名未緒:「未緒」名義の歌詞の歴史を辿ると、半分くらいが何かに対する悪口です(笑)。そういう歌詞って結さんの人間性的な部分との不一致で、ここ何年かはあまり書いてこなかったんですけど、アルバムで唯一「うるさい」曲になったことを受けて、今のバンドと、自分自身と、世の中について強めに思いをぶちまけていますね。 ――具体的にはどんな思いなのでしょうか? 椎名未緒:ユナイトって、元々はサイドメニューのカレー丼も美味いラーメン屋みたいなものだと思っていて。そして、この先はラーメン屋の看板は残したままカレー丼の方をメインで売っていく店に変わっていくってことだと思うんですよね。それが今回の『NEW CLASSIC』っていうアルバムの本質だと俺は思っていて。ラーメン屋だからラーメンの味にこだわり続けるのか、カレー丼が人気だからカレー丼を伸ばしていくのか、どっちがいいのかの本質は誰にも分からない。でもいずれにせよ、世の中の需要に合わせてやっていくよりかは、自分自身の中に答えを見つけて進むしかないんじゃないの? ってことを言いたくて。媚びたり合わせたりするんじゃなくて、バンドの人格を信じて進むのがいいだろうってことを“一人でも強く生きてください”って部分に込めてて。でも、自分個人の人格はそことはまた違ったりもするから、「って言いつつ、お前はバンド内の需要に合わせてるじゃん」っていうブーメラン的な自戒でもあって。さらに世の中に対しては「今これが流行ってて、みんなが好きなものだから自分も好き」って感覚を持ってる人ってたくさんいると思うけど、それって本当に自分が好きなものなの? ってことを投げかけたいっていう意味も込めてます。  ――続く「五月已」は作詞は結さんと莎奈さんの共作、作曲はハクさんによるものとのことですが。 ハク:まず僕が曲を書いた上で「大正レトロ」っていうテーマの詞にして欲しいという思いがあったんです。その上で結さんとしては恋愛について書きたいという思いがあって、莎奈さんがそのバランスを取ってくれたっていう役割分担で出来た曲ですね。 莎奈:「大正レトロ」がテーマで歌詞書いたはずなのに、結さんの歌詞の説明だと“新幹線”とか出てくるんですよ。 一同:(爆笑)。 :ハクくんから曲をもらって100回くらい繰り返して聴いてるうちに“石鹸玉”とか、核となるワードは出てきたんですけど、どうしてもレトロ感のある言葉が出てこなくて、「ウチの小説家、助けて!」って(笑)。 ――莎奈さんが具体的にブラッシュアップしたのはどういったあたりだったのですか? 莎奈:あまりレトロ感がすぎると今度は現実味の無い印象になってしまうと思ったので、その点は気をつけました。具体的には『宵待草』っていう大正期の流行歌のタイトルと“遺る瀬無い”っていうその歌の歌詞を盛り込んだりして、どことなく当時の雰囲気が漂うような感じに出来たと思いますね。 ハク:タイトルは僕が付けたんですが、“已”って、続いていたことが終わるっていう意味なんです。雨がやむことと、恋が終わることを上手くかけられたんじゃないかなと。 『ユナイトにとって「こうあるべき」という形をこれから新しく見つけていく最中』 ――アルバムも中盤に差し掛かる中で、「ナユタの秘密」「ノゾキアナ?」「ディシバダルツ」のリリース時期と合わせて、ユナイトは一度バンドとしての危機に直面していたとファンには公言していますよね。この3曲を立て続けにリリースした去年の夏頃を振り返ってみて、いかがですか? 莎奈:僕はここ(「ノゾキアナ?」)の歌詞にある通りでしたね。当時のユナイトを「今のバンドの状態、何なんだろうな?」って遠くから見ている感覚というか。それを変えるだけの力も自分個人には無かったから、曲にするしかなかったというか。 ――一度それぞれがバラバラの方向を向きかけたバンドの危機的な状況から、『NEW CLASSIC』でひとつの思いの元で作品を生み出すに至るには、どんな心境の変化のプロセスがあったのでしょうか? :それはさっきも未緒さんが言ったように、それぞれが個人志向からバンド全体を考えるようになったことが大きいんだと思います。振り返ると、LiNくんが一度ユナイトから心が離れかけた時があったことをきっかけに、メンバーの心がバラバラになりそうになった時期がありました。その時に、改めてメンバーそれぞれがバンドのことを考えるようになったんです。 LiN:当時色んなことがあって、すべてを投げ出したくなったときもあったんですけど、まわりのミュージシャンの友達にも色んな意見をもらう中で、「放棄するのは一番ダサい」って思うようになって。そこから改めてユナイトのことを考えた時に、うちらって個人の100%ぶつけあう体育会系のバンドじゃなくて、5人で持ち寄ったもので100%になるバンドだよなってことに気付いて。そこからですね、意識が変わったのは。 ――先ほどハクさんが「自分は味噌汁の水だ」とおっしゃったのにも、近い気持ちがありそうですね。 ハク:LiNくんの気持ちがきっかけになって僕自身も一時は「もうユナイトを辞めてやる!」みたいな気持ちになりましたけど、やはりユナイトを大切に思う気持ちは当然ながらあって。そんな時期にユナイト以外の場所でベースを弾く機会が多くあった中で、「ああ、自分は見失っていたんだな」ってことに気付けたんですよね。ユナイトの良さやメンバーの良さがいつの間にか分かんなくなっちゃってたんだろうなって。そこから、ちゃんと向き合おう、ちゃんと見ようって思いました。 ――未緒さんは先ほど「まだ自分と闘っている」とおっしゃいましたね。 椎名未緒:僕の場合は、バンドを優先する部分と自分個人の美学というか曲げたくないものとのバランスの折り合いがまだ完全には付いてなくて。きっと、普通のバンドならもっと早く自分のやりたいこととバンドに求められていることのギャップに直面して3年くらいで解散するんでしょうけど、良くも悪くもその壁に今までぶつかって来なかったってことなんでしょうね。っていうか、メンバーみんな良い人たちなんで、僕が信じてたことにずっと付いてきてくれて今があるので。今の体感としては、ユナイトって本当はそもそもリーダーの必要ないバンドだったんじゃないかって思う部分もあります。 ――とはいえ、未緒さんがイニシアチブを取ってきた結成当初からのスタイルあってこその今だとも思います。 ハク:そうなんですよ。決して当時がダメだったなんて誰も思ってはいないんですよ。 :あくまでも、7年間活動してきた中でこれからのユナイトにとって「こうあるべき」という形をこれから新しく見つけていく最中ってことだと思っています。 『ユナイト的に絶対に新しい色になると思ってる』 ――そのお話を踏まえると、曲順は多少前後しますが「Romantic☆Trampoline」と「隕石系スタジオパンダ」の2曲が今後のユナイトにとって大きな存在になっていくのかなと感じます。 LiN:「Romantic☆Trampoline」に関しては、過去にも俺の曲でふざけてる路線のものがいくつかあるんですけど、今回やり切ってみようかなと思って。選曲会でみんながクスっと笑っちゃうようなものにしたいという思いが最初からありました。そうしたら、結さん的に響いたみたいで「絶対にこれやりたい」と。ちなみに「-ハロミュジック-」の時と同じく、残りの4人は「おいおい、大丈夫か?」っていう感触だったんですけど(笑)。 :今後のライヴでの火付け役になる曲になる絵が見えたことはもちろん、こういうテイストの曲がアルバムに収録されることで歌詞を伝えることに重きを置いた他の曲がより引き立つと思ったんです。ユナイトって、歌詞を大切にした曲もたくさんあると当然思っているので。 ――その結さんの思いを受けて、LiNさんが歌詞を書いたと思うのですが、「この歌詞の意味はなんですか?」という質問はナンセンスですよね。 LiN:そう。ただ思いついた言葉を並べただけであって、何の意味も無いです。最初にちゃんと“ハイハイ、意味不明”って言ってますから。 ――ただ、“名ピラニアパンダのミラーボール”というキラーワードは一度聴いたら忘れることが出来ませんね。 LiN:アレンジしていく中で、なんとなく生まれたその部分を曲に貼り付けていったんですよ。そしたら、あれ? なんかこれ良いぞって。実は、「隕石系スタジオパンダ」と“パンダ”が被るし、誰かに怒られたら変えようって思ってたんですけど、誰も最後までツッコミを入れてこなかったので結果としてこの形でリリースされたっていう。 莎奈:そんなこと以上に全体が意味不明だったからね。それに、俺も最初は「隕石系スタジオパンダ」をパンダの曲にするつもりじゃなくて、別の仮タイトルを付けてたんですよ。でも選曲会の時にはすでにもうみんなが最初からこの曲のことを「パンダ」って呼んでたんです。 ――それはやはりこの曲のチャイニーズな曲調がそうさせたのでしょうか? 莎奈:そうでしょうね。気付いたら、「“パンダ”どこに入れようか?」って会話を率先してメンバーがしてて(笑)。僕としては中華風の曲にしたいというのは最初からあったんですが、「パンダなんやあ」って。だから、「Romantic☆Trampoline」と「隕石系スタジオパンダ」を寄せて作ろうとはまったく思ってなくて、結果としてこうなったんですよね。 ――この2曲はMUSIC VIDEOも公開されましたね。 :僕、この2曲のMUSIC VIDEOが公開されてから強く感じていることなんですけど、ある程度予想していたとはいえ思ってた以上に第一印象で判断する人が多くて、この2曲のMVを見て「パリピ感のある曲ですね」ってよく言われるんです。でも、後から振り返って中身の良さにたどり着いた時に、莎奈くんの持ってきたこのチャイニーズな雰囲気はユナイト的に絶対に新しい色になると思ってるんですよね。 莎奈:作り手は受け取り手がどう感じるかをある程度は考えないといけないとは分かっているんですが、この2曲を「パリピ」って解釈されたのには驚きましたね。「Romantic☆Trampoline」に関してはどのへんが「パリピ」か未だによくわかってません。 『グチャグチャでもいいからバンドとしてひとつでありたい』 ――「栞」は春を題材にした莎奈さん作詞曲のナンバーですね。 莎奈:この曲、2016年からありました。でもなかなかこの手の曲調って出すタイミングが難しくて、アルバムってことでやっと収録出来た曲ですね。 ――そして、2017年1月リリースの「A Little Picture」へと続きますが、当時を振り返って作詞曲の未緒さんはいかがでしたか? 椎名未緒:ちょうどこの時期がバンドが危機に直面していた頃だったこともあって、「グチャグチャでもいいからバンドとしてひとつでありたい」っていう願いみたいなものを込めて書いた曲ですね。 ――“歪なマーブルでもそれでいいんだ”というのは、まさしくユナイト5人のことであると。 椎名未緒:そうです。当時の気持ちで言うと救難信号っていうか。周年に向かうタイミングのリリースだったし、曲調的にもちょっとした幸せな雰囲気を出したかったっていうのはありつつも、実際の内情はそうじゃなかったっていう、苦い気持ちで書いた歌詞っていう記憶ですね。「曲ではこんなこと言っときながら、みんなごめん」みたいな。 ――未緒さんにとって曲の持つ意味が変わる日がきっと来ると思います。 ハク:そういう話になると「A Little Picture」ってライヴのセットリストの中で置き所の難しい曲だったんです。で、先日のライヴで初めてライヴ後半の盛り上がりゾーンの1曲目に置いたのがすごく良くて。それも今のユナイトだからこそ出来たことだと思うんです。改めて、めっちゃいい曲だよなって演奏しながら思いましたね。 ――そして通常盤のラスト曲となる「ホワイトスイマ→」で一旦アルバムは締め括られますね。 LiN:結さんをフィーチャーした曲を作りたかったんですよ。さっきも話したように色々あったし、「一緒に曲作りまっせ」ってことになったらファンの子たちも喜ぶし安心するかなって思って。 :ある日家にいたらLiNくんから「何してんの? ユナスタ(ユナイトスタジオ)来て」って言われて、何だろうって思いながら行ってみたら、「さ、曲作るよ」って(笑)。 LiN:俺の曲でもあるんだけど、結さんらしさもちゃんとあるんですよ。 ――歌詞はクジラをテーマにしているのかなと感じましたが。 LiN:そうです。自分らが生きてる世界の地面がクジラの背中だったらっていうイメージから、自分は誰かに生かされてるってことを書きたくて。俺の場合だったら、自分はユナイトに生かされているって今は思うし、ファンの子も親に色々文句あったりするかもしれないけど、結局は親に生かしてもらっているとかあるじゃないですか。「何かに生かされてることを忘れんなアンド、何かに生かされてることありがとう」っていう思いを込めた歌詞ですね。 ――会場&通販限定盤には続いて「good night」「リーベリ」の2曲が収録されています。 椎名未緒:「good night」はアルバム曲唯一の椎名未緒名義の歌詞ということで、自分自身の素直な気持ちを書こうと決めてました。「ナユタの秘密」で、その当時メンバーや周りの色んな人に対して色んな思いがありつつも、結局は「出会えて良かった」ってことを書いたんです。それを踏まえて、「感謝してるから何かしてあげたい」って思ったんです。そこから曲と歌詞だけで自分に出来ることってなんだろうって考えた時に、寄り添ってあげられるようなものを作りたいと思って。今までは、背中を押しつつも結局言ってることは優しくはないんですよね。「明日も地獄だけど、頑張って生きようね」みたいな。でも、この曲はそうではなくて「今は隣にいるから安心していいよ」っていう感じにしたいなって。後は、そういう歌詞を歌うことが結さんという人に似合うだろうなっていう思いもあります。 ――「リーベリ」は莎奈さんの作詞曲ですね。 莎奈:この曲は自分自身に対して向けた曲ですね。実は2016年に「無限ピクセル」をリリースした時に、一度レコーディングまでしてるんです。 ――ご自身のどんな部分に向けて書いたのですか? 莎奈:歌詞について自分で語るの恥ずかしいんですけど(苦笑)、「生きづらさ」ですね。子供の頃から周りの友達が興味を持つようなことに興味が持てなくて。どっちかっていうと、小説の登場人物とかの方が友達だって思いながら生きてて。この歌詞を書こうと思った当時、その子供の頃の気持ちになったんですよ。世間でもてはやされてることとかがまったく面白いと思えなくて、「何でこんなに自分は思い悩んで傷つくんやろ」ってまた悩んで。でも、俺と同じように思う人っていっぱいいると思うんですよ。そういう人や自分自身をなんとか肯定したくて書いた詞ですね。 ――“僕には音が 僕には色が”というのは、莎奈さんには音楽やバンドがあるという思いからですか? 莎奈:そうですね。音楽や小説の存在が当時の俺を救ってくれましたし、きっとみんなにもそういうものがあるはずだよっていうことを伝えたいですね。 『「これが新しい僕たちだよ」ってこと』 ――『NEW CLASSIC』を引っさげてのワンマンツアー『UNiTE. ONEMAN TOUR 2018「強くてNEW GAME」』をスタートさせますが、今のユナイトだからこそこのタイトルを持って回るツアーに大きな意味があると感じます。最後に、どんな気持ちを持って回るツアーにしていきたいか聞かせてください。 莎奈:先日初日を終えた訳ですけど、『NEW CLASSIC』の新曲たちもどんどんこれから育っていくと思うんですね。ただ、曲の育ち具合というのはメンバーだけじゃなくてファンのみんなの力も大きいので、これから曲がどうライヴで変わっていくか自分自身も楽しみにしていて。後は、毎回行っていることかもしれないですけど、自分自身が納得できるライヴをやり切りたいと思っています。 ハク:『NEW CLASSIC』が今後のユナイトの新しい基準になっていくということを受けて、まず自分自身がこのアルバムをちゃんと消化したいと思いますし、ツアーが終わった時に自分がどう変わっているかが今から楽しみですね。 LiN:「ユナイトLiNさんは最新が最強です」っていうちょっとキモいことを最近言ってるんですけど、自分で言うからにはその最高を一本ずつ更新していきたいと思ってます。 椎名未緒:ミュージシャン的なことを言うと『NEW CLASSIC』の新曲たちは勢いだけでどうにかなるものではないので、演奏の精度を上げていかなくてはと思っています。そして、アルバムの選曲やセットリスト等をはじめ、バンドのメッセンジャーとしての役割を(結に)委ねたと思っているので、これからの自分は目の前のお客さんに言葉ではない形で何を伝えていくのか、せめてツアーが終わるまでには新しく指針を見つけたいと思っています。 :『NEW CLASSIC』でユナイトちょっと変わったなって思うファンの子も少なからずいると思っています。多少の不安な気持ちを持った上でツアーに足を運ぶ子もいる中、その気持ちを納得に変えられるかどうかは僕たち自身にかかっていると思うんですね。なので、1本1本のライヴでこれからのユナイトをしっかり形にして、ファイナルでは「これが新しい僕たちだよ」ってことをファンのみんなに見せて安心させられるように、自分たちを高めていけるツアーにしていきたいですね。

RELEASE

2018.06.20 (Wed) RELEASE!!
5th Full Album「NEW CLASSIC」


【会場&通販限定盤】
<CD2枚組 15 Songs+14 Songs>
DCUN-17~18 / ¥5,000(税込)
※特殊パッケージ&豪華ブックレット仕様

[CD DISC 1]
01. funky!!!
02. -ハロミュジック- [http://youtu.be/SN8RTIO9JDU]
03. ジュピタ [http://youtu.be/LaHCdwFZzqY]
04. ubique
05. 五月已
06. ナユタの秘密
07. ノゾキアナ?
08. Romantic☆Trampoline [http://youtu.be/o0012HVwWqg]
09. ディシバダルツ
10. 隕石系スタジオパンダ [https://youtu.be/_z761-qFNfs]
11. 栞
12. A Little Picture [http://youtu.be/Ftl26I1Qros]
13. ホワイトスイマ→
14. good night [http://youtu.be/YYqbfPlfRoU]
15. リーベリ

[CD DISC 2]
01. -ハロミュジック- (off vo.)
02. ジュピタ (off vo.)
03. ubique (off vo.)
04. 五月已 (off vo.)
05. ナユタの秘密 (off vo.)
06. ノゾキアナ? (off vo.)
07. Romantic☆Trampoline (off vo.)
08. ディシバダルツ (off vo.)
09. 隕石系スタジオパンダ (off vo.)
10. 栞 (off vo.)
11. A Little Picture (off vo.)
12. ホワイトスイマ→ (off vo.)
13. good night (off vo.)
14. リーベリ (off vo.)


【通常盤】
<13 Songs>
DCUN-19 / ¥3,000(税込)
[CD]
01. funky!!!
02. -ハロミュジック-
03. ジュピタ
04. ubique
05. 五月已
06. ナユタの秘密
07. ノゾキアナ?
08. Romantic☆Trampoline
09. ディシバダルツ
10. 隕石系スタジオパンダ
11. 栞
12. A Little Picture
13. ホワイトスイマ→

LIVE SCHEDULE

UNiTE. ONEMAN TOUR 2018「強くてNEW GAME」

2018年06月25日(月) 渋谷WWW
2018年06月30日(土) 水戸LIGHT HOUSE
2018年07月01日(日) HEAVEN'S ROCK宇都宮VJ-2
2018年07月06日(金) 金沢AZ
2018年07月07日(土) 福井CHOP
2018年07月14日(土) 仙台HooK
2018年07月16日(月) 郡山CLUB #9
2018年07月19日(木) 長野CLUB JUNK BOX
2018年07月20日(金) 高崎club FLEEZ
2018年07月26日(木) 名古屋Electric Lady Land
2018年07月28日(土) 神戸VARIT.
2018年07月29日(日) 高松DIME
2018年08月03日(金) 札幌COLONY
2018年08月04日(土) 札幌COLONY
2018年08月09日(木) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3
2018年08月12日(日) 福岡DRUM SON
2018年08月13日(月) 福岡DRUM SON
2018年08月15日(水) 広島SECOND CRUTCH
2018年08月18日(土) 大阪 阿倍野ROCK TOWN
2018年09月02日(日) 恵比寿LIQUIDROOM ※FINAL
2018年09月08日(土) 沖縄 桜坂セントラル ※裏FINAL
2018年09月09日(日) 沖縄 桜坂セントラル ※裏FINAL

PROFILE

ユナイト LiN
ユナイト ハク
ユナイト 結
ユナイト 莎奈
ユナイト 椎名未緒
Gu:LiN
Blood:-
Birth:02.14
ba:ハク
Blood:-
Birth:06.25
Vo:結
Blood:AB
Birth:03.18
Dr:莎奈
Blood:0
Birth:01.31
Gu:椎名未緒
Blood:B
Birth:11.24