COVER ARTIST / DEZERT

ViSULOG 2018年8月号 COVER ARTIST / DEZERT

INTERVIEW / New Album「TODAY」

『最高の食卓』以来、約2年半ぶりのオリジナルアルバム『TODAY』を新レーベルからリリースしたばかりのDEZERT。
タイトルどおり今、現在のDEZERTであり、ある意味、核心部分が浮き彫りとなった本作は賛否両論を呼ぶ問題作でもあり名盤だ。当人たちは今をどう捉えているのか?
千秋の変化を含め、楽器陣の3人に心境を語ってもらった。

インタビュー・文:山本弘子
『もっといろんな人に届けたいと思っていた』(Sacchan) ――3人でのインタビューは珍しいんですか? SORA:ある気もするし、ない気もします(笑)。 Sacchan:4人でインタビューだったけど、3人だったことはありますけど(笑)。意図して3人っていうのは初かもしれないですね。 ――貴重ですね。今回は3人から見たDEZERTの今とニューアルバム『TODAY』について聞きたいと思っています。まず本作は新レーベル「MAVERICK」から発売されましたよね。今までは自給自足というか、自分たちでやるスタイルをとっていましたが、どんな経緯があったんですか? 環境も今までと変わったと思いますが。 SORA:環境は何も変わらず。物理的には変わっているんですけど、7年自分たちでやってきているので、ペース的には同じですね。俺、今でも集合時間、みんなにLINEしますもん(笑)。 ――はははは。 SORA:ただ、今までは全部、自分らでやっていたので助けてくれるスタッフさんに感謝しています。みんなで頑張ってるって感じですね。誰も楽しようとは思ってないし、気持ち的には変わってないですね。「ありがとう」と思うことが増えたぐらいです。 Miyako:新レーベルから出すことに対してはSORAくんが言ったように変わっていないし、それより今回のアルバムが転換期というか、さらに前に進んでいきたいっていう思いのほうが大きいですね。いろんな人が動いてくれていることに関しては感謝しないといけないと思うし、その分、責任もあるのかなって今、質問されて思いましたけれど。 ――転換期となるアルバムということですか? Miyako:俺はそう思ってますね。 ――Sacchanはどうですか? Sacchan:レーベルの話を進めたのは実は僕だったりするんですよ。 ――そうなんですか? Sacchan:はい。正直、自主でやってきた中、モヤモヤする部分をずっと抱えていて、特にこの2年ぐらい「届けたいところにまで届かないな」と思っていたんですよね。長く活動していく中、バンドの思想も変わっていくじゃないですか。メンバーも年をとっていくし、出来上がってくる楽曲たちもどんどん変わっていくだろうし、作詞している千秋くんもDEZERTのボーカルとして言いたいことが見えてきたというか、出来上がってきたと思うんですよね。 ――うん、うん。 Sacchan:だから、語弊があるかもしれないですけど、専門色が強すぎると届けたいところまで届かないのかなって思っていて。今のジャンルがどうのこうのっていうことでは全くないんですけど。 ――専門色っていうのはヴィジュアル系ということですか? Sacchan:そうです。専門ショップとかViSULOGもそうですけど、すごく良くしてくれるんですよね。それって自主だからっていうのもあると思うんです。直接、自分たちの考えを伝えたりやりとりができて、それに対して「面白い」って思ってくれた人たちが協力してくれて、それはありがたいなと思っていたんですけど、もうちょっと間口を広げたいなと思った時に自分らが手が届かないところにも届けるべきじゃないかと常日頃思っていて、バンドって少なからずこういうことを考えながら活動しているとは思うんです。ただ、今まではいかんせん事務所の話があっても、その人が会社の上のほうの人に伝えて、またトップの人に確認をとるとか。そういうのが面倒くさくて自主でやってきた部分があるんです。明日やりたいことが1ヶ月後、2ヶ月後になるのが本当にイヤだった。だったら自分たちでやったほうが早いし、生々しいものを届けられるんじゃないかなって思っていて。 ――できた音源をホットな状態でリリースできるっていうことですね。 Sacchan:はい。「今日やったものを明日出す」ぐらいな感覚で考えていたんですけど、「MAVERICK」はちゃんと直接コミュケーションがとれる環境だったんですよね。ある程度、DEZERTのことを認めてくれたんだろうし、「僕らも間口広げたいです」って。ただ、既存の母体の中で活動することには抵抗があったので、新しい環境を作ってほしいと伝えて……。で、新レーベルという形になったんだと思います。なので、『TODAY』に関してはいろんなところに届くといいなと思っていて。 ――Sacchanさんが思っていたことが実現する環境ということですね。 Sacchan:そうですね。1枚でも多くDEZERTを聴いたことがない人にも行き渡ればいいなって。結果、そういう内容になったアルバムなので。 ――ということは、レーベルの話とアルバムは同時進行で進んでいったんですか? Sacchan:はい。ある種、タイミングが良かったんですよね。 ――なるほど。より、いろんな音楽を聴いている人に届けたい気持ちもあるし、全国津々浦々、どこでも売っている環境というのも含まれるんですか? Sacchan:そうですね。誰に手にとってほしいというより、イメージとしては1人でも多くという感じですね。 ――そこは千秋さんも一致していたんですよね? Sacchan:だと思います。「よくわかんないけど任せる」みたいなこと言ってたから(笑)。彼は作品に集中できるようになったのかなって。今までウチのバンドは少なからず打算的なところもあったと思うので。 ――というと? Sacchan:曲や歌詞も含めて「こうしたらウケる」じゃないですけど、お客さんに媚びてる部分もあったのかなって。でも、今回のアルバムはいい具合にまとまっているというか、一貫している感じですね。 『アルバムができて終わりではなく、ここからがスタート』(Miyako) ――DEZERTはもともと良い曲が多かったですが、ヘヴィな面、アヴァンギャルドな面も残しつつ『TODAY』はメロディがより際立った曲が多いですよね。さっきMiyakoさんがおっしゃっていた転換期となるアルバムだと自分も感じましたが、みなさんはどう捉えているんでしょう? SORA:素晴らしいアルバムだと思います。 ――変化という意味ではどうでしょうか? SORA:そこはわからないですけど、僕たちは生きているので毎日、思うことも変わるし、3〜4年前の音源と比べたら“変わった”という人はいるでしょうけど、それは今の俺たちが作ったものなので変わっていて当たり前だと思うし、今の千秋が書いた曲を今の俺が叩いたドラムなので、「DEZERT変わったよ」と言われたら「そりゃあ、そうでしょう」って感じです。俺も昔とはドラムへの向き合い方が違うし、いいか悪いかはわからないけど、今の自分を信じるしかないと思っているんですね。今作はメンバーと一緒に考えて向き合って作って、ホントにいろんなことがあった上で出来たアルバムなので。改めて「ものを創るのは大変なんだな」と思ったし、6月末から1ヶ月半という短い期間の中、制作したのでメンバーに会わなかった日もあまりなかったし。今の俺たちがやりたいこと、伝えたいことを出した感じですね。 ――いろんなことがあったと話してくれましたが、その中でも特にどんなことが今作に影響を与えたと思いますか? SORA:2年半ぶりのアルバムなんですけど、その間にその時々で思ったことをライヴで具現化してきたんですね。ライヴを通して感じたことに向き合ってメンバーと会話して完成したアルバムだと思います。千秋がやりたいことも理解して、もちろん同じ人間ではないので100%ではないけれど、メンバー全員のベクトルが揃った上で作ったので。 ――ライヴがいちばん大きかったと? SORA:大きかったというか、ライヴが真実だと思っているので。 ――Miyakoさんはどう考えています? Miyako:歌詞は千秋くんが全部書いているし、曲も「おはよう」(Sacchan作曲)以外は千秋くんですけど、バンドが言いたいことが詰まったアルバムだと思うんですよね。特にタイトル曲「TODAY」の歌詞はわかりやすいというか、伝わると思うんですけど、この曲に書かれている想いはメンバー共通だと思うんですね。「おはよう」に関してはアルバムの中でいちばん古い曲で、ツアーのファイナルのZepp Tokyo(2016年)で無料配布した曲で、その後も過酷なツアーを廻ったり、昨年も初めてホール(中野サンプラザ)でワンマンをやったり、【This Is The“FACT”】 と題してのツアーで同期のカッコいいバンドと一緒に廻ったり、そういう中でいろんなことを考えたり、SORAくんが言ってたように楽曲と向き合ったり。「自分たちが伝えたいことを自然な形でお客さんに届けるにはどうしたらいいんだろうな?」ってそれぞれが考えた上での制作だったと思うんです。だから、アルバムが出来上がって終わりではなく、これがスタートというか、この曲たちを演奏した時に音源を聴いた時よりも伝わるようなライヴができたらいいなと思うし、今も引き続きアルバムと向き合っている感じですね。 ――「TODAY」は最後を締めくくる感動的な曲ですけど、この歌詞に出てくる“受け入れろ 瞳を開けろ ここが出発点 ”というフレーズだったり、一歩を踏み出すということは共通して思っていたことなんですね? Miyako:はい。 ――「TODAY」の話が出たところで素朴な疑問なんですけど、最初にアルバムのタイトルが『TODAY』だと知った時はDEZERTが開演前にいつも流しているビートルズの曲「Yesterday」と関係があるのかなと思ったんですが(笑)。 SORA:それはホントに関係ないです。皆無(笑)。でも、後付けで何か考えるかもしれない。 Sacchan:ライヴ終わった後に「TOMORROW」(岡本真夜)流します(笑)。 ――ははは。DEZERTの“今”をパッケージしたという意味あいですね。Sacchanは今作の変化をどう感じていますか? Sacchan:僕はそんなに変わった気がしなくて、もちろん歌詞は変わっていってると思うんですよね。最初、千秋くんは楽曲のストーリーを考えて書くタイプだったんですけど、今はきっと聴く人に届けたい言葉があると思っていて、そういう変化はあると思うんですけど、楽曲に関してはアルバムに入ってそうなニュアンスの曲調は実は初期からあるし。 ――その曲調って? Sacchan:世間でいう“歌もの”なのかもしれないですけど、(SORAに)あったよね? SORA:ある。「遮光事実」っていう曲とか。千秋はポップスが好きだし、Sacchanもいい曲が好きなので。 Sacchan:そう。だから昔からあるんですよ。「遭難」や「軽蔑」だったり。ただ以前は目指すところに向かってぜいぜい言いながら作ってたのが、今は自分たちのスキルも上がってきているし、千秋くんの歌い方も変わってきていると思うし、まわりにも恵まれていて、やっと自分たちが目指すクォリティのものになってきたというか。だから、音楽的な面ではそんなに実は変わってないんじゃないかと思いますけどね。 ――もともとDEZERTが持っていたメロディのポップさをスキルアップしたことによってアレンジで際立たせられるようにもなったというか。 Sacchan:そうです、そうです。ライヴで昔、多くやっていた激しい曲、シャウトの多い曲は既にあるので。 ――実際、今作には激しい曲、暴れられる曲は少ないですよね。 Sacchan:そうですね。過去の曲をやっちゃダメっていうことなら、また激しい曲を生み出していくんでしょうけど、これからもライヴでやりますから。だったらシンプルに今、思っていることや伝えたいことを歌詞に書いて、いいメロディにのっけて、クォリティ高く仕上げてっていうほうが今の僕たちには合ってるんですよ。 ――合ってるし、今、やりたいことでもあり? Sacchan:はい。で、昔の曲もカッコいいと思えているのでライヴでやるし、そう思えなくなったら、過去を超える激しい曲をまた作るっていう考え方なんですよね、バンドとして。 『今まで武装してたとしたら裸になったんでしょうね』(SORA) ――千秋さんはよりストレートに自分の想いを伝えたくなったのかなと思うんですが、そのあたり含め3人から見て変わりました? Sacchan:痩せましたよね(笑)。 SORA:たぶん6キロぐらい痩せたんじゃないかな。DEZERT縦ライン(ドラム、ボーカル)、今、絶賛、頑張り期間なので(笑)。 Sacchan:また病んでるのかな(笑)。 SORA:あとは1人で電車に乗れるようになりましたね。 ――前は乗れなかったんですか? SORA:っていうか1人で待ち合わせ場所に来られるようになった。まぁ、今もたまに来ないですけど(笑)。1人で行動できるようになりました。この前も家に来ましたよ。 ――(笑)。『初めてのおつかい』じゃないんだから。 SORA:来てくれました。2人で家で飲みました。映像の作業だったんですけど。 ――ほかにないんですか? Sacchan:歌詞に関してはだいぶわかりやすくなりましたね。 SORA:丁寧に言葉を届けようとしていますね。 Sacchan:まっすぐな言葉が多くなりましたね。今までは曲によっては一部の人に通じても何を言ってるのかわからない人たちもたくさんいたと思うんですよ。そこがいちばん最初に話したことに繋がるんですけど、こういう歌詞になってきたということは届く人がいっぱいいるんじゃないかと。 ――千秋さんは逆説的な表現をすることもあったと思うんですよ。最終的には“生きろ”って言いたいんだろうなと思ってたんですけど、今作では核心の部分が出たなと感じました。 SORA:裸になったんでしょうね。今まではストレートに表現するんじゃなくどこか武装していたというか。俺はそれを理解しようとして叩いていたんですけど、表の部分だけ見ていたら「DEZERTって何するかわからないグロテスクなバンドでしょ?」って思ったり。そういう受け取られ方をされるのもいいんですけど、千秋が伝えたかったのはそうじゃなくて、武装していたら伝わらないって気づいたんじゃないかなと思いますね。 ――ふだん会話していても裸になった部分は感じるんですか? SORA:会話の中ではわからないけど、いつのまにかピアスが全部なくなってたりとか。 Miyako:気づいてなかった(笑)。 Sacchan:そう? ピアスしてるよ。 SORA:眉毛はしてるけど、耳全部とってたよ。 Sacchan:酔っ払ってなくしたんじゃないの?(笑)。 SORA:よくわかんないけど、「じゃあ、俺はつけよう」と思って1個ピアス増やしました(笑)。 ――Miyakoさんから見た千秋さんはどうですか? Miyako:アルバムの前からあった曲「おはよう」とか「おやすみ」、「Hello」の歌詞を読むだけでも言いたいことが固まってきてるのがすごくよくわかるなと思いますね。あと本人もインタビューで言っていましたけど、「おはよう」では“前だけを見て走り抜けることが僕は正しいと思えない ”って歌っていたけれど、少し時間がたって思うことを「TODAY」では歌っているんだろうなと思うし。 SORA:頑張っている人に対してそんなことを書いてしまった自分への戒めもあって「おはよう」を入れたって言ってましたよ。 ――ちなみにファンの反応はどんな感じなんですか? SORA:まだわからないですね。 Sacchan:ViSULOGで募集してください(笑)。 ――DEZERTの過去の作品の中でいちばん賛否両論になるアルバムなんじゃないかと思うんですよね。 Sacchan:あると思いますよ。 SORA:でも、賛否両論になるって幸せなことですよね。 ――それだけ気になるということですからね。 SORA:俺もありますもん。よくライヴ行くんですけど、好きなバンドだとセットリストにすげえ文句言うんですよ(笑)。 ――なんで、あの曲やらないんだ? とか。 SORA:でも、それぐらい好きだから言うわけで。だから嬉しいですよ。ウチの親父がサンプラに見に来てくれたんですけど、「人気出てきたけど、好きな人が1000人いたら嫌いな人も1000人いるんだから肝に銘じろ」って言われました。 Sacchan:年輪を感じる言葉だよな。 SORA:刺さりましたけどね。そりゃあ、そうだって。 ――アルバムの中で個人的に新鮮で驚いたのは「insomnia」のスタンダードなメロディライン、音数を抑えめにしたアプローチと、ギターロックな「オレンジの詩」のストレートさだったんですが、これまでと違うアプローチをした曲があったら教えてください。 SORA:俺は全曲です。今の俺を出し切ったので。で、面白いことに既に「なんでこの曲、こうしちゃったんだろう」って思うフレーズがあったり。 ――なんで、こんなふうに叩いたんだろうとか? SORA:(笑)。最近、レコーディングしたばかりなのに。「なんで、このAメロだけスネアが1回多いんだ」とか「なんで跳ねさせちゃったんだろう?」とか。でも、それって俺、いいことなのかなと思うんですよね。基本的には歌があってなんぼだと思っているので全部歌に寄り添って叩いたつもりです。 ――そこは変わらない姿勢ですか? SORA:DEZERTに入って2年後ぐらいからはそういう意識で臨んでいますね。前回のアルバム『最高の食卓』は歌をもっと聴かせたいからフレーズで苦戦した曲もあったけど、今回の『TODAY』は最初にタイトル曲ができていたので、この曲が終着点だと思ってレコーディングに臨めたのも良かったですね。 ――そうだったんですね。「TODAY」のドラミング、カッコいいですよね。 SORA:ありがとうございます。ドラム褒められると照れますね(笑)。ドラムってバンドの屋台骨だから、レコーディングもいちばん最初に録るのでやっぱりプレッシャーはあるんですよ。そんな中で、今作は心折れずにフレーズも自分らしさを出せたかなと。歌を支えられるドラマーになりたいんですけど、それはできたかなと。これからライヴで披露する曲も多いのでどうなるんだろうって楽しみですね。 Miyako:今回はレコーディングの仕方が変わったんですよ。というか、前が変だったんですけど、ドラム録った後にギター録って最後にSacchanがベースを弾いてたんですね。今回はドラム、ベースの順番だったので俺がギターを弾く時には2人の音があって目を閉じてライヴをイメージしながら録れたんです。この前、「沈黙」、「蝶々」をライヴでやったんですけど、ステージに立っていてもレコーディングの状況と重なって、バンドを感じながらプレイできたのでツアーでは全曲、そういう感覚でプレイできるのかなと思うと楽しみですね。 ――リズム隊のプレイを聴いた上でギター入れをするという方法論はMiyakoさんにとって良かったんですね。 Miyako:そうですね。 ――バンドで歌を活かすのって、下手するとバック演奏になるのでバランスが大変だと思うんですけど、楽器陣は上手いなと思いました。Sacchanの歌に絡んでいながらも邪魔しないメロディアスなベースラインだったり。 Sacchan:どうなんですかね。パートでいうとベースって誰も聴いてないですからね(笑)。 ――そんなことはないですよ。ベース存在感あるじゃないですか。歌を活かすためにルート音を弾く方法もあるけど、けっこう動いていますよね。 Sacchan:僕、もともとポップスがめちゃめちゃ好きなので、知らない内にそういう影響を受けてるんですかね。「この歌いいな」って思う曲のベースってマジで聴かないじゃないですか(笑)。レコーディング中に「そういえば俺が好きな女性ボーカルとかのポップスのベースどうなってるんだろう?」って久々に聴いたら、めちゃめちゃ動いてるんですよ。「気にしてなかったぁ!」って(笑)。たぶんベースってそういうものだと思うんですよね。だから、「歌を聴きなさい」っていう。 ――今作は? Sacchan:基本的にそういうモードなんです。初期から「ベースを聴きなさい」って言ったことは1回もないですよ。 SORA:ないね。昔から「ベースなんて誰も聴いてません」って言ってました(笑)。 Sacchan:だってミーハーな視点で言うと楽器をフィーチャーしてる曲って、いい曲ないですよね。ドラムがマジやばい曲とかベースがすごい曲とか、だいたい変な曲ばっかり(笑)。 SORA:その通りだと思います。俺、Dream Theater(アメリカのプログレメタルバンド)好きなんですけど、バンド始めてからですもんね。やっぱり歌を聴きますよね。ま、でも、ドラム聴いてほしいですけどね(笑)。 Sacchan:そうですね。DEZERTはバンドなので聴く価値はありますけど。 ――では最後にライヴツアー<DEZERT LIVE TOUR 2018 「What is ”Today” ? 」> についてメッセージを。 Sacchan:暴れ曲がないライヴにしたいですね(笑)。 ――(笑)さっきと言ってること違うじゃないですか? Sacchan:冗談ですけど。 SORA:「今日はどうしよう」って考えながらツアー廻ります。あと暴飲暴食はしません。 ――ストイックに臨みますと。 SORA:いや、ストイックすぎるとまた鬱病になるので(笑)。バランスをとりながら。楽しく廻りたいです。楽しむために苦労して。 Miyako:健康に気をつけて。健康じゃないといいライヴができないので。前インフルエンザになったりして。 SORA:俺ね。申し訳ない。ごめんなさい(笑)。 Miyako:あと、このツアーではSacchanとワインを飲みたいなと。飲むペースについていけないんですよ。 SORA:すごいからね。ピッチが早い。小学生がドリンクバーでコーラ飲むような感じ(笑)。しかもあまり楽しそうに飲まないんですよ。 Miyako:そのペースに追いついてみたいなって。その先に何があるんだろうって。 Sacchan:その先に見えるものは「もう1本」(笑)。 Miyako:このツアーの裏目標。 Sacchan:今回のツアーはマジで行きたくない。っていうか、しんどいんです。このアルバムの曲。できればまだ練習をしていたい(笑)。 ――「蝶々」とか難しそうですよね。 Sacchan:いや、簡単な曲はないです。 ――緻密さ、丁寧さが要求される曲が多いということ? Sacchan:技術的な面でもそうですし、歌詞がわかりやすいからこそ、聴こえない箇所があったらイヤだなと思うので、そこまで気をつけて演奏して初めてクォリティが上がるのかなと。頭をフル回転させながら弾かないといけない曲ばかりなので、ただ楽しんでいるお客さんにもしかしたら殺意を覚えるかもしれない(笑)。 ――千秋さんには俺のベースに水はかけるなよ、と。 Sacchan:かけてもいいですけど、そんな暇があったら歌えよと(笑)。まぁ、たぶん、楽しいライヴになると思います(笑)。

RELEASE

2018.08.08 (Wed) RELEASE!!
New Album「TODAY」

【トゥデイ盤】
<特殊パッケージ3枚組仕様>
DCCA-67 / ¥8,640(税込)
[CD]
01. 沈黙
02. おはよう
03. 蝶々
04. 浴室と矛盾とハンマー
05. 蛙とバットと機関銃
06. Hello
07. insomnia
08. オレンジの詩
09. 普通じゃないⅢ
10. おやすみ
11. TODAY

[DVD1]
DEZERT LIVE TOUR 2017”千秋を救うツアー2” TOUR FINAL
at 中野サンプラザ LIVE映像
※全9曲収録
01.「おはよう」
02. sister
03.「誤解」
04.「排泄物」
05.「教育」
06.「変態」
07.「おやすみ」
08.「脳みそくん」
09.「ピクトグラムさん」

[Disc2]
「TODAY」レコーディングドキュメント映像

【通常盤】
DCCA-70/ ¥3,240(税込)
[CD]
01. 沈黙
02. おはよう
03. 蝶々
04. 浴室と矛盾とハンマー
05. 蛙とバットと機関銃
06. Hello
07. insomnia
08. オレンジの詩
09. 普通じゃないⅢ
10. おやすみ
11. TODAY

LIVE SCHEDULE

DEZERT LIVE TOUR 2018 「What is ”Today”? 」

2018年08月18日(土) 大阪 梅田 CLUB QUATTRO
2018年08月19日(日) 大阪 梅田 CLUB QUATTRO
2018年08月25日(土) 福岡 DRUM Be-1
2018年08月26日(日) 福岡 DRUM Be-1
2018年09月01日(土) 名古屋ボトムライン
2018年09月02日(日) 名古屋ボトムライン
2018年09月15日(土) 仙台darwin
2018年09月16日(日) 仙台darwin
2018年09月23日(日) 札幌cube garden
2018年09月24日(月) 札幌cube garden
[TOUR FINAL]
2018年11月18日(日) Zepp DiverCity


【This Is The “FACT”】TOUR 2018 -FINAL-

2018年08月11日(土) 恵比寿 LIQUID ROOM

PROFILE

千秋
Miyako
Sacchan
SORA
Vo:千秋
Birth:03.02
Gu:Miyako
Birth:03.29
Ba:Sacchan
Birth:10.28
Dr:SORA
Birth:06.22